ウサミさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

ウサミ

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武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

4.1

木村拓哉、檀れいの夫婦関係、そして中間の笹野高史。三人の関係が温かい。何気ない日常の仕草も丹念に描かれており、中でも食事のシーンは幾度となく登場し、印象的だった。

時代劇でありながら気を張りすぎず観
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.5

キャプテン・アメリカシリーズ完結作。本作はMCUでも重要な意味を持つ作品で、ロジャースとスタークが真っ向から対立する。

しばしばアメコミ作品において問われる、力を持つものの責任、というテーマに深く切
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.9

トムハンクスの主演映画にハズレなし。

まさに現代版おとぎ話。
クスッと笑えながら、ほっこり心の温まる映画。

主人公のビクターは、ケネディ国際空港に降り立つも、最悪のタイミングで自国でクーデターが発
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.4

そういやダイハードって有名だけど1観たことないな、と思ってレンタル。なんだこの面白さは、と驚愕した。

まず主人公がスタローンやシュワルツェネッガーなどの、寡黙でムキムキなスーパーマンではなく、高所恐
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.2

どういう展開の映画か、そもそもどんな映画なのかが分からなすぎて、一回観た時点では何じゃこりゃ?となったのが正直なところ。

しかし話の内容を知った上で観た2回目。細部のシーン、登場人物たちの立ち位置の
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メメント(2000年製作の映画)

4.1

難解な映画で、一回では伝わりきらないが、逆に言えば何度も繰り返し観て、また細部まで観察を尽くす、そんな無限の楽しみを持った映画。
今までにない(これからもそうそうない)ような構成で、見せ方のうまさが素
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.6

じっくりとした余韻のある映画だった。
トルーマン・カポーティの代表作「冷血」における彼の執筆活動を描いた作品。
カポーティと死刑囚ペリーの奇妙な友情関係が本作の核である。
カポーティの、作品の完成のた
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アフガン・レポート(2014年製作の映画)

3.5

友情に熱いナイスガイたちがボコボコ地雷を踏みまくる、まさにミイラ取りがミイラに、といった映画である。

イギリス軍の無能っぷりには辟易したが、実話と言うのだから驚きである。

目を覆いたくなるほど生々
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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.5

個人的戦争映画No.1かな、と観ながらに感じた作品。
硫黄島での凄惨な戦いを、日本兵の視点で描いた作品。

戦争における正義や悪についてではなく、あくまで戦争の姿をありのまま映し出しているのが特徴的。
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ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年製作の映画)

3.5

切ないラブストーリーだった。
小松菜奈、福士蒼汰の演技力は置いといて、シナリオが素晴らしいので、きっと切なくて涙を流してしまう人もいるだろう。

話の特性上、様々な矛盾や強引な部分もあるが、この映画に
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セッション(2014年製作の映画)

5.0

【友情・努力・勝利を過去のものにした、ビター100パーセントの狂気と狂気のぶつかり合い】


ドラマーを志す若者と、超有名講師との関係を描く作品。
厳しいレッスンを通し、2人の間には絆が生まれる。講師
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.1

映画全体のただならぬ雰囲気にぐいぐい惹きこまれた。
小さな町に住む三人の男。元ヤクザのジミー、刑事のショーン、平凡な家庭を持つデイヴ。三人は幼馴染であり古くからの親友であった。ある晩、デイヴが血まみれ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.6

ダンケルクにおける救出作戦を、3つの角度から描いている作品。

映像の迫力や臨場感、奥行きのある音響など、戦場のリアリティが素晴らしかった。
3つの場面を並行に写し、全てが少しずつ関わりあう構成は、さ
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

3.6

ロードームービーとしての魅力たっぷりに、人生の哲学書となりうる作品。
ショーンペンが監督ということで観てみたが、何にも縛られることなく究極の自由を求めた若者の姿を、青臭いと卑下することなく描いていると
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キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.2

「ファーストアベンジャー」からの続編として作られた作品ながら、ただの「キャプテンアメリカ2」にとどまらず、MCU全体としても大きな役割を持つ本作!
キャプテンアメリカシリーズの特性と良さをしっかりと活
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

死ぬほど楽しみにしてて、夜中に歩いて映画館まで行って観た。それだけの情熱をかけれるほどには面白かったし、キャップのポスターを買った。

新鋭ヒーローたちが顔を合わせることになる本作、つなぎの部分に無理
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

クリントイーストウッド監督が、トムハンクス主演で映画撮るとかワクワクしない人いる?

