あっささんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

あっさ

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恋は光(2022年製作の映画)

3.8

136(102)
恋が光となって見える男とそれを取り巻く三者三様な女のファンタジーでリアルな恋愛群像劇。ロケーションも良く、この爽やかな世界観と空気感の形成を手伝っている

哲学的に恋を定義しようとす
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セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

2.8

135(101)
悪趣味と不快を煮詰めたようなもん。途中から胸糞が続いて最後も3人共屍姦されるんだろうなという後味悪さで締められる
新生児ポルノとか幸せなセルビア人家族とか作り物とわかってても学生時代
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

134(100)
女神を継承してきた祈祷師とその親族に降りかかる厄災に密着したモキュメンタリー。モキュメンタリーであることでより異文化を直に目撃している感覚になれて良かった
タイの自然とそれに根差した
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C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.3

133(99)
幼少期〜思春期〜青年期における両親・兄弟との対立や交流。時に憎らしく時に温かい、時間が経つにつれて微妙に変わっていく家族間の細かい出来事や距離感が自分の経験と重なって共感してしまう
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アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台(2020年製作の映画)

3.5

132(98)
囚人たちのワークショップが予想外の高評価を受けツアーにまでこぎつける、最後の舞台を前にしての囚人の逃亡、その逃亡の言い訳として舞台に立ち最後には万雷の喝采を浴びるエチエンヌ
不条理劇を
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

3.6

131(97)
ミスマガ×最強殺し屋伝説国岡。続編というよりはコラボ感のあるスピンオフといった印象。国岡のゆるさを残しつつも若者達が成長する青春群像劇としての爽やかもあり。ミスマガ6人は全員キャラが立
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ほとぼりメルトサウンズ(2021年製作の映画)

3.6

130(96)
"音"の墓を作る変な老人と繋がり空き家で擬似家族のような時間を作っていく
人生ゲーム、音集め、料理と食事、日常生活からその空間の形容し難い居心地の良さが伝わってくる
鉄棒の後に手のにお
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サイバー地獄 n番部屋 ネット犯罪を暴く(2022年製作の映画)

3.5

129
N番部屋の事件は名前とふわっとしたことしか知らず今回でちゃんと概要を知れた
サイバー犯罪の何から手を付けていいのかわからないような状況から始まり、点と点を繋いでいき遂に創始者と運営者の逮捕に至
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バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー(2021年製作の映画)

3.1

128(95)
MARVELもDCも節操なくネタにしまくるスタイル
冒頭のタイトルロゴから見た目だけじゃなくシーンやbgmと矢継ぎ早にパロディを入れてくるのでアメコミ映画をある程度知ってると飽きない
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

3.5

127(94)
題材や雰囲気からなんとなくディナーラッシュを思い出す
1分1秒を争い開幕からじわじわピリついていく繁忙日のレストランの緊張感と没入感・臨場感を高めるワンカットの親和性。客側のナチュラル
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.8

126
久しぶりの考察見ないとよくわからんけど何か面白い映画
サスペンス、スリラー、オカルト、複数のなジャンルが複合して映画全体の妖しい雰囲気を作っている
冒頭でルカによる福音書や鶏が3度鳴く件があっ
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アルピニスト(2021年製作の映画)

3.8

125(93)
観る前に題材的にフリーソロっぽいな〜っと思ってたらフリーソロの人が出てきてちょっと笑った
頭のネジが2,3本飛んでなきゃできないくらい難度の高いことを恐れも見せずに次々にこなしていくの
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X エックス(2022年製作の映画)

2.6

124(92)
デカい音出してビビらせるジャンプスケアがワンパターンすぎてきつい…
エログロとかありきたりな展開とかオールドタイプのクソったれB級スプラッターホラー映画の域を出てこなかった
爺さんがび
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呪詛(2022年製作の映画)

3.3

123
理不尽に強い呪いで回避不能系POVホラー
昔のJホラーみたいな湿っぽくてひたひたと追い詰めてくる嫌な空気感と、ジャンプスケアにあまり頼らず怪異を見せる演出、洒落怖的な筋運びと近年のホラーの中で
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神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.6

122(91)
言葉では説明できない山に登ることへの衝動、理解出来ないようでスッと入ってくる不思議
アニメになっても伝わってくる山の過酷さと死と隣り合わせの緊張感
シンプルな線や音楽の使い方など日本の
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

121(90)
ジュブナイルホラーかつサスペンス、ジャンプスケア演出もちらほらあり
死者からのメッセージをヒントに逃げるために試行錯誤し、最終的にはそれらがパズルのピースのように組み合わさって誘拐犯を
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ジャバーウォッキー 4Kレストア版(1977年製作の映画)

