sakanakomajinさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

イーストサイド・寿司(2014年製作の映画)

4.5

すし職人で一人前になることは恐らくとても大変なことだけれども、フォアナは情熱と愛情で、異文化やジェンダーや人種といった背景をも乗り越えていく。
とても素敵なストーリー。
at OSAKA, Konic
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夜明けの街で(2011年製作の映画)

4.0

映像や会話は綺麗。
サスペンス色も少しあって。
不倫するほうも、されるほうも地獄だった。身動きのとれない泥沼にはまっていく。
周りを必ず巻き込むことで、不幸にしかならないのならば…。
最後に愛があった
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七つの会議(2018年製作の映画)

5.0

池井戸潤さんの原作。
日本企業は藩、企業で働く社員は侍の例え。実際にあった事件が思い浮かびます。
野村萬斎さん、香川照之さん、その他最初は誰が正義なのか分からない。
演技力、目力、声量、迫力でとても引
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台風家族(2019年製作の映画)

3.0

誰かの行動は誰かに様々なカタチで必ず影響している。
草薙くんの最低、下衆、クズで結構の開き直りダンスで笑った。
やっぱりサイテーという流れ。
行方不明にしては最後あっさりとか突っ込みどころもあったけど
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

5.0

このお話し本当に素敵です。
実際にはこんな清い関係性はなかなか無さそうですが、お互いを求め合うのに年齢って超越できることもあるのかもなあと感じてしまいました。
女子高生が大人っぽいのと、中年と呼ばれる
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渇き。(2013年製作の映画)

3.0

ごめん、疲れた。
東映ヤクザ風と暴力、流れる血、学園もののイジメ、パーティ、エロ、社会的信用性ある人々の逸脱行為、何かポップな映像が挟み込まれ、一面雪の中でのラスト、全体的にまとまりのないストーリーと
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

5.0

最初の嫌な感じの予感が当たってしまった。
富の独占。個々人の欲望と期待が複雑に絡まり行き着くところは天国だった、それとも地獄?
家族だからこその親密さがかえって情にまみれてドロドロとした愛憎に変化して
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イタリアは呼んでいる(2014年製作の映画)

4.0

イタリアの美しい景色と、モノマネ、料理、音楽。
なんとなくイタリアへ一緒に行った気分を味わえました。
ほぼ同世代の男性2人の会話、興味しんしんで聴いてしまいました。
沢山の映画についても会話の中に折り
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あやしい彼女(2016年製作の映画)

3.5

同級生にすすめられて。
プラトニック・ラブ(こんなんいまは言わない?)+若返り+江戸っ子下町風味の家族ドラマでバンドデビュー。
多部未華子さんのコケティッシュな魅力全開。韓国映画のリメイク版とのこと。
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香川1区(2021年製作の映画)

4.5

先の衆議院議員選挙前から約半年の小川淳也代議士をメインに追ったドキュメンタリー。
香川1区がこんなに熱かったとは。
日本の政治を変えてくれるのではないかという期待とともに、民主主義が地方からも東京から
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.5

ずっと観たくてやっと。
これは名前を一部変えたりしていましたがほぼ実話でしょう。
権力者が牛耳る組織の圧力の下で、一個人が正義感や使命感から正しい事あるいは組織に反することをしようとすればするほど身動
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.5

血まみれ。
吹き替えバージョンでした。入れ替わりは面白かった。

ホラーは苦手意識があるけど、確立されたジャンルだと感じました。

ラストがどうしてそうなったのか、わからないままです。

さがす(2022年製作の映画)

4.5

実際にあった、陰惨な事件をベースにしているよう。しんどい。
場所を大阪に移して。

ドヤ街は変わっていない。
土地の人の人情みたいなのも。
卓球場ってあったな。遊んだことある。

目を背けたくなるとこ
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マトリックス(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

超ヒットしていたけど、観ていなかったので。

AIにコントロールされている未来。現実と非現実が入り組んで分からなくなる。ヒロインが強くってかっこよいなと思って見ていたら、キアヌ・リーブスが普通の一般人
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

暗い目の映画が続いたので…

紆余曲折、すれ違いだらけ、人生の順番が思い描いたように進まず、運命のイタズラに振り回されてなかなか一緒になれないけれども、いつしか心でしっかり結びついている関係に気づいて
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

4.0

原作を読まずに映画を先に。長い長いお話だろうけれど、かなり簡潔にまとめたのだろう。

クローン人間はもう実在できる、できているかもしれなくて。年号が最もらしいのは、これは全くのフィクションではないと言
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ナッツ(1987年製作の映画)

