T2Yさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

T2Y

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ドアロック(2018年製作の映画)

3.5

オープニングの女の人が蒼井優っぽい。この人、主演でも良かったのでは?

恐怖心からくる嫌なタイミングの緊張感を煽る演出が上手い。犯人は予想出来てしまったが、そんなの関係なしでサイコなサスペンスの追い込
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.7

前作「スペクター」の内容をほぼ忘れてしまったので、まとめ動画でシリーズ復習してから劇場鑑賞。
クレイグ版ボンド最終章ということで、激しいアクションシーンよりもジェームズ・ボンドのメロウなドラマに重きを
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.2

やたらとワンカットのシーンが長い尺で撮影されていて感情の溜めを作っていたが、疲れてたら寝落ちする可能性ある。

シーツのシルエットが悲しみの影を落とし、セリフが少なめなのでこちらの想像力を掻き立てられ
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藁にもすがる獣たち(2018年製作の映画)

3.5

個々のキャラ設定がはっきりしていて、各テーマごとに登場人物とストーリーを上手く絡ませていて上手い。
なるほどそういうことかってスッキリするが、個人的にはR指定ありの韓国ノワール度が欲しかった。

ホテル・エルロワイヤル(2018年製作の映画)

3.8

長いけど凝ったストーリー。脚本がとても良く出来てる。

60年頃の聴いたことある音楽を効果的に使っていてサントラ盤が欲しくなる映画。室内に奥行きをもたすようなカメラワークもカッコいい。

評価低いけど
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浅田家!(2020年製作の映画)

4.1

優しい家族と優しい映画。

序盤はこういう話かぁーって微笑ましく観ていたが、途中から物語のトーンが変わるにつれて二宮和也の表情も同調し変えていく演技は流石。
菅田将暉も出演する作品で雰囲気の濃さを調整
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タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

3.1

隠れた名作の匂いがプンプンしてたんだけど…そっち系に行くのねって感じでした。

子供を育てる大変さと幸せを実感したときに「若さへの決別」となるそんな作品。

男性は観るべきだろうね。この作品と「82年
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ラブレス(2017年製作の映画)

3.5

荒廃した建物、寒々しい森林、常に冷気が漂うストーリーは重量感があり好みだが、観賞後にメンタル的に胸糞感がずっしりと残る。

ラストの解釈は人によって捉え方がそれぞれな作品。そしてパッケージが「バベル」
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.3

「アンブレイカブル」「スプリット」の3部作目というのを知らなかったのに、いつのまにかストーリーの中に一気に引き込む引力がスゴい、さすがシャマラン映画。

すっきりはするんだけれども、何か足りない感が残
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オペレーション:ラグナロク(2018年製作の映画)

2.0

久しぶりにやってしまった感ある北欧Z系パニック社会派B級ムービー。

スウェーデン映画ということで、「ぼくのエリ」とか「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」系のダークな作品を期待してしまった…。
色々
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

3.2

オープニングとエンディングに全てが詰め込まれていた。

人生の選択とギャンブルの世界、知能と運動能力を兼ね備えた美女の実話。波瀾万丈というか、一気に駆け抜けて急降下するスピード感がストーリーのテンポと
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影裏(2020年製作の映画)

2.7

全体的な暗さは好みだったけどなぁ…。評価は分かれる作品だわ。

「孤独」と「陰」を綾野剛が圧倒的な目の表現力で演じていた。松田龍平も独特の雰囲気で「裏」を覗かせていた。2人の演技だからこそ最後まで観終
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

3.5

実話ベースということで、息を吸うように物語がスーッて入ってくる。そしてとてつもない狂気と無力感の中にぶち込まれた。

テロリスト側の視点を少しだけ表現してあったが、被害者たちの恐怖と絶望が大き過ぎて、
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.5

恋が生まれる瞬間、2人の間の溝が出来ていく瞬間、社会という大きな流れの中に放り込まれ変わっていくものと変わらないもの、大切な人とたくさんの思い出たち。それらと共に彼らは歩き出す。決して後ろ向きにはなら>>続きを読む

トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

3.2

アンジーのトゥームーレイダーとは異なるアナザーストーリー。
王道お宝探し絡みのアクションアドベンチャー痛快娯楽作品。
アンジーのララはガンアクションのイメージが強かったが、アリシアのララは総合格闘技を
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.3

どこかスタンドバイミーちっく、そして破茶滅茶であるが、優しさで包まれたロードムービー。
なんだかんだあるが心あるいい奴がいて、世の中捨てたもんじゃない。そんな温かさを感じられるホワホワ作品。

自然の
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アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

2.9

死霊館シリーズ好きなので鑑賞。

怖くはなかった。ホラーの恐怖感は小さいが、ドラマ性があるので飽きはせずに観れる。

お化け屋敷に入ったときのようなドキドキ感は味わえるので、夜中に観てもそれなりに楽し
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.2

色使いが「ポップ」、服、建物、ヘアーカラー、タトゥーまでもが「ポップ」な感じで表現していて、アメリカの貧困についての悲惨さを、子どもたちの突き抜けた笑顔とその色使いで緩和させつつ、よりリアルに近づける>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.3

