上海十月さんの映画レビュー・感想・評価 - 111ページ目

春男の翔んだ空(1977年製作の映画)

2.4

永六輔の心情がよく出ているが少しベタ過ぎる演出がちと辛い。現代ぷろだくしょんが映画化しているんで教育物だろうと。永六輔唯一の主演作を1周忌もあって放送。教育理念は、理解できるが映画としては、生ぬるーい>>続きを読む

ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗(1964年製作の映画)

2.6

意外に演技が上手い長嶋茂雄。長嶋茂雄って昭和39年でもうスーパースターでフランキー堺が新聞記者でみんなで長嶋を探したりする話?驚くのは、演技が上手い。ということで☆3つ。仲代達矢も出てくる。

FAKE(2016年製作の映画)

3.4

部屋と豆乳と猫とケーキとかみさんとわたしみたいな作品。部屋が暗くそこから出ないという小宇宙空間の中に佐村河内守と奥様だけ、テレビ関係者、ジャーナリストがやってくる。彼らは、「ビック・アイズ」的な内容を>>続きを読む

影武者(1980年製作の映画)

2.3

清水大敬が出てったけという一点で見てしまった。
4Kデジタルになったということで久しぶりに鑑賞。「AV列伝」という漫画をたまたま電子書籍無料で読んでしまったので余計に清水大敬がでてったけと言う一点でみ
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レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

3.5

いや〜面白かったですね。
前作の劇場版「LEGOムービー」は、実写シーンがなかったら手放しで喜べたんですがと思っていたら本作が公開。バッドマンの孤独な演出が面白い。家族がないのは、悲しいという前提は、
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.5

日本兵強い!
本作観る前に「激動の昭和史 沖縄決戦」を観る。それから本作を見ると両方の側面から観れて面白かったですね。しかし、ドスの銃が持てないというキリスト教でもかなり極端な信仰には、驚かされるし、
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激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

2.5

予算の関係かもしれないがアメリカ兵があまりに少なすぎ!

日本海大海戦 海ゆかば(1983年製作の映画)

2.4

三原順子のおんなストーカー、音楽センスが無さそうなストーリー展開、中野明慶の爆発水しぶきと台無し感が高い作品。
「二百三高地」に引き続き笠原和夫脚本、舛田利雄監督作品を観る。確かに日露戦争を俯瞰するに
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底抜け忍術合戦 俺は消えるぜ(1958年製作の映画)

2.5

三木のり平ってさんまちゃんみたいだと思いましたね。斎藤寅次郎の喜劇をまともに観たのは、初めてかもしれない。三木のり平を中心にミュージカル忍術コメディみたいな感じだ。セットでのコントが「ひょうきん族」の>>続きを読む

東北の神武たち(1957年製作の映画)

3.0

この話見たぞと思ったら今村版「楢山節考」の中にあった。

二百三高地(1980年製作の映画)

4.4

一見右翼チックですが、笠原和夫の反戦思想が挿入された映画ですね。

死闘の伝説(1963年製作の映画)

4.4

加藤剛の残念な役回りが木下恵介の戦争への怒りを表しているようだ。木下恵介のバイオレンス映画として最近再評価されている作品。確かに不思議な映画だ。ある意味前衛的でもある。カラーで始まり戦争中は、モノクロ>>続きを読む

放浪三昧(1928年製作の映画)

2.8

前半は、軽妙な現代調時代劇。後半は、子連れ狼みたいな作品。片岡千恵蔵、稲垣浩、伊丹万作の時代劇。前半は、現代劇調の時代劇で後半は、子連れ狼といった映画。伊丹万作の自由主義的な内容が込められた作品。

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

4.4

前衛的というのを意識したのは、この作品からですね。ブニュエルの前衛映画。最初の眼を切り裂くのが意味不明ながら衝撃的だ。手からは蟻が出てくるし、手首は落ちてるし、人を轢くし、神父を引っ張るしと途中からブ>>続きを読む

美女と野獣(1991年製作の映画)

4.4

デフォルメとミュージカルの融合で画期的だった。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.4

ドキュメンタリーであるフロム・イーブル ~バチカンを震撼させた悪魔の神父~を町山智弘解説で観ていたので非常に分かりが良かったし、アメリカの複雑な感情がよくわかる作品。この映画がアカデミー賞を取った時、>>続きを読む

サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.3

少し辻褄が合わないのがちと辛い。矢口監督のコメディは好きなんですが最近は、切れがないなぁと感じてましたが、久しぶりに少し切れ味が戻ってきたかなぁ。次回作が楽しみですね。というわけで導入から面白いんだけ>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

3.8

X men シリーズでは、最高傑作でしょう!観ながらなんて70年代な映画だと。そしてXメンたちの落ちぶれ方の極端さに驚く。映画内映画である「シェーン」は、一つの暗示として効果的でもあった。彼らが巻き込>>続きを読む

グレートウォール(2016年製作の映画)

