いがらっしーさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

いがらっしー

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ウルフなシッシー(2017年製作の映画)

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最初から最後まで、知性派な二人の会話が延々と続いている。シュールなこの脚本は監督が書き、自ら辰夫演じている。それにしても、よくまああんなに長々と台詞が続いて出てくるものだ…凄すぎて、私もアヤコ同様に冷>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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汚ない川の流れは、それでも綺麗…どんなことがあっても逃げ出さないで生きて行きたい!って思った。決して切ないだけの恋愛映画ではなく勇気も与えてくれた。

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

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恋愛御年頃の映画好きが何人もオススメしていたので、映画館で観ようと思っていたのに、見損ねて、やっとDVDで鑑賞。
後半、切なくてやられた!
互いに顔を見ないシチュエーションで別れ話をするシーン。
別れ
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

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映画人ならば誰もがぜひ関わりたいと思っているこのシリーズ。
任侠映画。男の美学。
主人公が結末をつけたラストで、走り去っていく車を、俯瞰映像でとらえている。その瞬間、最もしびれた!
いつまでも余韻が漂
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

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大評判だったから、上映中に観に行くつもりだったが、どうしても行けず、やっとBlu-rayで鑑賞。
最高に面白い!
映画「嫌われ松子の一生」にも似た傑作でテンポ良く、松岡茉優さんを始め、脇役の方々まで、
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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

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黒沢清監督っぽい映像だなあと思っていたら、やはりそうだった。
遠くからとか映したいものの外からゆっくり左右にPanして長回しをして撮る映像は映画ならではで、心地好い。
ちゃんと存在していたか?と主人公
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カクテル(1988年製作の映画)

3.7

長台詞がなく、小意気な台詞がスピーディーで心地好い!
出世欲の強いバーテンダーが成功して行く話の様で、単なるサクセスストーリーではなく、でも確かな幸せを掴んでいくお話。
トム・クルーズが格好良すぎでな
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フューリー(2014年製作の映画)

3.8

1945年4月、ナチス占領下のドイツで連合軍側の「フューリー」と名付けたシャーマンM中戦闘車に乗り込んだ男達が過酷なミッションに挑んで行く。
男達が食事をするシーンが印象的。登場人物のキャラクターが際
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ブロウ(2001年製作の映画)

4.0

ブロウ…コカインのこと。
1970年代、アメリカに大量のコカインを密輸したジョージ・ユングの半生を画いた実話。
父親との愛。
娘に対する父親としての深い愛。
親子や夫婦故の怨恨。
冒頭付近の父親の言葉
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

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あまりにも衝撃的で、素晴らしいって思ったから、なかなか鑑賞記録を書けなかった。
蒼井優さんの演技力にただただ魅せられた。阿部サダオさんのコメディチックではない繊細な演技にも魅せられる。
最後のどんでん
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

ある映画監督のお薦め映画として鑑賞。光と影が、絵画の様に美しい。スクリーンに映っていないのに、その外の様子までも感じさせてくれる、芸術性の非常に高い映画だった。

神と人との間(2018年製作の映画)

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女性の裸がグロくちらつく…
純文学ではなく、ブラックコメディ。

ホワイトナイツ/白夜(1985年製作の映画)

3.8

アメリカとソ連の冷戦時代に逃亡したバレエダンサーの話。
ミサイル・バリシニコフのダンスだけでも魅力的で引き込まれてしまう。

いつか読書する日(2004年製作の映画)

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同世代の映画監督に脚本が面白いと勧められ鑑賞。大人が観たい大人の恋愛映画。朝の薄暗い時間から夜が明けていく頃に、長い石段を急ぎ足で駆け登ったり降りたりしていく主人公の姿が印象的だ。30年の月日を実感出>>続きを読む

スティルライフオブメモリーズ(2018年製作の映画)

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矢崎仁司監督のこれ迄の作品同様、独特の世界観が漂っている。グロテスクになりそうなシーンもエロチックな美しい絵画の様な映像に魅せられてしまう。赤ちゃんから、妊婦、死体に至るまで女性であれば、女性性器を持>>続きを読む

ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.9

どいつもこいつも、格好良く突っ張って生きている。
大真面目に一生懸命な奴らばかりだから、こんなにも魅了されるのか。
クールビューティーなダイアン・レイン。昔から好き!リトル・ロマンスでデビューし、19
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ピース・ニッポン(2018年製作の映画)

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日本ってこんなに美しかったのですね✨大きな画面で観るべき映画を映画館で鑑賞出来て良かった!日本の美しい映像を残して下さり有難う御座います!
今回、日本の美を「再発見」したと思ったのは多分ドローンとかを
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

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普通の女子高生の生活がしたいのに「吃音症」で人前で話せない志乃ちゃんとミュージシャンになりたいのに音痴な加代ちゃん。空気が読めなくて人とコミュニケーションが上手くとれないけど友達が欲しい菊地君。
風景
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

