いがらっしーさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

いがらっしー

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ジムノペディに乱れる(2016年製作の映画)

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知り合いの女優さんが出演されているから、今更ながら鑑賞。熱演凄い!
行定勲監督の映像は相変わらず綺麗だから、女性の身体も濡れ場もとてもエロティックで美しくて女性にも優しい。演出も完璧!
実は「リバーズ
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

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これ迄の中川龍太郎監督映画もそれはそれは美しかった。
今回はもっと惹き付けられた。
それは単なる映像美への拘りとかではなく、情景、言葉の数々、空気感…全てが美しかった。
こういうのを「いつまでも観てい
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パトリオット・ゲーム(1992年製作の映画)

3.5

そう言えば、この頃までだったかも。正統派の俳優が上品で知的で逞しく、家族思いの愛情豊かなヒーローが出てくる映画が多かった。最近見かけない。
スリリングなカーアクションや撃ち合うシーンもあり…アメリカら
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦初期。フランス陥落間近のナチスの勢力がイギリスを侵略しようとしていた。
度重なる失策から政界一の嫌われ者だったチャーチルが英国首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間の実話が描かれてい
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

第70回(2017年)カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞映画。
それを映画館で鑑賞出来て良かった!
主人公クリスティアンは現代美術館のキュレーター。「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた現代美
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枝葉のこと(2017年製作の映画)

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スクリーンの中の人達みんな機嫌が悪い。だから誰も好きになれない。でも二ノ宮隆太郎監督をからかうシーンとか意外にも笑える映画だった。監督自ら執筆した脚本なのだから自虐ネタとはいえ、俯瞰する能力が長けた方>>続きを読む

快盗ルビイ(1988年製作の映画)

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イラストレーターでもある和田誠監督の演出は、細部に渡りデザイン的でお洒落。ミュージカルを観ているかの様な構図だったり、出演者の衣装、ヘア、メイク、小道具等拘っている。
あの超格好いい真田広之さんが冴え
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心と体と(2017年製作の映画)

3.9

もの静かで透明感のある映像だった印象。
好きという心(感情)があっても体が伴わない女性の話。
観ている時はしみじみ余韻に浸れるピュアな恋愛映画と感じていたが、これはもしかしたら世の中のおじ様達の若い綺
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

最初からクール&ザ・ギャングの大ヒット曲「セレブレーション」が流れる。そうだ、「セレブレーション」とは「アメリカ合衆国フロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート隣接地にウォルト・ディズニ>>続きを読む

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

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山田洋次監督映画を鑑賞出来るこの幸せな時間(*≧∀≦*)✨
盆と正月は寅さんを観に行くのが恒例の楽しみだった。
そしてそれが今では「家族はつらいよ」に代わった。
鑑賞していらした方々は、核家族ではない
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

やっと、やっと鑑賞。
母親が大切な子どもを殺害され、行動をおこす映画は絶対に観たかった。「スリービルボード」の様な感じかと思っていたけれど、この映画には現在ドイツが実際に抱えている難民・移民問題による
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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

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初号試写として鑑賞してきました。
何度も何度も泣けました(>_<)
これ迄の「RAILWAYS」シリーズは全て良かったけれど、今回のシリーズ第3弾もちょっと違う感じでそれがまた良い‼️
いつも以上にし
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伊豆の踊子(1963年製作の映画)

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吉永小百合さんは未だあどけなさが残っている踊子である生娘を演じていらして、それはそれは可愛いらしい。高橋英樹さんの若々しい学生さんも好感度抜群で二人は惹かれ合う。しかし、踊子と学生では身分が違うからと>>続きを読む

ロンドン、人生はじめます(2017年製作の映画)

3.5

「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」の第2段って感じの、年配女性の自分らしく生きる映画。
若かりしダイアン・キートンが「アニー・ホール」で魅せたイヴ・サンローランの衣装そのままにお洒落な年配女性と
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

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脚本を読んでから鑑賞。
脚本では主人公の達夫の妹からの手紙のシーンが頻繁に差し込まれていたが、映画では最初と最後しかなかった。そのせいか「家族」をテーマとして扱った映画より恋愛映画としての色が濃くなっ
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

臨場感が出るカメラの長回しのシーンが頻繁に使われていて、この落ち着きのなさが、いつ殺されてしまうかも分からないマフィアの一員として存在している主人公の心情を巧みに表現されていて凄い!やはりマーティン・>>続きを読む

はなちゃんのみそ汁(2015年製作の映画)

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若くして乳癌になってしまったが結婚でき、妊娠までしてしまう。しかし子どもを産むことは、その間、抗癌治療をストップする事になるからと迷っていた時に「死ぬ気で産め!」と病気がちの父親に言われ産む決心をする>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

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評判も良かったので、絶対に映画館で観ようと思っていたのに、残念ながらみ損ねてしまい、やっとDVDで鑑賞した。
映画館だと見えるものもDVDになると見えないとか、感情移入しにくい作品がある中で、これは直
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

