Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 63ページ目

空海 ーKU-KAIー 美しき王妃の謎(2017年製作の映画)

4.2

日中合作ってなわけで 充実したストーリーに絢爛な映像美 壮大な叙事詩に繊細な心模様と 双方の優れた技法が至るところで 功を奏していた気がする
ただひとつ 『君の名は』の二番煎じを狙った音楽の部分を除い
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.4

イーストウッドもここまでくると もはや技法一辺倒の無骨な職人に成り果てたなぁ
それこそ どんな史実やニュースを題材にしても 彼の主張や信念は 寸分も狂わないんだろうね

正直 この事件について 全くも
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真田十勇士(2016年製作の映画)

2.6

色んな意味での裏切りが 其処彼処に溢れてて どうゆう心構えで観たらいいのか 悩みが尽きなかった…
アクション? コメディー? 歴史?
まぁ 展開が早いのと キャラ設定がわかりやすかったのが救いだし
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.4

自分の意思だけで 自分が変われると思ってる人はやはり絶対に変われないもの
それは甘さなのかもしれないし 何より自分という存在しか最優先にできていないからだと思う
人が自分を変える事ができるのは 自分と
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

5.0

血が繋がろうが 血の繋がりが無かろうが
ホントの"家族"のカタチを形成するには 不安や戸惑いや衝突は 必要不可欠なんだと思う
そうゆうのから逃げて 良い顔だけ見せて良い部分だけ認め合ってるのは やっぱ
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ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

4.0

夢野久作の原作を読もうが この作品を観ようが 結論はひとつ…万が一にも理解してしまったら それはもう正常ではないってコト
独白と書簡を行き交い 一人芝居のようでいて劇中劇 原作の型破りさそのまま 桂枝
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SYNCHRONIZER(2015年製作の映画)

3.6

万田監督 相変わらず色々引用するわ 独自の味付けするわ オリジナリティーが無さそうで あるような 何とも形容しがたい不謹慎な魅力たっぷりな作品だった

いや絶対どっかで観た設定で 結末もある程度読める
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.3

当然と言えば当然だけど 尺が足りず詰め込み過ぎてるよなぁ
大河でさえ進行のあっけなさを感じるわけで 信長周辺からの秀吉 家康 三成あたりの人物像や背景は 固めれば固めるほど浪漫が滲み出てくるものだと思
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本能寺ホテル(2017年製作の映画)

2.5

ーできなかったのではなく
やろうとしなかっただけー
まぁ 信長ほどの人物を描けば 自ずと感銘を与える言葉のひとつや場面のひとつも浮かんでくるのが必然
わざわざ現代劇と抱き
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

2.7

思ったより演技が安定していて ちょっとホッとしたってのが一番大きいんだけど
原作のストーリーの紡ぎ方が見事だったのに対して 映画化されたらちょっと無理くり繋げた感じがしてしまったのが やや残念というか
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珍遊記(2016年製作の映画)

2.5

ひどいよね コレ…
ひどすぎるよね…
後悔と爆笑と自己嫌悪がこんなにも混ざり合う映画も珍しいね
初っ端の巨大なヤツとカールスモーキーで 爆笑して そんな自分の中で 何かが終わってゆく音が聞こえた…
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グッドモーニングショー(2016年製作の映画)

2.4

いや 一番最悪のテロリストは長澤まさみだろっ!
そして 最も優秀な記者は奥さんだって
主題もよくわからないまま 呆気なく終わった感じだけど 緩急の付け方が あまりに自分の体質と合わなくて なんかドッと
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陰陽師 〜おんみょうじ〜(2001年製作の映画)

2.7

五輪の流れで思い出したわけで…
改めて思うのは 無難だけど高クオリティな作品を撮る監督なんだな
全景や野村萬斎の所作は 本当に日本の雅さと形式美を感じさせてくれるし 現世の人心にこそ魔物が潜んでいるよ
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源氏物語 千年の謎(2011年製作の映画)

2.5

元ネタ自体がそうだから仕方ないんだろうけど もうドロドロの愛憎劇
これが美男美女じゃなきゃ 地獄絵図だって

貴族や祈祷や跡目といった柵みこそ異なれど 男と女が存在する以上 愛し合い憎しみ合う悲哀が必
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怖すぎる話 劇場版(2014年製作の映画)

1.0

"看板に偽りあり"
もう通報レベルだよ こりゃないって…
オムニバスの唯一の逃げ道 "次こそは"を繰り返したまんま エンドロールだったよ
確か 一個の話に至っては 主人公まったく被害受けてないのも あ
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隙間女 劇場版(2014年製作の映画)

1.8

つーか 正直ちょっとチャーミングなんだよな 隙間女…これで怖がれって方がむずい
ハードルなんてあって無いようなくらい地面スレスレな勢いで観てる分 別に落胆もないし ストーリーに特段不満もないけど 逆に
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.8

"有終の美"というか 最後まで完成度が高かったと賞賛するより他ないくらい 重厚かつ濃密でありながら 切なくもどこか希望を抱かせるサスペンスとして これこそが東野圭吾の真骨頂なんだろうな

これだけの俳
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

2.9

もう この人形も定番と化してきた以上 正攻法というか ほんとスタンダードな驚かし方でも 十二分に怖がってしまえるわけで 横綱が余裕を持って まさに横綱相撲を取ってるような そんな貫禄も出てきたんじゃな>>続きを読む

