obaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ロッキー(1976年製作の映画)

4.1

ビル・コンティの本気。

そっけないエイドリアンが少しずつ心を開いていくのが良い。後にあんなぐう良妻になるとは思いもしないけどこの頃から聡明な人ではあるんだよな。
「エイドリア〜ン!!」って叫びたい。
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ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.0

満を持してのファイナル。

老いたアンダードッグの再起は金の卵。まあそれはそうだけど、客に聞き飽きるまで過去の栄光を語るロッキーから、リトルマリー、ロバート、ディクソンといった若い衆へメッセージを送る
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雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

4.0

ユニオン(ソ連?)が統治する蝦夷と日米連合の本州が対立している。

ユニオンの謎の技術「塔」には周囲を並行世界に書き換える力があり、眠り続ける佐由里の夢に並行世界が展開されることで書き換えが抑えられて
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

2.6

リスペクト要素のないクズと路上でドッグファイト。クラシックからハードロック、そしてヒップホップへ。あーもうめちゃくちゃだよ。
早くファイナル見よ。

ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.2

アポロの暴走とその斜陽、タオルを投げ込んで救えなかった自分への贖罪、ソ連の超科学が作った殺人マシーンとその人間性の目覚め、米ソ冷戦なんて下らない、一人一人が変わろうってプロット自体はカタルシスを感じる>>続きを読む

リアル・スティール(2011年製作の映画)

4.4

アメリカン若者B系カルチャー+ロボットボクシング。
序盤は負けてそんなに狂乱する?ってくらい悔しがる敵役とか異様に沸くオーディエンスが目立つ「ロボットでワイルドスピードやりました」みたいな印象。
冷静
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.2

2021年1本目。オープニングがめっちゃいい曲。

(明言はされないけどおそらく)自閉症を抱えながらも目の前のことにひたむきに生きるフォレスト、夢のために壊れていく幼馴染であり妻であり最高の理解者のジ
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ロッキー3(1982年製作の映画)

3.8

ミッキーの没後、アポロが現れるシーン、わかっててもとてもテンションが上がる。最強の敵が最強の仲間に。熱い。

エイドリアンもどん底から見守ってきたからこそ、「負けてもいいじゃない」と言える。いい奥さん
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.1

障碍に胡座をかいて傍若無人に振る舞う輩は論外だが、「ひとりでできるもん」と意固地になる障碍者もそれはそれで鼻つまみ者ですね。

赤ちゃんをその手に抱き母親になるということには金をしっかり使って、不必要
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

2.9

「信頼できない語り手」を使ったサスペンスかと思ったら殺しを通して家族に感謝されて自信がついて女にも見切りをつけられました!という自己実現モノでした。

水?ソーダ?に溶ける睡眠薬に集中して周りの声が聞
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ヴェルサイユの宮廷庭師(2014年製作の映画)

3.2

吹替の三木眞一郎さん目当てで。

破天荒女が堅物男と出会って環境を変えていくイマドキのなんの変哲もないレディースエンパワーメント。

皇帝の評価を得ることが当時の仕事の全てだったと言いたいのか、アラン
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

3.4

兄とフランクを殺しケイについに手を挙げるディープな回。

ボートでアンソニーとマリアのおまじないの話をするフレド。マイケルの父子関係を円滑にしてくれるキーパーソンだったかもしれない。それ以上にマイケル
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

4.6

ゴミカス上層部がほんとにゴミカスなので犯人と警察の退屈な二項対立にならず、コメディリリーフとシリアスの急転直下も非常に丁寧に演出されている。

同時並行する3つの事件で所轄の忙しさを追体験できる構成や
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用心棒(1961年製作の映画)

2.5

まだ早かった。

江戸訛りのところなに言ってるのか全然わからなくて東京に生まれたアイデンティティを見失うなどした。

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.3

ゴッドファーザーの斜陽、そして再誕。

アル・パチーノがマイケルのソロッツォ射殺時の目の泳ぎようとカルロ尋問中の睨みと変化に対応しきってるかつ一貫してスタイリッシュで良い。

わりとコニー大暴れ→カル
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リバイアサンX 深海からの襲来(2016年製作の映画)

1.1

チープな劇伴、イケてないメイン俳優、無意味ヌード、ガバガバ受け身アクション。綺麗なクソ映画。

オリーブが自信過剰で思い込みの激しい女だと開始1分でわかるのは素晴らしい。

ゆえに怪物に洗脳されたとい
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.6

その実後味の良いしっかりとしたファンタジーボーイミーツガールだったし、新海の星空は本当に綺麗。

RADWIMPSによる劇中歌、前前前世の使い所さんで劇場で「MADかよ…」と思ったしなんでもないやはイ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

