pierさんの映画レビュー・感想・評価 - 54ページ目

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珊瑚礁(1939年製作の映画)

3.8

罪は罪でも、根っからの悪人が出てこない。
流行り病が蔓延、町が封鎖されていく描写がタイムリーで恐ろしい。

曳き船(1941年製作の映画)

3.7

この先ずっと、罪悪感と虚無感を背負って生きて行く人生になるのか。
浮気はしない、本気だという台詞。
言動は少々軽いが、渋みと重みを感じるから不思議。

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

3.8

知恵と勇気で運命に立ち向かう少年。
彼を全力で守るジャングルの生き物たち。
感動と迫力を味わえる。

ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.4

海の男も陸の男も各々見せ場があり、お互い称え合ってカッコいい。
ジェラルド・バトラーは頭脳戦もいける。
遺作となったミカエル・ニクヴィスト演じる、ロシア艦長とのやり取りが好き。

馬上の男(1951年製作の映画)

3.4

長身のランドルフ・スコットの立ち回りは、それだけで迫力がある。
クズ男を選んだ女の心境は理解できないが、野心家同士お似合いの夫婦だったのかもしれない。

果てなき船路(1940年製作の映画)

3.4

第二次世界大戦が勃発。
商船の積み荷も爆弾へと変更になり、寄港地への下船の許可がおりなくなる。
ロンドンまで無事に辿り着けるのか。
戦争映画の派手さはなく、船乗りたちの人生の物語。
ジョン・ウェインの
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.2

中身がおっさんであれ、容姿が可愛ければ結果可愛いという事が分かる。
懐かしいポケモンの数々。
名前は言われて初めて思い出す。

ミスター・ベースボール(1992年製作の映画)

3.4

高倉健演じる中日の監督のもとに移籍した、ヤンキースのスター選手トム・セレック。
野球とベースボールの違いに戸惑い衝突ばかりを繰り返すが…。
紆余曲折あって、お互いに理解し合っていく話。
2アウト満塁で
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くたばれ!ヤンキース(1958年製作の映画)

3.3

悪魔に魂を売り若返った中年男が、弱小チームで選手として活躍する。
野球狂は本当に愛すべき存在。
毎年6ヶ月間、夫はいないようなもの。
アイデアやオチは悪くないが、何が原因か自分には合わなかった。

小さな兵隊(1960年製作の映画)

2.8

映画は1秒間に24個の真実を伝える、という有名な台詞。
それ以外はあまり響かない。
アルジェリア戦争を描いて、フランスでは上映禁止になったとか。
車のシーンがやたら多い。

愛情の瞬間(1952年製作の映画)

3.9

偶然、夫に浮気を知られた妻の告白。
回想形式を巧みに利用して、自然な終わり方に仕上げている。
『愛情の瞬間』も『真実の瞬間』もしっくりくる。

犯罪河岸(1947年製作の映画)

3.3

すれ違う一組の夫婦が、それ故墓穴を掘りどんどん窮地に陥る話。
サスペンスを期待したのに全然違う。
ラストも余韻が残らない。

最後の切り札(1942年製作の映画)

4.0

警察学校首席の2人が、高級ホテルでの殺人事件を担当する。
後半は潜入捜査がメインになり、色んな仕掛けが楽しい。
首席とはいえ、頭が良くて機転が利いて優秀過ぎる候補生。

この手紙を読むときは(1953年製作の映画)

3.6

ギャング映画のイメージが強いジャン=ピエール・メルヴィルにしては薄めかと。
オープニングの雰囲気がやたらカッコ良い。
何人もの女を巻き込んだ男の自業自得の人生。

デデという娼婦(1947年製作の映画)

4.1

イタリア人船長と恋に落ちるが、ヒモの男が金を無心してきて…。
男運に恵まれないシモーヌ・シニョレ。
特に大きな展開はないが、一気に集中して観られる。

パニック(1946年製作の映画)

4.1

犯罪と遊園地は、本当に相性の良い組み合わせ。
群衆に私刑されるような形で追いつめられる、ラストの緊張感。
真犯人はどこまでもクズだった。

異国の出来事(1948年製作の映画)

4.3

戦後のドイツに、アメリカ議員団がモラルの視察にやって来る。
他人の男女の仲を探るうちに、その士官の虜になるというコメディ。
二大女優の共演。
大のヒトラー嫌いのマレーネ・ディートリッヒが、ナチの大物と
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レミー・コーション/毒の影(1953年製作の映画)

