Elminさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.8

かなりご丁寧な密室サスペンス。
前半の不気味さがたまんなくて、少しずつ入り組んだ謎が解けてくのが良い。
ただ最後はふわっとした着地。
順序の良い流れが逆にストーリーに強引さを与えちゃったのかなと。
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.4

力強い歌声が全編に渡って響いてひたすら感動した…。
役者の力量がどんと伝わってる映画。
無償の愛を与え、許し、受け入れる受容
苦境から自由を求め、手を取り合う解放
この2つが主に映画全体から強く心にテ
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.5

輪廻転生をテーマにジャンルも時代も違う6つの物語が進んでく映画。
6つも話があるので複雑さが目立つ上、1つ1つの内容が薄めだけど耐えると自然とそのテーマが理解できる。
そこからクレジットのネタバラシで
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ライオン・キング3 ハクナ・マタタ(2004年製作の映画)

3.8

ライオンキングの裏側。
エモーショナルが強かった1に比べどうしようもないアホさで埋め尽くされた超娯楽映画。
ティモン×プンバァの化学反応が面白過ぎて笑いが絶えまへん。
ラスト今思えば中々豪華だなあ!

ライオン・キング(1994年製作の映画)

4.1

ディズニー映画の中でほんと大好きな作品。
3と合わせることで良さが更に格段と跳ね上がる。
ドンと絶望に突き落とされる衝撃とか、過去を乗り越えるシンバの人物像とか、力強い表現が詰め込まれて記憶にしっかり
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.0

金ローにて。
大っ嫌いなホラーを克服していこうと思い初挑戦…なんだけどカットが多くあったからか気になる部分が多すぎてそんな怖く感じなかった。
むしろ青春モノよりに感じた。
いや、青春より子どもたちの成
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

必要最低限の台詞の上にリアルな音が耳に重く強く響いて、他の映画とは違ったリアルさが体験出来た。
銃声、爆撃音は勿論なんだけどその後ろで時計の針を刻む音がとにかく緊張感を煽ってくる。
また展開が一難さっ
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

2.9

正直アクションとスローモーションがしつこかった。
アンブローズの超人的な粘り強さよりも、前作のような心臓バクバクするスリルが欲しかったところ。
ロッククライミングがそのピークだったかなあ笑。
そのシー
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

1作目、序盤から中々のやべぇ展開。
アクションに依存し過ぎず、スリルを存分に味わせてくれる構成がこれぞスパイ映画だ的な感じで良い。
見終えれば気分はお腹いっぱい。
でもやっぱおかわりしよっかな的な。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.6

エンジンの轟音に心臓がドキドキ震えて、ドライバーの見る景色にビビって震えた。
そんで男と男の友情も野心的でいちいち熱くて。
企業戦争の残酷さは残るんだけども、レースにも友情にも、その迫力に見事気持ちよ
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

2.8

こういうコメディが強く効いたアドベンチャーとかは余り自分は好みではないんだけど、まあ良かったです。
テーマパークみたいな楽しさがあって、笑える場面が連続で、ロック様も安心安全のロック様で。

コラテラル(2004年製作の映画)

2.7

インパクトも特に無くあっという間に感じた。
ただ、夜の風景と渋い音楽がこの映画の雰囲気をお洒落にしていた。
んでステイサム何だったの。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.5

IMAX鑑賞。
かなり都合は良すぎるが、締めには十分かな。
今作はキャラが際立ってて、各々の魅力がぐんと引き出されていたと思う。
キスシーンは……まあ良くも悪くもディズニー映画といった感じでしたねえ。
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.6

映像から引き込み、伏線配置、回収、そして衝撃展開までの流れが良かった。
今作のラストは幸、不幸と意見が分かれてるけど、個人的には幸かなと。
52号は地球への未練がある点や、湖畔へ辿り着く点、49号の"
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.4

序盤はスローペースで戸惑ったけど、急に加速する展開は新感覚。
もう、してやられたラストに衝撃が止まらない。
鑑賞後はただひたすら時系列を整理して考えを巡らせての繰り返し。
短い時間でここまで面白いと感
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2048:ノーウェア・トゥー・ラン(2017年製作の映画)

3.1

2049序盤シーンへ直結するサッパーのストーリー。
哀愁溢れるサッパーのキャラの魅力を再確認。
人間のような優しさと凶暴性を兼ね備えた性格は2049にて数少ない感情移入できるレプリカントの1人じゃない
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2036:ネクサス・ドーン(2017年製作の映画)

2.9

禁止法から生産再開への流れ。
2049にて出番の少なかったウォレスが登場。
命令絶対の9型を目の前で死なせる描写からは、多く語られてこなかったウォレスの内なる残酷さがじんわり肌で感じられる。
独自路線
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ブレードランナー ブラックアウト 2022(2017年製作の映画)

3.7

2049で言及された大停電の経緯。
ブレードランナー のリスペクトが随所に見られた演出は、ブレランの世界観を崩さずアニメーションの中に上手く落とし込んでいて良い。
15分でもレプリカント達の境遇からの
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.8

