上海十月さんの映画レビュー・感想・評価 - 113ページ目

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.4

キムタクが好きだと言って大ヒットしたジャンキー映画。イギリスの不景気が酷い時で若い世代が薬漬けになっていると思い込ませるのに十分な作品だった。MTVのような映画でナレーションだらけで当時観た時、今時の>>続きを読む

黒白双紙(1926年製作の映画)

2.0

2017年の感想。杉狂児って名前が凄いのに喜劇役者。26年の日本の無声映画。面白いかと言われると当時の街並みが映り追いかけてるのが今観れるのが凄い。出演者の杉狂児という名前が凄いのに喜劇役者。

夢二(1991年製作の映画)

2.6

宮崎ますみが確かに夢二作品から出てきたようだ。比較的他の大正ロマン作品と比べるとわかりやすいが、意味不明な点は、相変わらずだ。宮崎ますみが夢二の作品の女性のようできれいに撮っている。美術と映像のきれい>>続きを読む

逃がれの街(1983年製作の映画)

2.4

甲斐智枝美が既に亡くなっているのに驚く。工藤栄一と水谷豊のコラボ作品。「傷だらけの天使」の逆バージョンのように今ではTVでは観れない島田伸介が「アニキー!」と叫んでる。北方謙三のハードボイルドというけ>>続きを読む

上意討ち 拝領妻始末(1967年製作の映画)

3.4

筋目だらけで身動きが取れない神山繁の死に方がいい。何回か観ているのですが評価がなんとなく下がっていく作品の一つですね。今回は、神山繁が嫌な奴で良かったですね。この三船、仲代のキャスティングだと黒澤映画>>続きを読む

(1959年製作の映画)

3.7

中村鴈治郎のニヤリがスケベでいいですね。市川崑の東宝、新東宝、日活そして大映へと変遷を観ていると市川崑となったのは、やはり大映ではないかと強く感じますね。本作は、そのな一作。観直して極めて奇妙な映画で>>続きを読む

デッドプール(2016年製作の映画)

2.4

ナレーション過多で冗漫な感じだ。面白いとの評判だったが、個人的にナレーション過多であまり乗れなかった。しかもⅩメンの関連キャラクターということで、余計萎える。アメリカ映画は、最近こんなのばっかり。

陽炎座(1981年製作の映画)

2.5

正直に言ってこれほど訳が分からない映画を観たのは、久しぶりかもしれない。不条理な映画である。松田優作の新境地というが、いい演技かどうかもよくわからない。ただただ、映像が奇妙な美しさだけが印象に残ってい>>続きを読む

空手バカ一代(1977年製作の映画)

2.6

実在の人物大山倍達で「燃えよドラゴン」パクリは如何なものか。英語名は「Karate for life」でなんか歌になりそうだ。内容は、実在の大山倍達がアメリカ統治下の沖縄に行って八百長プロレスできずに>>続きを読む

肉体の門(1988年製作の映画)

2.8

かたせ梨乃と名取裕子のダンスシーンは見もの。これだけ五社英雄観直すとサービス精神が凄すぎて話が散漫になりやすい人だなと。今作も若干その毛がある作品で出てくる女ごとに見せ場を作って散漫にさせる。見どころ>>続きを読む

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.4

アメリカンドリーム🇺🇸が別の国にあるという皮肉が悲しい。この中でなるほどだと思ったのは、ドイツ人が土日以外の休日には、一切メールを返してこないことだ。これは、法律違反なのだ!返すのは、もっぱらアジア系>>続きを読む

裸の太陽(1958年製作の映画)

3.0

仲代達矢が、拾いモンの役。家城巳代治監督で新藤兼人脚本という左翼映画。これは、黒澤明の「素晴らしき日曜日」かと思うような話でしたね。窯焚きに誇りを持ち市井の中で一生懸命生きる若者たちを江原真二郎と丘さ>>続きを読む

