丸福さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.6

のんという役者の透明感ありきの作品だと思った。
彼女の持っている年齢不詳感と中性的な魅力でこの映画は格段に非日常な世界への違和感を無くしてくれた。

いらない場面が若干多い気がするので、もう少しコンパ
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.4

全体的に大味。
制作費が安かったんかなぁと要らぬことを考えてしまった。

舞台設定もなんだかマッドマックスみたいで、全体的にエイリアンの存在感が薄らいだ。
緊張感があった作品だけに残念なシリーズだった
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.8

パワードスーツで戦う辺りは日本のアニメを彷彿とさせる。
シリーズから続く緊張感はそのままで、ダレることなく鑑賞。

エイリアン(1979年製作の映画)

3.8

静けさの中にある絶望感。
何度鑑賞してもやっぱり面白い!

見えない恐怖と緊張感はシリーズ通して断トツ良かった。

吹く風は秋(2017年製作の映画)

2.4

薄ぼんやりとした話だった。
撮り方が凝っているわりにストーリーはテンポが悪い。
回想シーンもくどい。
ギターの音もうるさくて効果的と思えなかった。

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.4

Netflixな感じの色使いとカメラアングル。
特に込み入った展開もなく進むストーリー。
良くも悪くもNetflix。

終わらない週末(2023年製作の映画)

1.0

仰々しいわりにストーリーの進展もなくストレスが溜まる。
結末を知っても驚きもなく、終わらない週末がやっと終わった…って感じだった。

天気の子(2019年製作の映画)

3.0

劇中の音楽がうるさい。「コレでどうだ!」と言わんばかりに流れる、感動の押し売りみたいな演出。
ゴリ押し感についていけない自分が居た。

作画は綺麗だった。
それ以外印象に残るものが無かった。

ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中(1980年製作の映画)

2.5

勝野洋が弾けてましたなぁ。
懐かしい藤谷美和子も居ました。

デカ珍ってタイトルの通りの映画。
中村雅俊がジャッキーチェンにみえた。バタバタしてる演技が何となく似てる…。

台風クラブ(1985年製作の映画)

2.9

意外や意外、と言ったら失礼だけど、三浦友和がうだつの上がらない先生役を好演。
生徒に対して教示もへったくれも無い、現状に流されてゆくダメ教師が良かった。

生徒役もそれぞれに熱演。
とりわけ工藤夕貴の
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

リメイク版は本家を超える事が出来ないだろうと勝手に思い込んでおりましたが、中々どうしてお見事でした。

野暮ったかった部分を程よくブラッシュアップした作り。
犯人役の底知れぬ怪物的怖さが若干薄れた気も
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ラプチャー 破裂(2016年製作の映画)

2.5

何を伝えたいのかよく分からない。
精神的な怖さを期待してただけに、ありゃりゃって感じで終わった。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

こんな村は嫌だ。

奇妙な違和感がだんだん核心に変わっていく。
徐々に洗脳されていく恐怖。
そんな怖さが伝わってきた。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.0

何度観ても面白い!
ハイウェイを走り抜ける爽快感と2人のパワーに元気がでる。

登場人物一人一人に個性があって魅力的。
月並みな言葉しか思い浮かばないけど、アメリカン・ニューシネマを彷彿とさせるラスト
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.2

ストーリーは凡庸といえば凡庸。
ミュージカル風な演出とシオンというキャラクターの風変わりな魅力は良かった。
作画も綺麗だった。

肝心の主人公、サトミがキャラクター的に弱い。
彼女が思い悩む場面になる
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SP 国家情報局:Mr.ZOO(2019年製作の映画)

3.3

動物達それぞれが擬人化されたキャラクターでパンダに至っては軽くディスってないか?と思えるレベル。
わりと長いので少々疲れる。

ハングルで話す動物はどことなくシュール。

キャンディ・ケイン・レーン(2023年製作の映画)

3.0

資本主義に対する風刺めいたものもなくご都合主義で展開されていく物語。

お国柄と宗教的な違いなのかXmasに対する思い入れの度合いが凄い。

家族全員で同じ柄のセーターを着る感覚はさすがアメリカ。

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.6

チャンドラーって読んだこと無いッスけどね、マーロウは人間味溢れる魅力的なキャラクターだった。
愛される理由が分かる気がする。

猫に愛想尽かされる辺りのやり取りも憎めない。
後半の海のシーン、あれガチ
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ガキ帝国(1981年製作の映画)

2.6

紳助・竜介って令和時代に知ってる人おるんかいな?

