LudovicoMedさんの映画レビュー・感想・評価

LudovicoMed

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映画(88)
ドラマ(0)

プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

1.0

笑ってはいけないエドウッドof the Living Dead。

SFとして色々やりたいけど、製作費が全然届いてなく、脚本も1時間くらいで思いつきそうな、暇つぶしの脳内空想をざっくりした感じで映像化
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

2.0

平成ガメラシリーズ3作目。
前作をトレースしつつ、キャラ、怪獣をしっかり踏襲し、物量、展開を盛りまくった結果、ファンを喜ばせる集大成っぽく見える、めちゃくちゃ映画。

無理矢理でも持っていく見せ場。オ
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スプリット(2017年製作の映画)

3.7

『衝撃のラスト』の呪縛に囚われ続けているMナイトシャマランがついに、ケヴィンファイギばりのあの構想に手を出した。

自分含め、多くのシャマラニストはこのラストに歓喜したことでしょう。
正直、全く予想し
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

雑な計画は悪夢を呼ぶ。

コーエン兄弟のこういう重厚なサスペンスドラマにブラックな笑いを入れてくるセンスは相変わらず最高。

問題ないと思っていた計画なんかが、だんだんと崩れていくさまは、それだけで楽
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

2.9

続編としていろいろやろうとした結果、変なセルフオマージュみたいになった作品。

当時大流行したホラーコメディの路線に乗っかって、前作以上にドタバタコメディ要素を増し、もうホラー的な構図は留めてなく、ス
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エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.8

Harder Than You Thinkの無敵の高揚感。

ドゥザライトシング以来のPublic Enemyフィーチャームービー。大好きなだけにあの出動シーンだけで、贔屓めの評価にはなるけど、もうワ
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アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.2

映画における続編の定義がマーベルによって崩れつつある。

2010年代を代表するエンターテイメント映画コンテンツにまで上り詰めたMCUシリーズのいっ時の区切りとお別れを告げる本作。

本作で特に思った
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

日本のアニメーションとしても、近未来を描いた映画としても当時は非常にエポックメイキングだったと思います。

81年マッドマックス2 、 82年ブレードランナー 、84年1984、ターミネーター、 85
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.3

カルチャー全方位にオマージュを無限に向け、誰も見たことない面白さを展開させた怪作。

本作では、ミステリーにも、ノワールにも取れるストーリーラインを持ちながら、幻想と夢の線引きが曖昧な、いわゆるカルト
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

ウォルトディズニーワールドの公式PR映像にするべき、夢と魔法の詰まった愛しい作品。

人が造った建造物でありながら、世界で最もマジカルなパワーを持つ空間。

そんな夢の国の近隣の安モーテルに住む、貧困
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.9

「Merry Christmas‼︎」
このセリフが世界一、グッとくる作品だろう。

三十四丁目の奇蹟と並んでベストオブクリスマス映画でありながらバックトゥザフューチャー2、グレムリン、イレイザーヘッ
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トマホーク ガンマンvs食人族(2015年製作の映画)

3.7

B級感溢れるジャケットと、景気のいいケレン味アクションが見られそうな邦題は完全にミスリード。

かなり丁寧に造りこまれた三部構成、西部開拓時代と野蛮民族のテーマ性、そしてとんでもないゴア描写とカタルシ
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ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

2.4

「ネバーギブアップ・ネバーサレンダー」で強引に1時間半持っていく作品。

スタートレックありきで成り立ち、SFの大量パロディを練り込み、この映画自体がコメディであることを自分で忘れているかのようにスタ
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.8

本作を観るまで、あの完璧すぎる1作目のラストから、猿の惑星に続編なんて必要ない!派だった状態でした。

結果、良くも悪くも1作目に劣らず、インパクト大のエンディング。

1作目が映画史レベルで非常に優
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.3

ホラーとして優れていると同時に、映画としてものすごく新しい才能を感じた。

とりあえずアリ・アスターの演出力が尋常じゃないくらい良くできていて、なおかつ新しい感覚を受ける。
場面の繋ぎ方やロングショッ
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.9

近年の麻薬カルテル物の作品群の中でも、極めて異色なストーリーテリングを放つ作品。

脚本のテイラーシェリダンの技量もあってか、観客側が、ある程度こういう感じにストーリーが着地するであろう、展開の予想の
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くまのプーさん(2011年製作の映画)

3.7

【Hunny is drug】

プーさんの世界でのハニーのスペル間違いはドラッグのメタファーだからなんだ。

と思い示されるほど本作は、むちゃくちゃアナーキーなキッズムービー。
他の人の声が全部はち
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孤狼の血(2018年製作の映画)

2.6

ヤクザ抗争物をこのバジェットで、しっかりエンタメにも徹し、おそらくシリーズ化されていくであろう構想は、大衆に向けて東映が、あるいは邦画がレイティングのついた生々しい作品を今後どう扱うのか。
コンプライ
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.3

