こっちのほうが二人一組であるところを活かした危機設計が上手かった印象。
女…お前は何…?
ラスト付近の、完全に警戒を解いてしまった段階で思いっきり鑑賞者側を殴りにくるのでモロに食らってしまった。
ジャン・ルノワール、会話が良すぎる…。未完成と言うが、一つ一つの台詞の強度によってすべてのシーンが絵画のように成立していたのでこれで充分すぎると思うほど
良くできたアニメの総集編映画みたいだった。
めちゃめちゃ雑な展開でもミュージカル演出で力業でノせてきちゃうのずるいな
短いくせに全編に渡ってとんでもない緊張と感情が張り巡らされていてメチャメチャ疲れました。
あからさまなほどテーマを語るために全てが配置され、動かされているのだけど、それがあまりにも完璧な練度で繰り出されるので没入してしまう…。
小規模低予算映画だとしても、この設定、設計で押し切るんだ、という監督の覚悟は相当なものだと思いますね
初PTA。えらい好みだった…映画を構成する要素のひとつひとつが全く映画的な(ファンタスティックな、華やかな)ものでない、それが良い…。
こんなにも些細なもので精神を磨り減らし、保証のない空理空論を拠>>続きを読む
これに感動して泣けたということ…、それは自分のこれまでの人生を、「好き」を肯定してくれたも同然なんだよな。ありがとう…ありがとう。
最後のハリデーの台詞、ラストでウェイドが選択したことは一つの解釈>>続きを読む
物語としての最低限の強度は脚本にお任せして、題材をもって奇天烈に遊び尽くした印象。
劇場観賞じゃないので映像の暴力も距離を感じてしまったというのもあってあんまり乗れなかったですね。
とにかくこれは>>続きを読む
少なくともあと1年は毎日MCUのこと考え続けてしまう人になってしまった
あるシーンを境に、一斉に観客が襟を正すかのように観賞姿勢が変わったのですが、あの緊張線の張り方が凄かったですね…
いたいけなガキ達をロックで洗脳して人生をロックに修正していってしまう話。
『アイアン・ジャイアント』よろしく、やっていることは洗脳に代わりはないのに最終的に物凄く健康な話になっていくの、幻想が無理や>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
バチバチの実体として自分の鏡像が目の前に現れると超コエーという気付きを得た。
『HUNTER×HUNTER』の暗黒大陸編が待ち遠しい人は観てみるといいと思います。
これ、中盤からカンフー映画の文脈じゃないですか?「霊拳」でしょ
シェイプオブウォーターでも思ったけど人物の秘匿している生々しい性の側面を描写してくれるとたちまちその人物が“いる”と思わせられる。その裏付けがとれる感じでいいですね
出来事としては非常に瞬間的であり直ぐに収束する。刹那の決断、その背後にある当事者の生い立ちと日常をとても力の抜けたタッチで叙述してくれたからこそ一瞬の出来事を超重厚に受け取れる。
こんな演出法がある>>続きを読む
牙の首飾りから生成されるスーツ、スーツが吸収したダメージを解放するエフェクト、祖霊のヴィジョン、民族×超文明の各種デザイン…ビジュアルが圧倒的に勝ってしまっているので抗えずにウットリするだけなんだよな
ゆで卵を作る数分間に自慰をさせないためにシリアルは開発されたんですね…
リアリティの審級が数分おきに入れ替わるので数分前に観ていた映画とは違う映画になっていく…。
語る言葉が出てこないけれど間違いなく楽しい映画ではあった…