粗削りながらも井筒監督の原点ともいえる様な作品。
ストーリーは岸和田愚連隊とほとんどおんなじ笑。
ただ芸人が役者を演じる時のリアル感、空気感を引き出
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.4

大友克洋の童夢を思い出した。

根底にある生と死という哲学的なテーマを敢えて深く掘り下げずエンタメに徹した感じ。意外にあっさり終わった気がした。

メデジン 麻薬カルテルをぶっ潰せ!(2023年製作の映画)

3.3

緩い笑いでいくのかと思いきや、後半シリアス。
所々、若干ブラック。

全体的に昔の香港映画の様なノリだった。

オットーという男(2022年製作の映画)

3.6

不器用ながらもオットーは周りに助けられ愛された存在なんだと思う。

多少くどい演出と泣きの音楽にゲンナリするが、極力抑え気味にはしてる方かなと思う。分かりやすく盛り上げる為には必要なのかもね。

ラテ
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

あの集合住宅が夢に出できそうで怖い。

少年の心に何かしらの変化が起きて謎も解決されるものと思いきや、そんなわけでもなく、ただ心にモヤモヤしたものを残したまま終わった。

オウム返しの返答や要求する時
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ハウスメイド(2010年製作の映画)

3.3

主人公自身現状を把握してるのかしてないのか、あまりに考えなさ過ぎてついていけなかった。

御曹司に対する恋愛感情も無さそうだし、子供に対しての思慕も無さそう。
全ての行動が考え無しにみえるからラストの
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ザ・キッチン(2019年製作の映画)

3.4

キッチンっていうからギャングの妻達が屋台でも出して孤軍奮闘する話しかと思いきや、全然違った笑。
都市の名前だったのね。

ギャングの妻つぅーだけで何故あんなに金儲けの才覚があるのか不思議。

スタイリ
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眠りの地(2023年製作の映画)

3.4

トミー・リー・ジョーンズ老けたな…。

分かりやすく展開していく法廷劇。テンポも悪くない。
キャラクターもそれぞれの対比があって良かった。
それなのにいまひとつノリ切れなかったのは、弁護士と依頼人の心
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.6

秘密の森のその向こうは…
何だったんだろう⁉️
時間軸のズレた世界❓❓
母親の実母に対する後悔や思い出❓❓

多くを語らない分、観ている側に判断を委ねた展開に好感は持てる。
全体的な雰囲気も良かった。
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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.5

騙し騙されの展開が子気味良い。
ストーリーとしてはよくある展開だったけどそれはそれとして楽しめた。

ある会社員(2012年製作の映画)

3.4

荒唐無稽な話でもここまで熱くやってくれるなら文句なし。
エンタメとして楽しめた一作。

アクションシーンも海外のいい所を吸収して、そこに自分達のオリジナリティを加えた感じでスピーディーだった。

襲撃
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

3.6

主人公が可愛らしい。
個人的には学園LIVEで終わっても良かったかなと思う…けど、話の展開上そんな夢オチではアカンのやろうな。

お兄ちゃんROCK者としては真っ当な事言ってますけど、結局夢破れて引き
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地獄の警備員 デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

1.8

設定に色々無理あり過ぎ。

無理な設定が逆に変なコントラストを産んで、破壊的な怪作となるか駄作となるか、自分には後者となってしまった残念な作品。

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

3.3

往年の少女漫画を彷彿とさせる展開。

個人的にヒロインの懐古趣味的服装にあざとさを感じずにはいられなかった。

ヒロイン垢抜け過ぎでしょ。
敬虔なカトリックで、主流に乗らないファッションなのは理解出来
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

ソン・ガンホの自分の身体を犠牲にしてまでの決死の覚悟に不謹慎にも笑ってしまった。
さすが韓国映画。
さすがソン・ガンホ。
こちらの予想の遙か斜め上を行ってらっしゃる。

最悪の事態の連続。
全部のっけ
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ヘザース ベロニカの熱い日(1989年製作の映画)

3.5

終盤の件は蛇足。
爆破シーンで終わった方がインパクトがあった様な気がする。

設定に多少無理があるが、それがまたヘンテコな味わいでこの映画の良さに繋がってると思う。

キャビン・フィーバー2/キャビン・フィーバー スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

3.2

キャビンフィバーの続編という割にはゴア描写が激しくなっただけで今ひとつ。

ところどころの音楽のセンスは良かったけど、映画としてのセンスは好みじゃなかった。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

マルチバースが忙し過ぎて自分の脳内処理が追いつかない。
それがこの映画の特徴だし、追体験しているかの様な気分を味わえるのが醍醐味と言ってしまえばそうなんだろうけど、その斬新さと面白さが比例してる作品と
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