スティーヴン・スピルバーグ監督でメリル・ストリープとトム・ハンクス主演の映画だから、当然公開初日に観に行った。
巨大な代償を払うことになるとわかっていても、重大な国家の真実を明かすかどうかの不朽のジレ
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

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衝撃的過ぎて観終わってから暫く経つのに未だ引き摺っている。
これは「リバーズ・エッジ」のタイトル通り、河口付近に流されず溜まりに溜まったごみの様な『汚い映画』だった。
90年代の高校生という彼らなのだ
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

5.0

沢山の監督さんがオススメするものだから期待して鑑賞したら、本当に非の打ち所のない映画で…
落ち着いてから記録を書こうと思っていたら書き損ねてしまった(>_<)
主演のフランシス・マクドーマンドが素晴ら
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

5.0

こういう映画がみたかったのよ!これは絶対映画館で観るべき映画。
カナダで最も有名な画家モード・ルイスの実話を映像で魅せてくれる映画。
アシュリング・ウォルシュ監督が女性だからなのか、主人公モード・ルイ
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.9

神など信じず生きてきた90歳の現実主義者ラッキーが、いつもの生活の中でふと、自分にももうすぐ訪れるかもしれない『死』について考え始める。
「人はみな生まれる時も死ぬ時も1人だ」
の言葉の様なメッセージ
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Bye Bye Blackbird(2004年製作の映画)

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冨樫森監督の作品だという事で観てみたくて鑑賞。
『Bye Bye Blackbird』はenbuゼミナールが制作された作品の様でインディーズ映画の雰囲気がした。
個人的には同時に収録されている『Fry
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BUNGO ささやかな欲望(2012年製作の映画)

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日本の文豪作品をそれぞれ別の監督・脚本で撮ったオムニバス映画。これまで、そのどの監督も素敵な作品を作られた方々だから観てみたくて鑑賞。昭和の文学が昭和の日本の品の良さも含めて映像化されていて穏やかな気>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

「最も崇高な芸術とは観る者を幸せにする」…締めの言葉
ディズニー映画の様な典型的なアメリカのミュージカル映画。
セリフや歌、音楽やダンスも最高に素晴らしく楽しめた(*≧∀≦*)✨
これこそエンターテイ
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かぞくへ(2016年製作の映画)

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手元カメラの揺れで観ていられなくなる処があるのは監督の意図的演出だったのかもしれないが、乗り物酔いに近い感覚になり気分が悪くなったのは、どうも私だけではなかった様。
けれど、ドキュメンタリーを観ている
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北の桜守(2018年製作の映画)

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健気に一生懸命生きて行く主人公・江蓮てつは、幾つになられても可愛らしい吉永小百合さんのイメージそのものの様な女性でした。
「北の零年」(05) 「北のカナリアたち」(12)に続く"北の三部作"の最終章
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

思わず目を逸らせたくなる様なグロいシーンもあったけれど、大半が美しい映像や音楽と共に五感で感じさせてくれる大人の恋愛映画だった。ずっとこのまま余韻に浸り続けたい。
「美女と野獣」や「人魚姫」「シンデレ
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はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

4.0

ハートウオーミングなコメディ映画だけれど、ドイツならではの難民問題や難民を受け入れた事で浮き彫りにされた家族トラブルの話等、実はシリアスな問題を沢山提示してくれた。難民問題のみならず現代人が抱える問題>>続きを読む

冒険者たち(1967年製作の映画)

4.3

1967年の作品とは思えないほどお洒落で魅了されてしまう。それは、絵になる3人の主人公達のお陰だけではないけれど、マヌー(アラン・ドロン)とローラン(リノ・ヴァンチュラ)の二人を虜にしたレティシア(ジ>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.3

善き人のためのソナタ…
「ギフト包装は?」
「いや 私のための本だ」
優しいピアノの音色と共に奏でられたラストシーン。
切ないけれど、
心に残る大人の映画。

ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

4.0

大好きなシャーロット・ランプリング観たさに初日鑑賞。
それが、作家のいしいしんじさん(原作者ジュリアン・バーンズ氏に詳しい方)の登壇解説を鑑賞前に訊かせて頂けたのはとても幸運でした。
ジュリアン・バー
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わが母の記(2011年製作の映画)

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自分の母は有難い事に未だ健全なので自分の祖母とか父との思い出が甦ったりした。
親というものは自分の子が幾つになろうとも、いつまでも我が子を思ってしまう気持ち…それに共感して涙が溢れた。
親子は気持ちの
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嘘八百(2017年製作の映画)

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とてもスカッとするコメディ映画。隅々まで丁寧で、所謂「贋物」を扱う話ではありますが、映画としては、贋物ではない作品をを制作する為にどれだけ沢山の人達が御時間を掛けたことでしょう!
今回同様、武正晴監督
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.8

実は、今回が初めてのスターウォーズ鑑賞。
ある脚本に「あたしのフォース」という台詞があって、理解できなくて観に行かなきゃ!と行動に走った次第です(^_^ゞ
今までの作品を観ていなくても、このエピソード
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