桜新町さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

LIFE!(2013年製作の映画)

4.7

一歩踏み出すと現実世界は空想よりも美しい。

雑誌『LIFE』で働く冴えない男性ウォルター。縁の下の力持ち的部署で、空想しながら単調な日々を過ごす彼。
そんな彼がLIFE最終刊表紙のネガを探しに伝説の
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

3.8

ハロウィンとクリスマスの間の時期に見ると最高。以前見たことあった気もするが改めて鑑賞。私はティムバートン監督の世界観が好きなので、もれなく好きな作品。私が生まれるより前に公開された作品にも関わらず全く>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

幼少期に家族からも世間からも見捨てられ、たった一人で湿地で暮らしていたカイア。湿地で発見された青年の遺体を巡り、事件の真相とともに彼女の半生を辿る作品。

舞台となる雄大な湿地と自然の描写が美しい。湿
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.9

主役2人の演技が本当に素晴らしい。
エンターテインメント性のある派手な事件は起きないものの、犯人の同僚の視点を通じて恐怖を淡々と描く作品。

静かな映画だけど、主役2人の力量が凄まじくてずっとひきつけ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.7

久しぶりに福山雅治×柴咲コウのタッグが見れただけで満足。ただ再会シーンがあまりに呆気なかったので、もう少し懐かしむセリフとかあれば嬉しかったかな〜

劇場版ガリレオはいずれも湯川先生が物理学を用いてト
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アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

2.7

アダムスファミリーの世界観が好きだし、ウェンズデーの可愛さは健在なのでそこそこ楽しめたものの、展開が完全に予想できちゃったので1の方が良かった

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.6

蒼井優さんの声がぴったり。

本で読んだ時、抽象的すぎていまいちイメージできなかった"海"やジャバウォック、ペンギンの大量発生などSF的ファンタジー要素が映像化されることでスッと頭に入ってきて分かりや
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.4

タイトルの通り、橋がゆれることで起こった事件により、兄弟の間で心や感情が揺れていく。兄弟間の妬みや憎しみが繊細に描かれていた。

主役2人の繊細な演技から心情を読み取りたかったものの、私生活での報道以
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.5

Adoのコンサートだった。
映画のオープニング曲はとてもテンションが上がったが、ウタの歌唱シーンが長すぎる、、、
著名アーティストが手がけた様々なジャンルの曲を大正解のような歌い方をするAdoさんはも
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.3

相変わらずテンポが良い。
前作では見られなかったヨウコの戦闘シーンにワクワクしたし、団地でのアクションシーンは邦画最高レベルだと思う。

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.2

全体を通じてテンポ良かったし、想像よりアクションとヤクザの世界全開で面白かった。

あと個人的には大好きな向井理が冷酷インテリヤクザを演じてたのが嬉しい。私が見たい向井理が見れた。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.4

是枝監督らしさ全開の作品。
赤ちゃんポストに捨てられた赤ちゃんを売り渡すべく、壊れかけのバンにベイビーブローカーの2人と一度は赤ちゃんを捨てた母親、赤ちゃんと孤児5人で旅に出る。それを負う女性刑事2人
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.9

めっっっちゃ面白かった。家族や友人が大絶賛してるので前作も見ずにフラッと映画館へ行ってみたら想像以上に面白かった。
迫力とリアリティある戦闘機のアクションシーンにワクワクハラハラドキドキしてあっという
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レミーのおいしいレストラン(2007年製作の映画)

4.0

小学生の頃映画館で見た気はするけど記憶がほぼなくもう一度鑑賞。

とても繊細な描写で驚いた。料理が本当に美味しそうでパリの街並みも美しく。ただその分ネズミたちの毛並みや質感もリアルで、気持ち悪かった。
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さくら(2020年製作の映画)

-

見目麗しい3人に釣られて。パッケージからほっこり系なのかな、と思って見たら、ずっしり重かった。
小松菜奈は相変わらず可愛い。一年中ショートパンツを履いてくれるので透き通るように白い肌と驚異的な脚の長さ
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

25歳で成長がストップする世界。
お金に代わる通貨として時間が使われ、富裕層は永遠に生きる一方、貧困層は日々の労働で何とか命をつなぐ。

独特の世界観やスピーディーな展開が面白く、妖艶な主役2人も良か
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

3.9

ここ最近のコナン作品だと1番面白かった!
犯人はすぐに分かっちゃうくらい推理要素は捨ててるけど、爆烈アクションと怒涛の爆発が見応えある。個人的には馴染みのある渋谷が舞台なのも親近感あって良かった。
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.5

期待しすぎたかな。2時間半の上映時間がとても長く感じた。前情報無しで見たら素晴らしい作品なんだろうけど、李監督の"怒り"を見て映画館の椅子からしばらく立てなくなるほどの熱量を受けた経験や、今回の座組の>>続きを読む

人数の町(2020年製作の映画)

