Mycroftさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.1

ラッパーというと、チャラかったり、グレてたり、とんがってたりするイメージがあるが、主人公が生真面目な大学生であるところは新鮮。

歌詞はユニークだけど、最初はノリの悪いラップが少しづつ、リズミカルにな
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

滅多に見ないロシア製のアクション映画。第二次大戦時のドイツを敵役とした戦車戦。

砲弾の飛び交う一瞬をスローモーションでリアルに見せる。バーフバリのスタッフが参加していると聞いて納得。

ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

4.1

閉鎖空間を舞台としてデッドゾーンからの脱出劇を描いた一作目とは違い、マフィアに潜入する主人公が抗争に巻き込まれる。

刑務所の中庭での乱闘シーンから一作目の熱気を再現。両手に金槌を構えた漫画チックな女
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

4.1

出涸らしのような続編が氾濫している中で、オリジナルのテレビシリーズと変わらなきゃクオリティの高さを実現しているのは感動もの。

主要なキャラには見せ場を用意し、迫力の戦闘シーン、そして何よりも敵側の持
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

4.1

傑作であるチェルノブイリを見た直後にこの作品を見ることになり、少し不安を感じたが、緊迫感に満ちたドラマを堪能した。

もっとも両作品のテイストは真逆と言えるほど異なる。チェルノブイリは爆発が起きてしま
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

4.0

凄く惜しい作品。冒頭からワンカットで見せる登場人物一人一人に見せ場も与えながらの群衆ダンスシーンは熱気に溢れて見入ってしまう。

中盤からのドラッグによって振る舞いが歪み始めてからの狂ったダンスや身ご
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15ミニッツ・ウォー(2019年製作の映画)

4.1

最後の銃撃戦はそれなりに迫力あるが、派手なアクションシーンよりもスナイパーたちの佇まいとクライマックスに向けてジリジリと緊張感が高まっていくのを楽しむ映画。

STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

4.0

3D CGのキャラクターだと印象が大分変わって別の作品のキャラクターのように感じた。

ドラえもんの総集編あるいはダイジェスト盤の趣きだが、普通に楽しめる作品。

CGによる風景が美しくて、タケコプタ
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.1

名家で超絶金持ちの跡取りと、大学教授と頭は切れるが庶民のヒロインとの、シンデレラストーリー。

シンガポールを舞台にしたことで華やかでエキゾチックな仕上がり。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.1

オーシャンズシリーズのスピンアウトのような作品だが、女性陣が華やかでこちらの方が好き。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

時を逆行するというワンアイデアを基にストーリーを組み立て、逆行者とのアクションをビジュアル化した、意欲的な作品。

残念ながらそのアイデアを生かしきれているとはいえないが、ノーランの地力が極めて高いが
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.1

ロマンポランスキーとシャロンテート。映画好きなら知っている二人の名前に先行きがどうなるのだろと不穏な気持ちを抱き続ける。

とはいえ、終盤にはこれぞタランティーノと言うバイオレンスが炸裂するものの、そ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

軍人に取り入り商売をする、遣り手のビジネスマンであるオスカーシンドラー。ナチス党員でありながら、自分の信念に基づき、誰に言うでもなく、できる範囲でユダヤ人を助け、最後にはもっとたくさん助けられたと号泣>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.0

子供たちが愛おしい。それだけにやりどころのない哀しみが高まっていく。

主人公ゼインの妹のサハル。子供ながら整った美貌とあどけない笑顔が心に残る。必死になって守ろうとするゼインの姿。

行きがかりで面
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

彼が高名な天才ピアニストであったからこそ助けてもらえるシーンが何度となくあった。神に生かされている、というセリフがあったがまさにその通りかもしれない。

ナチスが主導したユダヤ人に対する迫害、いや迫害
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.0

ムクルーズには珍しい純粋な悪役。一切の躊躇いを見せずに人を殺す様には凄みたっぷり。身ごなしの素早さ・軽さ・落ち着きはトムクルーズならでは。

ジェイミーフォックスが演じる小市民的なタクシー運転手。ずっ
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

なんの躊躇いもなく客も従業員も無造作に殺戮していくイスラムのテロリストには寒気が走る。このような行為に嫌悪を覚えるイスラム教徒が大多数であることを願いたい。異教徒は人間でないと否定する宗教とは共存でき>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

アカデミー作品賞に相応しい楽しくて心動かされる作品。

モーテンセンの演技には脱帽。とてもヒストリーバイオレンスやイースタンプロミスと同一人物とは思えない、味のある人物像。

黒人差別のあるあるのオン
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

4.1

大統領の危機に相変わらず孤軍奮闘のジェラルドバトラー。シチュエーションはいつも一緒でも毎回趣向が違う。

大統領襲撃に使われるドローンはかなり恐ろしい。どうやってこれを防ぐんだろう。遠隔操作なら妨害電
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アメリカン・ギャングスター(2007年製作の映画)

