KMDさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.7

再鑑賞。偶然にも『悪魔を憐れむ歌』繋がり。昔からなぜだか分からないけど結構好きな作品、トムとキルスティンが良いのと、程よく暗くエグく、また化け物の自伝ってのもなんか好み。

悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

2.9

再鑑賞。子供の頃観てオチにだいぶビックリした記憶があったんだけど、今観ると駄目だね。デンゼルは安定だけど、なにが言いたいのかさっぱり薄っぺらな一本。

ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

3.1

A24 × PLAN Bということで画的には美しさ抜群、画角然りずっと絵画観てるよう。が、内容は今ひとつ理解出来ず。主人公の成長というよりは遥かに友情物語としての印象。

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.1

なんだろう、これといって特徴のない電気映画。エジソンもテスラも普通のいい奴に収まってる。制作に大変苦労したとのことだけど、豪華キャストとスコセッシに救われてなんとか飽きずに観れるレベルまで持ち直した感>>続きを読む

暁の7人(1975年製作の映画)

3.8

ショーン・エリス監督版を先に観てしまったのでなんとも…、ラストの籠城からの銃撃戦はカットもほぼ同じ。抑えた演出には古さを感じるものの、これまた歴史の重みを思い知らせてくれる一本。

炎の大捜査線(1991年製作の映画)

3.9

再鑑賞。とにかく支離滅裂でパクリやツッコミどころ満載なんだけど、なんでか嫌いになれというか、むしろお気に入りな作品。ラスト含め、ジャッキーやサモハンの小ボケがこんなに虚しい映画他にない。

(2020年製作の映画)

3.0

糸は関係ないしただの幼馴染ラブストーリー、そしてこれだけ劇中で中島みゆき擦られると逆効果。確かに菅田将暉と小松菜奈じゃなかったら最後まで観れたもんじゃない。

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

2.4

キャストや演技が悪くなくても、曲に魅力がないだけでこれだけ退屈で詰まらない作品になってしまうという良い例。

フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

2.7

主人公甘やかし過ぎ。愛が全てみたいなこと言ってるけど、この終わり方が主人公にとってハッピーエンドとは思えないし納得出来る訳ない。ゲイカップルだけは良かった。

ボーイズ・ライフ(1993年製作の映画)

3.8

再鑑賞。勇気があれば何でもできる。デ・ニーロとディカプリオってもう堪らんわ。

インポッシブル(2012年製作の映画)

3.3

堅実な作りだし所々目を背けたいシーンもあるけど、リアルかと言われるとちょっと疑問。実際もっとエグくて悲惨な結末の方が多いはず。トムホくん良かったよ。

天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~(2019年製作の映画)

3.3

とにかく豪華な出演陣、近代芸術に少しでも興味があれば観てて楽しいと思う。個人的にハネケの登場順位とコメントが最高だった。

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.6

とにかく終わり方が素敵すぎる、笑ったデニーロ堪らん。もう少し二人の心の交流を小出しにしてくれたら更によかったかと。

真実の行方(1996年製作の映画)

3.4

再鑑賞。ほぼ中身忘れてたけど、今観るとどんでん返しとしては弱い。ノートンの演技と拍手はヒースのジョーカーにも通じる。しかし判事が物分かり良すぎて萎えるわ。

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.7

再鑑賞。大袈裟な編集には難ありだけど、突飛なストーリーを巧くまとめ上げた脚本の勝利。トニー・レオン渋いぜ。

ベニーズ・ビデオ(1992年製作の映画)

3.0

再鑑賞。ビデオinビデオ、まさに感情の氷河期そのもの。『ファニーゲーム』に続くアルノくんの巻き戻し癖は、この頃からもう始まってたのね。

ジェネレーション・ウェルス(2018年製作の映画)

3.3

良くも悪くもとにかくフェア。他人の人生を切り取る代償として、しっかり自分の家族にもメスを入れる。批判も肯定もなし、それぞれの人生から浮かび上がる時代や価値観の変化・共通点をテーマにするって、ナイスなア>>続きを読む

ピアニスト(2001年製作の映画)

3.8

再鑑賞。常に家族の精神的・肉体的支配下にいた主人公にとって、暴力を振るうことが愛情、痛みに耐えることが愛に応えること。一般的な愛し方を認知出来ないだけで、限りなく純粋で他者からの愛に飢えた女の悲し過ぎ>>続きを読む