男達ばやり(1931年製作の映画)

2.5

男達ばやりは、オトコダテバヤリと読むそうな。読み方がわからんかった。男だてばやりと読むそうで。31年の稲垣浩監督作品。日本映画の黄金期60年代は、こういった無声映画で活躍した監督がいたから成立したと思>>続きを読む

サーキットの狼(1977年製作の映画)

2.4

首都高を物凄い勢いで走ってますが。
当時漫画で大ヒットでスーパーカーブームを巻き起こした漫画の実写化。「ドカベン」に続く鈴木則文かと思いきや併映が「トラック野郎」だったからか山口和彦監督。この人もどち
>>続きを読む

ドカベン(1977年製作の映画)

2.4

水島新司のノック技術がすごい!個人的には、幻の一作ですね。話には聞いてましたが、これほどまで凄い映画だと思いませんでした。本来は、評価不能です。鈴木則文でなければ映画化してはいけないでしょう。まさかの>>続きを読む

青春怪談(1955年製作の映画)

2.4

北村谷栄が既に老婆役凄すぎる。獅子文六という名前はよく聞くが実際読んだことはないが戦後民主主義の作家という印象でしょうか。よく聞くのは、「自由学校」。市川崑が日活に移っての作品。三橋達也と北原三枝が共>>続きを読む

こころ(1955年製作の映画)

2.4

森雅之の学生は、さすがに違和感が!夏目漱石の映画化って結構難しい。解釈があり過ぎるのとドラマチックじゃない。そういう点からは、原作の呪縛をときはなった「それから」は、映像表現メインにしたので成功したと>>続きを読む

北の螢(1984年製作の映画)

2.4

サービス演出が少なかった。岩下志麻が正直少し年が取っているんじゃないかと思いますが・・・早乙女愛、中村れい子、田中こずえが出て五社サービスを期待するが意外にない。映画より森進一の歌の方が印象的な作品で>>続きを読む

吉原炎上(1987年製作の映画)

3.4

レズシーンと噛んでしか思い出せない。芸能界復帰した五社作品の中では、面白いと思いますね。セットの豪華さが見事だ。レズシーンと西川峰子のこごー噛んでぇーと叫ぶのが怖い。花魁道中と最後の炎上シーンがあった>>続きを読む

(1985年製作の映画)

2.5

真行寺君枝がエロすぎる。緒方拳がまた女衒役をやらされる。宮尾登美子の自伝的な作品なんで自身も出ている。似たような話なので少し飽きが来る。真行寺君枝との濡れ場は、あんなとこでやらないと思うが綺麗に見せる>>続きを読む

陽暉楼(1983年製作の映画)

3.2

五社英雄によるミュージカルみたいな映画だった。再見して思うのは、佐藤勝の音楽が結構メロディアスなのに驚く。そして美術セットによる陽暉楼の巨大さ加減が見事だ。緒方拳の女衒役が堂に入っていてかっこいい。女>>続きを読む

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

2.4

個人的には、ピエール瀧のNHK版が好き。NHK版を観ていたので後編の内容が分かってしまったので、余計に観る気がなくなる。佐藤浩市の力の入った演技が個人的には、趣味でない。とにかくこの話後半失速が激しい>>続きを読む

ポルノの帝王 失神トルコ風呂(1972年製作の映画)

3.0

アレコードのシンボル・ロックは、この映画の主題歌だった。梅宮辰夫主演でこのタイトル。主題歌がシンボル・ロック。この主題歌TBSラジオの「伊集院光とらじおと」のアレコード・コーナーで湯山玲子が紹介したレ>>続きを読む

女囚と共に(1956年製作の映画)

2.4

女囚もので原節子と田中絹代って凄い!しかし、田中絹代が所長で課長が原節子ってどんな女刑務所?とにかくいろんな女優が出てくるはで、最初に驚くのは、菅井きんの刑務官ぶり。田中絹代と原節子は、やっぱり刑務所>>続きを読む

インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

2.8

テレビで見ると意外に見れる。あまりの酷評であんまり観る気がしなかったが、テレビでやっているので観てみるとまさかの焼き直しというパターン。「スターウォーズ」の亜種のような作品。アメリカ大好きのエメリッヒ>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

2.4

2017年の感想。心配になるほど吹っ切れている。NHK BSで半年にわたりTV版放送してたんで、久しぶりに観直す。放送終了後この劇場版を鑑賞。昔見た時も訳が分からんなぁと思っていたが、今回も率直な気持>>続きを読む

フェンス(2016年製作の映画)

4.0

こんな親父いますね。舞台劇をデイゼル・ワシントン自身が演じ監督した作品。ヴィオラ・デイヴィスがアカデミー賞助演女優賞を受賞した話題作だ。旦那に怒りを爆発するシーンが見事だ。あー怖いし、トロイもよく浮気>>続きを読む

にがくてあまい(2016年製作の映画)

2.8

途中に挟み込みファンタジーの表現がいいアクセントになっている。野菜嫌いのマキがゲイのベジタリアン渚と同居することで仕事、家族関係に変化が訪れるというラブコメディ。意図的にしていると思うのですが引きの絵>>続きを読む

(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.3

花柳幻舟の包丁🔪の舞が入ると盛り上がりそう。田中登の代表作。大阪西成を活写している。全編モノクロでラストだけパートカラーの日活ロマンポルノ。以前から思うがどこにロマンが???という映画。ATGとの提携>>続きを読む

仁義の墓場(1975年製作の映画)

3.4

多岐川裕美のメンタリティは、共感できない。前から行きたかったシネマヴェーラ渋谷に行く。ちょうど東映ヤクザ映画特集をやっていて再見だが、本作を観直す。ハナ肇が渡哲也を痛みつけるイメージが残っている。多岐>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.3

こういう作品がアカデミーとるようになったんだと感慨深い。ポスターの意味合いがよくわかる映画だ。一般的に黒人の肌の色は、単一でなくいろんな色目がある。そしてこの映画での肌の色はキラキラしている。カラーに>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.8

まるっきり「地獄の黙示録」だが正しい怪獣映画だ❗ 俺たちは、こういうのが観たかったんだよぉー!と多くのかつての怪獣少年たちが叫んでいる事でしょう。「シン・ゴジラ」は、ある意味辛気臭い。清々しく怪獣と戦>>続きを読む

ファイナル・スキャンダル 奥様はお固いのがお好き(1983年製作の映画)

1.8

良くも悪くも80年代。続けて五月みどり自身による持ち込み企画。当時の軽薄な感じがよく出ている作品でもあるが、そんなに面白くもない。鶴光や赤塚不二夫と当時人気者もでてきて話が盛り上がるかと思いきやちょろ>>続きを読む

マダムスキャンダル 10秒死なせて(1982年製作の映画)

1.5

小松方正と五月みどりの熟年エロ話かと思いきや。ロマンポルノ大作の触れ込みで五月みどりが主演でアメリカロケ映画。小松方正が旦那かと思ったら、その息子が旦那という違和感丸出しの映画。何も面白くない。風祭ゆ>>続きを読む

妻たちの性体験 夫の眼の前で、今・・・(1980年製作の映画)

3.5

本作を観ると妙なコントみたいなんですが、小沼勝監督のいつもやらしい事をどう映像化すればいいのか考えているのがよく伝わってくる映画。ブルーレイには、風祭ゆきのオーディオコメンタリーが付いていて面白い。聞>>続きを読む

劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

2.9

その男、性欲につき。ポレポレ中野で公開して評判だったのは覚えていたのですが、観てみると映画としてもう少し編集きちっとやってほしかった感じはしますね。とにかくゲスの極みなような話で次々に女性が出てきて、>>続きを読む