3.2

想像より面白かった!
特に前半が面白くて、人が人数としてしか扱われない奇妙な町の世界観が良い。自分のアイデンティティや自由を失う怖さがあるものの「こんな暮らしも悪くない」と思ってしまうような、危うい魅
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

めっちゃ良かった。ファンタビシリーズの中では1番好き。
物語の主軸はダンブルドアVSグリンデルバルドで、今作の主人公は完全にダンブルドア。(エンドロールも1番にジュードロウの名前出てたし)

映像が綺
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バブル(2022年製作の映画)

3.4

試写会にて。圧倒的に映像が美しかった。

舞台は泡が降り注ぎ、重力がなく、溶けた泡のせいで水浸しの東京。幻想的な風景と躍動感あるパルクールのアクションが良かった。これは家じゃなくて映画館で見るべき作品
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

-

煌びやかなパッケージの印象とは異なり、不気味で残酷、だいぶダークよりのファンタジー映画。子供より大人向けの作品に感じる。

海外のファンタジー作品で度々見受けられる、子供たちが辛い現実から逃れるため、
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劇場版 奥様は、取扱い注意(2020年製作の映画)

1.0

ドラマのスペシャル版という感じ、わざわざ映画館で見る必要はなく金曜ロードショーで十分。

ドラマは綾瀬はるかのアクションが見どころだったはずが、ありきたりな記憶喪失設定のせいで前半戦は随分のんびりとし
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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絵画のように美しく洗練された映像。監督の他作品と同様に計算され尽くした構図と豪華すぎるキャストに圧倒される。
ストーリーがあるようでない気がする。映像に目がいって字幕を追えず物語やメッセージが全然読み
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.9

メリダに続き母と娘の話。思春期に入り親は子供にとっての一番ではなくなるが、過干渉の母親はいつまでも子離れ出来ない。毒親と化した母親の抑圧からどう抜け出すか、というストーリー。

思春期は誰しも(特に女
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ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

3.2

結婚を夢見ていた女性だが、いざ結婚すると慎ましい新婚生活に退屈し、不倫して借金して堕ちていくストーリー。

年上の穏やかなお医者さんと結婚したものの退屈への拒否反応から刺激を求めるようになる主人公。他
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

2.8

何回か小説で読んだ人間失格とは別物で、だいぶポップな印象。太宰治の影や闇の部分があまり感じられず、ただのモテるワガママ不倫夫という軽い印象止まり。この映画でしか人間失格を見たことない方は、どうか小説を>>続きを読む

モラルセンス ~君はご主人様~(2022年製作の映画)

2.7

アイドル出身の2人が振り切った役を演じてくれていて驚き。特にソヒョンは少女時代のマンネで大人しい優等生のイメージが強いから新たな一面が見れた。スタイル良いしどこまでも上品でこういう役でもあくまでエロで>>続きを読む

思い、思われ、ふり、ふられ(2020年製作の映画)

3.2

タイトル通りの片思いの連鎖。青春度が高く瑞々しい世界を微笑ましい気持ちで見れた。血の繋がらない異性兄弟だとてっきり禁断の恋愛に落ち着くのかと思いきや、そこがくっつかないのも新鮮。あと学園祭のシーンが素>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.7

アニメしか追えてないけど十分楽しめた。テンポよく、バトルシーンは迫力あるし、声優さんたちがとても良かった。特に五条悟とななみんがかっこいい、、

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.1

数学の天才的才能を持ちながら、複雑な家庭環境のためスラム街で荒れた生活を送るウィル。彼の才能を見抜いたMITの教授、ハーバードの彼女、そしてカウンセラーのショーンと出会うことで人生が変わっていくストー>>続きを読む

ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ(2022年製作の映画)

4.3

ハリーポッターファンは全員見るべき。
オープニングから鳥肌と涙が止まらない。

スタッフとキャストがハリーポッターに関われたことを今でも誇りに思ってるのが素敵。
映画は一区切りついたものの、これからも
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

コンフィデンスマンシリーズは安定的に面白い。
テレビドラマの映画版はわざわざ映画館で見なくても良い作品が多い中、このシリーズは脚本がしっかりしていて映画館で見たくなる。

シリーズ全て見てるから何とな
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.8

めっちゃ面白かった。アクション、脱獄、スパイ、バディ、騙し合いなど面白い要素が詰め込まれていて満足感がある。ローマから始まり、ロシア、スペイン、アルゼンチンなど舞台が次々に変わるのも見ていて飽きない。>>続きを読む

BLACKPINK THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.2

オンラインコンサートのライブ映像が中心。ステージ上でバチバチに輝く彼女達が好きなので満足の内容。ただ彼女達の生い立ちなどパーソナルに部分を見たい人ならNetflixの blackpink ドキュメンタ>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.4

メガネで天パ、親しみやすい体型のヒロイン"ミラベル"。ビジュアルを全面に押し出さないヒロインかつ物語の主軸が恋愛ではないところは近代のプリンセスの系譜。

カラフルな映像やノリノリのラテン音楽、各々異
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