原作未読で鑑賞。演出がやや過剰で、登場人物が総じて目力強すぎ、キャラ濃すぎ。90分ちょっととコンパクトにまとまりながら、前半無駄に思えるシーン(あのWe Will Rock Youな机ドンドンは何です>>続きを読む
明日1日を生き延びるために、切実に同じ性癖を持ち理解し合える仲間を求める人と、強い承認欲求を持つ人という似て非なるマイノリティが並行して描かれることによって、本質的なテーマがややボヤけているのが惜しい>>続きを読む
普通なら、映画のクライマックス、キーポイントとなるシーンをことごとく見せず(入れず)ここまでテンションが持続し、見応えがある作品に仕上がっているのに驚かされました。全く躾がなっていないワンちゃんのシー>>続きを読む
意外な拾い物作品でした。あまり新鮮味がなく、もやもやする展開の前半から、後半がらっと様相が変わりエモい人間ドラマで泣かせます。突っ込みどころも多々ありますが、アクション、サスペンスとバランスよく配され>>続きを読む
さほど期待せずに観ましたが、面白くて驚いた。西洋vs東洋の意味合いと掘り下げ方、テーマの深みに疑問はあれど、世界観、ストーリー、キャラクター・メカの造形、キャスト等全てにおいて好みでした。
2023>>続きを読む
神木隆之介と浜辺美波が洗練され過ぎて、昭和20年代の人に見えないのを除けば大きな不満なし。逆に安藤サクラのハマり具合は流石でした。山崎監督の大味めの演出、やや説明過多なのもゴジラ本来のキャラクターや設>>続きを読む
私的年間ベストに選んだ「まともじゃないのは君も一緒」の監督・前田弘二+脚本・高田亮による新作。
「まと君」よりストーリーのあり得なさ、キャラクターのクセの強さ共にアップ。しかし、奇妙な展開の中できっ>>続きを読む
苦手意識が強くなりつつあった石井裕也監督の作品。内容の80%は大好きでも、残りの20% 石井監督独特の奇妙さ、捻りが絶賛するのを憚れるというのが過去に鑑賞した作品に共通していましたが、本作はその捻りが>>続きを読む
「きさらぎ駅」も結構好きでしたが、 伏線の張り方、キラキラした青春映画的プロットの組み込み方、演出、重層的なオチの付け方等、永江監督の個性がより研ぎ澄まされた感があります。B級と言うとネガティブな印象>>続きを読む
短いオムニバスをコラージュしたような独特の作風。主演の宇乃うめのさん演じるクニちゃんをはじめ、登場人物の人情味あるキャラクターが魅力的です。まつむら監督の人間に対する優しい視点、やはり好きだなあ。昭和>>続きを読む
こちらの予想、予定調和をことごとく覆しながら、それが決して心地悪くなく、テンポよく進んで鑑賞後にじわじわと感動が増してくる。難解ですが、他の作品同様印象に残るシーンや台詞がたくさんあって、見返したくな>>続きを読む
近くの席の人は号泣していましたが、私は泣けず。かなり涙もろい方なのですが。どこかファンタジックでありえない設定、話の展開とリアルの狭間で、ふわふわした心持が結局どこにも着地できなかった。しかし、とても>>続きを読む
「TAR/ター」をきっかけに過去作を鑑賞。トッド・フィールドは本当に寡作ですね。何かを予期するような不穏さを醸し出す撮影と演出。良かったのか悪かったのか、(初見では)モヤモヤ感の残るエンディングは「T>>続きを読む
長年のプロレスファン、猪木ファンとしてどうしても厳しく見てしまいましたが、マニア向けとしては食い足りないし、猪木を知らない人に向けてもいまいち優しくない内容ではないかと…。ドラマのパートもかなり微妙。>>続きを読む
緊張感のある序盤の展開からは予想もつかない、軽快でユーモアに溢れたお話でした。最後はホロリとさせられました。ダンサーとしてのキャリアが豊富な、主役エリーズを演じたマリオン・バルボーが何しろ魅力的!また>>続きを読む
レースもゲームについても全く疎いのですが、問題なく楽しめました。実話を基にした話とは驚きです!破天荒ともいえる夢。夢を叶えるためのテクノロジー。しかし、最終的に夢を現実にするのは人間そのものの力である>>続きを読む
人間嫌い、コミュ障というよりはバーナデットの思考、生き方のぶっ飛びぶりが話にドラマティックさを加味しているだけに、後半のバーナデットの心情の変化をもう少し深く描いて欲しかった気が。私も南極に行ってみた>>続きを読む
期待した何倍も素晴らしかった。加藤拓也監督、「わたし達はおとな」も良かったですが、私的に本作はずっと好みの内容。主要な登場人物の誰にも共感できないけれど、不足も余剰もなく、全てにおいて精緻なリアリティ>>続きを読む
