pierさんの映画レビュー・感想・評価 - 56ページ目

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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.3

クレイジーな奴らによる、クレイジーな戦い。
あそこまで嫌われるのも逆に才能。
でも、強くて可愛くてカッコいい。

星屑の町(2020年製作の映画)

3.5

山田修とハローナイツのグループに、出戻り田舎娘が加入する話。
昭和歌謡の数々を聴きたくて鑑賞。
人間関係の回収はあまりできてない気がする。
歌を聴きたい、懐かしさに浸りたい人にオススメ。

上海から来た女(1947年製作の映画)

3.8

悪女リタ・ヘイワースに振り回される男たち。
鏡の銃撃戦、血に飢えた鮫のようにどちらも生き残れない。

幻の女(1944年製作の映画)

3.9

「夜は若く…」で始まる、コーネル・ウールリッチの小説の映画化。
犯人は明確なので、犯人像に興味をそそられなければ厳しいかも。
個人的には、幻の女の目撃者を追うあたりが面白い。

悪魔の往く町(1947年製作の映画)

3.8

奇術師でありペテン師。
度が過ぎて、詐欺まがいの仕事まで始める始末。
落ちぶれたタイロン・パワーが、最後ケイリー・グラントに見えてきた。

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.4

怪しいと思った人がやっぱりそうで、割りと予想がつく展開。
前作に引き続き、気持ち悪い成田凌が見られる。
もはや、スマホを落としたかどうかではない。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

送り主不明の秘密文書を追う記者。
元上司の自殺によって、情報操作の仕事に疑問を抱く内調の官僚。
ねじ曲げられた真実に立ち向かい、違う立場の2人が正義を問う。
ジャーナリズムだけでなく、人としての正しい
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

3.0

家庭を蔑ろにしてきた男が、人生を懸けてレーピンのキリスト肖像画を落札する。
娘からすると、呆れる程身勝手な父。
孫からすると、尊敬できる祖父。

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.5

何人もの愛人を抱える男が、偽の妻を雇い別れ話をして回る。
利害関係だけで成り立っている大泉洋と小池栄子だったが、次第に惹かれるようになる。
舞台をそのまま映画にした感じは否めないが、畳み掛けるような2
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呪いの血(1946年製作の映画)

4.0

過去を抱えた幼馴染みの3人が、18年ぶりに故郷で再会する。
さすが、バーバラ・スタンウィックの悪女ぶりが凄まじい。
カーク・ダグラス、本作がデビューとは思えない演技。

裸の町(1948年製作の映画)

3.5

犯罪都市ニューヨークでモデルの女性が殺害される。
刑事の懸命な捜査により、犯人を追いつめる過程を描く。
当時としては画期的な、全編ニューヨークロケを敢行した作品。
中盤に若干の中だるみはあるが、街並み
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らせん階段(1946年製作の映画)

3.7

障害者ばかりを狙う連続殺人事件が発生。
声の出ないドロシー・マクガイアにも魔の手が忍び寄る。
犯人が分かってきても、最後まで面白い展開。
らせん階段が恐怖や不安を煽る。

湖中の女(1946年製作の映画)

3.6

完全に一人称の視点で進行し、物語の中では鏡を通してでしか映らない。
昔に原作を読んだので、思い出しながら鑑賞。
このフィリップ・マーロウ、気だるさはあまりないが、飄々として嫌味な感じはあった。

ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.4

人気俳優と少年の文通による交流を、彼の死後回想形式で語る。
孤独が2人を繋いだが、着地点は絶望ではなく希望。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

スウェーデンで夏至に行われるという、90年に一度の祝祭。
交換留学生に誘われ参加した大学生の男女。
夜になっても日が沈まない時点で、不気味さが加速する。
情緒不安定な大学生プローレンス・ピューのキャラ
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.1

まさに "Born in a Trunk" 、ドル箱スターとして名を刻んだ稀代の女優ジュディ・ガーランド。
良き母親になろうと努力する一方で、歌だけは歌い続けた生涯。
華々しい舞台でしか生きられなかっ
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名もなき生涯(2019年製作の映画)

3.5

ヒトラーへの忠誠を拒絶した事から始まる悲劇。
夫は牢獄で、妻は小さな村でひどい仕打ちを受ける。
どれだけ鎖で繋ごうと、己の信念を貫くという精神の自由までは奪えない。
農夫の寡黙さ、大自然の雄大さが印象
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.4

体験型脱出ゲームに参加する男女6人。
それは強制的に始まり、見えない相手との極限の戦いを余儀なくされる。
完全に続編ありきの作品。
密室で熱さや寒さ等、色んなシチュエーションに耐えながら脱出を目指す。
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ガラスの鍵(1942年製作の映画)