2.5

120(89)
騒々しいコメディ部分が古いのとクドいので笑えなかった…
画面内の密度が高くて窮屈でわちゃわちゃ
テリー・ギリアムっぽさは要所にある

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

119(88)
前半、カメラがパンした所に人がいてデカい音でビビらせる演出が酷使されすぎている…
きさらぎ駅である必要は正直ほぼ無かった
最初は駄目なB級ホラー感漂わせてたけど後半恒松祐里のターンにな
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ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.5

118(87)
TVシリーズの時間だけを進めたくらいゆるい空気感はそのままだが社会人になり高校生のあの時とは違う寂寥感も漂っている
社会人になって時間が合わなくなりがちになっても野クルの関係が自然消滅
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

2.9

117(86)
主人公の行動原理に何一つ共感できず…
淡々としているが序章と終章、12のチャプターで構成されているので区切りの良さと見やすさは感じる
時が止まった街中を走り抜けるシーンは好き

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.8

116(85)
国連加盟に向けて両国が妨害工作を行っていた所に協力しなければ全滅という状況が訪れ、犬猿の仲の両国が脱出のため手を取り合うのはシンプルに興味を惹かれる
北朝鮮と韓国の政治的にデリケートな
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

2.9

115(84)
主人公二人が最後まで好きになれなかったのでキツかった…
1970年代のLA懐古的な世界観と空気感も当時ティーンエイジャーだった層向けという感じであまりピンとくるものがなく…そもそもPT
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.3

114(83)
ゾンビ系統のパニックムービーだが、感染者は意識を保ちつつもそれ以上に衝動を抑えきれずに暴走してしまい、理性が残ってるが故に残虐な行動を思い付いてしまうという設定が面白い。それがほぼ活か
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.5

113
多重露光等でヒロインの意識が混濁して気を失う描写を細かく描くことで、現実か妄想かという乗客の消失の謎を効果的に高めている
列車に乗り込むまでが地味に長く感じたけど乗ってからは一気に引き込まれる

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.4

111(81)
孤独な中で挑戦を続けるイェーガーと家族や仲間達との信頼の中でマーキュリー計画に参加する7人の宇宙飛行士達が対比して描かれているが、その2つがあまり交わることなく進んでいくのでどちらかと
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

110(80)
冒頭のPARCOのオープニングロゴがYouTubeの広告みたいな仕様になってたのから期待値が上がる
どんどん不穏な展開になっていき最終的に登場人物達のほとんどがダメージを受けるが「でも
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

109(79)
悪くはない…むしろ無難によくできていたとは思うがもうひと押し響くものが欲しかった
赤ちゃんを売る旅を通して5人が心の交流を深め疑似家族を形成していく描写や道中のショットは流石是枝監督と
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.8

108(78)
BLとジャンルは違えど好きなものについて、特にオープンにできなかったり周りに同士がいないものについて語り合えた時の楽しさを知ってるからこそ、縁側で語り合う二人の姿に共感でこみ上げてくる
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ALIVEHOON アライブフーン(2022年製作の映画)

3.8

107(77)
正直なところドリフトのルールどころかレースがあることすら知らなかった。それでもCG無しでスクリーンを駆け抜けるマシンとテクニック、エンジン音、立ち込める白煙、ギリギリの攻防のスリルには
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.3

106(76)
ゾンビ映画のパイオニア的存在
噛まれた者もまたゾンビになったり頭にとどめを刺さなければならなかったりとゾンビのスタンダードが詰まってる
モノクロ画面と一軒家周辺から出られないという閉鎖
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.7

105(75)
入念な調査から実行グループのメンバーを割り出し、科学者にかまをかけて暗殺未遂の言質を取る場面はもはやフィクションを超えてた
作中でも言ってたが有名になって手を出しづらくなるかと思いきや
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.6

104(74)
画面外のものをいちいち映さず説明過多になりすぎない撮り方が良かった
作中世界が現実と変わらないリアルさなので街中に溢れるPLAN75という異質な制度の是非と、超高齢化、介護問題、孤独死
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義足のボクサー GENSAN PUNCH(2021年製作の映画)

3.0

103(73)
試合での勝利、コーチによる八百長の発覚、フィリピンで念願のライセンスを取得したが結局日本では認められなかったりとドラマはあるが終始淡々としていて全体的にドライな印象
実話を基にした作品
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第三の男(1949年製作の映画)

3.4

102
軽快な音楽とナレーションから始まる冒頭でまず興味を惹きつけられる
陰影と構図が印象的な場面が何度もあった
終盤のシリアスな場面でも緩いBGMなのはいいんだろうか…

FLEE フリー(2021年製作の映画)

3.6

101(72)
以前観たドキュメンタリーではフェイスダブル技術で登場人物の匿名性とプライバシーを担保していたが、確かにアニメーションでやるというのも1つの手法としてありだなと感心した
「故郷とは」なん
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