kyotaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.4

何というか、音楽で例えるならばJ-Pop史を代表するヒット曲、名曲のコンピレーション・アルバムを聴いているような感じでした。総じて完成度が高く、安心して見れるのですが、既視感ありまくりのストーリー展開>>続きを読む

1640日の家族(2021年製作の映画)

3.6

胃がキリキリする展開ながら、ラストで少しホッとさせられました。

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.0

劇場公開時に見逃していた作品。鑑賞後に、脚本が吉田玲子と知ってなるほど!と膝を打ちました。こんな女子高生いないでしょ、と序盤で思いつつ、見終えて気付くと小寺さんと工藤遥のファンになっているという。静か>>続きを読む

教誨師(2018年製作の映画)

3.8

名前を聞いたことがある程度で、実際に何をしているのか知らなかった教誨師について学べることが出来て良かった。キャスト全員、演技素晴らしいですが、夜を走るでの役が印象的だった玉置玲央が特にインパクトありま>>続きを読む

SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

4.2

イギリスのBBC制作による、1984年公開のテレビ(!)映画。日常が一瞬にして奪われる、核戦争後の世界を描いたストーリー。ドキュメンタリー的な演出が非常にリアルで、核が落とされた後の全く救いようのない>>続きを読む

ラブ IN ニューヨーク(1982年製作の映画)

3.9

面白かった!1980年代の映画の美点を結集したようなコメディ作品でした 。下らないと言いたくなる一歩手前の舞台設定とギャグ。感動まではいかないけど、じわっと胸が熱くなるエンディング。勿論、古臭いと思え>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

4.2

原作未読。ジェームズ・カーン追悼で鑑賞。突如豹変してサイコ化するアニーを演じた、キャシー・ベイツの怪演が凄い。まさに絶望的な状況下で、アニーのアンビバレンスな感情に揺さぶりをかけながら脱出を試みるポー>>続きを読む

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.7


突出した部分はないのだけれど、流石ロブ・ライナー監督と思わせるとても完成度の高いラブ・ストーリー。序盤、そんなに突出して美人では…と思えたメグ・ライアンに、最後はすっかり魅了されていました。ビリー・
>>続きを読む

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

これぞロード・ムービーのお手本という普遍的魅力に溢れた傑作。ライアン・オニールも素晴らしいのですが、愛らしくも知的なアディを演じたテイタムの可愛らしさ、演技力が圧巻です。唯一、終盤の喧嘩して車を交換す>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.1

何ともモヤモヤする微妙なエンディング…。しかし、この作品の秀逸なのは、そんなのありえんだろと思わせる一見リアリティに欠けるエンタメ性の高い展開から、クライマックス〜エンディングで「いや、でも自分も他人>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.0

今回で4回めくらいの鑑賞。何度見ても面白い。今だとアウトな表現や台詞もありますが、それを踏まえても森田監督のシュールで捻くれたセンスに毎回やられます。松田優作はじめ、キャストの配役も全員絶妙でたまらな>>続きを読む

台風クラブ(1985年製作の映画)

3.4

段々と台風が近付いてくる、不穏でゾワゾワした感じは好きだし、世代的に昭和の町並みや学校が見れるのは懐かしくて良いのですが、話が面白いかというと…。総じて支離滅裂で、意味不明。破綻しているとしか思えない>>続きを読む

(ハル)(1996年製作の映画)

3.8

1996年という時代を考えると、非常に先進性のある内容で、話の面白さ以上に歴史的価値があると思います。深津絵里ってこんなに綺麗だったのか!ラストシーンには思わずエモい…という言葉が口をついて出ました。

グレイマン(2022年製作の映画)

4.2

アクション映画にはまだまだ可能性があるんだな、と思わせるアイディア満載の物凄い作品でした。前半だけでも相当にエネルギー過剰なのに、後半の展開がまた凄まじい。また、ロック・ミュージックの使い方がセンス抜>>続きを読む

キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

3.9

思った以上にオリジナル日本版に忠実な内容でした。お金をかけて、有名な役者さんを起用しているのが大きな違いですが、日本版のチープさが自然に受け継がれているし、随所に盛り込まれたフランス流のユーモア、ギャ>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.7

やっぱり映画は掴みが大事だよな、と思わされる導入部のスピーディな展開。洗練された演出と、洒落の効いた台詞。アメリカのポップ・カルチャーのねたをふんだんに盛り込んだストーリー。どこを切っても隙のない完成>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

伏線的なものが回収されるかというとそうでもなく、謎が明らかになるかというと、最後まではっきりしない。地下室に監禁されるという設定もありがち…というと、何だか期待できなさそうですが、これが意外なほど面白>>続きを読む

ゆるキャン△(2022年製作の映画)

3.5

コミック未読、アニメシリーズ未見であまり期待せずに鑑賞したのですが、思ったより楽しめました。社会人として色々気付きがありました。やはり、発想の転換と粘り強さの両輪があってこそ結果に結びつくんだなあ。あ>>続きを読む

ジョージ・マイケル:フリーダム アンカット完全版(2022年製作の映画)

4.7

TOHOシネマズ新宿にて、たった一日限りの上映。丁度休みの日で良かった!