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

2.0

近年稀に見る酷い作品だったな、何がって全てがね。果たしてジェイミーとスタローンの二人はこの映画をどういう気持ちで観たのだろうか。

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.4

とても知的で堅実な作品、ジョークとかも監督のセンスを感じる。オチも含めよく出来てるなと思うけど、もう少し図書館って場所を活かしたり、登場人物にフォーカスしても良かったかと。

私たちのハァハァ(2015年製作の映画)

2.6

若さだけは伝わってきた。このテーマならクリープハイプはただの記号として扱うべきだし、もっと痛々しさやヒリヒリした危うさがないと、取り返しの付かない青春としては甘ったるいだけ。

よこがお(2019年製作の映画)

4.0

脚本、演出、演者どれも素晴らしい。こういう静かで力強くて、観る側にもそれなりに想像力や読解力を必要とする邦画はもっともっと評価されて欲しい。筒井真理子って凄いな。

ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.4

とてもとても丁寧な作りで、父子の関係がそれぞれの目線で上手く描かれていると思う。ただやや感傷的なのと、二人の関係に深く影響を与える第三者がいたら更によかった。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

なんと映画的な映画なのか、『観る』という行為の演出が凄い。それでいて芸術の真価を問いてくる。女性たちは皆力強さに溢れ、記憶に残るラストカットも圧巻。監督に次は違うテーマで撮って欲しい。

音楽(2019年製作の映画)

3.5

ロックかどうかは知らんけど、なんとなく始めてなんとなく続けていたコトが、あるとき自分の思いもしなかった感情を呼び覚ますことを初期衝動というなら、まさに初期衝動を描いた映画だった。一度も瞬きしないな。

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.9

あまり評価高くないけど、結構好きだった。確かにジブリっぽくないし、シンプルなストーリーだから飽き感もある。ただオチに含みもあるし、少女の再生と一夏の成長ものとして秀作。

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.0

好きな人は好きなんだろうなという感じで、個人的には刺さらず。ラストの含みもやや謎、なら一気にホラーにして欲しかったくらい。ただマリエル・ヘラー監督はそろそろブレイクしそうだなー。

YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

2.9

造形はかなりリアルだし、なんとなく面白いんだけどテンポが遅い。ゾンビ化の定義の曖昧さも相まって途中で飽きる。ラストは潔くていいけど、そこで巨乳出さないと意味ないだろ。

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.7

再鑑賞。ホークにファルコンにワスプ、今観るとMCU。低予算を全く感じさせない演出で、手に汗握る素晴らしい作品だけど、作品賞かって言われると厳しい。反戦とか感情移入はなく、あくまで傍観させるスタンス。

デイズ・オブ・サンダー(1990年製作の映画)

3.2

トム様連投。紛れないトム・クルーズ映画でありながら、カルト映画でもある珍作。トニーはいい仕事してる、マイケル・ルーカーも良かったです。車椅子レース笑えた。

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.5

再鑑賞。ツッコミ所ありまくりだしコメディ色強め、ただスピルバーグは面白いよなー。やけに古典的だなと思ったら原作フィリップ・Kなのね。キャメロン・ディアスのカメオ出演に驚き。サマンサ最高。

ザ・サークル(2017年製作の映画)

2.9

まさか2021年一発目がこの作品とは。メッセージ性がありそうで全くない、SNS使ったことない人でも想像出来そうな着地の仕方。このご時世、みんなそんなに馬鹿じゃないぜ。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.2

2020年ラスト映画かな。確かにプレイリストムービー、MV観てる感ある。だから演出と撮影・編集のセンスは盛り盛り。いわゆる二部構成な訳だけど、前半の断絶は良かった。後半は最高の初体験以外、今一つ心に響>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白い!撮影の演出が巧みだし、主人公の演技も超絶。映像もストーリーも見事に現代版にアップデートしつつ、ラストのカタルシスも極上。これはもうジャンル映画の歴史に残ると思う。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

3.9

再鑑賞。やっぱラストがいい、愛でしかない。細かな所は気になるけど、人間がどういう生き物かってことをしっかり描けていると思う。トトの人生もまだまだ続くからね。