UkyoKobayashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

UkyoKobayashi

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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

映画オタクの作った映画オタクの為の映画。(褒め言葉)まず、2021年にモノクロでアス比ほぼ正方形という時代の逆行具合。我々観客のことなど全く考えていないぞと清々しいまでに主張する姿勢には流石に感服。映>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

文句無しの神映画です。脚本がアニメ的ご都合主義だとか、デフォルメされてる的な批判もあるだろうけどこのストーリーと絵柄じゃないと観るのが辛すぎる場面もあったしこのぐらいのバランスが結局丁度良かった。(こ>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.5

あのデヴィッドバーンとスパイクリーが組んでどんな映画になるんだ!?とワクワクして観に行ったら期待を余裕で上回る出来で最高だった。
Talking Headsのアルバム「Remain in Light」
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃくだらないけど頭空っぽにして観れる最高の映画だった。むしろ考えたら負けまである。内容はほぼ無くてペラッペラなんだけどもBTTFしかり、この85年ぐらいの雰囲気がすごい良い味を出してるんだよ>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.8

そういえば以前観たのに書いてなかったので書こう...現代と過去で時間が行き来する見せ方はすごく面白かった。よくあるドタバタラブストーリーで終始しない良さがあったような気がした。女優のモノクロ感はなんか>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

日本戦後史の貴重な記録の1つとしてフムフム言いながら観ました。めちゃくちゃ面白かったし考えさせられたなぁ。現役大学生として、当時の大学の空気感を知ることってなかなか無いし、今の学生はかなりこの全共闘の>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

アメリカナイズされた青春ラブコメ、全てが過激な俺ガイルという感じで終始笑って観れた。遊んでいたはずの同級生が自分より良い進路に行くシーンは本当に日本でもあるあるすぎて結構心に来た。序盤ではキャラクター>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

5.0

あまりに良すぎて感動して観終わった後泣いてしまった、薦めてくれたバイト先の先輩に感謝...
リゼロ、テネットなどタイムリープ物は結構流行りのジャンルであるが本作はどうやらその先駆けらしい。綿密に練り込
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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.7

一歩間違えたらポルノ映画にカテゴライズされそうなR18+指定のサイコスリラー映画。性行為に始まり性行為で終わるような映画で半分以上はエロシーン。もう半分は自動車事故。企画モノのAVにしては1000万$>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.7

はみ出し者達の青春映画。演劇発信の映画である為、少し台詞回しが特徴的。低い予算を創意工夫でカバーしきったという点では、何か凄いものを観たような気がする。
野球映画なのに野球のシーンが一切出てこなかった
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音楽(2019年製作の映画)

4.3

うお〜スゴい!日常パートの教育テレビっぽい独特の緩さと演奏場面のヒートアップの緩急の付け方が上手すぎる...ロックオタクなら必ずニヤッとしてしまうような声優陣と演出にも目が離せなかった。あと個人的にバ>>続きを読む

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ボルダリング狂いの小寺さんに感化されて小寺さんの周りの人物もどんどん成長していく話。甘酸っぱい青春群像劇で見ていてなんかノスタルジーに浸ってしまった。自分には無かったなぁこんな青春...( ; ; >>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.6

ただひたすらにゆる〜いゾンビコメディ。ジム・ジャームッシュ作品は観たことないしロメロも「Dawn Of The Dead」ぐらいしか観たこと無いけど肩の力抜いて気軽に楽しめた。「ショーンオブザデッド」>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.7

実話に基づいたリアリティのあるサイコスリラー映画。カメラワークやカット割りがかなり奇抜でこれが作品の持つ独特な魅力に一役買っている。撮影と編集をしたズビグニェフ・リプチンスキはジョンレノンを始めとした>>続きを読む

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

3.7

クレイジーサイコBLホラームービー。ストーリープロットも単純で「謎のヒッチハイカーに狙われ続ける」で完結する。よくあるB級スリラームービーで、ありとあらゆる方法で追手が陰湿な嫌がらせをしてくる。もうこ>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.7

いびつな形の愛がテーマになっているとは思うんだけど所々ホロリとさせられるシーンがあって雰囲気なんかもかなり好きなタイプの映画だった。
低予算だからなのか、変わった回想シーンの埋め込み方や演出をしていた
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.4

ドルビー版で初観賞。映像(雰囲気やカメラワーク)と音は非常に素晴らしいが、脚本(というか内容)が「???」だった。
映像の撮り方だったり音楽はもう文句の付けようが無いくらいに素晴らしい、これは本当にト
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.9

昔も観たような気がするが意外にもほぼ内容を覚えていなかった。1973年の映画にしては映像、音、脚本などかなり完成されている。アカデミー賞も納得の出来である。マイクオールドフィールドの曲がメインテーマだ>>続きを読む

コリアタウン殺人事件(2020年製作の映画)

