Mさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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DearFukushima,チェルノブイリからの手紙(2012年製作の映画)

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チェルノブイリ原発関係者、元住民、代替都市スラブチチに暮らす人々に取材したドキュメンタリー。同じ核災害の被災者として、銘々、福島について言及しているという点で興味深い。

チェルノブイリハート(2003年製作の映画)

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現地に赴いて話を聞いた人がいる。カメラを回した人がいる。線量計の音を間近に聴きながら。ただ、観ていて疑問やモヤモヤを感じたのは事実。起きている現実、そして感じた疑問を含め忘れてはいけない。

アマンダと僕(2018年製作の映画)

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「サマーフィーリング」の次に鑑賞。パリの街並みはロレンスやゾエがふらっと歩いていても不思議じゃない。ただ、アマンダほぼいつも何かしら食べてるの気になって心配。7歳の姪っ子に泣きながら「良い夜を」なんて>>続きを読む

サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.8

死に触れた体験や、人生においてなにか重大な出来事を経験した人間の日常は、その後も容赦なく続いていく。そして現在進行形でその都度思うことや感じることが変わり続ける。3つの都市の異なる景色を通して、登場人>>続きを読む

おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

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広大な土地に規則正しく並ぶブドウの木は四季の色合いを鮮やかに反映する。

バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

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GYAO!の洋画一覧で大半を占めるB級アクション•官能映画の底なし沼の中でポツンと一つ、まさにこの映画を見つけた時、蜃気楼のような色合いの中で荒涼とした砂漠を一人歩き続け「バグダッドカフェ」にようやく>>続きを読む

麗しき日々(2013年製作の映画)

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還暦、仕事の終わり、友人の死といった人生の区切りを迎えたが、心の中ではどこか踏ん切りがついていない。老いや焦りからの逃避行。世間体などお構いなしに、生き生きとしている姿は美しい。

ブレイク・ビーターズ(2014年製作の映画)

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映画「ビートストリート」に魅了された東独のダサかっこいい(どちらかというとダサい寄りな)若者が魅せるブレイクダンス。フランクのヒゲはない方が絶対にいいです。

アリスのままで(2014年製作の映画)

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冷蔵庫にティッシュ入ってたり米櫃にTVリモコン入ってたりというのは実際にあることで、観ていて一つ一つの行動や現象が、刺さるほどリアルに描写されていた。ジュリアンムーアの演技も見事。環境の変化は病気の進>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

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最も暗い夜の 最も輝ける光
女の子エルファニングっていう事にまず驚き。藤井隆からDavid SylvianまでまさにWorld Citizenなサントラが良い。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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先生も来るし誰でもウェルカムみたいなパーティしてんの最高。LCD流れるのも、卒業式の帽子投げ定番シーンが無いのも最高。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

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デヴィッドフィンチャーが嫌いな色ピンクっていう記事をどっかで目にして以来そればかり気になってしまって。妙に納得するというか、確かに嫌いそうだなみたいな(笑)それ以来ピンクの物をフィンチャーの映画の中で>>続きを読む

SP 革命篇(2011年製作の映画)

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尾形の言う「大義」が何を意味するかようやく今作で判明するが、最終的に尾形の言うそれは「個人的な怨恨」で、伊達が目指したのも「偽者達の王様」だったというわけで。警察関係者、官僚、政治家という中で、表舞台>>続きを読む

SP 野望篇(2010年製作の映画)

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公開当初「ドラマで終わっておけば良かった」と散々巷間言われてた記憶。映画用に規模の大きくなった派手なアクションとモヤっとするCGはあるものの、10年経った未だに見返すほど好き。公安•田中が本当にハマり>>続きを読む

わんわん物語(1955年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

パスタが登場する映画って星の数ほど存在しますが、わんわん物語のミートボールスパゲティが全映画•全パスタの中で個人的No.1というのは子供の頃から変わりません(思い出補正含め)シェフ•トニー特製のオーセ>>続きを読む

ザ・ダイバー(2000年製作の映画)

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カールブラシア、ジャックマイヨール。どちらも周りの驚異と敬意の中、何かに取り憑かれたように暗く深い海へと潜っていく。きっと辿り着いた人間にしか見えない景色があるんだろうな。

グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

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光を求めて潜行して
私は私を証明する

エンゾママのパスタ
致死量くらい食べたい

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

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スティーブ本人の「自立」の可能性を潰してしまうこんな法律が存在してはいけないと思うが、共依存関係の親子の間に福祉や制度など外部が介入していくのは一筋縄ではいかないと正直感じる。この映画は見終わった後に>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

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食べ物の美味しさと季節の移ろいを感じられることがなにより健康な証拠だと思う。

希望の灯り(2018年製作の映画)

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旧東独時代への郷愁。
倉庫型スーパーで働く従業員は皆オスタルギーを抱え、多くは語らないが言いようのない哀しみを負っている。閉店後、深夜の冷え切った店内に響く「G線上のアリア」がとても印象的で不思議な魅
>>続きを読む

リヴァプール、最後の恋(2017年製作の映画)

4.0

曇天のリヴァプール。
年老いて病床に伏しても唯美しく。
コステロのYou Shouldn’t Look At Me That wayで涙溢れる。

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

レザボアドッグスとか観て強盗の勉強する人って本当にいるんだ

おくりびと(2008年製作の映画)

3.6

先日「納棺」というものに初めて実際に立ち会って、この映画を観るのは今しかないと思った。誰かの訃音に触れるたびに、日常に潜むどこか他人事と気にも留めなかった「死」に目が行くようになる。鮭の死骸をただ眺め>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

勝てなければ用無しという競走馬の宿命を、事実として受け入れることは15歳の少年には早すぎる。寒々とした荒野を抜けて辿り着いた温もりのある都会。