ナインイレヴン 運命を分けた日(2017年製作の映画)

2.5

あのね…まずチャーリー・シーンってのに嫌悪感抱いちゃうんだよね 個人的に
本人のキャラやスキャンダルも手伝ってか 今更シリアスな役に呼ぶ必要あるか?って ホント個人的にね 受け入れ難いんだな コレが
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ブルーハーツが聴こえる(2016年製作の映画)

2.5

オムニバスなんで 総括ってのも無意味なんだろうけど 一作目のテンポの良さに笑って 学生にタイムスリップのやつでちょい泣いて ???な氷漬けので頭抱えて 原発ので痛々しく終わった感じかな…超テキトーに言>>続きを読む

ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

3.7

ギフトか…
彼が子供に残そうとしたものもそう 彼らが観客に伝えてくれたものもそう
だけど 今こうして自分が何気ない毎日を当たり前に暮らしていられる事が 本当は最高のギフトなのかもしれないな…

"白旗
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ザ・ウォード/監禁病棟(2010年製作の映画)

2.1

良くも悪くもカーペンター
まぁ よくある手口の展開とオチなんだけど そのベタを期待して観てる以上 きちんと楽しめるっちゃー楽しめる作品

ただホント無慈悲っつーか ノールールっつーか 関係ないようにみ
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PとJK(2017年製作の映画)

1.7

JKとP(しちゃう)ってんなら 動機こそ不純なものの まだそそられるものの…
いや もうホント 半ば強制的に観させられ
ただただ この時間があったら…なんてね

まぁ 一応思った事は コレ警官と女子高
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我は神なり(2013年製作の映画)

3.9

続けざまに ヨン・サンホ作品を観るっつー 精神にはあまり良くなさそうな 憂鬱度マックスの不健康ループに陥ったわけで…

韓国特有の湿気を帯びた劣等感や高圧的な部分の描写もリアルなものの 根底にあるのは
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.1

日本も東京も寒波でクソ寒い中 何もわざわざ異常気象がどうこうってな映画観なくても…なんて自嘲しつつも 想像よりは軸となるストーリーがしっかりしてて 思いのほか楽しめた
なんかヒット作の美味しいトコ取り
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ビニー/信じる男(2015年製作の映画)

3.0

伝説の男 パジェンサ!
彼の物語そのもので 十分に映画として成り得る分 予備知識以上のものとかは やや物足りなかったけど 改めて思うのは やっぱこの男スゲェってコト
有言実行 自己実現 どんな言葉を当
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

1.5

まず 食べたくないし 食べられたくない以上 どうやってもタイトルに"なるほどっ"とは くすりとも共感ができなかった

自分が極悪なのか 性格でも歪んでいるのか…
病気の人ってそんなに何をやってもどう振
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ザ・ウォール(2017年製作の映画)

2.8

ほぼ近所の砂場でも撮影できそうなくらいのシチュエーション
銃撃戦と言うよりは心理戦なんかな
敵のスナイパーの狡猾さと明晰な話術が なかなか猟奇的で ラストまでノンストップの緊張感は ホント肩こるわ…
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ポルターガイスト(2015年製作の映画)

1.7

やり過ぎだろっ!
中盤の暴れっぷりったら もう前戯無しで焦りっぱなしの中坊くらいの傍若無人さ
つーか 目的は何なん?
超常現象ってか もうある種の自然災害に近いし 『モンスターハウス』の監督ってのがス
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.7

映像自体はフラッシュアニメに近いクオリティではあるものの その無機質さ 無感情さが 韓国の根底にある 格差や差別社会の底辺が抱える恐怖を倍増させてる気がする
ゾンビ映画のはずなのに ゾンビより怖いもの
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

Fuck Off Streaming!!
iPod愛好の身上としては 最高にクールだった
わかるぜ 複数台持ちっ!

アクション ロマンス クライム 盛りだくさんなくせに どこにも重きを置かずにかっ飛
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古都(1980年製作の映画)

3.3

巨匠もこんなコント撮りするってのが 一番興味深いかもしれないし やっぱ山口百恵のラスト映画って冠言葉に目がいってしまうけど
はんなりな京都弁と奥ゆかしい人情
祇園さんに導かれた悲哀な運命は 淡雪のよう
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.0

前回のマンソンといい 今回のフィッシュバーンといい 完全にマトリックスの栄光の再来をサブリミナルに暗示してくれてんじゃん

とりあえず 設定と人物の現れ方が まずシャレていて そこに銃撃やら体技やら寝
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鷹の爪7~女王陛下のジョブーブ~(2014年製作の映画)

2.6

シリーズの中じゃ こじんまりとした感じだけど 主題はきちんと照準が絞ってあるし ファンのツボを狙ったギャグも活かされている安定感

何を得る為に仕事してるのか…か
そんなかしこまって あんま考えた事な
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

2.9

いつくらいに観たかは定かじゃないけど しっかりオッサンに成り果てた後なのは確か
どうせ学園モノ撮るんなら 学生に戻りたくなるような甘酸っぱさでも醸し出しゃいいものを… これが現代のリアルなのか ちっと
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八つ墓村(1977年製作の映画)

2.7

そっか 八つ墓村は岡山方面が舞台だっけか
勝手に杉沢村とごっちゃになって おかしなレヴューしたっけな
恥は恥のまま 訂正しないどこ…

こちらは だいぶホラーよりの八つ墓
しかも なっかなか登場しない
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