SFの世界観に深い問いを投げ込んだブレードランナーはやっぱ面白い。
長尺のストーリーは必要最小限の描写で進み、ラストを迎えるともう一度見て考えたくなる。

ハリソンフォードは勿論、ライアンゴズリングが
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劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキアVSダークライ(2007年製作の映画)

3.2

ダイパ世代どんぴしゃなんでめっちゃ懐い!
ポケモンはやっぱ神々の戦い3部作。
ストーリーは単純過ぎるのにぶり返した当時の熱が冷めない。
意外としっかり覚えてるもんだね。
ダークライの際立つイケメン良し
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.7

スローペースで基本敵艦隊から逃げ続けるのみ。
フィン達の行動は無意味。
ポーとホルド提督の喧嘩も無意味。
おまけ程度のアクバー提督、マズ、ファズマの投げやり感。
そして雑いフォースの扱い。
レイとレイ
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スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

3.7

愛を感じる過去作オマージュ、巧みに使いこなされたVFX、いい!
構成としてはep4と類似してる部分が多いものの、旧3部作が重宝されているのが感じられた。
ビークル、デザイン、音楽、演出全てが色褪せず、
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スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005年製作の映画)

3.8

プリクエルトリロジーは結末が想像ついているので、その上でどれだけ盛り上げられるかが難しそうだなと。
そこを踏まえるとかなり良かった。
唯一、アナキンの暗黒面堕落までの踏み方が弱い気がして、正直同情より
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.8

終わりが早くて単調のように思われたが実は奥が深い。やみつき。
80年代作品とは感じられない視覚効果の技術力でサイバーパンクな世界を作り上げ、その映像の上にメロディックなサウンドが乗っかって美しいの一言
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スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002年製作の映画)

3.6

今作はアナキンの精神的弱さが随所に見られ、暗黒面へ次第に踏み込んでく様子が多く伺えた。
個人的にはヨーダのアクションも良いが、オビワンに依然として大した見せ場が設けられてないのが残念。
あと結婚がめち
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.4

またまた1段と良くなったCG技術。
ビーグルの疾走感がめちゃ良い。
逆にそのおかげで、ルーク編より30年前なのにハイテク過ぎやせんかと多少思った。
でも同時にライトセイバーのアクションも常に進化してい
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

3.9

ひとまずのルーク完結編。
個人的に地味に感じてた前2作の殺陣が、今回ではアクションのしっかり活きた親子対決で手に汗を握らずにはいられなかった。
地上戦空中戦どちらにおいても白熱した展開があって満足。
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スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980年製作の映画)

3.4

立て続けに見れば映像が1段回良くなったのが明瞭。
映像に加えダースベーダーのお馴染みのBGMも耳に沢山入ってくる。
そしてさりげなく登場するボバフェットの安定のかっこよさが良い。良いです。
ただ4と6
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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977年製作の映画)

3.7

70年代と感じさせない映像技術で送る宇宙活劇は相変わらずの色褪せなさ。
それに加え、緻密な設定を重宝した世界観は大正解で、あらゆる人物の背景を考察するのはいつになっても楽しい。
デザイン面も、R2D2
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.3

色んな要素が多すぎて収束感に欠けるけだど、これくらいのテンポは好みで見やすい。
そして今回、ピーターと恋人と親友の3人により着目したのが中々面白かった。(というのも前2作のMJの転々とする恋がうざかっ
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ドライヴ(2011年製作の映画)

4.3

若干薄味な内容を静かな恋愛とリアルな暴力で上品な感じに仕上げてる。
無口なドライバーの感情がシンセサウンドや映像から伝わるのが面白い。
多くを語らずとも映像で伝える表現方法が魅力を引き出してるし、それ
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タイタンズを忘れない(2000年製作の映画)

4.4

誰でも見やすいようにと思案された映画に感じた。
シリアスさを減らしたのが良くて、フットボールを通して、青春を通して、分かりやすく人種差別問題を提起している。
また、個々のメンバーの心情に焦点を当た構成
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ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

3.4

法廷を取り扱っているけど、ただの弁護士と容疑者じゃない。
もっと深くつけこんだ親子関係が基盤。
なので事件自体は父に故意があるか否かのみ。
むしろそこを踏まえての親子の意地×意地の関係が肝。
とにかく
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.3

崇高なる7人の漢。
全て漢らしさで満ち溢れた西部劇。
漢の中の漢。
葉巻や銃の小物から散り際までもが渋い。
男心をガッチリ掴んでくる。
深い情と勇猛さがキャラを活かしてるし、過激な銃撃が爽快感を引き出
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.0

真面目に阿呆をしてる映画。
スタイリッシュなアクションは見応えあるし、予測したその上を超える展開はやられたと感じた。
ただそこが強化された分中身が殆どないように思ったかな。
騙されたくらいなだけでキャ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.0

非現実世界のなんでもありが、誰もが思い描く"ゲームの中に自分が入り込めたら"をいっぱいに体感させてくれる。
1秒1秒に映り込む圧倒的キャラ量と、リスペクトの塊のオマージュ増し増しで1回見るだけじゃ全然
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