Adachiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Adachi

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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.5

今、改めて鑑賞してみれば、タトゥイーンのポットレースのバーチャルでスピード感溢れた映像も、ダース・モールの顔面のインパクトやダブルライトセイバーアクションもとても楽しい。

レース主催者として登場する
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疾風ロンド(2016年製作の映画)

1.2

物語の展開、役者の演出、説明セリフ、群像劇の未整理、脚本の練り込み不足、ダサい音楽、なんかもうつまらない邦画の要素を詰め合わせたような、ダメな邦画のお手本みたいな映画。

作り手はこの設定を成立させる
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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

1.8

「音楽に向き合う情熱や心こそが、理屈やテクニックを超えて真に美的で尊いもの」だと訴えたい気持ちは理解できますが、今作を観ている限りではマダム自身の音楽に対する情熱も努力も伝わってこず、彼女の起こす行動>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.4

冒頭、柳楽優弥演じる主人公「泰良」が、まるでノイズの様なBGMと共に街中を徘徊する場面。
獲物を見つけた瞬間の圧倒的な面構えで、もう凄まじい存在感、ヤバい臭いが漂う。

前半は10分に一回のペースで喧
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スター・ウォーズ/ジェダイの帰還 特別篇(1997年製作の映画)

4.6

今作の最初の見せ場である、ジャバ・ザ・ハット宮殿からハン・ソロを助けて抜け出すまでのドタバタ展開。
人喰いクリーチャーあり、R2-D2から飛び出すライトセイバーあり、レイアの変装や水着姿あり、名(珍)
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

4.6

ダース・ベイダー卿が息子のルークをダークサイドに引き込むため、執拗に行方を追う。
この展開から、氷の惑星ホスでのAT-ATとの戦いや、惑星ダゴバでのジェダイ修行などの何年も自分の脳裏に植え付けられた名
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ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.0

「おもしろいよ、おもしろかったんだけどなんか違う、、、おれの求めていたリーチャーはもっともっとおかしな奴なんだ!」
世間の人間を超越したキレ者感、相手の常に先手を行く行動、ゆえに生まれる微妙なズレ、そ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.0

ハリーポッターシリーズ一作目しか観たことないポッタリアン弱者ですが、問題なく観れました。

主人公のエディ・レッドメインの配役もハマっていましたが、同時に主要キャスト3人もキャラ設定も、とても好ましか
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スパイアニマル Gフォース(2009年製作の映画)

4.2

月並みな表現ではありますが、もう「ちょーキャワイイ〜!!」としか言えません。

「くもりときどきミートボール」「ヒックとドラゴン」などと並び、”舐めてたらあんたビックリするよ?”作品がまたしても誕生。
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ロブスター(2015年製作の映画)

4.3

誰かが作ったルールに沿った箱庭世界。
それに従うか、疑うか、果たしてどちらが正しいのか?

自分たちが生活するコミニティにある、平然と当然に善と決められている事柄。
そんな価値観を根底から揺さぶられる
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コウノトリ大作戦!(2016年製作の映画)

2.9

ファル・ロード&クリストファー・ミラーが製作総指揮を務めているという情報を聞きつけ、それこそ慌てて劇場に飛んで行きました。

ワーナーアニメで「ルーニー テューンズ」のような、リアリティを除外したドタ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

期待を裏切らない良作でした。
てか悔しいけど泣きました。

映画としての伏線回収も上手で、映画的な間のとり方で、笑いと感動をうまく表現していて素晴らしいなと感じました。

演技力は織り込み済みの名俳優
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この森で、天使はバスを降りた(1996年製作の映画)

3.8

綺麗なジャケットと邦題に惹かれ鑑賞。
ファンタジックなストーリーを勝手に想像していましたが、ジャンルは「この子は何も悪くないのに!もの(そんなジャンルあるのか?)」

森中の静寂に包まれた空気感、微か
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オケ老人!(2016年製作の映画)

1.9

このレビューはネタバレを含みます

劇場はおじいさん、おばあさんがいっぱいでとても雰囲気良かったです。
杏のコメディエンヌセンスもやり過ぎない演技で見せてくれて良かったです。

ただ「ご都合主義」と言えば聞こえは良いですが、冒頭から、た
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

2時間を越えない映画なのに、とても長く感じた。
それはきっと映画の三分のニ以上続く広場の空間的な画がわりがしないからだと思う。
グループ間での対立や確執は、ハリウッドの教科書みたいな、正直ありきたりな
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.1

友人に誘われなければ確実に後回しにしていたであろう作品です。
はい、舐めてました。ごめんなさい。

冒頭の引越しシーンで車の後部座席でスネた主人公が、その後立ち入り禁止の鳥居の向こうで神秘性すら漂わせ
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アウトロー(2012年製作の映画)

4.1

新作のために復習、再レビュー。

トム・クルーズの看板キャラは?と問われれば大半の人は「イーサン・ハント」と答えるとは思いますが、「ジャック・リーチャー」は、それとは対極の魅力が、こいつには溢れてる。
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ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

4.6

完全にエレン・ペイジ目当ての不純な動機で観たのですが、結論から言うとかなり良かったです。

ストーリー的には「主人公が抑圧された状況で、新しい何かに出会い、紆余曲折あれど、最後は成長してめでたしめでた
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

