えすさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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爛(ただれ)(1962年製作の映画)

4.0

ドロッドロで最高や!役者の身体性を生かした演出が際立つ。前妻と同じ運命を辿るであろうことを予感せざるを得ないあの様相。ラストカットがキマってる。

ボイス -深淵からの囁き-(2020年製作の映画)

3.6

高水準な恐怖演出の連打。実体なきものが光源、ビニールカーテン、サーモカメラ等を駆使してフレーム内に映り込み続ける。後半は『インシディアス』的に霊体のフットワークが軽くなり加速的に面白くなる。暗示的な大>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.3

楽しかった。ヴィンス・ヴォーン可愛すぎる。クライマックスに暗所で彩度の高いライティングをするなら、途中のお化け屋敷は別の舞台装置でも良かった。なんかルックがダブってる。あともっと下品でいい。「弱ったア>>続きを読む

センセイ君主(2018年製作の映画)

3.1

歯切れ良い演出の積み重ねと、顔芸がオーバーアクトな浜辺美波の見事な空回りっぷり。竹内涼真の空間には嘘みたいな夕日が差し込む。学校でプロジェクションマッピングの後に焼却炉が出てくるという時代感覚を度外視>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.5

マジで当時の風俗街の様な所から直接呼んで来たんじゃないかって思うくらい薄汚い役者陣のビジュアルはメイクスタッフが尽力した証。部屋の内装や血痕等、細部まで行き届いた美術に感服する。老婆の口元にハサミ→動>>続きを読む

ワイルド・バレット(2006年製作の映画)

3.7

この手のチャカチャカ編集は好みじゃないけど、話が脱線しまくって滅茶苦茶面白い。ポール・ウォーカーのベストアクトでは。弾丸の回収、すり替え処理から見事なサスペンス。小児性愛者のとこなんか銃撃戦より怖い。>>続きを読む

エルム街の悪夢3/惨劇の館(1987年製作の映画)

3.0

ファンタジーな趣向を全面に無印からシフトチェンジしており、バリエーション豊かで振り切った悪夢描写を堪能。夢に親父が出てくるとこのエフェクト笑った。

エルム街の悪夢(1984年製作の映画)

3.7

久々に観直したけどやっぱ傑作。学校のシークエンス超好き。死体袋に入った血塗れの友人に、あの廊下のショットといい怖すぎる。妥協のない血量が最高。

氾濫(1959年製作の映画)

3.5

出てくる人間手当たり次第クズ。映画館での手の接写が最高。出社する旦那を見送る沢村貞子の生気が微塵も無い表情に笑ってしまった。原作は伊藤整。

巨人と玩具(1958年製作の映画)

3.7

軽快なカッティングで見せる企業間の熾烈な広告戦争。多量の情報が凄まじい速度で提示される90分。それ故若干疲労するも、点火しないライターのオーバーラップなど随所の非凡さに惹きつけられる。

言葉なき隣人(2006年製作の映画)

3.1

拷問における内視鏡を使った視点がウケる。初めて見た。シーンの繋ぎも軽やかで楽しい。

ヴァレリーの誘惑(2006年製作の映画)

2.5

霊障はよく見るやつだし、目新しさは特に無い。強いて言えばプレデターばりの脊髄抜きくらいか。

13 thirteen  グッバイベイビー(2006年製作の映画)

3.2

すげークラシカルな銃撃戦で燃える。悲哀漂うあの去り行く背中は確かに父親であった…。

愛と欲望の毛皮(2006年製作の映画)

3.0

アップで映される人体破壊で好感触。動物の使い方はしっかりアルジェント。

「女の小箱」より 夫が見た(1964年製作の映画)

4.1

大傑作。このゲスい攻防戦に軽快な演出が堪らなく面白い。終盤のバイオレンスなんか最高すぎる。窮屈な画面構成にノワールな照明。際立つ化粧バチバチな若尾文子の白さに見惚れた。

青空娘(1957年製作の映画)

4.2

サークに匹敵する信じられん速度。役者が軽快に動き、物語も画面も全く停滞しない。若尾文子の華麗なラケット捌きを見よ。超クッサイ台詞も彼女の前では清々しさすら憶えてしまう。記念写真で始まり、祖母の死を介し>>続きを読む

モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.2

相変わらず夫婦で馬鹿アクションやってる。カット割りまくって状況把握しづらい画が多いので疲れるが、あの蜘蛛みたいな奴が出てくるシークエンスとか気持ち悪くて最高。一周回って愛せる。

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.5

シリーズでも上位に入る面白さ。冒頭から女を賭けてレース始めちゃうし、東京の狭い道路でのカーチェイスも最高。地面スレスレのローアングルを多用してくれたら尚良かったけど。ずっとガム噛んでる北川景子が好き。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.5

このフィルムに焼き付けられた幸福を前に只々悶えてしまう。バーでの切り返しからのスウィートハートベイビーでガッツポーズ。

しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.2

役者の動線とそれに合わせたカメラの配置が冴えまっくている。禍々しい程の赤い夕焼けバックにダンスが悪夢的。団地の一室で進行する舞台的なシチュエーションの会話劇ながら、抽象化された階段での独白とかしっかり>>続きを読む

心のともしび(1954年製作の映画)

4.3

2回目。暫定サークのベスト。改めて狂気じみたとんでもない脚本ですよこれは。ロック・ハドソンの性格がモーターボートのアクションとして提示され、そのまま凄い速度で悲劇が連鎖していく。サークの窓はどれも絶品>>続きを読む

七月のクリスマス(1940年製作の映画)

4.1

ラストカットで幸福絶頂。こういう映画を毎日観てたい。単細胞な社長2人がコミカルで良いなぁ。
「あなた自分のプレゼントは?」「キミがいれば充分だ。」俺もこんな台詞言ってみてぇ〜。

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

3.4

ゴキブリのとこ良い。山田杏奈が超絶可愛すぎるので大幅に加点です。俺も一緒にストファイやりたい。撮影は『寝ても覚めても』の佐々木靖之。