香港ノワールの名匠ジョニートーが仕掛けるチームアクションであり、全篇即興演出が話題を呼んだ至高の一作。

ザミッションのキャストが再集結とあって、ジョニートー映画の中でも1、2を争う素晴らしい傑作だと
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.7

名作SFのありとあらゆる作品から多大な影響を受け、その後の有名なSFに少しだけヒントを与えた名B級作。

ここまでオマージュ元をハッキリと、ちらつかせるモロ感は稀有な存在ではあるが、逆にこういった引用
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.1

タイムトラベル映画を描かれる上で必ず、現在いる通常の時間軸が一個か、平行して何個かの時間軸が存在し、パラレルに入って行くかの設定に分かれ、それぞれの映画の設定への抵抗や疑問などで賛否が分かれてくる。>>続きを読む

東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.4

やってることは、お化け屋敷的な天井や川の中から幽霊が飛びだす、子供騙しの脅かしと同じなのに、これを映画というメディアで、中川信夫が創り出すと、こんなにも不気味でフェミニティーで妖艶に仕上がるとは。>>続きを読む

鉄男 II BODY HAMMER(1992年製作の映画)

3.4

カラー化になり、伝えるべき情報量のまとめと、無駄な場面の挿入を抑え、前作とはまた違った独創性あふれる作品に。


ロボコップシリーズ2以降のプログラムピクチャー的な奇怪アクションカタルシスに振り切って
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ミスト(2007年製作の映画)

3.6

一度見たら一生忘れないほどの、強烈なバッドエンド。

こんなこと思いつくのはいいけど、映像化すんな‼︎って、倫理的にも思えてくるし、映画は不快感こそが芸術に繋がったり人々の記憶に残り続けるので、エンタ
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ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.8

80年代カルトホラーでありながら、ホステル、saw などの拷問ホラーの先駆け的な「痛さ」を想起させる作品だと思う。


異界だったり、ファンタジー要素を取り入れつつも、ゴシックホラーの様式で恐怖を演出
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ハスラー2(1986年製作の映画)

4.2

勝敗を競うタイプのスポーツ映画ではなく、あくまでもいかに相手を騙し、大金を稼げるか、といった賭け事のロジックを取り扱った作品。

日本人には馴染みのない文化だけど、周到な準備と駆け引き、モブを誘い込み
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カリートの道(1993年製作の映画)

4.5

もし、スカーフェイスのラストでトニーモンタナが生き延び、刑務所暮らしをしていたら。

本作は、スカーフェイスの後日談としても、十分機能するくらい、トニーを彷彿とさせる。

デパルマ × パチーノのギャ
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

3.1

アブノーマルな世界を描いてきた、リンチ監督による、ハートウォーミングなロードムービー。

アート性を封印し、リンチ監督作のなかでも最もメッセージが解りやすく、シンプルな異色作。

時速8キロのトラクタ
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

4.4

スプラッターという言葉を世に広め、その後ブームを作り出した、ホラーの金字塔。

初めて鑑賞した時は「そっち系の映画」と戸惑った記憶があるが、再度鑑賞して、あまりの面白さに幸福までも感じた。

本作のテ
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

4.2

人間が見る悪い夢をそのまま具現化し映像にして、極限まで日常を異様な感じで映し出した作品。

リンチのデビュー作であり、リンチ本人が、映画会社の人から口出しされず、自分のアート性とシナリオを存分に発揮で
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.1

ワールドトレードセンタービルを実際に綱渡りした男にスポットを当てた実録物。

映画の構造が前半、主人公の生い立ちからラブロマンス、そして計画を実行するまでを描くケイパー物と分かれているため、ただ「ツイ
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サンシャイン2057(2007年製作の映画)

3.4

SF映画を創造する上で、まだ誰も見たことないアイデアや設定を思いつけるかが、最も重要なこと。

映画でしか造れない非現実的な世界観や体験を提示できるかが、勝負の分かれ道だと思う。

特に宇宙が舞台の場
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー作品賞受賞作ともあり、この映画のパッと見のルックだったり、雰囲気は人によって取っ付きにくく、上質な敷居の高さが見られますが、メインのお話は組織の金を盗んだ主人公が冷酷な殺し屋に追われる攻防劇>>続きを読む

マチェーテ(2010年製作の映画)

3.8

グラインドハウスのフェイク予告からできた本作はまさに、デスプルーフ、プラネットテラーのB級感を継承するような作品。

デスペラードの殺し屋、スパイキッズのマチェーテ役を演じたロドリゲス監督常連のダニー
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

1.5

実在したPTバーナムという人物を描いたミュージカル映画。

バーナムは実際70歳の黒人奴隷を160歳と偽わり12時間強制労働させたり、インディアンの風俗を踊らせ見せびらかしたり、オラウータンと魚を縫い
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127時間(2010年製作の映画)

2.7

ワンシチュエーション物どころか、ワンショットサバイバルの超ミニマムな作品。
こんな題材がまず映画として成り立つとは考えづらい。

しかしダニーボイルの手腕となにより、ジェームズフランコの一人芝居により
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