kyotaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.9

「市子」に続いて杉咲花の存在感、演技が圧倒的。小野花梨が出演しているのも嬉しい。しかし、傑作と言い難いのはプロット同士の繋がり方がやや雑な感があり、主題がいまいち胸に迫ってこないから。何だか惜しい…。>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

何故かレビューを書くのを忘れていた。劇場で鑑賞。

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

3.5

アマプラで鑑賞。テーマは異なるものの「ファイト・クラブ」や「シックス・センス」といった作品と違って、オチを敢えて晒すような演出ですが、肝心のストーリー展開がいまいちで心に残るものが少ない。それにしても>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.6

アマプラで鑑賞。成る程、こういうお話でしたか。後の、特にタイムリープものの映画作品に影響を与えたであろう、ストーリー設定の斬新さ、先鋭さは理解できますが、お話として面白いかというとそうでもないかな…。>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

史実を基にしたシリアスな戦争映画であり、ヒューマン・ドラマでありますが、ガイ・リッチーならではのダイナミズムに溢れたエンタメ性が全編で発揮されていてとても見易い。ラストも、安易なハッピー・エンドになっ>>続きを読む

マッチング(2024年製作の映画)

3.6

皆さんのレビューを読むと、話の結末が予想できたというのが多いのですが、私は分かりませんでした。伏線かと思った部分も全く関係なかったし。総じて大味な作りの映画で、思ったほど怖くなく、ハラハラさせてくれな>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

2回めの鑑賞。初回とは変えて前の方の席で観たら、新たな発見が沢山!大幅に改変しつつ、原作をしっかりリスペクトした脚本であることが改めてはっきり解りました。16ミリフィルムの撮影が如何に大きな役割を果た>>続きを読む

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.9

評判に違わぬ良作で、思ったよりエンタメ性が高くてとても分かりやすいストーリーでした。しかし、思ったほどグッとこなかったのは意外に演出と展開が大味で、緊張感が弱めだったからかも。総じて暗い場面で話が進み>>続きを読む

座頭市血笑旅(1964年製作の映画)

4.0

名作の誉れ高い一作ですが、確かにこれは素晴らしい。感動しました。非常に分かりやすくストレートな話ですが、メリハリがあって全てのシーンが印象に残る。勝新のコクのある演技の凄さは言わずもがな、高千穂ひづる>>続きを読む

紅の豚(1992年製作の映画)

3.6

調布シネマフェスティバルで見てきました。ジブリ作品では私的にはフェイバリットには入れないですが、話がコンパクトにまとまっているのが良いですね。エンディングも好き。ただ、謎が謎のまま終わってしまうのがど>>続きを読む

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.5

珍しく早起きして、午前十時の映画祭で鑑賞。何故今まで知らなかったのだろう。ここまで自分の好みの作品だったとは。ここで盛り上げますよ、というドラマティックさはなく、総じて控えめな展開、演出ですが、人物の>>続きを読む

インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

4.1

ショーン・ペンの初監督作。ブルース・スプリングスティーンの"Highway Patrolman"にインスパイアされた作品ということで興味を持って見たのですが、これはかなりの力作。本当に、同曲の歌詞のス>>続きを読む

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.6

4Kレストアのクオリティの高さに驚き。凄い音の迫力とグルーヴ感。A24が苦手な私ですが、この作品には高得点を付けざるを得ません。これまでDVDで見ていたのは一体何だったんだろう?!とさえ思ってしまうく>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

当初パスする予定でしたが、観ておいて良かった!全編、エンドロールの最後までくまなく面白い。笑えて、ちょっとホロリとさせてくれる最高のエンターテインメント作。これは原作も読まなければ。

#2024年劇
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

3.9

面白かった!クセ強めでちょっと面倒くさいキャラクター達による会話劇。出演キャスト陣に馴染みの薄い人はクドく感じてしまうかも? 中島歩はどの映画でもほぼ同じキャラに見えてしまうのですが、逆にそれが魅力>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

実に丁寧に繊細に、人間の心情が描かれた作品だと思います。主人公ウィルの過去のトラウマ、経験が邪魔をし自分自身を肯定できない人間性は、私的に特に興味深いテーマで、実体験から(私自身は才能のない人間ですが>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

遅れ馳せながら、今敏監督作を初鑑賞。自分が映画、音楽をはじめどんなアート、エンターテインメントが好きなのかを確認できました。リアルやファンタジーといった概念を超越して人生の本質を描く、難解なようでいて>>続きを読む

凪の憂鬱(2022年製作の映画)

3.8

高校生、大学生編もあるとのことですが未見。主演の辻凪子さん、映画監督の東かほりさんのトークショー付きの回を鑑賞しました。何か大きな事件、イベントが起こる訳でもなく、総じてゆるゆると話が紡がれていくので>>続きを読む

女優は泣かない(2023年製作の映画)

