LalaーMukuーMerryさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

LalaーMukuーMerry

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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.2

確かにとてもよかった。
韓国の女子高生グループ「サニー」のメンバーたちの友情物語。コミックのようにテンポよくて、おいおい!というような展開が楽しい。笑えて、胸がキュンとして、ほろりとできます。

各自
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.3

タイトルの意味が、ラスト30分位で分かってきた。
米軍特殊部の規律正しさ、絆の強さ。村の掟に従って米兵を命がけて助けたアフガンの村人の勇気。これが実話か!と驚く内容。人間ドラマとして素直に感動。

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カポーティ(2005年製作の映画)

3.4

作家というものの難しさを描いた作品。

カポーティになって想像しようとしたけれど、思考停止してしまう自分がいた。なぜこの人物を取材するのだろうと、疑問が先に立ち、前に進めない。この作品を見ても、その答
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私の中のあなた(2009年製作の映画)

4.2

「誰も悪くはないのに、悲しいことは起きる」系の作品。しいて言えば神様が悪い、なぜケイトを不治の病にしたのですか?

つきつめると問題は、死を望む人を手助けすることが許される場合もある、ということに収斂
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es [エス](2001年製作の映画)

3.6

心理学実験の顛末を描いた作品。

恐ろしい、ほんとに恐ろしい。
これが人間というものなのか。

信じたくない。けど知っておくべきなのかも。

こんなの2度と見たくない。
いや~な気分になるからおススメ
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

とても重厚な雰囲気、とてもややこしくて、とても人間臭い冷戦時代のスパイ映画。スパイってこんなんだよなっていうイメージどおりの雰囲気で大変ツボでした。

1回目は何のことやらという感じ。けど、わかりたい
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100,000年後の安全(2009年製作の映画)

4.0

オンカロ。地震の全く起きないフィンランドの大陸岩盤の地下500mに坑道を穿いて建設された放射性廃棄物の最終処分施設。(小泉元総理が訪問して話題になった場所)

100年後、フィンランドの原発からの放射
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.2

人に歴史あり。
1920~30年台頃のアメリカ南部の普通の女性の大河ドラマ

なぜあんな男と結婚したの?
彼女を救い出すためには仕方ないことだった、とも思える。
誰にも自分たちの幸福を守る権利があるか
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アビス/完全版(1993年製作の映画)

4.2

神秘の深海底を舞台にして、「ポセイドンアドベンチャー」のパニックと、「未知との遭遇」の神秘と、「スターウォーズ」のバトルと、「アルマゲドン」の自己犠牲の精神と、を一緒にして、最後は「未知との遭遇」で締>>続きを読む

フル・モンティ(1997年製作の映画)

3.8

振付けの練習のあたりが、笑いのツボでした。そしてラストのストップモーション。

万人の共感を得るのは難しいキワモノをテーマにして、頑張って楽しめる作品に仕上げたなって感じです。

元気はもらえたけど、
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

4.0

隣国からのスパイを扱う作品は、韓国映画独特のジャンル。
その異様さ、特殊訓練を受けた人の能力、得体の知れない恐怖。

でもこの作品に登場するスパイ家族は、北に残したそれぞれの家族を思い、スパイも人の子
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円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014年製作の映画)

4.4

おじいちゃんに人の気持ちをイマジンすることを教わって、小学3年の女の子が、ほんの少し大人になるっていう、心暖まるお話。

空想と現実の境界がつき始めるこの年頃の感覚を、独特な表現で映像化してて、大人か
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.6

これは、凄ーくいい。
現代ドイツ版「明日に向かって撃て」って感じ。テイスト的には「ミッドナイトラン」にも似てる。
強盗はたらくところを除けば、とてもいい奴としか思えない!?

男の友情がギュッと詰まっ
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ミリキタニの猫(2006年製作の映画)

4.7

これは奇跡のドキュメンタリー。心揺さぶられた。

ニューヨークのストリートで猫の絵を描き続ける80歳のホームレスの日本人老人。彼に興味を持った監督が話しかけるところからこの物語は始まる、それは2001
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風に立つライオン(2015年製作の映画)

3.7

さだまさしのこの曲は、大好きな曲のひとつ。

もともと実話があって、それにインスピレーションを受けて曲ができ、さらに曲をもとにしてさだまさしが小説をつくり、それを映画化したもの。

「頑張れ」っていう
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ボディガード(1992年製作の映画)

4.4

すごーくよかったです。この作品のケヴィン・コスナー、めっちゃかっこいい。守る男と守られる女、その間に愛がうまれ、それってホントはボディガードとしては全然ダメなんだけど、映画だと許してしまう、ていうか無>>続きを読む

おにいちゃんのハナビ(2010年製作の映画)

4.3

きっと泣くな、と思いつつ見始めて、やっぱり泣けた。
兄妹のつながりに。

一発の花火に、こんなに思いが詰まっているんだね。ラストの一発、タイトルはそういう意味だったのね。

こんな兄思いの妹、すべての
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ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