テーマの意義の大きさは分かりますが、特に前半の冗長な展開と、大味な演出、センスのない音楽にハマれず…。クライマックスの過激で凄惨なシーンのインパクトはかなりのものですが、そこに至るまで必要ないプロット>>続きを読む
5年前に韓国で実際に起こった事件を基にした作品だと、鑑賞後に知りました。数字とノルマが全ての社会では、誠実さは全く無意味であるという現実を直面しなくてはならないやるせなさ。絶望の先にあるものを容赦なく>>続きを読む
このシリーズ存在自体知らなくて、観るの初めてでした。周りの人達が笑っているシーンが大して面白いと思えず、ストーリー自体新鮮に思えなかったのは、私と根本的に相性合わなかったのと、このシリーズに影響された>>続きを読む
有楽町・角川シネマのピーター・バラカンさんのトークショー付きプレミア上映で観てきました。期待を大きく上回る傑作でした。
前半のドキュメンタリー・パートは、本作でフィーチュアされているロイヤル・アルバ>>続きを読む
本作のキャストの1人ジョナゴールドが出演していた「いとみち」を同様なテーマの映画として真っ先に連想しましたが、タイプはかなり異なりました。
こういった作品は、往々にしてウンチクを台詞で必要以上に語り>>続きを読む
「翔んで埼玉」的なスクールカーストがテーマの根幹かと思いきや、そうではなかった。というか話の筋など深く考える必要はなくて、呆れる一歩手前の下品で下らないギャグが過剰な演出をもって絶え間なく繰り出される>>続きを読む
原作未読…というか、鳥山明の作品を(漫画、映画含め)じっくり全編鑑賞したのは中学生以来かもしれない。とても分かりやすいストーリーで、子供から大人まで楽しめる良作と思いました。
2023年劇場(66)
主人公・瑠璃がぶっ飛び過ぎ。終盤に進む毎にどんどん暴走モードに入り、人としてどうなんだと思ってしまうのですが、それでも何だか憎めない。あまりに瑠璃のキャラが強すぎ、農業高校という舞台設定も意味合いが薄>>続きを読む
レビュー書くのをすっかり忘れていた!この映画はビートボクサーMB14の魅力、ヴォーカリストとしてのポテンシャルに尽きますね。話の展開に意外性はないし、エンディングもある程度予想が付きますが、気持ちよく>>続きを読む
物語や設定がご都合主義な所が多々あり、突っ込みどころ多数。ポスターで盛大にネタバレしているのは流石に何とかして欲しかった。もっとコメディ調かと思ったら、意外に洗練された演出の、シリアスな映画でした。し>>続きを読む
1週間迷って、結局観てきました。フェミニズムと多様性と。主張が押し付けがましく感じるギリのところで楽しく見れるエンターテインメントとして完成されているのが良かった。Matchbox Txentyの曲の>>続きを読む
サーチの下品バージョンみたいな感じかな?と予想してましたが、そんなもんじゃなく全編エロ・グロ満載の滅茶苦茶なホラー作でした。ここまでグチャグチャで汚い映画(一応、褒め言葉)を久々に見た。流血、汚物が駄>>続きを読む
全く救いのない話だし、主要な登場人物の誰にも共感も同情できない。しかし、これは自分の身近で起こっている現実の一端なのだなと理解できました。本作で初めて拝見しましたが、主演の花瀬琴音の存在感と演技が素晴>>続きを読む
非常に格調高い作りのホラー/サスペンス映画で、子役のキャラクターの演技も素晴らしく、緊張感が持続し悪くないのですが、親子関係、人間関係の根源的なテーマが核にあるのかと思いきや話の軸が見つけ難く、鑑賞後>>続きを読む
M:Iのシリーズの中ではストーリー展開が比較的まとまっている方で、テンポもよく楽しめます。
2023年配信/blu-ray(9)
ストーリーがさほど面白い訳でなく、再起をかける主人公の切実さを伝える演出も、ドラマティックさは控えめ。総じて新鮮味は薄いのですが、リナ・クードリの魅力、存在感が圧倒的。リナの、哀感を帯びた様々な表情を>>続きを読む
かなりの無茶振り、やり過ぎ感のあったフォールアウトと比較すると、アクション、演出は抑えめかな…と思いきや、終盤の展開の凄まじいことよ。もう少し簡潔にまとめて欲しかった気持ちもありますが、十分面白かった>>続きを読む
これまで観たジブリ作品で断トツで好みのお話でした。宮崎さんが思うがままに、妥協なしに作っているのがしっかり伝わってきました。前半は、宮崎駿ワールド全部入りみたいな感じだったのが、後半ではクリストファー>>続きを読む