Monicaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パリ、ジュテーム(2006年製作の映画)

4.1

景色みるだけで、どこぞの特定厨のように場所がわかってしまうんだけど、私のパリ大好き度がヤバいのか、それともパリはどこを切り取ってもキャッチーな街なのだろうか…とにかくずっとパリに戻りたくておしりがうず>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.9

今朝、夢の中で夢を見てて、起きてもまた夢、という不思議な夢を見て寝坊したんだけどそんな感じの映画だった。
オープニングがめちゃくちゃかっこいい。ゴダールリスペクト(?)なのか分からないけど、映画内映画
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ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.2

なんか家のDVDプレーヤーがぶっ壊れたので、冒頭20分を5回くらいループで見る羽目になって頭おかしくなるかと思った
パリの地図を日記がわりにするやつ私もやりたい

ちょくちょく差し挟まれるブラックアウ
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

3.0

シュールなハードボイルドとかいう謎ジャンル… だけでなく、痛烈な科学批判、反スターリン、可愛すぎるアンナカリーナ、SF、マオイズム、ディストピア、雑なカーチェイスなど情報量過多でそこはかとなく漂うB>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.1

今も昔も煙草が似合いすぎる女優カトリーヌドヌーヴ…
大女優の母と脚本家の娘、という人物設定によってだいぶデフォルメされてはいるけれど、親子(とくに、母娘)の分かり合えなさとかぎこちなさって普遍的なもの
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.2

わたしの好きな映画の在り方とパリの姿がぎゅっと凝縮されていた!今年、観てよかったナンバーワンです
現実を、否定も肯定もせず描くことで弱き者たちを救済する、という映画の役目をしっかり感じられてよかった
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ヒューマニティ通り8番地(2021年製作の映画)

2.4

面白くなさすぎて逆にウケちゃった
生ぬるいブラックジョークと、行きすぎたアンチ科学がある意味フランスらしい…(フランス人の先生が、4Gの電波浴びてると馬鹿になるから寝る時はスマホの電源切ってるのよ、っ
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

2.7

なんかNHKでやってたから観た(3回目)
ロジャーテイラーが煙草吸いながらドラム叩いてるのめっちゃカッコいい〜顔面あつそう…
たまにこういう映画見ると、露骨に感動させにきてる演出にビビるけど安易にウル
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

3.2

大学のゼミで、誰かがブレッソンに関する引用をしてた気がしてずっと気になっていた、、映画館で観れるのは貴重な機会すぎて逃す手はなかった…!
modèle(俳優ではない!)に素人を起用してわざと棒読みの演
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

言葉と愛に対する信頼が感じられてとても良かった。暗澹とした内容なのに人間ラブとなる。自分の経験とか共感ベースではなくてしっかりと言葉と感覚の次元において感動できた。脚本の朗読CDとか欲しい。
あと音楽
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パリ、混沌と未来(2019年製作の映画)

4.0

私の大好きなパリの断片たち。救急車とパトカーのサイレンの音、若者の大声、レピュブリック広場のらくがきと爆竹(そしてデモに巻き込まれてパトカーから逃げ回った思い出)、ベルシーのあたりのショッピングモール>>続きを読む

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.4

軽めの不条理小説の短編が詰まってるみたい

3本しか観たことないのに語ってごめんという感じだけど、この監督は、ふつう無駄とされるものに花を持たせるのが本当に好きで、上手なんだろうなーと感じた。
たとえ
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あるメイドの密かな欲望(2015年製作の映画)

-

19世紀に降臨するレアセドゥ様…
トレビアン連発するおじさんの距離感が絶妙にキモくてよかった。当時の女性の、誰も知らない内的な部分のリアル。フライヤー可愛すぎて飾りたいですね…

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

相手に自分を投影したい、相手の中に自分を見出したいという無謀で刹那的な欲望と、
そこから得られる結論が、 « parce que c’était lui, parce que c’était moi 
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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内容は寧ろ政治的でcritique なのに、撮影の手法とか雰囲気がシュールで、そこのちぐはぐさが面白いのかも。不勉強すぎてパロディ全部追えなかったから下調べして何度も観たい。あとレアセドゥの口から発せ>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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起承転結ないので考え事しながらでも観れる
レアセドゥのフランス語を映画館のおっきいスピーカーから聴けたのと(そして彼女の声は英語を話してもなお魅力的なのであった…)、個人的推しモデルのリリータイエブが
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カサブランカ(1942年製作の映画)

4.2

定期的に観たい名作
音楽が本当に最高で、「時の過ぎゆくままに」はいうまでもなく、
ヴィシー政権下のカサブランカのバーでラ・マルセイエーズをみんなで歌うシーンはかなり感動する…
昨日観たクリスチャンマ
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.6

アジア映画特有の会話の間が面白かったけど、フランス人って実際誰を相手にしても好き勝手まくし立ててそうだから、気まずそうなイザベルユペールが新鮮で面白かった。あとキムチの発音がキムシなのも、フランス語か>>続きを読む

ホリデイ(2006年製作の映画)