4.0

プレミアムシネマでやっていて、驚いた!1973年の映画だったのか…
中学三年生の時、つまり1977年にテレビで放送されたものを初めて観た。
当時、家庭科の先生に「これからの世の中が不安だし、若い君たち
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時をかける少女(2006年製作の映画)

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時空をこえるのは同じだけれど、実写版の「時をかける少女」とはまた違ったストーリー。
時空をこえる人がいれば、必ず、他者にその影響が出る。
これまで、人が一生懸命話している時に、きいてなくて…あの時ちゃ
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

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70年代の在日韓国人家族が、日本人から受ける差別や貧困と戦いながら、この日本で一生懸命生きて行こうとしている話。出来れば美人三姉妹の恋愛話より、もっと父親の半生の苦労話を聞きたかった。最初から最後まで>>続きを読む

トッツィー(1982年製作の映画)

3.9

大学生の頃、映画館で観た。今回35年ぶりにNHKBSで放送されたものを改めて鑑賞。
単にダスティン・ホフマンが女装熱演した痛快コメディ映画だった。という事と、「母親との部屋の壁紙を選ぶ時の話」が妙に印
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

原作が「ほるぷ出版」から出版された良書らしい。所謂「学校推薦図書」の様な著書。
主人公だけでなく、様々な人達の立場から物語がえがかれているから、どんな登場人物も誰も憎めなくなるし、皆それぞれが良い子で
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母という名の女(2017年製作の映画)

4.3

ミシェル・フランコ監督の前作「或る終焉」も衝撃的だった。これもまた不穏で不安定な世界観をみせてくれた。そんなにアップの映像や台詞の応酬があるわけでもないし、音響効果等で後から編集され強調されているわけ>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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かなり良く練られて執筆されているのでしょう。構成の素晴らしい脚本❗…と、それ以上の事を話せばネタバレしてしまいますので、書けませんが、期待以上の面白さでした。
館内がこれ程笑いの渦に包まれた映画も久し
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.0

スティーヴン・スピルバーグ監督の作品は、やはり素晴らしい!
アパートの中を俯瞰映像で映し出していたのを観た時、その映像演出の面白さに身震いした。
予知能力により、殺人する前に犯罪を起こさせない近未来の
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万引き家族(2018年製作の映画)

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脚本がガチガチに決まってないからこそ、そこで生まれたものを互いに柔軟に拾い上げ反射しあっている。だから自然に見えるのか。
でも、それには、そこにその人としてちゃんと存在していなくてはいけないし、周りか
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.0

ノーブルな雰囲気を味わえる映画で極上の気分に浸れる…と思えたのも束の間だった。あのがさつな女性が出てくるまでは!
その感覚を私が味わった以上に主人公のレイノルズも感じた事でしょう。
彼は繊細で完璧主義
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

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歪んだ形かもしれないけれど、それぞれの母親がそれぞれの娘を思う愛に満ち溢れていて、切ない。
「子どもは3歳までに恩を返す」と言われている様に3歳位迄の子どもを育てられる幸せは実に格別。誘拐犯ではないけ
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

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山崎力さんと樹木希林さんの演技を観たくて鑑賞。
伝説の画家・熊谷守一夫妻の晩年の「モリ」の様な自宅で起こるお話。映像だけでなく音でも昔ながらの日本を感じさせてくれる心地好い映画。……が、それだけでなく
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

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渋谷の退廃的異空間で、
まるで自己確認する様に痛感を快感として味わっている。あの可愛い吉高由里子さんの体当たり演技が衝撃的!

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶(2017年製作の映画)

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脚本が林民夫さんで滝田洋二郎監督作品だから楽しみにしていたのだが、映画館で見損ねてBlu-rayで鑑賞。
「天皇の料理番」の様な一人の男の話かと勝手に想像していたがそんなのとは違い、何世代にも渡る歴史
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関ヶ原(2017年製作の映画)

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これだけの迫力ある合戦シーンは、最近では他に類を見ない重厚感だった。TVドラマでは描けない悲惨でスケールの大きな映像。「映画」を観せてもらいました。

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

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音楽プロデューサーはあの有名な小林武史氏。「ひずみ」HARUHIという楽曲が流れて、より切ない気持ちにさせてくれる。監督は最近のヒット作「恋は雨上がりのように」や「帝一の國」の永井聡監督。
風景が綺麗
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

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テーマが救いようがないほど重くて暗い。答えは出ない。
「好き」の反対は「嫌い」ではなく、「無関心」。憎くて憎くて赦せない❗というのも「忘れられない人」という事か。
幸せになってはいけないという罪悪感で
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ミックス。(2017年製作の映画)

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蒼井優さんの演技が凄い!と噂を聞いていたから、本当は映画館で観たかったのだが間に合わずBlu-rayで鑑賞。でも大満足。
卓球映画だとは分かっていたが、「ミックス。」とは、男女混合ダブルスの事だった。
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