丸福さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

2ガンズ(2013年製作の映画)

3.2

正統的なバディ物。

可もなく不可もなくエンタメとして優等生な作品だった。

音楽もセンス良いし、映像も綺麗だし、デンゼル・ワシントンは相変わらずかっこいいし、テンポも良かった。

ヒットマンズ・レクイエム(2008年製作の映画)

3.7

コリン・ファレルがいい味をだしていた。
そしてブリンダン・グリーソンの厚みのある演技。

ほつれて絡み合う群像劇。
どこか可笑しみもあり、苦さもある作品だった。

ヒットマンとしてある程度の品格は大切
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

言葉は厄介だ。
興味のない会話に付き合うのが嫌ならスルーすればいい。
苦手な相手が居るなら会わなきゃいい。
島という狭い環境下では、コミユニケーションを回避するのも容易ではない。
娯楽も少ない。
みん
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ヴィジット(2015年製作の映画)

3.5

おなじきょうだい物でも「ファウンド」の兄弟感とこっちの姉弟感には雲泥の差が。

じわりじわりと迫りくる恐怖。
奇妙な老人夫婦の異様さと所々にあるユーモア。
面白い。

姉弟がそれぞれ心に持っている父親
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ファウンド(2012年製作の映画)

2.0

胸糞映画でした。

ストーリーに共感できないのはもちろん、妙にフェティッシュな撮り方に騙された感。
お兄ちゃんほっといたらあかん人。

リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018年製作の映画)

3.8

丁寧で優しい風合いの映画。
かもめ食堂のテイストが好きな人にはよろしいかと。

田舎に帰って自分を見つめ直すスローライフな生活。
忙しい時間を少し忘れて、主人公と一緒にお茶でも飲みつつ鑑賞するのが最適
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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.9

予備知識無しで鑑賞する事をオススメ。

所々に散りばめられてる伏線もなるほどって感じ。

装飾の配色もアングルも綺麗だった。
ストーリーは何処ぞで見たような感。エンタメ作品と割り切ればそれも気にならな
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依頼人(2011年製作の映画)

3.3

意外性もなく地味。
法廷劇シーンもドラマティックな展開は抑え、淡々と進んだ感じ。
時間が長い分若干だれるが最後まで鑑賞出来た。

犬王(2021年製作の映画)

3.9

湯浅マジックを存分に堪能出来た。
平家物語は知識ないんですが、映像が凄いね。音楽も凄いね。

湯浅政明と松本大洋。このタッグはまさに犬王と友漁。
音の洪水と映像でため息もんだった。

殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.8

放題タイトルそのまんまのストーリーだけど、序盤からダレさせず疾走感を維持。

とにかくよく走る走る!
聾唖者の見てる世界と健常者の見てる世界。その違いを巧みに利用した設定は上手いと思った。
ヒロインの
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

未確認生物が人を捕食するという荒唐無稽さ。
さもすれば撮り方次第で安物感丸出しの設定を、この監督の独特のセンスで、ヘンテコで不思議なエッセンスの作品に仕上がった。

撮り方も綺麗だし、所々のビビットカ
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MAMA(2013年製作の映画)

3.2

所々に日本ホラーのテイストを感じた。

ストーリーはよくある設定。
ダークファンタジー風な演出はパンズラビリンスの監督が制作総指揮って事で、なるほど感。

妹が助からなかったのは残念。そして善良な人達
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カンチ 度胸のある奴ら(2015年製作の映画)

2.8

登場人物がごちゃごちゃしててわかりにくい。
作品のテイストと低予算な作りが荒っぽく、逆にそれが不思議な魅力に感じる作品。

負の連鎖と権力と暴力。
全体的に陰鬱で重い。
も少しストーリーにひねりがあっ
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ジャングルランド(2019年製作の映画)

3.4

冒頭の2人のイチャつきぶりが兄弟の枠を超えてゲイカップルにしかみえない。共依存に近い関係にある二人。

この兄弟はとりあえず距離を置いて暮らした方が幸せ。そんた意味でラストは前向きな終わり方だったと思
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EMMA/エマ 人工警察官(2016年製作の映画)

3.1

ドラマシリーズを繋ぎ合わせたような編集。
ラストも尻切れトンボ。

イルジン3 不良たち(2019年製作の映画)

3.4

雑な終わり方だった。
ある程度予想はしてたけど、これほど雑な編集とは…。
いきなり10年後ってね。
ちょっとくらい余韻が欲しいじゃないですかァ。

妹さん、まったく登場しなかったのが妙に気になった。
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イルジン2 不良たち(2018年製作の映画)

3.5

相変わらずのハンディカム。
ストーリーも前回と大して変わらず。
殴り合いのシーンは前回同様リアル。
そして何となく雑な編集。
ボクシングの練習風景は尺稼ぎ??

