TakuYoshidaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

TakuYoshida

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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.7

映像表現やプロットは巧みだが、やや技巧的に見えてしまう節もあり、1〜2度観れば十分かなという気もする。「ダンケルク」がお題でしかないんだよな…。

100,000年後の安全(2009年製作の映画)

3.1

題材は面白い。ただ、オンカロ稼働前の取材ということもあり、問題提起に留まっていて、もう少し具体的に切り込んで欲しいな…というのが正直。ちょっと物足りなさを感じた。

草原の実験(2014年製作の映画)

3.2

計算された構図、映像表現としては面白かったが、ラストの展開があまりいただけなかった。意図としてはわかるけれど、、という感じ。表現としても狙い過ぎているかな…。

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)

4.3

良い映画だった。
映像が美しい。演技もいい。台詞のないシーンにも画の力がある。映画らしい映画。
「天安門、恋人たち」という邦題は失敗だと思う笑

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

割とベターな設定と展開。演出も含めて新しさはあまり無かった。
美術はなかなか凝っていて、民俗学的リアリティはあるように感じられた。
一方でそう言ったリアリティが、リアリティを超えてストーリーに接続する
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

4.5はシリーズを通しての評価。この作品単体では評価のしようがない。
旧劇に囚われたシンジのマリによる救済の物語だった。
エヴァの呪縛とはシンジ(すなわちゲンドウ、ひいては庵野)による呪縛であり、「さ
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.4

あまり面白いとは言えない。
本筋とはほとんど絡みのない完全なるスピン・オフ。物足りなさを感じる。
ドラマシリーズのような薄めのストーリーと演出。
スター・ウォーズシリーズの持つスペクタクル感は無かった
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ゲド戦記(2006年製作の映画)

3.3

見返すと、それほど悪くないとも思ったりするが、それでもやっぱり色々気になってしまうのは、至るところに宮崎駿的タッチが見えてしまうからで、それはそれで、宮崎吾郎監督にとって必要な1作だったんだと思う。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

傑作。というか、力作。
作り込まれた画が生む緊張感。偶然性を必然的に描く。リアリティのすぐ隣にある狂気。

リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.4

正直ほとんど理解できなかった。でも、つまらないとか駄作だという感じがあるわけではなくて、評価ができない。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.6

原作を先に読んでいたので、どうしても比べてしまい…。映画で原作の持っている奥行き感を演出するのは難しかっただろうな。もっと大胆に脚本を変えなければ、映画的に何かを伝えることはできないと感じた。映画では>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.3

個人的にはノーラン監督の作品の中で1番好きかも。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

ストーリーは複雑で、初見ではほぼ理解しきるのは不可能に思えるけれど、映像体験としての面白さだけでアドレナリンがバンバン出るので、十分楽しめちゃう感じ。

追記
2度目視聴したが、見る度に内容は無いのね
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

良かった。まず何より自分が生まれる前から続くスター・ウォーズという偉大な作品がここに無事完結したという事実に感動した。細かい設定の部分とか色々ツッコミどころもあるし、ストーリー展開ももう少し上手くでき>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.1

ホラー映画というより、ホラー仕立ての青春冒険物語って感じかな。『スタンド・バイ・ミー』みたいな。3Dの演出も相まってアトラクション的。CGの使い方がちょっと興醒めしてしまうかな…。ちょいグロファンタジ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

3.9

バイオレンスとサイコとユーモアとコメディと、絶妙のバランスで独特の世界観を演出していた。しかし、あと少しアメコミから振り切れない感じもあり、惜しいなぁ。

ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

3.4

色々ツッコミどころはあるが、それも古いSF映画を観る面白さでもある。

最強のふたり(2011年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

面白い。が、ラスト唐突に「実話でした」と言って終わるような感じがあり、実話ベースの映画はちょっと苦手だ。夢オチならぬ実話オチ的な。

崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

4.5

公開当初映画館で観た時にはそこまでピンと来ていなかったが、いま改めて観ると、すごく良い映画なのではと思った。現代の新しい童話として観ると破綻がない。

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.6

昨日『未来のミライ』を観ながら、ああ、これは「弱いつながり」の話なんだと理解して合点がいった。単純に家族の絆の物語として理解しようとすると、両親から無視され続けるくんちゃんは見るに耐えないけど、そうい>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.5

SFとしての作り込みは正しいのだが、それ以上の面白さ、ワクワクする感じはなかったな。
ストーリーは割と単純で、もう少し含みがあっても良かったのかな、と。
演出と音楽は良かった。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.6

最初の30分長回しが長すぎる。15分くらいで大体映画の構成が読めてしまうので、あとはオチの確認作業みたいになってしまう。全体に尺が長いなと感じてしまう。脚本や演出はうまい。映画好きが(くだらなさも含め>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

決定的なシーンは撮らない。断片で繋がれて、決して全体が分からない。描かれない部分には多分に観るものの想像力が動員されて、映画との対面を強制する。是枝氏らしい映画ではあった。しかし、映画的ではない感じ、>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

4.0

奥行き、画面の構成、人の動きと抜き方、作り込まれた緊張感。