庵野流のヘヴィな世界観と役者陣の雰囲気が非常にマッチしていて良い。

ゴジラ1本も見てないからこそゴジラを単純な脅威として捉えられて楽しめた。

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

2.8

ヒッチコック2作目。

車の中や国連ビル前なんかはわかるけど駅とか荒野みたいなここでそれやる必要ある?みたいなシーンでも合成ハメ込みが出てきてそればっか気になってしまう。

話は序盤はアグレッシブな「
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

3.6

エキストラやスタイリストの人権もクソもへったくれもない頃の超大作。なんと「アマデウス」より長い。

人と金と物資、過酷な砂漠での撮影で描くのは、軍人にも解放者にもなれず、慕ってくれる部下を自ら殺し、同
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.3

アッチの若者文化もクルマもそこまで好きなわけじゃないけど後半はソワソワする。
ドミニクの罪をちゃんと問えよとは思った。
リック・ユーンがとてもボコりたい中国人顔で良。

マッドマックス(1979年製作の映画)

3.9

サンダードームまで時点では一番ちゃんとマッドで面白い。
観ているこちらもチンピラ憎しと思うけどそこまでやるか…?と引くくらいの狂気でいいんですよねー。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.8

世界一悲しい電気椅子。

パーシーがジョンの無実の証拠を消したので手放しでざまあみやがれと言えない。

ポールの永い命は「愛を使って人を殺す」のを阻止するのに使えってことだと思った。それをしない限り生
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

4.5

目を奪われない映像がなくずっと美しい。豪徳寺の桜並木、栃木の雪景色、種子島の夕方、鬱屈とした部屋、都会の終電間際、全てが美しい。
相反するように登場人物の想いは届くことがない。鬱屈としたままどこにも行
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劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- Wandering; Agateram(2020年製作の映画)

1.1

原作既プレイで鑑賞前にも読み直しました。
細かい情報は特に説明ないのでたぶん既プレイ向け映画だけど、既プレイだからこそうーん、と感じる場面が目立つ。

アーラシュはトリを任されるだけあって美しい。
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.8

親に見ろとTVシリーズのDVDを雑に勧められて見て、中古屋に走ってこの映画のDVDを買って、中・高・大全部に「シンエヴァ見にいこうな」って約束した人がいる。

なんだか今時は「少年少女の心象の話がダイ
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ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.7

いいからこれ見ろ、と手放しに勧める気になれないけど、訴えかけるものは非常に大きい話。

やれ「身障者」だの「こわれもの」だのとジョゼを好き放題言う周囲に言い返せなかったのが恒夫の限界だった。最初から提
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

関係性の交通事故やんこんなの!!!

・アンディ・ガルシア、役回り的にもそうだけど風格が「アンタッチャブル」のデ・ニーロのよう。金持ちを狙う側から金持ちに。
・いかにも信用できなさそうなブラピ。
・ず
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.3

よくわかるメンタルヘルス〜反例編。

作中時間が大きく変化したことで新たな情報を提示、作品世界は混沌の様相を呈しています。

目覚めたら人類滅びかけてて原因は俺らしい。は?蜥蜴の如く自分を嫌う周囲、最
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ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作の映画)

3.3

全て得て全て失いズルい大人に頭脳で勝つ話。気持ちいい。

MITのオタクくんたちも仲間に加わってベガスで遊ぶようになるのめっちゃすき。

インセプション(2010年製作の映画)

2.9

第一階層:雨の街
夢の主⇒ユスフ
キック:車の着水
おしっこしたくて雨なのがウケる。橋から車落とすシーンもノーランだし生なんだろうな、迫力がある。

第二階層:ホテル
夢の主:アーサー
キック:エレベ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

過去見たので確認。

TVアニメ版のリメイクではない要素を散りばめ始める序盤。姓が異なるアスカ、ビーストコードを知っていたり謎の多い新チルドレン・マリ、3号機に乗らないことになったトウジ、など。
この
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カンバセーションズ(2005年製作の映画)

3.0

ヤリチン男も男ならヤらせる女も女です。
2画面で必要だけど現場に則してない情報を出すのが頭のいい人の頭の中って感じで小説を読んでるようでした。

同じタクシーに乗ったのか…?

スター・トレック2/カーンの逆襲(1982年製作の映画)

3.3

ミスター・スポック、生き返るらしい。
敬虔に仕事に殉じる男、カッコいいなぁ!

レギュラ1のスタッフにユウジ・オクモト氏らしき姿が…?

スター・トレック(1979年製作の映画)

3.3

ウルトラシリーズとかの特撮のすげーやつって認識だと割と見れます。

デッカーはヴィジャーが欲しかったというより、アイリーアと行きたかったんだろうなぁ。

スタートレックは普遍的なテーマで作っているとの
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ターミネーター3(2003年製作の映画)

1.1

ターミネーターシリーズの悪いとこ全部盛りみたいな感じ。
・女の子都合よく発情しすぎ?
・敵が銃持ってるのは強くなさそう?
・スカイネット核攻撃への決断早すぎ?
など。

2ほどの画面の滅茶苦茶さもなけ
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