PANDADAさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

クロエ(2009年製作の映画)

4.0

人の猜疑心の救い難さや拭い難さというものを思い知らされる作品。

アマンダ・セイフライドが綺麗だけどかなり怖い役で好演。

96分という程よい長さもgood。

背筋がゾクッとするサスペンス。

パッション(2004年製作の映画)

2.0

イエス・キリストが処刑されるまでの12時間を非常にリアルに描いた作品。全セリフがアラム語とラテン語で、吹き替えを許可しないという徹底したリアリティを追求している。

ただし、全体的な運びがとてもスロー
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

4.0

さすがのピクサー。
物凄い綺麗なCGアニメーション。
今でもこのレベルのCGはなかなかお目にかかれない。

脚本も素晴らしく、子供から大人まで楽しめる。

今回は吹き替えで観たけど、石塚英彦、田中裕二
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キリング・ミー・ソフトリー(2002年製作の映画)

4.0

「オースティン・パワーズ:デラックス」のヘザー・グラハムによる過激な性描写が評価されることの多い作品ですが、作りはキチンとしたサスペンス。

パートナーへの燃えるような愛情が、やがて過去への疑惑から不
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レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.0

トマス・ハリス原作のハンニバル・レクター博士シリーズは全作違う監督が撮ってるけど、本作はジャッキー+クリス・タッカーの「ラッシュ・アワー」のブレット・ラトナーが監督。

テンポの良いシナリオは秀逸で、
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(1954年製作の映画)

3.0


儚さとほろ苦さに包み込まれる作品。

どこにもつながらない「道」。
戦後間もなくの厳しい時代。
後悔しても取り戻せない、
なくして初めてわかる大切さ。

ジェルソミーナ役のジュリエッタ・マシーナの
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

4.0

韓国ラブコメ映画の頂点。

日本のドラマやハリウッド映画にもリメイクされた名作で、元ネタは韓国のネット小説。

等身大の主役と特異なヒロインが紡ぎ出すエピソードはきちんと楽しめる。
ちょこちょこ挿入さ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.0

贈賄のジャック、殴り役のバド、出世の虫のエド。
どれもまっとうではなさそうな刑事達が、それぞれの正義に向かって行きながら、真相にたどりつくストーリーは上出来。
よく練られてるし、伏線もお見事。

かな
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ICHI(2008年製作の映画)

3.0

勝新太郎の名作「座頭市」を女主人公で作り直した「リメイク」作品と思いきや、実は違う、言うならば「リスペクト」作品。
ちゃんとギミックが仕組んである。

見事な殺陣、丁寧に作り込まれたストーリーを細かく
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

2.0

原作はジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムシリーズの第1作「ボーン・コレクター上・下巻」。

小説の実写化は時間の制限や、捉えるイメージの違いやらで、本当はめっちゃ難しいし、間違えると駄作にな
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.0

断っておきますが、
1と2でだいぶ雰囲気が違いますm(_ _)m。

1は現代っぽいオーストラリアが舞台で警察対暴走族の戦いだったのに、
2になって急にモヒカン・ヒャッハー族(笑)対武装一般ヒーポーに
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マッドマックス(1979年製作の映画)

2.0

メル・ギブソン主演の人気シリーズの一作目ですが、この作品だけ世界観が別モノ。

まあ、正直つまらないですね。

「2」から観るのが正解かな。

ハスラー(1961年製作の映画)

2.0

あるギャンブラーの勝負と成長を描いた作品。

ビリヤードプレイはほとんどが役者の本人によるショット。
モノクロフィルムならではの渋さとjazzyなBGMがとてもクール。
反面、暗めでやや盛り上がりにか
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隣のヒットマン(2000年製作の映画)

3.0

殺し屋を主役にしたアメリカらしいコメディ。

魅力的なキャラクター、バランスの良いストーリー、軽妙なテンポ、長すぎない上映時間。

なんにも考えずに観て楽しめる珠玉の娯楽作品の一つ。

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

4.0

何度か観よう、観ようとトライしてたんですが、その度に途中で寝てしまってm(_ _)m。。

で、今回初めて観てみたんですが、涙が止まらなくて(つД`)ノ。。。

ベタですが、名作です。

四十七人の刺客(1994年製作の映画)

2.0

遺臣達の義挙ではなく暗殺、仇討ちという忠義ではなく幕府への抗議という観点から新しく描きなおした忠臣蔵。

刃傷沙汰の原因を語ろうとする吉良を「知りとうない!」と斬り伏せるシーンが印象的。

歴史上の謎
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

デヴィッド・フィンチャー監督のセンスが散りばめられた作品。

雨に包まれた陰鬱な街、暗く光がなかなか当たらない現場、様々な喧騒や雑音、監督ならではの独特なオープニング。

定年間際のモーガン・フリーマ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.0

原作至上主義者なので原作を読んだ作品、
特に小説の映像化には辛口の評価になってしまいます。

本作も大評判だったので知ってはいましたが、
スティーブン・キングの原作「塀の中のリタ・ヘイワース(これ最近
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.0

