ペンギンさんの映画レビュー・感想・評価

ペンギン

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エリザベス(1998年製作の映画)

3.7

一人の少女が“王”へと変貌する過程を描いた、静かなる覚醒の物語である。

先に『ゴールデン・エイジ』を鑑賞していたため、そこに映し出される“完成された女王”エリザベス像が、私の中にはすでに確立されてい
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エリザベス:ゴールデン・エイジ(2007年製作の映画)

3.2

『エリザベス:ゴールデン・エイジ』は、その題名の通り、エリザベス一世の内面を精緻に掘り下げた作品である。女王としての威厳と、一人の女性としての孤独や脆さが巧みに交差し、ケイト・ブランシェットの卓越した>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

間延びなく社会や平等や本当に生きる事について考えさせられる。宮沢りえ良い役者さんだなー。

ロングレッグス(2024年製作の映画)

3.4

途中まで独自性や効果音に無駄のないシーンの連続で楽しめたけど終盤の駆け足具合とオチが雑にどうしても感じてしまう。勿体無い

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

至ってシンプルでありきたりな内容ながら作品作りの上手さで上手くまとめ上げている。特に秀逸なのが短い秒数で違う映像に移り変わり続けて観ている観客を飽きさせずテンポ感を意図的に良くしてる演出面。またホラー>>続きを読む

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

1.2

テーマが面白いだけで、演者の質に画角や効果音含めて全てが酷い。低予算で素晴らしい作品は多くあるが、この作品はそれに含まれない。

春に散る(2023年製作の映画)

3.5

予定調和の捻りのない物語なものの、ど直球なこのストーリーだからこそ響くものがある。やっぱボクシング映画は良いな。役者陣全員が良い味出してました。

名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で鑑賞。

世代が異なるため、名前こそ知ってはいたものの、彼の楽曲やスターへの軌跡についてはほとんど知らず、興味を持って鑑賞に至った。(これまでの知識は『We Are the World』でのシ
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

2.3

ロッテントマト高評価、フィルマークスも高評価で期待高かったが個人的には一切刺さらず終わりました。

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

3.1

『ジョーカー2』は、前作とはほぼ完全に異なる作品だ。もし1作目と同じものを期待し、あの狂気に共鳴し、あるいは感化された者がいるなら、本作は到底受け入れがたいだろう。

1作目は社会現象となり、普段映画
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

3.8

とんでもない映画を観た。

結末や流れは誰もが予想してる通り。予想してる通りなのに臨場感や緊迫感が映画以上。追体験してるような錯覚に陥るほどリアルで映画自体の尺も80分なのが絶妙で手に汗握る。

この
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もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』は、コロナ禍に揺れる現代社会を背景に、歴史上の偉人たちがAIホログラムとして復活し、最強の内閣を組織するという斬新な設定で物語が展開されます。冒頭、世界各地の>>続きを読む

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.5

絵はあまり好きではないし感情移入もあまり出来ないが綺麗に纏まってるので見易い。テンポ感はジブリの中ではTOP3。メッセージ性や驚きはあまりない。

4.5ハウル
4.0千と千尋
3.7もののけ
3.5
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

2.0

この映画に没入できなかったな、、

・主役の声に違和感
・主役の感情の起伏の無さに感情移入できず
・テンポが遅く退屈な時間が長い

グランメゾン・パリ(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ドラマが一気見するくらい良かったのですぐに劇場視聴。

結論から言うと期待以上の出来ではなかった。
ドラマから映画に移行してるのに、何も変わらなく舞台がパリに変わってるだけ。流れもドラマをなぞるかのよ
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対峙(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

無駄を一切排除したシリアスな作品

登場人物は7人(メインは4人)
回想シーンや息子の写真等も無し
一つの建物内のみの会話劇

最初はどこかよそよそしく配慮し合い思ってる事の少ししか相手に伝えれない
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

好きなヒュー・ジャックマン主演作なので前から気になってたのもあり視聴。やや中盤あたりに怠慢な流れで集中力を削ぐものの映画のスタートが良かった為、最後まで完走。

ここ最近観た中で1番感情移入した作品。
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ソウX(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

テンポが終盤まで良くないので集中しにくい。
そして最後のジグソウと少年が2人で死のゲームの最中に2人同時に最後まで見届けずにお金を2階に探しに行く展開は無理がありすぎる。他にやりようあったでしょ…少々
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スモーク(1995年製作の映画)

2.5

黒人の少年に最初から最後まで共感が1ミリもできなくて楽しめなかった。

ミスト(2007年製作の映画)

1.9

数年掛けてやっと最後まで視聴。

結果…ひどすぎる。今年ワースト作品でした。この作品に辻褄や納得わや求める訳ではないのは理解してるが、それにしても腑に落ちなすぎる作品

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

フェアが隠れテーマ

第一希望ー父を奪ったから父になって
第二希望ー父を奪ったから代わりに家族から1人犠牲を選んで

命の選択権を持っている父親に全員が必要以上に気に入られようとする
(息子ー父の希望
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ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

主役の彼の作品を連続視聴。これで3作目か。
毎回演技のうまさに脱帽する。そして今作はブライアンシンガーとイアンがタッグを組み、題材も非常に興味をそそられる。スティーブンキング原作作品。

制服を着る事
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

終盤の母と母同士の家の中での会話は映画史上でも屈指の名シーンと言っても過言ではない。HIVの母の子を亡くした悲しさと一番良くしてくれた息子の人生を変えてくれた主人公への愛情も伝わる場面。感情移入してし>>続きを読む

アダム&アダム(2022年製作の映画)

2.5

初見だが何度も観たくらいの既視感。そのくらい退屈で他の作品をなぞってるだけ

陪審員2番(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

今作が劇場公開ではなく配信かつ見放題との事で映画好きには驚いた人も多い。

監督の中でも特に好きなイーストウッドの作品であり、配役もニコラスホルトやj.kシモンズなど演技力に定評のある役者陣で揃えてい
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