ファンにとって、ここが知りたいという部分がしっかり押さえられた素晴らしいドキュメンタリーでした。以下、特筆すべきポイント。
>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.6

凄まじいとしか言いようのない傑作でした。韓国映画お得意の、史実に脚色を加えドラマティックにした内容ですが、有無を言わせぬ迫力、緊迫感と人間ドラマに圧倒されます。大エンターテイメント作品ながら、誠実に、>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

4.0

原作はラノベかな…と思ったら、漫画だったんですね。登場人物は少ないですが、神尾楓珠演じるナードで濃い系ルックスの西条をはじめ、キャラの映えっぷり、そして西野七瀬、平祐奈、馬場ふみかとキャストのハマりっ>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

演出、構成が巧みでテンポがとても良い。159分の長編ながら中弛みせず楽しく見れました。既知のエピソードが大半で新鮮味こそ無かったものの、エルヴィスのマネージャー:トム・パーカー視点で語られるのが面白い>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.8

恐ろしすぎる。幸せの絶頂から、全く救いのない絶望と恐怖の世界へ急展開。ドラマティックというより性急と言いたくなる場面転換はこれぞ映画といえるものですが、この作品を単純に興味本位で見れなかったのはきっと>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.0

「BLUE」「空白」と私的傑作続きの吉田恵輔監督。期待していましたが、本作も物凄いインパクト。近年、ここまで身近に色々なことを考えさせられた映画はなかったです。話の根幹にあるのは人間の業(ごう)や欲望>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

-

全てにおいて驚くほど何も伝わってこなかった…無としかいいようがない。是枝監督+ソン・ガンホ、期待高かったのですが…。

ナワリヌイ(2022年製作の映画)

4.3

欲を言うと、ナワリヌイ氏の政治理念や人間性をもう少し深掘りしてくれたら更に重厚な作品になったと思うのですが、それを差し引いてもとてつもなく衝撃的なドキュメンタリーでした。ナリヌワイという人の人生と、現>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

3.6

blu-rayで何回にも分けて見終えました。途中で、今私は一体何を見ているのだろう…と不思議な気持ちに。ドキュメンタリーなのか?新人の役者さん達の成長物語なのか? 途中、面白くなりそうな予感もあったの>>続きを読む

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.9

若気の至り、では済まない痛い青春の1ページ。本当にクズな登場人物ばかりなのですが、藤原季節はじめキャストの演技が素晴らしく、話の共感度はどうあれ演技を見ているだけで楽しめる感じ。時系列前後する構成もな>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

3.7

ン十年ぶりに鑑賞。姿の見えない大型トラックに理由もなく追われ、命の危険に曝される。ただそれだけなのに面白い。冷静に見るとアホらしい所もありますが理由、理屈を超えて上質のエンターテインメントに仕上げた若>>続きを読む

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.8

タイミング逃して劇場鑑賞は無理かと思っていたのすが、滑り込みで見れました。もっと洗練されて、批評性が込められた内容かと予想していたら意外なほどB級色が濃く、ドロドロして奇妙なのに驚き。面白かったですが>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.7

2ちゃんねるという文字、久々に見たなあ。総じてB級テイストで、CGはチープ。低評価つけてらっしゃる人が多いのも納得ですが、私的にはかなり楽しめました!主演の恒松祐里が存在感あるし、芹澤興人の絶妙な気持>>続きを読む

恋い焦れ歌え(2022年製作の映画)

3.6

熊坂監督の前作「プリテンダーズ」は私的年間ベストの1本でしたので、期待していました。オーガニックなヒップホップ・サウンドに乗せて秘めた感情を爆発させる小学校の臨時教員…設定も演出もとてもユニークで、掴>>続きを読む

夜を走る(2021年製作の映画)

4.7

ただただ驚愕…予測不可な、一見突拍子もない後半の展開。しかし、私はこれを「ありえんでしょ」とは笑えませんでした。内なる狂気と、抑圧されたエネルギーの爆発…。取り敢えず、この作品は予備知識なしで見るのが>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

良くも悪くもシンプルな内容の第一作を、よくぞここまで絶妙にアップデートさせた続編に仕上げたものだと感嘆。ちょっとM:I風味もある無茶振りな展開も、トム・クルーズなら全部許せる。まさにトムだからこそ成し>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

3.8

原作未読で鑑賞。特に話に意外性はなく、登場人物の誰にも感情移入できなかったので総じて冷静に見てしまいましたが、後半にきて広瀬すずの存在感と演技がジワジワ効いてきました。時間長めですし、時系列結構行き来>>続きを読む

a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)

4.3

期待していた以上の名作でした!今年公開された、多くの海外ミュージシャンのドキュメンタリー同様、キャリア後半に入るとテンポが早めになりますが、それでも全体的にとても構成、バランスが良かったと思います。>>続きを読む