悲しくてやりきれない。

人はあくまで一人一人の日常があり、それぞれに大切なものをもち、それぞれに喜怒哀楽が混在し、命の尊さは例外なくあるもの。

人は長い長い時間をかけて、それらを培っていくのに、奪
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バイオハザード II アポカリプス(2004年製作の映画)

3.0

予習です。

なんかコタツでルマンドでも食いながら、ボケーと最後まで観たい映画。

なんかもうミラ・ジョヴォヴィッチさんの「どやさぁ!」な登場シーンやアクションシーンには一周まわって笑いながら拍手して
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.0

原作未読、てか存在自体知りませんでした。

隣の席の若い女の子が震えながら手で目を覆ってたり、ビクッと身体を揺らして驚いていたレベルにちゃんとバイオレントしてました。

前半がテンポ良く展開していた分
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エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア(1994年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画に出会いました!

なぜホラー映画が存在するのか?
そしてなぜホラー映画が世の中に必要なのか?

「映画の中で起こる非現実的な恐怖が知らぬ間に我々の日常に入り込んでくる」
それは7作積み
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デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

2.0

もしもあなたがこの映画に手に汗握る心理戦を期待していたら間違いなく肩透かしを喰らいます。

当然ながら役者陣は良かったです。
特に菅田将暉の登場して初っぱなからの溢れる小物感、咬ませ犬っぷりは主演3人
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ハサミ男(2004年製作の映画)

2.0

”知らない”ということはとても貴重。
”知らない”状態には二度と戻せません。

この映画だけは、どうか原作を先に読んでから鑑賞してほしい、、、と思った。

映画を観てしまったら、この小説の驚きは絶対に
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リアル 完全なる首長竜の日(2013年製作の映画)

4.1

コメディー以外の違和感があるCG演出は、若干苦手ではあるのですが、この映画のCGに関しては、全編その不穏で陰湿な、「不気味」としか表せない”違和感”が物語の世界観と一致していて、とても怯えながら観るこ>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.3

この映画のヒース・レジャー演じるジョーカーの素晴らしさは、誰が見ても驚愕するのは必至なので割愛します。

ただジョーカーに負けず劣らず大きな魅力としてあるのが、やっぱり映像のすごさ。
もっと具体的に言
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インフェルノ(2016年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

申し訳ないですが、あそこまで大手を振って稚拙な発言を連発する中学生みたいな人物が大富豪になれてしまう世界なら、人口増加問題なんかより、そんな社会の方が問題。

結局、犯人の落書きをひたすら追いかけてる
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インセプション(2010年製作の映画)

4.0

誰でも一度は想像するであろう夢世界を抽象的な表現ではなく、普段見慣れた世界を使って具現化した映像や、インセプション設定ならではの斬新なアクションには純粋に唸らされました。
またチーム感に溢れるケイパー
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.9

上の句での、直接的なカルタに対する情熱や楽しさをストレートに表現したストーリーとは異なり、下の句ではその情熱の本質的な「なぜカルタが好きなのか」の”動機”の部分に焦点をあて、尊さを示した作品。

この
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ほんとにあった!呪いのビデオ55(2013年製作の映画)

4.3

パート55に関しては「ほんとうにあった!呪いのビデオ」の”ほんとうにあった!”は一旦どこかに置いといて、モキュメンタリー映画として、無類のおもしろさです。

いつの間に「ほんのろ」に伏線の概念が生まれ
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ゴージャス(1999年製作の映画)

3.3

ディズニー並みに、ファンタジーなこってりラブストーリー。

話は王道の男女が出会って、恋をして、一旦は敵に負けるが、訓練して乗り越えて、めでたしめでたし。

女性のジャッキー映画入り口になればいいなと
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プロジェクトA(1983年製作の映画)

4.2

自分の中でジャッキー映画の原点であり、そして頂点でもある作品。
そうです、あの有名なジャッキー・チェンが時計台から生身で落っこちるアレです!

ジャッキー映画の括りを無しにしても、これは本当に傑作だと
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片腕マシンガール(2007年製作の映画)

4.1

「陳腐でくだらない」そんな言葉を言われてしまえばそれまでですが、それでもこういう映画にキャッキャしながら、今日も僕はバカな世界に足を踏み入れて行くのです。

カンフーハッスル(2004年製作の映画)

4.2

負け犬たちの再奮起もの。
これほどのコテコテ演出もチャウ・シンチーであることで、贅沢味を増します。
チャウ・シンチーの純白カンフー着は、なんとも言えぬ煌びやかな神々しさ。

これからもブレずにこうゆう
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.5

「セブン」+「ダイハード3」÷「インディー ジョーンズ」=『劇場版 名探偵コナン 暗躍の秘密結社(イルミナティ)』のような映画が出来上がりました。

前作に比べタイムリミットものになっていて、緊張感を
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.7

85分通して存分に笑いました!
特にデニスが喋れるようになってからの、サイモン・ペッグとロビン・ウィリアムズの掛け合いは最高です。

ビスケットを懇願しておねだりする所や、「ご主人様の膝で腰振りたい!
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