4.0

酒と美女が好きなFBI捜査官レミー・コーション。
殺人事件と金塊輸出をめぐって、捜査に乗り出す。
アクションも多く、観てて楽しい。

マドリッド最終列車(1937年製作の映画)

3.5

スペイン内戦下、マドリッド発バレンシア行の最終列車に乗ろうとする人々を描く。
血で誓った友情に命を懸ける、アンソニー・クインの存在感が何より。

兵士の家(1944年製作の映画)

2.9

良家出身の妻がわがまま勝手で場違いで、特に序盤は観ていて苛々する。
戦時中の作品だし、オットー・プレミンジャーでも仕方ないか。

モンパルナスの夜(1933年製作の映画)

4.0

メグレ警視『男の首』の映画化。
余命僅かの男が計画した完全犯罪。
穏やかだが見透かしたような警視の眼差しは、個人的にイメージ通り。

ランジュ氏の犯罪(1936年製作の映画)

3.7

指名手配の男が女と宿に辿り着く。
ランジュ氏の犯罪を回想形式で追い、聞き手の判断に委ねる。
呆気ない最期。

密告(1943年製作の映画)

3.6

匿名で誹謗中傷を繰り返す"カラス"の正体は誰なのか。
一癖も二癖もある怪しい人物ばかり。
普遍的なテーマで恐ろしい。

十字路の夜(1932年製作の映画)

3.6

新聞を買う男性たちの足元だけを捉えるカメラが、何とも良い雰囲気。
筋書きは二の次。

パナマの死角(1942年製作の映画)

3.2

ボギーがやたらとキザ。
日本人役の異様な日本語が気になって、あまり話に集中できない。

マーガレットの旅(1943年製作の映画)

3.1

爆撃で子供を望めなくなった夫婦が、戦災孤児を養子にするまで。
マーガレット・オブライエンが可愛い。

攻撃命令(1946年製作の映画)

2.8

独軍と死闘を繰り広げた、トブルクの鼠たちの物語。
本編時間が短く、3人の兵士の背景はちらっと描く程度。

女の顔(1938年製作の映画)

3.4

火傷の痕で外見も中身も醜かった女が、整形手術をして美しい女性に。
当初は財産目当てで資産家の屋敷に乗り込むが、そこで貴族と恋に落ちてしまう。
人生の良し悪しは、やはり誰と出会うかによってほぼ決定すると
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ブルグ劇場(1937年製作の映画)

3.7

ブルグ劇場の専属の名優が、若さがなくなったと言われ傷心する。
若さというものも、何ものにも代えがたい才能。
ただ青春を取り戻すためだけの恋なら、するべきではないと思う。
絶望した若手俳優にかける、老い
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月下の銃声(1948年製作の映画)

3.8

ロバート・ミッチャムほど、月の光と影が似合うスターがいるだろうか。
そして今回も、道を踏み外しているが根は良い奴というお得意の役どころ。

キス・ミー・ケイト(1953年製作の映画)

3.8

『じゃじゃ馬ならし』の映画化。
コール・ポーターの楽曲と、若き日のボブ・フォッシーらの斬新なダンスナンバーが見どころ。
2人組のギャングのおじさんも、最後踊り始めて良いキャラだった。

小犬をつれた貴婦人(1959年製作の映画)

3.4

若い人妻と妻子ある中年男の恋。
どんなに燃え上がっても、結局は家庭を捨てる勇気はない。
どうにもならない未来を切なく繊細に描く。
ラストのガラス越しの会話が洒落ている。

ブラボー砦の脱出(1953年製作の映画)

3.6

南北戦争下、南軍の大尉が捕虜を連れ戻す際にインディアンの襲撃に遭う。
窪地を取り囲んで、一斉に弓矢を放つ場面が残酷で恐い。

また会う日まで(1944年製作の映画)

3.5

機密文書を持つパイロットと、訳あって同行する修道女の逃避行。
レイ・ミランドだから許せるが、妻や子供の話が少し冗長。

ジャバへの順風(1952年製作の映画)

3.3

ダイヤの在りかを知る美女と財宝探し。
海賊の襲撃、火山の大噴火と津波。
大人になったクロード・ジャーマンJr. が爽やか。

上と下(1959年製作の映画)

3.1

新婚ホヤホヤのカップルが、家政婦を雇うが皆問題を起こしてばかり。
そこへミレーヌ・ドモンジョが現れるというドタバタコメディ。
しかし、開始1時間登場せず。
彼女目当てで観ると期待は裏切られるが、代わり
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