4.5

伊藤万理華を目当てで観たのですが、期待を大きく上回る名作でした。テーマもプロットも既視感はあるのですが、テンポの良さ、笑いと泣きのバランス。脚本の見事さと全てにおいて満足度高し。身につまされるテーマで>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.2

X(Twitter)でフォロワーさんに教えて頂いて鑑賞。この名作の存在自体知りませんでした。ラストで涙腺崩壊。リバー・フェニックスの儚げで凛とした美しさよ。昨年(2023年)公開の対峙やグーニーズにも>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.1

話の筋は知っているのに、それでも泣いてしまった。PERFECT DAYSと続けて観ると、役所広司の凄さが解かりますね。原作の文庫本を買い直して、ン十年ぶりに読んでいるところです。

2024年劇場(2
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.4

韓国映画お得意の過激なパニックものに、ちょっと笑える要素も加えた内容で、決して悪くはないのですが集中力が続かずダレてしまった。プロットは悪くはないのですが、舞台設定が少々強引で、フィクションと分かって>>続きを読む

宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.0

終盤少し間延びした感があり、少しテンション落ちましたが、それでも非常に面白かった!全編でジョーク、ギャグをぶち込みながら、じんわり胸が熱くなるヒューマンドラマ的要素も入れてくる巧みさに唸りました。>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

胸がじんわりと暖かくなる、静かな名作でした。ヴィム・ヴェンダースと役所広司の組み合わせがここまでマッチするとは。巨匠が描く日本の情緒、繊細さ。優しさと勤勉さ。主人公がマニアックな洋楽(カセットテープ)>>続きを読む

ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

3.7

流石にCGは古さ、チープさを感じさせるものの、奇妙なキャラクターの造形、グロさは今見てもインパクト十分。ストーリーは雑というか、良く分からない部分もありますが画面を追っているだけでも楽しめました。>>続きを読む

ティル(2022年製作の映画)

4.0

兎にも角にもウーピー・ゴールドバーグの演技が素晴らしかった。予想した程はショッキングな映像はなかったですが、体調芳しくない時は見ない方がベターでしょう。単なる史実に基づく話でなく、今も深く考えるべき普>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

アキ監督作、初鑑賞でした。評判に違わぬ素晴らしい映画でした。話のテンポ、ムード。そして、ユーモア溢れる台詞の一つ一つがたまらなく素敵。映画が好きで良かったと思わされる名作

2023年劇場(98)

ブルーを笑えるその日まで(2022年製作の映画)

3.9

上映後の武田監督と、田口プロデューサーのトークショー付きの回で鑑賞。劇中、おやっ?と気になった箇所を監督が解説して補完して下さったので良かったです。主題は新鮮とは言い難いし、田口さんも仰っていた新しめ>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.2

前作の散歩時間がちょっと特殊な事情でフェイバリットになった戸田監督の新作ということで、楽しみにしていました。キャスト皆演技素晴らしいですが、主演の杉咲花の存在感が只事でない。今年の私的ベストに入るのは>>続きを読む

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

4.4

これは傑作。演出や脚本等々に粗さを感じる部分もあるものの、今こういったテーマの映画が作られた意義の大きさを買いたいです。根本にある設定は、ブラザー・フロム・アナザー・プラネット(1984年作)に近いの>>続きを読む

ほかげ(2023年製作の映画)

3.6

趣里が主演というだけで私にとってはマストの映画だったのですが、序盤でやはり私には塚本監督合わないかも…と気持ちが砕けそうに。キャストの熱演に脚本のクオリティがついていっていると思えなくて。総じて台詞が>>続きを読む

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

3.8

唯一無二のキャラクター・アメリを演じるオドレイ・トトゥが何より魅力的。お話としてはさほど面白いとは思わなかったですが、話のテンポや演出、カメラワークといった技術的な部分で感銘を受ける点が多かったです。>>続きを読む

プリンス/パープル・レイン(1984年製作の映画)

3.5

DVDで超久々な鑑賞。ストーリー展開はかなり雑。いきなり脱いだり、張り手したりなんじゃこりゃという意味不明のシーンが多々ありますが、ファンとしてはプリンスの色気と洗練されたカッコ良さ、曲、演奏シーンの>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

話としては凄く面白いとは思わなかったし、自分の年齢で共感する必要のあるテーマでもないのですが、本作は独特のムードとテンポが何とも魅力的。はっきりとした未来が見えない、10代の焦燥感を漂わせた演出と音楽>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.1

相当な熱量だった1作めを超えてきた!ドラマティックさ、バカバカしさ、ローカルネタ、全てにおいてパワーアップしていて面白い。エンドロールの最後まで濃厚で全く隙なし。ちょっと疲れ気味のところ、心を浄化して>>続きを読む

法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.7

原作未読で鑑賞。演出がやや過剰で、登場人物が総じて目力強すぎ、キャラ濃すぎ。90分ちょっととコンパクトにまとまりながら、前半無駄に思えるシーン(あのWe Will Rock Youな机ドンドンは何です>>続きを読む