イルジン 不良たち(2018年製作の映画)

3.5

インディーズ映画の様な風合い。
終始ハンディカメラのみで撮った様な揺れる映像。怒鳴り声でハウリングを起こす音声。ざらついてる質感。
低予算でそうなったのか、制作の意図でわざとそうしてるのか、どちらか判
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.2

とても普通。
話の展開も想像通り。ラストも特にひねりもなく。

北と南のお国事情のややこやしい関係性も、ストーリーの設定上あるだけで特に活かされていない感じ。

韓国映画が持っている匂いたつような映像
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鬼平犯科帳(1995年製作の映画)

3.3

歴代鬼平の中では中村吉右衛門さんが1番‼️
冒頭シーンは痺れた。
劇場版ならではの臨場感。
映画らしく役者も豪華。
鬼平ならではの世界を満喫。

ちなみに本田博太郎はほとんど野人みたいでなんか変な人だ
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あの日、欲望の大地で(2008年製作の映画)

2.6

時系列が分かりにくい。
3世代にまたがって繋がる負の連鎖。重たい内容だった。

フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.5

Theロドリゲスって感じ。
好きな物全部載せ‼️って映画だった。ニシキヘビを首に巻いてるアマゾネスなお姉ちゃんは出てくるわ、吸血鬼だわ、ロドリゲスの趣味丸だしてんこ盛りエンタメムービー。ジュリエット・
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

3.4

後半辺りは若干失速した感じ。ファン・ジョンミンの失落ぶりを堪能できたから良しとする。
ドンソク兄貴が若い。
ユ・ヘジンも良かった。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.8

「昭和」は良かったなぁ……。とノスタルジックな気分になる要素満載。
商店街、夕餉の匂い、文化、ご近所さん同士の触れ合い、嗚呼……郷愁。
そんな懐かしさをストーリーとうまく絡めてた。

クレヨンしんちゃ
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GONIN(1995年製作の映画)

3.5

濃いメンツ。
ギラギラしまくった映像。
狂気と執念渦巻くバイオレンスな世界。
役者同士の緊迫感が伝わってきた。

炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.8

邦題のセンスで勝手に警察署内のドタバタコメディと思ってしまった。
最初は脳天気な署内と愉快な仲間たち状態。事は一変、ヤバい奴らを拘留したばっかりに大惨事。
映像も音楽も良かった。
緊張感もあったし、ス
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

2.8

ベッキー恐ろしい子……。

鍵は一体なんの鍵だったんでしょ?謎……。

兵隊やくざ 脱獄(1966年製作の映画)

3.6

勝新と田村高廣の愛は不滅。
田村高廣がキュート。

続兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.5

最早これは愛‼️

引き続き田村高廣と勝新のイチャイチャブリが炸裂。
勝新がとても可愛らしい。

兵隊やくざ(1965年製作の映画)

3.4

男‼️男‼️男‼️

勝新と隊長の関係が師弟とか友情とかそんなもん軽く飛び越えて、お互いの愛を感じまくった。

兎に角、全体に漂う男臭さに酔う。自分は軽くあたった笑。

ウォンテッド(2008年製作の映画)

3.5

さえない主人公の、とことんさえなさブリが痛快。
スピード感ある映像には驚いた。マトリックスから進化したねぇ。

設定自体は面白いと思うけど、少し気を衒いすぎた感。モーガン・フリーマンが言うんだから説得
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てなもんやコネクション(1990年製作の映画)

3.4

すげぇ映画。
日本パートの町に溢れる人々のエネルギー量の凄まじさ。
さすが大阪。さすが西成。
みんな生を謳歌しとる。

香港パートは奇天烈さが半端ない。

ローソンの冷凍で売ってるホルモン鍋に油かすを
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

出てくる奴ら大概バカ。そのしっちゃめっちゃかぶりが面白い。
テンポも良かったし、何より真田広之が良かった。

アザーズ(2001年製作の映画)

3.2

古典的なホラー要素とミステリー仕立ての展開と、思いもよらなかった結末に驚き。

ニコール・キッドマンはいつも見開いた目が充血していてとても怖い。

オープン・ユア・アイズ(1997年製作の映画)

3.6

自分の目の前にある世界が現実なのか夢なのか、主人公とともに観ている側も混乱させる演出は上手い。

手にしたものが全て崩れていく喪失感。コレが自分にも起こったとしたらゾッとする。
周りの人間も信じられず
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バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.5

現実なのか夢なのか、観てる側も混乱する演出は元のバニラ・スカイよりこっちの方が演出が上手い。

喪失感や孤独感は前の方が伝わったが主人公、結構ド屑な性格だったしなぁ……。トム・クルーズの方がまだ人間味
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