3.4

英語リハビリのために鑑賞
喜びも悲しみも怒りもぜんぶ、景気の良いキャストと音楽が回収してくれる系のアメリカ映画を久しぶりに観た
ジュードロウってこんなに恰好いいの?ということに気を取られすぎてワイの英
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欲望という名の電車(1951年製作の映画)

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ヴィヴィアン・リーの髪の毛とかすスピード速すぎてめっちゃウケたので明日から真似しようと思った

パリのランデブー(1994年製作の映画)

3.0

ロメールの映画、イケメン出したらいけないルールでもある?ってくらいいい男が出てこなくて泣きそう、フランス人によくいる距離感バグの男ばっかりや… ロメール作品観るのは4つ目ですが、登場人物の感情の露骨>>続きを読む

レネットとミラベル/四つの冒険(1986年製作の映画)

3.2

レネットとミラベルがパリの街を歩くシーンのカメラワークが臨場感あって、すごくドキドキした!パリの空気感大好き…そしてミラベル可愛すぎ

レネットみたいなタイプの、田舎者特有の世間知らずさとか偽善的な感
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緑の光線(1986年製作の映画)

2.9

人間関係の不可能性の表現がすごい。他人と群れるのは嫌だけど孤独も嫌で、解ってほしいけど自分のことは自分も解らない、普通はイヤだけど普通になりたい、てか普通ってなに〜みたいな、多かれ少なかれ誰もが抱える>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.0

脚本が最高だった!特に最後のマリオンの台詞は全てを肯定してくれて心が軽くなった
ポーリーヌのある種の達観したまともさと、大人たちの狂気の対比がよかった
ただ最初から最後までアンリが無理すぎたので、小説
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パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

3.4

パリのバンリユーについて考えるシリーズ⑤
私も1ヶ月だけ住んでた、パリ20区のリアルが映されていた。ベルヴィル公園でいつも、移民の中学生グループがTikTok撮ってたな、、
同じアフリカ系移民でも、ど
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KOKORO(2016年製作の映画)

2.4

ニールス・シュネデール目当てで観て失敗したシリーズ(もはや多すぎてシリーズ化できそう) 儚い系男子を好きになってしまうと辛いですね、、 フランス人が、日本映画に憧れて映画を作ったらだらけてしまったとい>>続きを読む

TOKYO!(2008年製作の映画)

3.2

①ゴンドリーの音楽の使い方がやっぱりすき〜 主人公の女の子の台詞や彼氏との会話が、私か?というくらい似ていたので観てて恥ずかしくなってしまった(馬鹿なくせに理屈っぽいところとか)。狭い賃貸の部屋が如何>>続きを読む

ポリーナ、私を踊る(2016年製作の映画)

3.7

ポリーナが、クラシックバレエからコンテンポラリーに惹かれていく過程がものすごく判りにくかった。踊りのシーンの映像や、怒りの感情表現の仕方はかなり好みだったのですが、人物のそれ以外の感情の変化が掴みにく>>続きを読む

バンリューの兄弟(2019年製作の映画)

3.3

最後、悲しすぎて具合悪くなった
パリのバンリユー問題について考えるシリーズ④

討論のくだりでは、今まで社会格差についてぼんやりと考えていた自分のイデオロギーがリサのものと殆ど一致していて、でもトラオ
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ミッキーのクリスマスの贈りもの(1999年製作の映画)

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今日急に思い出したやつです🎄(99年の作品なんですね…)
ミッキーもミニーちゃんもお金なさすぎて草

向かい風(2011年製作の映画)

3.6

ディクテの練習として日本語字幕無しで見たのだけど、勉強用にしてはかなり重い内容だった…
絶望した主人公が、絶望のさなかにいる他者を癒すことで(癒しの相互作用によって)、少しずつ前向きになっていく様子が
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12か月の未来図(2017年製作の映画)

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過去鑑賞
パリのバンリユー問題について考えようシリーズ③

留学前に観た記憶
「(生粋の)(?)フランス人」の枠組みとか、教育格差について、ぼんやりとではなく実感をもって考えられるようになった今の感覚
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グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

4.0

音楽が不思議だった、舞台音楽みたい

中学生の口からブルジョワとかロマ族とかそういうカテゴリの言葉が発せられるのは流石という感じ。心に残るセリフが散りばめられていたので、見る時の精神状態とか興味の方向
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.1

8時をすぎても明るい、夏のフランスを思い出した。

後半は本当に苦しい気持ちでいっぱいだった。「少くとも僕の定義する方法で、僕は彼を愛していた」(字幕うろ覚え)とかいう刺さるモノローグ、そして極めつけ
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トムボーイ(2011年製作の映画)

3.7

ひとつひとつのカットがとても象徴的で、考えさせられるんだけど決して押し付けがましくないところが良かった
ミカエルが、見よう見まねでmasculin なしぐさや服装を会得していく過程をみて、性自認にかか
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

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考え事のしすぎで疲れた時は紫耀くんを摂取… 可愛すぎる…お顔が天才、、金髪可愛い、、台詞がんばって覚えたんだなーと思うと愛おしすぎて産みたい(年上ですが)