4.0

大学生の時に鑑賞しました。
二本立ての一本。
結構衝撃的な内容だったと思うのですが、ずっと忘れていて。
木の実類がダイエットにいいという記事を読んでいて、唐突に思い出しました。
自分の頭はどうなってい
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ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初見。
観る人によって解釈が大きく違ってくる作品かもしれませんね。
映画評を大昔に読んだことがあったけど、このような内容だとは思っていなかった。
ナチスに熱狂する人々に一番恐怖を感じた。主人公の母親、
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

5.0

実話に基づいていると言うことで、会話の中にあったように最初はフリでも真似していると真実になるということは本当にそうだと思う。
パンナムは今は倒産してなくなってしまったけど。最初にパイロットになったのは
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

証券会社に就職し、最初の妻と暮らしていた頃とは明らかに変わっていく主人公をレオが熱演。
当時映画評は読んでいて観たかったので観れてよかった。
欲望を剥き出しにエスカレートする違法な行為、ドラッグとセッ
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(2020年製作の映画)

4.5

俳優さんたちの演技がとても素晴らしいです。
平成という時代をよく描いていて、実際にあったことをいろいろ繋げているように思えた。
人を信じ続けることは本当に素敵だなあと思わせてくれる。
人はみんな幸せに
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

与えられた仕事を一所懸命にしているうちに受け入れて現状に流されたりしてしまいがちだけれど、アンディは短期間で自分自身の目標とした原点に戻っていける強さとしなやかさを持っている。
ストーリーは無駄が一切
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ジミー/さよならのキスもしてくれない(1987年製作の映画)

3.5

スタンド・バイ・ミーのリヴァーが好きで観に行った作品。
期待とは違っていたけれど、もう一度観たらあの頃のことを沢山思い出してしまいそうです…!

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.5

何も変わらないような日常に見えて、でも少しづつなのか、新しい出会いによってある時一気に変わっていく。
登場人物は皆全員、良い人なんだけど問題を抱えている。
すんでのところで踏み止まって、けれど崩壊しか
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

村上春樹さんの同名短編小説などが元になっている。小説は以前読んでいて部分的に覚えているのだけど、映画は大幅に解釈や登場人物やエピソードが追加されていたと思う。

自分がもし音だったら、嘘はつきたくない
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パピヨン(2017年製作の映画)

4.5

リメイク版。
内容がかなりキツいけど面白かった。1931年って90年前だけど、囚人には人権が殆どなかったんですね…
舞台はフランスとフランスの旧植民地、この時代ならもう少し人権意識が高いのだと誤解して
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

主演のホアキン・フェニックスの目が泣いているのに顔で笑っているシーン、精神的に病んだ優しい人が、酷い暴力を受けて正当防衛が過剰になってしまう。
殺人のトリガーとなった事件から、あっという間に次々と殺人
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

終わりのはじまりを感じさせる、終わり方がとてもよかった。
途中、複雑で?ついていけない。

父親との対決と、母にそっくりなアイコンとしてのレイ(そっくりさん、仮)との訣別、口も態度も悪いけれどめちゃく
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南極物語(1983年製作の映画)

4.0

タロとジロの生命力の強さ、実際にあった物語を想像も交えて、なんだろうな。

南極という厳しい環境下で、置いていかれても、自力で生きた犬たち、力強い本能に忠実な姿が感動と涙を誘います。
ボス犬のリキが可
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モンスター(2003年製作の映画)

4.0

シャーリーズ・セロンの特殊メイクが話題になっていました。
とても悲しいストーリーです。
映像のトーンに明るいところがなかった記憶です。

奇跡(2011年製作の映画)

4.0

考えるに、いつから子供でなくなるのか、人によって個体差がありすぎるのですが、こんなこと考えていたんだろうか、純粋さや失ってしまった精神的、物理的なものの多さにハッとします。

奇跡。

九州新幹線はま
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.0

樹木希林さん、是枝裕和監督作品の常連さんになっていたのですね…。

亡くなっても作品の中では、生き続ける。

演技が上手いとかそれを超えて、観ていてあまりにも自然体でそこに在るって印象でした。

明日の記憶(2005年製作の映画)

4.5

若年性アルツハイマーという病気がとても分かりやすく、リアルに描かれていて、当時とても衝撃を受けた。夫婦の愛情について、また病についてもいろいろ考えさせられた一本。発症から進行していく病状の描写はとても>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

コメディとファンタジーが混ざり合っていて、主人公のせわしなさに可笑しさと若干のイライラを貰って観ていたら…

時間に利息がつくという発想というか設定に拍手かな。

もう一人の主人公の目線になってから、
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