離婚や子育て、シングル・ファーザーなどの家庭問題を正面から描いた名作。

演技派であるダスティン・ホフマンやメリル・ストリープはもちろんだけど、子役のジャスティン・ヘンリーが物凄く良い。

男女で抱く
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ガンジー(1982年製作の映画)

3.0

1982年は映画の当たり年で、
名作揃いだと何度も書きました。

ここで感想をアップした映画だけでも、
「コナン・ザ・グレート」、
「ランボー」、
「48時間」、
「ブレードランナー」、
「ダイアモン
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.0

始まりから終わりまで、ずっと肌がピリピリするような感じがするサイコスリラー。

ナタリー・ポートマンが綺麗だとか、艶っぽいだとかよりも、ただただ怖い。

徐々に猛威を増す狂気を綺麗に上手に描いた作品。

ドランク・モンキー/酔拳(1978年製作の映画)

2.0

ジャッキーのカンフー映画をコミカル路線へ変更させた記念碑的作品。

主役、師匠、ライバル、撮影スタッフ等ほとんど全員、前作の「スネーキーモンキー 蛇拳」と同じ(笑)。

主役は実在のカンフーの達人、黄
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.0

「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」

実はもう18年も前の映画。

「踊る大捜査線」シリーズはドラマが1番で、映画は少しキレ味が落ちる。

TVでやった「秋の犯罪撲滅スペシャル
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グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

1.0

良くも悪くも中国の武侠小説ならではの作品。

文化の違いのせいかな、全く共感できないところばかり。

狂犬のような性格のヒロイン。
適当過ぎる時代考証
(清朝が舞台なのに銃器や火薬は一切出ない)。
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

3.0

頑張っても報われない、ついてない不器用な女性の一生。

哀しく虚しいながらに前向きな松子に少し胸を打たれます。

まさに波瀾万丈。

ラストはトラウマ。

監督は「サッポロ黒ラベル 温泉卓球篇」の監督
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.0

クレヨンしんちゃんのアニメ化から携わって来た原恵一監督の名作。
この次に公開された「戦国大合戦」は実写化までされた。
劇場版クレヨンしんちゃんが感動路線に入ったのも本作から。

ひろしの回想シーンやし
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ベスト・キッド(2010年製作の映画)

5.0

1984年の名作「ベスト・キッド」のリメイク。

ジェイデン・スミスのカンフーアクションが物凄いのもそうなんだけど、
他の同年代の子達もまた凄い。
よくぞこれだけの子達を集めましたという感じ。

珍し
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バックドラフト(1991年製作の映画)

3.0

ウィリアム・ボールドウィン、カート・ラッセル、ロバート・デ・ニーロ、ドナルド・サザーランド、スコット・グレンらの豪華俳優陣。

まるで生き物のような動きをする炎。
非戦闘アクションの最高峰を誇る火災現
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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(2008年製作の映画)

4.0

年取るごとに涙腺が緩んでます。
お昼休みにこれ観たら泣いてしまいました。。

すべての犬好きなら方に観てもらいたい名作です。

グレムリン(1984年製作の映画)

3.0

テンポが良くまとまりのよいシナリオは、
ホームコメディの名脚本家クリス・コロンバスによるもの。

当時人気絶頂だったフィービー・ケイツや、
天才人気子役コリー・フェルドマンも出演。

サクッと楽しめ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

5.0

一応スタジオジブリ作品。

原作はティーンエイジャー向け小説の先駆けだった氷室冴子。
監督は「めぞん一刻」や「きまぐれオレンジ☆ロード」の望月智充。
さすがで、難しくなりがちなハイティーンの青春モノを
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アマデウス(1984年製作の映画)

4.0

モーツァルトとサリエリを描いた色褪せない傑作。

トム・ハルス演じる天真爛漫なモーツァルト。
F・マーリー・エイブラハム演じる老サリエリの語り。
甲乙つけがたいほどの好演。

やはり映画は80年代が最
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フランケンシュタイン(1994年製作の映画)

3.0

それまでの作品とは違い、できるだけ原作に忠実に、そして「フランケンシュタインの怪物」の悲劇にスポットをあてている。

ジャンルをホラーにすると可哀想。

哀しみ溢れる「フランケンシュタインの怪物」を演
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

4.0

「裸の銃を持つ男」の制作・脚本のジェリー・ザッカーが監督するラブストーリーの金字塔。

綺麗で王道を行くストーリー。

デミ・ムーアはこの頃が一番綺麗だと思う。

コレリ大尉のマンドリン(2001年製作の映画)

2.0

原作は実際にあった事件を題材にした戦争ラブロマンス。

でも、「えっ、ウケ狙いですか?!」とツッコミを入れたくなるような箇所がいっぱいで、
原作が良くても、脚本って大事なんだなということを実感。

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.0

父が好きな映画。

4時間近くある非常に長い映画ですが、不思議とストレスなく観れました。

スカーレット・オハラのようなメンドくさい女性は正直勘弁。
だけど、ものすごく儚く切ない「諸行無常」は胸を打ち
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