ぽやっとした展開にだまされたー。
ムムム…これ以上は言えない。
低予算で仕上げた感じなのに、完成度が高くてソリッドです。
90分という短い映画だからこそ、脚本の良さが引き立っていた。この後、他の映画連
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BRAVE ブレイブ 大都市焼失/烈火英雄 ~戦士達に贈る物語~(2019年製作の映画)

2.5

とてつもない大惨事、起こってはならない事故なのに、2010年に実際あった話を元に作られてたとは。
ファイヤーパニックムービー系アルマゲドンチックな作品。
タイトルからも予想できる展開で、序盤でこの人絶
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.4

シャロン・テート事件、予習してから鑑賞。

タランティーノ監督作品のやり過ぎ感全開バイオレンスを待ちわびてたせいか、尺が長く感じてしまったー。
個々のキャラをゴイゴイ引き出してくるところは流石。ディカ
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この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

3.3

平和への祈りに繋げる花火の物語。

全然知らなかった長岡花火大会、日本の歴史に愕然とした。戦争の詳細が喜劇タッチで説明することで、残酷さを出させないようにしつつ、目をむけさせる大林監督。

できるだけ
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少女(2016年製作の映画)

3.1

原作読まずに鑑賞。

ダークネスな櫻の園の女子高生2人の話。
W主演の2人が制服着ると女子高生にギリ見えるが、私服だと全くもって見えない…。ただ本田翼のキンキンに冷えた目がやたら残る。
序盤は時間軸が
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朝が来る(2020年製作の映画)

3.6

自然光を多用した映像美は、まるで写真展を見に来てるような感覚で、是枝監督の初期の作品に近いようなドキュメンタリータッチを感じるカンヌ系映画。

挿絵のように入ってくる自然の風景と季節の流れる音が、重た
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楽園の夜(2019年製作の映画)

3.4

登場人物のキャラを油っぽく演出、特に主人公オム・テグのしゃがれ声と昭和風男前の佇まいは、やけに残る。
パク・フンジョン監督作品好みなので、期待値上げ過ぎてしまったー。
話の展開にもう少し厚みが欲しかっ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.5

韓国歴史と時代背景を全く知らなかったので、序盤はストーリーに入っていくのに時間がかかったが、コメディタッチからノンフィクションドラマへ変わっていくのに違和感がなかったのは、ソン・ガンホの喜怒哀楽フル装>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

いやぁ深夜の2本目に観たのに目が覚めるぐらいの面白さ。

どストレートなタイトルで、自分が観てきた極道映画とは一線を画していたストーリー展開。まるで主人公が綾野剛主演と決め作られたようなフィット感。
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.7

家族、友達それぞれの弱さを視点切替させて旨味を出し、子供の持つ無垢な悪をスパイスにし、それぞれの優しさで絡めて絶品なストーリーを創り出していた。
ハリウッド映画の光の部分を集めて極太の善で包んだような
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獣の棲む家(2020年製作の映画)

2.5

イギリスの社会問題をバックグラウンドにしたオカルト映画。ホラーって感じではなかった。
移民問題に照射したアプローチは良かったが、アメリカンホラーに慣れてしまっている人には全然恐怖不足だと思う。

あの頃。(2021年製作の映画)

3.1

「あの頃。」を持ってる大人の青春群像喜劇ノンフィクション作品。

笑いと泣きは確かにある展開だか、実話にかなり忠実に作ってあるのか、緩急が小さく感じ、感情の落とし所がしっかりと欲しかった。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.2

少し前に話題になってたので鑑賞。

音楽はほぼホラー。独特のカメラアングル。こちらの気持ちが追いつく前に次のシーンに変わるので、観てる側のリズムを狂わせてくる、なんだこりゃー。
気持ち悪いのに、怖くな
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.5

王道サイコ系サスペンス邦画。
多少の強引さに目をつぶると(^_-)、緊迫感は力一杯あり、そしてドラマ要素が盛り込まれているので、全然飽きさせないストーリー。韓国のリメイク版らしいが、成功ではないでしょ
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.5

サスペンス:5、ドラマ:3、ドキュメンタリー:2の割合のIQ高めの映画。実話にかなり接近して作ってあるのか、追い込まれ感が不足気味。

サイバー系の単語が飛び交い、ストーリーについていくのが大変だった
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.0

映像美が特に印象的、魅せられる。自然光を生かして景色と人物が溶け込むようなシーンは見事。
ストーリーは文学的視点から観れる人には受けるだうが、好みがはっきり分かれそう。

序盤のメロウなテンポで何度か
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

不安というかたちのないものが、淡々と進んでいく物語の中で、刻々と浮かび上がってくる重量感たっぷりの社会派ヒューマンドラマ。

ひたすらリアリティーを追求するためにキャスティングされたであろう出演者たち
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.6

灼熱の国には筋肉と髭がよく似合う。
中南米の無法地帯と勘違いできるレベルの治安の悪さ。最近のインドとバングラデシュ、こんな感じなの⁈

アクションシーンが超近距離全方位型ワンカット風カメラワークで臨場
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