マヒロさんの映画レビュー・感想・評価 - 71ページ目

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

雪で真っ白に染め上げられた田舎町で巻き起こる殺人事件を描いた映画。

素人がお金に関して色気を出すとロクなことにならないよ、というテーマはコーエン兄弟お得意のものだけど、果てしなく白い風景や、殺人が起
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

4.0

ジェームズ・キャメロンとシュワルツェネッガーが『ターミネーター』2作に続いてタッグを組んだアクションコメディ。
内容はいつものシュワコメディと同じく、まぁくだらないんだけど、流石キャメロンだけあって予
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ザ・セル(2000年製作の映画)

4.0

ミュージックビデオ畑出身のインド人監督ターセム・シンと、日本人デザイナーの石岡瑛子が手掛けた「サイコパスの精神世界」を表した超毒々しい美術に圧倒されます。
サスペンスとしてもなかなか面白い。

スクリーム(1996年製作の映画)

3.5

最近多い「ホラーの定番・ありがちな描写を皮肉る」映画の走りな気がする。
殺人鬼が不死身の化け物ではなく、ちゃんと人間らしく返り討ちにあってぶっ倒れたりする辺りもユニーク。

127時間(2010年製作の映画)

3.0

一つの限られたシチュエーションでここまでしっかりした映画を作れるのは流石。
痛みを可視化したかのようなクライマックスのシーンの演出がすさまじい。

パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

1.0

素人の作った心霊ビデオを長く引き伸ばしただけのものを見せ続けられたような気分。
ホラーは何も起こらない時間が一番怖いというけど、本当にずっと何も起こらないってどうなんだ。

インセプション(2010年製作の映画)

4.0

主要人物にそれぞれ得意分野があって、ミッション遂行のために未知の世界へ飛び込んでいくという展開がスパイ映画的で面白い。何でもありな頭の中という設定の勝利かも。

メメント(2000年製作の映画)

3.5

時間軸を遡っていくことでじわじわ事件の全貌が明らかになっていくっていうのは面白いですね。オチにはゾッとさせられました。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

ストーリーが云々というのはとりあえず置いとくとして、何よりもあの空気感がすごい好き。BGMで脅したりしないのにあの緊張感、観てるあいだずっとハラハラしっぱなしでした。何らかの価値観や自分なりのルールな>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

限られたシチュエーションに限られた登場人物…キャラクター設計と脚本の匠で、お金をたくさんかけなくても面白い映画は作れるんだ…と思い知らされた作品。

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

斬新なアイデアですが、それを無理に掘り下げることなくテンポよく進んでいってくれるのが嬉しいです。
全体的にほのぼのとした雰囲気ですが、見ようによってはかなりえげつない話なので、案外人を選ぶ作品かもしれ
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

序盤でじっくり伏線をばらまいておいて、後半一気に回収していく様が気持ちいい。基本軸はラブストーリー+SFなんだけど、監督がホラー畑の人だからか、こちらをドッキリさせるようなショッキングなシーンをいきな>>続きを読む

トレマーズ(1990年製作の映画)

4.5

砂漠のど真ん中にある田舎町で、地中から現れるどでかいナメクジのようなバケモノ“グラボイズ”に襲われる…というお話。

鬼気迫るシチュエーションなのに、町の人たちが妙にのんびりしているように見えたりする
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