1.8

レビューし忘れのため今更ながら記入。
短いので寝転がりながらスマホでサクッと観たけどスプラッター的な要素を期待して観たからかなり拍子抜けした記憶あり。
でも最後にフィクションですという注意書きが無かっ
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エル・トポ(1970年製作の映画)

3.7

かなり人を選ぶサイケデリックなカルト映画。かのジョンレノンやミックジャガーも称賛したらしいが2021年の今観るとかなり時代を感じる作品であることは否めない。いきなり裸の人が大勢出てきたりバトルが始まっ>>続きを読む

バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

4.3

知人に勧められ鑑賞。かなり好きなタイプの映画で非常に心が温まる内容だった。日本のドラマとかにもよくある「閉鎖的なコミュニティに外部の人間(主人公)が入り込み次第に集団全体を変えていく」みたいな構成。(>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.6

前情報を全く入れてないのにわりと早い段階でオチが読めてしまい、観ている最中に既に答え合わせで「ははーんなるほど」みたいな見方になってしまったので素直に感動できなかったのが残念だった。伏線やストーリーは>>続きを読む

リターン・オブ・ザ・キラー・トマト(1988年製作の映画)

2.8

以前より予算が格段に増えて完成度も高まったバカトマト映画の2作目。想像してた3倍くらいは面白くてマトモな作品になっていた。メタ要素も大幅に増えて前作のファンもニヤニヤしながら観れる作品に。前作が意図せ>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.1

個人的には大好きなタイプの映画。しかし一般ウケしづらく、不気味で気持ち悪くて社会派で哲学的で難解という単なるホラー映画の枠を超えた、てんこ盛りハッピーセット映画であった。(全然ハッピーな内容ではないが>>続きを読む

ブルース・ブラザース エクステンデッド版(1980年製作の映画)

4.3

通常版より15分長いこちらのバージョンを鑑賞。昔父親がリビングで観てたのを横目でゲームやりながらチラチラ観ていたぐらいだったが今回久々に観直してこんなに面白かったのかとビックリ。映画としては無茶苦茶な>>続きを読む

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)

3.8

昔観た映画で家の父親のお気に入りの作品なのでレビュー。内容は今思えばあんまり中身のないコーエン兄弟の古き良きアメリカの脱獄囚コメディ映画。ジョージクルーニー率いる3人の囚人の演技がそれぞれキャラ立って>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

4.1

書き忘れたので今更レビュー。とにかくアツい映画だった。勢いがある。画面全体の色合いがポップな色合いで好きだった。リオがとにかく好きなキャラクターでずっとブチ上げでした。ラストはちょっと「?」な感じはあ>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.3

大分前に観た映画だが今更レビュー。映画の中でもかなり思い出に残っている。高校生の多感な時期に観たからかもしれない。音楽映画というとっつきやすい題材でシンガーとプロデューサーのユニークな関係性が見やすく>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.3

書き忘れたので今更レビュー。漫画の数ある実写化の中でも成功の部類に入るのではないだろうか。何も考えず頭空っぽにして観れる良コメディ。GACKTのBL演技で涙出るくらい笑った。
途中で放棄された原作に映
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この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

4.0

以前観たのに書き忘れたのでレビュー。テレビシリーズの続編なので知らん人にとっては何じゃこれな作品である。ただ一応映画だし好きなアニメなので甘めに採点。『パルプフィクション』の脚本家?に「この作品の為に>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

こちらも観たのに書き忘れていたので今更ながらレビュー。マーベル映画には全然詳しくなかったがそれでも何も困らず観れた。マーベル映画のヴィランとしてのジョーカーだとは結局思わず観ていたし。タクシードライバ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.5

Filmarksに書き忘れていたので今更ながらレビュー。製作費が少ないのにも関わらずかなりセンスのある脚本で、かつコンパクトにまとまっており良いスリラー映画だった。監督が元コメディアンということもあっ>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

なかなか無いタイプの映画なので正直評価に困るが、練り上げられた世界観や映像の美しさは特筆すべきであろう。観終わった後に考察や解説などを色々読んだが、やはり世界観の作り込みが尋常ではない。ホルガ村の文化>>続きを読む

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

5.0

ドルビー版を映画館にて鑑賞。映画が上映終了間近なのもあり、昨日1日でテレビシリーズ、外伝、スペシャルを観て予習した上での鑑賞となった。鮮明で美しい映像と、臨場感と定位感のあるサウンドは今まで観たドルビ>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.9

上映終了の近い劇場版を観るためにほぼ1日でテレビシリーズ、外伝、スペシャルと連続で視聴。テレビシリーズの内容が濃すぎて、そこと比較してしまうと正に”外伝”という名前にふさわしい立ち位置というか少々分が>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.5

超胸糞正統派サスペンスドラマ。内容は複雑で重厚、派手さも少ないのでなかなか一般にウケにくい作品だと思う。しかし、張り巡らされた伏線の回収が何とも見事であり、見終わった後には「なんて救いのない物語なんだ>>続きを読む