4.1

ふてぶてしく泥臭く賄賂を拒否する頑固な刑事を演じたラッセルクロウも良いが、サクセスストーリーを実現するダークヒーローを演じたデンゼルワシントンがとにかくよい。

リドリースコットは相変わらずのスタイリ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.3

実話に基づき、正義の味方としての新聞記者を正面から描ききった、胸が熱くなる傑作。

取材チームの4人のうち、マイケルキートン、マークラファエロ、レイチェルマクアダムスの使命感が溢れんばかりの渾身の演技
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

4.1

実話の強み。そうと知らなかったら、そんなわけあるか!と一蹴してしまいそう。

いろんな役に化けるサムロックウェルだが、本作ではどちらかと言うと、頑固なところを除くと、あまり一般的なKKKのイメージとは
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.2

アクションシーン以外もテンポの良いコメディタッチで見ていて楽しい。間違ってイーディスに恋敵の抹殺司令を出してしまい慌てて取り消そうとするがなかなか上手くいかないところとか最高。

スパイダーマンシリー
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.1

ミステリーサスペンスとしてラストまで緩みがなく、話のツイストも十分。

予知画像を早回ししたり、拡大するのに、両手を使って操作するのが指揮者のような動きで無駄にカッコ良い。アイアンマンでも再現されてた
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ミュンヘン(2005年製作の映画)

4.0

テロリストがオリンピック選手を襲撃するシーンは生々しく臨場感に溢れている。逃げ延びる者、逆襲して返り討ちにあう者、大人しく捕虜になる者、人質のなった選手の末路も惨たらしく描かれる。

前半は、暗殺計画
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.1

フェミニズムをテーマにした映画なだけに、男性が観て理解し楽しめるのだろうかと不安があったけど、普通にワクワクしながらヒロインの気持ちに感情移入して楽しめた。

多様な人種の個性豊かな同級生たちも輝いて
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.2

鮮やかな幕切れは比類がない。初見の際は寒気さえ覚えたくらい。

随分と久しぶりに再見すると、ストーリーの精緻さは言うまでもないが、主要人物が個性的でキャラが立っているし、バイオレンスシーンの見せ方も迫
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ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)

4.2

敵地に取り残され孤立する部隊の悲壮感・臨場感・緊迫感。登場人物が多数いる一方で一人一人を印象付けるシーンが短いので誰が誰やら把握できないのが難点。

銃撃戦に次ぐ銃撃戦、重機関銃の迫力、RPGの恐怖、
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.2

ストーリーの中では遺伝子解析技術により恐竜を蘇らせるが、スピルバーグはCG技術により恐竜を蘇らせた。最新作となる5作目まで30年が経っているが、動きのリアルさは1作目にして既に完成している。

スピル
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.1

3作目になっても全く衰えないバイオレンスアクションの濃度・密度・速度。

バトルシーンだらけの中でもお気に入りは2つ。1つ目は骨董品の武器の展示室でのバトル。投げナイフを多用した肉弾戦は斬新。どうやっ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.2

ヤクザ映画の鎮魂歌。昔ながらのヤクザ映画を思わせる第一部・第二部に続く第三部の苦さが何とも言えない。数々のバイオレンスシーンの鋭さ重さは往年のヤクザ映画を上回る迫力でエンタメ性をキープしつつ、ドラマと>>続きを読む

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.2

プロデューサーがスパイダーバースと同じと知って納得。3D-CGは緻密でリアル、独創的なアングルにダイナミックな動き、その上、過剰なほどの背景や細部の描き込み、時々現れる原始的で荒いがそれが故にインパク>>続きを読む

記憶の夜(2017年製作の映画)

3.7

疑惑がどんどん積み上がっていくサスペンスの演出や直裁的な逃走シーンの迫力やショック演出などには見所があるし、中盤に明らかになる呆気に取られるようなトンデモな仕掛けは笑える。

オチの付け方は好きじゃな
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AWAKE(2019年製作の映画)

4.0

プロ棋士にはなれなかった奨励会経験者がコンピューター将棋の最高峰に登り詰める。

吉沢亮がとんがった才能の持ち主を上手く演じている。AI研究会の先輩も味があっていい。

きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

4.1

韓国版が好きで、この日本版のリメイクも評判が良いので見たところ、上出来でした。

吉高は芸達者でチャーミング。屈託のない態度で口下手で後悔に沈んだ流星を救いあげていく役柄がピッタリ。

流星は持ち前の
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.0

スーパーヒーローもののパロディだけど、アクションは本格的だし、里子同士の絆とかはしっとりしていて楽しい時間が過ごせた。

主人公と返信したスーパーヒーローではキャラが違いすぎるのはわざとなんだろうか?
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