えすさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.9

アメリカ青春映画の傑作。警官パートの荒唐無稽さにヤられた。エスカレーターの降下によって途切れるジョナ・ヒルの視線にはグッとくる。青春モノにおけるこのシーンみたいな感傷を得る瞬間がしっかりと存在する作品>>続きを読む

2001人の狂宴(2005年製作の映画)

3.1

個人的にめぼしいゴアは馬を使った四肢引き裂きくらいだが、この手の作品にしては導入部分がかなりスムーズだしそこそこ面白かった。リン・シェイが狂ってるだけで結構ポイント高い。

翼に賭ける命(1957年製作の映画)

4.0

モノクロのサークも素晴らしい。照明を落とした時のコントラストが本当に綺麗だ。棺を運ぶ際に飛行機のプロペラが回転し始めるショットや遺体捜索中にキスをするカップルだったり、生/死の対比が印象的。ラストの飛>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

面白い。安置所での小道具の使い方とか楽しいし、編集も見事。狭隘空間での格闘もしぶとすぎるチョ・ジヌンのおかげで結構盛り上がる。あの過剰に思える唐突な圧死は忘れ難い。

映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

4.1

全人類が楽しめる大傑作活劇!映画に必要なものが全て揃っているのではないかと思うくらいに面白いし、感動した。矢継ぎ早に繰り出されるユーモア満載のアクションが見ていて気持ち良いし、ひつじ達の柵越えの反復が>>続きを読む

ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

3.8

テンプレな話だけど2人の掛け合いとか淀みなく面白かった。ヘリが離陸するとこ最高〜。ドリュー・バリモアが良いに尽きる。

ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

4.1

ため息が出るほど格好良い。濡れた路面に響き渡るタイヤのスキール音に痺れた。艶っぽいLAの夜景と助手席で髪をなびかせる妖麗なアジャーニも堪らなく良い。豊富なアングルとカット割りのリズムで僅かな減速も許さ>>続きを読む

樹海村(2021年製作の映画)

3.3

『死霊のはらわた』をやりつつ、PC画面で『クニコ』みたいな事したり、死体落下とかちゃんとJホラーで、容赦なく人が死んでいくのが良かった。國村隼は流石。彼の佇まいだけで空気が引き締まる。欲を言うならもう>>続きを読む

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.8

小学生ぶりに観た。文句なしの傑作。
『キックアス2』のゲリゲロ棒の元ネタってこれだったんだ。

幸福の設計(1946年製作の映画)

4.0

凄い軽快な話運び。当選した宝くじを紛失する大したことない話なのに、どうしてこんなに面白いの。コミカルなサブプロットや隣人との交流、窓や階段を使ったアクションだったり、あらゆるものが無駄なく映画を豊かに>>続きを読む

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.7

フィンチャーの中でも一際恐ろしい映画。地下室の影や夜のシーン等撮影が見事。

仮面の報酬(1949年製作の映画)

3.6

スクリーンプロセス使いまくってるのに迫力あって楽しいカーチェイス。凄まじいドライブ感。通行を死守する工事責任者のオッサンが良すぎる。

コンジアム(2018年製作の映画)

3.3

こんな撮影機材が充実したPOVホラー初めて見た。撮影方法が多彩なのでPOV特有のストレス少なめだし、終盤の力技には感嘆。テントの揺れが妙に怖かった。

透明人間(2019年製作の映画)

3.7

カメラがパンした後に無人の空間が映るなど観客が「透明人間」を意識した上での手堅い演出。可視化させる手段に目新しさは無いけど、透明ギミックの簡易さが終盤の展開にしっかり効いてくる。犬の役割が視認出来ない>>続きを読む

オルエットの方へ(1970年製作の映画)

4.4

最高。残酷な青春の一回性、それ故の煌めきと瑞々しさに溢れている。関係に綻びが生じてからが俄然面白い。キャロリーヌが涙を流すシーンで彼女の優しさにこちらも泣く。誰しも経験した事あるだろう、休暇終わりに現>>続きを読む

テリファー(2016年製作の映画)

2.7

ゴアに気合いを感じるものの、80年代を意識した質感がどうも苦手。

ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.4

スクールカースト下位の方が万引きの常習犯ってのが珍しい。『リズと青い鳥』みたいな理科室の反射光や家の前でも意識的に階段を使っているの見事。心ない言葉が飛び交うJKのトイレは恐ろしい。

石の微笑(2004年製作の映画)

4.0

怪しげな色香を放つローラ・スメットの不安定な存在。彼女が住み着く半地下、義理母がタンゴを踊る2階、施錠された3階と異様な空間の配置が面白い。冷たい色調も好み。特に意味ありげなシーンが回収されなかったり>>続きを読む

アンナと過ごした4日間(2008年製作の映画)

4.0

とても共感できない倒錯的な愛だが、あまりにも健気でラストの塀を前にした彼の姿を見て泣けてくる。どうでもいい事だけどポーランド語の「ばあちゃん」の発音が日本語に聞こえて驚いた。正確にはbabcia(バブ>>続きを読む