とーるさんしさんの映画レビュー・感想・評価 - 132ページ目

とーるさんし

とーるさんし

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.0

端的に古い。何を思わせぶりなことやっとんねん、と半ば呆れつつ見てたけど、140分これで押し切るのは結構な胆力というか度胸はあるな、と。でもこういう芸当をやって面白い映画にできるのはアルトマン(「バード>>続きを読む

脱脱脱脱17(2016年製作の映画)

3.7

こんな映画史の片隅で森崎東の後継者がひっそりと生まれている。

松本花奈、98年生まれ。10代で監督・脚本・編集を兼任。破格、とまではいかないがこの才能を祝福せねばならない。

ディアーディアー(2015年製作の映画)

3.8

中村ゆりの髪型と雰囲気が会社の後輩にそっくりで、とても平常心では見れなかった

暗闇の秘密(1949年製作の映画)

3.8

シーゲルも初期にニューロティックな映画を撮ってたのかと興味深く観る。効率的な描写と女優への照明の美しさ。これは中々の拾い物と思う。

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.3

ショットはしっかりしているがここまで長くせんでもいいだろ、などと50~60年代B級活劇に毒されている身としては思ってしまうのだが。

デンジャーヒート 地獄の最前線(1989年製作の映画)

4.0

撮りたいシーンを欲望の赴くまま撮影し、それらを出鱈目に(同じ車上ショットを2回使う!)繋げている。晩年のフラーの感覚は実に素晴しい。

暗黒街の女(1958年製作の映画)

4.0

ダンスシーンの滑らかなカッティングインアクションは映画芸術の粋だ。電車の通る部屋といい、鈴木清順みたいな歪さがとても素晴らしい。

さらば あぶない刑事(2016年製作の映画)

1.5

仙元誠三の撮影(全部とは言わんが夜間シーンはやはり素晴らしい)以外は全く期待していなかったので予想通りの点数。ただ、エンドクレジットのシリーズ過去作名場面集には感傷を引き起こされる。役者の顔に刻まれて>>続きを読む