SIPHONさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

SIPHON

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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

シュール…独特なタッチが癖になりそう…子供の頃に見ていたらトラウマ級に忘れられない系。子どもがこの絵を描いたら心配になる系。
飛ぶ魚?を捕まえて、食べるでもなく下に叩きつけて嗤う生物が怖かった。
全編
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undo(1994年製作の映画)

3.5

人の心は縛れない。泡と同じで。
縛っても縛っても、縛れなくて、絡まって解けなくなったものは、切るしかないのでしょうね。
狂気にもイノセントにも見える萌実さんの目が怖かった。豊悦さんは白シャツをダラッと
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ひとよ(2019年製作の映画)

4.0

家庭内暴力は殆どが裁かれない。それでも、父親の暴力に堪え続けた方が楽だったのだろうか。父親が生きていたら、成人した兄弟はバラバラになって家に帰ることはなかっただろう。
理由が、子供たちへの暴力だとして
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.5

この作品が半世紀前のものであることに畏敬の念を抱きます。キューブリック監督自身が新人類か、はたまた未来から来た人だったのではなかろうか。
使用される名曲の選択にも、もれなく意味があるわけで…含蓄ありす
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

2.0

全てがボンヤリした作品という印象。
サイコパスな感じの少年が淡々と犯罪をこなしていくかんじです。銃は撃つ前提です。主役の外見が好みなら需要があるかと。やたらお腹がポテンとしていたのは天使ぽさが出ていて
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

「計画する」とは希望や期待を持つことなのだと、しみじみ悲しくなった。
願いや夢を持たないで生きれば、少なくとも挫折はしない。実現不可能な希望を持つのは時に残酷で時に救い。息子にとってはどちらなのだろう
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

ただひたすらに気持ち悪い感じが徹頭徹尾続く。恐いのではなく、気持ちが悪い。登場人物の誰も好きになれない。共感も出来ない。わりと叫んだり怒ったりする場面もあるのに、感情を感じない。皆で叫び出すべきタイミ>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

設定も面白いが、終わり方も潔い名作。再会シーンが無く、冗長に後日談なども無いのが素敵。この先どうなるかは誰も知らない。操作されない人生を彼自身が選んでいくからだ。
トゥルーマンではなくとも、役者や視聴
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.0

「好みのタイプなんだ(*´ω`*)」が地味に面白かった。中井貴一氏と佐藤浩市氏が並ぶと謎の安心感。

落下の王国(2006年製作の映画)

3.5

美しい映像はまさに眼福。これは映画館で観たかったなと思う作品。なんとも美しく個性的な衣装デザインは石岡瑛子さん。
アレクちゃんのニコッ!と効果音が付きそうな笑い方と全体的にプニプニしている感じが可愛い
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.5

無機質なグロテスク。生々しいけれど感情は死んでいる。醜悪さも美しさもただただそこにあることを受け入れるしかない。
何てヒドイことを!と感情が怒りに揺さぶられる感覚にはならなかった。淡々と流れて過ぎてい
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(1954年製作の映画)

4.5

フェリーニ映画祭にて。
子供の頃よく分からず酷い話だと思っていたけど、再鑑賞して切ない話だと認識した。寂しいと認められない人が最も寂しい人だ。ラストシーンでザンパノの表情の変化だけで語らせる撮り方が素
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S.F.W.(1994年製作の映画)

3.0

公開当時に映画館で観たはず。ずっとタイトルが分からず内容もおぼろげだが、多分これ。コンビニで拘束された男女が撮影されるってことだけは覚えていた。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

5.0

映画館の映画を、映画館でメタ的に観られる…なんという素晴らしいこと。
ずっと泣きながら観ていた。

愛がテーマ。いろんな愛について。
いつでも側にいることだけが、愛することの最上級ではないよね。
「映
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.0

せめて一作目を観ておくべきだったかな。観るならカット版じゃない方が良かったのだろうが、なんとなく「アバター」を観た後と同じ感覚になった。色々とデザイン性が高い。

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

3.5

うーん…。生きるって何だ…。
『私はこの地に降りて今まで何をしていたのでしょう…私は生きるためにここに来たのに』
無私無欲の世界から地球に降りて…人間の欲を暴き出して月へ帰るかぐや姫。
望むことは罪な
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.5