3.3

探偵の役回りを担う賭博師のアラン・ラッドが、冷静というより冷淡に事件を追う。
要所々々でガラスを多用。
ダシール・ハメット原作と後に気付く。

天使の顔(1953年製作の映画)

4.1

天使の顔をした恐ろしい女を、ジーン・シモンズに演じさせる素晴らしさ。
ロバート・ミッチャムも、男は破滅したがる生き物なのかと、観る者に思わせる雰囲気。
タクシーのクラクションが虚しい…。

(1949年製作の映画)

3.8

負け続けの落ち目のボクサーが、勝手に仕組まれた八百長試合に葛藤する。
これはこれで、2人にとって幸せな結末だったと思う。
ボクシングを観戦しながら、ラジオで野球中継を聴くおじさんがなんか良い。

邪魔者は殺せ(1947年製作の映画)

3.8

アイルランドの地下活動の資金に充てるため、仲間と工場を襲撃した男。
銃弾で負傷する中、警察の包囲網をかいくぐり逃走するが…。
警察との対立ではなく、逃亡中に出会う一般市民とのやり取りが中心。
キャロル
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仮面の米国(1932年製作の映画)

3.3

強盗に巻き込まれ囚人となった主人公。
二度の脱獄を経て、一生追われる身となる。
償うべき罪と刑務所の劣悪さは別物だが、色々考えさせられる作品。

野性の呼び声(2020年製作の映画)

3.5

犬目線で描かれた冒険小説。
旅人のハリソン・フォードを中心に、人との様々な生活を経て、遂に自分の居場所を見つける。
失踪してしまったが、見た目ではスピッツが断トツでクール。
ダン・スティーヴンスは、相
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.4

セクハラ訴訟を起こして、FOXのCEOを辞職に追い込んだ女性キャスター達。
しかし、女性側もその権力を利用している部分もあって、一筋縄ではいかない感じ。
被害女性らに支払われた賠償金より、CEOの退職
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.6

『アラバマ物語』の舞台。
しかし、その名作から四半世紀経っても何も変わらない現状が悲しい。
黒人というだけで、100%"白"でも死刑になってしまう国。

プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

3.7

王道のインド映画。
歌、踊り、華やかな衣装、豪華な鏡の城。
王子ヴィジャイと貧しい役者プレームが瓜二つな設定も許せる。
これは皆プレーム兄貴を好きになって当然。

激怒(1936年製作の映画)

3.5

町民の暴徒化で、冤罪の男に火を放つ。
集団心理の恐ろしさを巧く描いていてフリッツ・ラングらしい。

真昼の暴動(1947年製作の映画)

3.6

塀の外を一目見たくて、囚人は脱獄を諦めない。
若き日の野性味溢れるバート・ランカスターが適役。
囚人よりも暴力的な看守ヒューム・クローニンもしかり。

記憶の代償(1946年製作の映画)

3.2

真犯人というか、黒幕というか、その人物が割りと早い段階で見えてしまう。
記憶喪失の復員兵が自分を見つける中で、事件に巻き込まれていく設定は良いと思う。

THE ALFEE 40th Anniversary Film THE LAST GENESIS 40年の軌跡と奇跡(2015年製作の映画)

5.0

THE ALFEEのデビュー40周年を記念するドキュメンタリー映画。
ライブは勿論、レコーディング風景や声が絶不調の舞台裏など貴重な映像も。
アコギ2本で魅せる『シュプレヒコールに耳を塞いで』は何度聴
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

第一次世界大戦、攻撃中止命令を伝えるために選ばれた2人の英国兵士。
映像の迫力。
でも、それ以上に物語に没入する。

恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!(2020年製作の映画)

3.7

劇場版の第2弾は恐竜特集。
羽毛の恐竜が存在していた事は意外。
陸のティラノサウルス、海のモササウルスが最強過ぎてカッコ良い。
その他、個性溢れる恐竜たちも色々登場する。
羽毛のもふもふ感は違和感があ
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嘆きのテレーズ(1952年製作の映画)

3.9

完全犯罪成立かと思われた矢先の、衝撃のラスト。
5時を告げる鐘が哀しい。
シモーヌ・シニョレの抑えた演技も良かった。

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.5

内容はなんてことないけど、エンジェル達がとにかく綺麗で可愛い。
その場を楽しむのに最適。

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.0

イデオロギーなんかクソ食らえの映画。
タップダンスの場面は心が躍る。
戦時中の娯楽だからか、ステージが余計に輝いて見えた。
引っ掛かった杖、反射するタップシューズなど、余韻を残すカット割りも効果的。