3.8

カザフスタンって、ほんとにこんなの??? 
ユダヤ人の扱い、男女差別、下ネタだらけ、花嫁袋で略奪婚とか…

主人公の素朴なキャラが絶妙
ちょっとお下品の度が過ぎるんじゃありません?こんなので大笑いして
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エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?(2005年製作の映画)

3.0

巨大エネルギー関連企業 エンロンの崩壊の裏側をインタビューであぶりだしたドキュメンタリー。
全米No.1の会社なのに、この会社の名前は倒産した時に初めて知ったのを思い出す。

(1)自社の株価を上げ続
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海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

4.0

大好きな「ニューシネマパラダイス」の監督(トルナトーレ)の作品だったのね。

大広間を回遊するかのように動き回るピアノを弾くシーンが、私の一番のお気に入りでした。

1900、君はどうして陸に下りなか
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.3

幼い少女の失踪事件を追うサスペンス。容疑者の異様さ、一線を踏み外してしまった父親の凄味、気味悪くて、読めない展開で、怖いもの見たさでぐいぐい引き込まれてしまう、最後までわからない意外な真犯人…、極上の>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.3

ひと時の出会いがその人の一生を決定づける…。「タイタニック」のローズを思い出しちゃった。最後はとても切ない。それがいいんだろうな。心に残るアニメ作品でした。

主人公の千代子は戦前から活躍した大御所の
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.3

銃密売の売上金の受け渡しをめぐる小悪人たちの騙し合い。
金の運び屋役のフライトアテンダントの中年女、密売人の男、現場逮捕をたくらむ捜査官、そして意外なところにもう一人の関係者。

受け渡し場面を登場人
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.2

DVDジャケットが魅力的なのでずっと気になっていた作品。
人形たちの顔の質感がCGアニメにしては妙にリアルだなと思ったら、コマドリがベースの作品だったのね。そうとわかると、よくぞここまでのものを作りあ
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

4.2

過去に戻って、絶望的な未来の原因を絶つ。情感たっぷりの感動仕立てのラストに酔いしれた気分。

なんだけど、正直言って私はストーリーほとんどわかってないと思う。以下は間違い承知の上での解説、素人のたわご
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

3.4

タイトルから想像してたのと全く違った。
ほぼBGMなしで静か-な展開、なのに要所で突然ミュージカルになる、えー!ここで? それも前衛的なやつ。ストーリー展開もだんだん不幸になっていくし、後味もこれ以上
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

杜撰な誘拐計画、その当然の帰結としての悲惨な結末。
ひどい話、これが実話か、と最初のメッセージで信じていたのに…、なんだよ、それも嘘かよ。実話と信じてる人たくさん出てるんじゃないかな? それともアホな
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

4.3

幼いころの記憶を、”釣り上げる”お話。

始めのうちは、フランスの伝統的な?わけわからん系、登場人物もみんなちょっと個性ありすぎ???て感じ。だけど、音楽も美術もおしゃれで、最初から最後まで意表突かれ
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.1

親の因果が子に移り。考えさせられる話。人の人生いろいろあるからね。

ライアン・ゴズリング、君がそもそも間違ってるから。赤ん坊が可愛くて父親らしいことをしてあげたい気持ちはわかるけど、銀行強盗しちゃダ
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.3

うわ! ずらりと並んだ女性たちの称賛レビュー。それに比べて男のレビューの少ないこと。こんな状況でコメントするのはちょっと勇気が…。(でも自分に課したノルマだから)

男の私の感覚でも、とてもいい作品で
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危険なプロット(2012年製作の映画)

4.0

フランスの高校では文学(作文)の授業がある。恋愛中の二人の心の動きだの、人物描写のこの表現は何を意味するかなどとまじめにやっている。ある意味すごい。これがフランス文学をささえている気がする。

そんな
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タロットカード殺人事件(2006年製作の映画)

4.0

タイトルから想像するようなミステリー要素や、ハラハラ・ドキドキは全くありません。ウッディ・アレン監督だから、そりゃそうですよね。

スカーレットヨハンソン演じるジャーナリズム専攻の女学生に、連続殺人事
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.5

これはいい。すごくいい。9歳のテータムオニールの瞳と一生懸命な姿と、仏頂面の何とも言えない可愛らしさに、おじさんの心は鷲づかみされました。

彼女が演じるのは母を亡くしたばかりの少女。葬式に現れた父親
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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.2

水墨画に淡い色をつけたような、独特の美しいアニメ。このタッチで描く日本の風景もきれいでよかったな。

捨丸にいさんはこの作品の創作と思いますが、彼が登場人物に加わったことで、ぐっと現代人の心にも通じる
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.3

凄腕の男と可憐な美少女とが絡んだ名作、LeonやDriveに通じる雰囲気の、なんとLeonより19年も前の作品。12歳のジョディフォスターがお人形のよう。これだけでも見る価値十分。そしてロバートデニー>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.0

あぁ、そこでそんな嘘をつくんだ。セレブの見栄がそうさせるんだ。気持ちは分からなくもないんだけど‥。でもお天道様が見てるんだよ。

「全然大丈夫」って言ってあげたいけど、彼女の場合立ち直るのは難しそうだ
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