2.4

チャン・イーモは、金に困っているのか?驚くのは、クアク本にエドワード・ズウィックが入っている。「ラストサムライ」が成功しているからということで中国と日本ごちゃ混ぜか?しかし、巨匠チャン・イーモウがこん>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

2.5

結構、実写にしてカタルシスが少なくなった感じがする。ミュージカルアニメと言う新しいスタイルを確立したディズニー。本作は、CG満載の実写映画だ。基本アニメ版と変わらないのだが、CGによる野獣の城や召使た>>続きを読む

真田幸村の謀略(1979年製作の映画)

2.4

真田丸がUFO の如く飛ぶのは如何なものか?とにかく奇想天外を狙って作った東映時代劇復活作品の第三弾である。ポスターなんかかっこいいんだが、オープニングの隕石のシーンから大きな不安を与える。真田丸に至>>続きを読む

徳川女刑罰史(1968年製作の映画)

2.8

女性の苦悶の表情より渡辺文雄のアップが記憶に残る。3つのストーリーを渡辺文雄と吉田輝雄が軸になってまとめている。渡辺文雄の残虐性は訳が分からんくらい。吉田輝雄の顔は、端正だが今までの新東宝時代の石井作>>続きを読む

ざ・鬼太鼓座(1981年製作の映画)

2.4

不思議な演出と電子音楽が制作者の怒りを💢買った?加藤泰の遺作で随分見れない作品で、製作者が意図した内容と違うということでもめた作品。その結果お蔵入り。観てみると太鼓の音を遮るかの如く入る電子音楽。確か>>続きを読む

女番長(スケバン) 玉突き遊び(1974年製作の映画)

2.4

「泣くな、おっぱいちゃん」富永一郎作詞って「お笑いマンガ道場」か?叶優子は、アイドル顔なんだけど、この殺伐とした内容には可愛すぎるかも。冒頭の自分の学校名をアダ名にするカトレア学院のカトレア・ミナは、>>続きを読む

香華 前後篇(1964年製作の映画)

4.5

岡田菜莉子と乙羽信子の会話がどつき漫才のようだ。昔見た記憶があるのですが岡田菜莉子が加藤剛にすがりついていく移動撮影のシーンが印象的でしたね。見直してみたら乙羽信子の代表作だったんだと。娘を売った先に>>続きを読む

極北の怪異/極北のナヌーク(1922年製作の映画)

3.8

演出とドキュメントとは?という問題が既に観られるのが面白いですね。黒澤明も影響受けたドキュメンタリー。サイレント時期にイヌイット族を撮影しに行くのは、かなり変人ではないかと。ドキュメンタリーと言いなが>>続きを読む

将軍 SHOGUN(1980年製作の映画)

2.4

島田陽子は、今作での成功により後に方向がズレまくった気がしてならない。映画でなくてテレビシリーズを見直したわけですが、意外なほど冗漫な感じの作品で全米が熱狂したのは、80年代に入っても未知の国日本とい>>続きを読む

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

2.5

ジェニファー・ローレンスは、なんでもできるのね。

不良番長 一攫千金(1970年製作の映画)

2.8

物凄く適当な映画で梅宮辰夫の代表作。いきなりタニーこと谷隼人が馬券を間違えるギャグから始まります。やることなすことが風俗がらみの儲け話ばかり。山城新伍がコメディリリーフとして引っ張ってきますね。和田ア>>続きを読む

(1985年製作の映画)

2.4

2022/11/2
「Life work of Akira Kurosawa」が配信されて観たので本作に記述。NHK特集「黒澤明の世界」や「ラ・ジュテ」で有名なクリス・マルケルの「AK」が黒澤ドキュメ
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牝猫たち(2016年製作の映画)

2.6

今度の牝猫たちは、池袋だ。オマージュ作品は、「牝猫たちの夜」で新宿のソープ嬢をカラッとした感じで描き、男どもの情けなさを見せつける田中登の秀作でした。今回は、デリヘル嬢3人と池袋。デリヘル店長が一番面>>続きを読む

ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

2.0

筒井真理子のヌードが観れる。園子温ファンは、この作品をどうみるんだろうか。嫌いじゃない作家だけに、これでもかこれでもかと自身の主張と思いつきみたいのを延々と見せられるのは、正直拷問に近い。「みんなエス>>続きを読む

喜劇 トルコ風呂王将戦(1971年製作の映画)

2.0

しかし、大原麗子のソープ嬢って⁈ いつも思うのだが喜劇と付けるとハードルが高くなるのではないかと。この手の映画を観ていると笑わせようと先走りして失笑するケースが多い。案の定、本作品もその手の映画で吉本>>続きを読む

姿三四郎(1977年製作の映画)

2.2

浅野ゆう子の「人殺し!」が印象的ですね?岡本喜八が黒澤オマージュ?会社からの要請?でこんな作品を作っているとは知らなかった。芸術祭参加作品といきなり出てくるので岡本喜八vs黒澤傑作映画の対決が観れるか>>続きを読む