‪映画館で見られて感無量。
鑑賞2回目にして、ウィラード大尉の感情死んでるなと感じた。
ワーグナーBGMの襲撃シーンは善も悪も忘れて圧倒される。ただただ圧倒。
テーマが迷子になった大作と言われてますが
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キャッツ(2019年製作の映画)

1.0

もともとの音楽自体が素晴らしい以外は…なにも…なんも言えねえ。ツッコミどころがありすぎて逆になにも…。歌について星1つ。
薄〜い毛皮の猫耳全身タイツの人たちが歌ったり踊ったり始終クネクネする…舞台版と
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

3.0

自分の行為の善悪について真正面から向き合う時、大抵の人は饒舌になれず沈黙する。国が違っても人間である以上それは変わらないのだと思う。
作中で撮影されるインドネシアの映画のセンスには終始、感覚…文化の差
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駅 STATION(1981年製作の映画)

3.5

男の人生には、各駅停車するがごとく忘れられない女たちの存在がある。ということなのだろうか?駅を行き来しては、出会ったり別れたり戻ったりするように。

鬼龍院花子の生涯(1982年製作の映画)

4.0

夏目雅子も美しいが、岩下志麻の美しさと存在感がものすごい!トータルでほとんどセリフがないにもかかわらず!
母親らしいことをしなくても、結果的に松恵の母親はウタさんだからこそ、松恵は芯の通った女性に成長
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チャンプ(1979年製作の映画)

3.5

TJが本当可愛い。瞳がキラキラした生き物が喋って動いてるだけで泣ける。
THE男(とにかくダメで不器用)な生き様を存分に描いた作品。アニーも含め、良き親とは…と考えた。
ただ、海で泳ぎながら、TJにア
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インビテーション/不吉な招待状(2015年製作の映画)

2.5

不穏な空気がとにかくとにかく長い。最初主人公の車がコヨーテを轢いてしまうところが伏線というか、主題なんでしょう。最終的には予想通りの進行。
どんなに悲しみに打ちひしがれていたって、おかしいものはおかし
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プロメア(2019年製作の映画)

3.5

とにかくツッコミどころ満載。ただし戦闘開始するとそれら全てがどうでも良くなる中毒性に注意★電子音楽ドラックアニメーション♪

帝一の國(2017年製作の映画)

3.0

操るのか操られるのか。帝一の知謀と根性もすごいけれど、実際のところ森園さんのような人が1番こわい。しかし何でマイムマイムやねん!wと思いました。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

彼一人で踊っていても並外れたダンサーなんだなと分かるけど、ほかのダンサーと一緒だと残酷なほどによく分かる。バレエ団に選りすぐられた人ばかりのはずなのに、素人目にも明らかに、動きひとつひとつの美しさ明確>>続きを読む

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.0

60%くらいメアリーの可愛さで出来ている映画
病院に行くシーンはあまり必要性を感じられなかった。祖母イヴリンの毒親レベルはだいぶキテいた。

おとなの事情(2016年製作の映画)

3.0

あまり期待せずに見ていたせいか、面白かった。瑣末な秘密でも重大な秘密でも、知らない方が人間関係はうまくいく…うまくいかずとも全壊せずには済むよね、とため息をもらしたくなる映画。

フェティッシュ(1996年製作の映画)

3.0

ずっと観たいと思っていて、実際観たらわりとアッサリした話だった。シリアルキラーが想定していたより大分まぬけな男であった。コメディの部類だから良いのだろうけど。この話が短編小説集の中のひとつならけっこう>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

2.0

福田ワールド好きなら楽しい映画…?
ゆるっと感とみるかグダグダ感とみるか…福田テイスト嫌いなわけでもないけど、このストーリーにおいては必要性を感じなかった。ところどころは面白かった。しかし結局は繰り返
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.0

マントの懐き具合がかわいい
インセプションを思い起こさせる映像。街がめくれあがり巻き込まれていく様はなかなかキレイ。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.0

傷だらけのトーニャ。なんとも言えない後味。単純に可哀想などと同情するのも違和感があり、ゔーん…と唸ってしまう。
トーニャのお母さん完全に毒親、全ての要因はこの母親にあり。演技後の顔が見たいんだと言って
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