けっこうシンプルな映画だった。どちらかというとドキュメンタリーっぽい感じ。その中でも、やはりトムハンクスの渋さがし
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.1

監督はワンスアンドフォーエバーのメルギブソン。もしかして今度はアメリカ兵が日本兵をコテンパンにぶちのめす映画でも作ったか、と期待せずに観たら、いい意味で完全に裏切られた。

この映画は良心的兵役拒否者
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ワンス・アンド・フォーエバー(2002年製作の映画)

3.6

ベトナム戦争において勇敢に戦ったアメリカ軍を描いた作品。
ザックリした内容としては、メルギブソンが監督主演を務め、俺つえー!!をするというもの。

後ろから襲撃してきた敵兵を見事にヘッドショット!!し
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ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

【クリストファー・ノーランが描く表裏一体の正義と悪】

ただのヒーロー映画とあなどることなかれ。
2時間30分という長尺の映画ながら、ほんの一瞬の退屈も感じさせずに走り抜ける映画は珍しい。

ゴッサム
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.2

現実主義と理想主義の間で揺れる青年の目から、"ベトナム戦争"という、戦後最大の負の歴史における、当事国アメリカの姿をあるがままに映した作品。


薬物、民間人虐殺、同士討ち、強姦など、思わず目を覆いた
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.3

あのカッコいい俳優、福山雅治がゲスい芸能記者役を熱演。
冒頭からいきなりチャンネーとのエロシーン。
福山雅治の演技は癖があって苦手だけど、こう言ったアクの強いキャラとはマッチしてると思った。

二階堂
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予告犯(2015年製作の映画)

2.7

正直、個人的には原作からハマらなかった。
起承転結のシナリオは面白かったけど、要所要所で(動機であったり)共感できなかったり、自分の中で合点がいかない部分があってあんまり熱中できなかった。

映画は2
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.6

ヒトラーが現代になぜかタイムスリップ。現代ではブラックジョークの効いた”モノマネ”芸人として大人気に!
トンデモ設定のブラックコメディ映画だが、ただのおもしろコメディではなく、現代を風刺した奥深さもあ
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サウルの息子(2015年製作の映画)

3.9

ストーリー性はないに等しいが、映像がかなり独特なので、必ず印象に残るであろう映画。

映像の表現がかなり独特だった。限りなく情報量が少ないながらも、鮮烈に頭に刻み込まれるような感じだった。

なにか青
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

4.3

この映画を初めて観た時のインパクトはいつまでたっても色褪せない。

冒頭の20分を観ただけで、とんでもない映画を観ていると気づく。
兵士たちの命を一瞬にして奪い去る銃弾や爆弾の飛び交う場所に向かって行
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.7

素晴らしい映画だった。奥深くて、観終わった後にドン!と突き放される感じ。
うーん、戦場における緊迫感も相まって、本当に時間の経過が早く感じられる映画だった。


どうやらこの映画、「羊」 「狼」 「番
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塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

4.1

「アナと雪の女王」が日本でも興行的に大ヒットして、歌もめちゃくちゃ流行ったけど、アレがヒットするならこっちももっともっとヒットして良いのに。

話の展開はおとぎ話っぽくて面白い。
塔の中に幽閉されて育
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.5

ブルースの生い立ちなどのバットマンの基本設定の、ノーランバットマンとしての位置付けを明確化した作品。
面白いけど、ちょっと長くて退屈なのは否めない。

キサラギ(2007年製作の映画)

3.7

一つの舞台で話が進行して行く珍しい映画。視覚的な変化は少ないながら、事態は目まぐるしく変わるので退屈しない。
正直話の真相に納得がいかないとか、オチが蛇足とか、いろんな意見があるかもしれない。でも少な
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.9

大学生特有の軽いノリが面白い。それでいてそんな軽いやつらが壮大(?)なタイム・スペクタクルの一部になってるんだから笑える。
ところどころ意味不明な部分があって、話が進むにつれ意味がわかってくる。話の全
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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.9

ショーンペンの魅力に溢れてる映画。
自分大好きキザ野郎、女好きの色男だが、不器用でちょっぴりダサい、そんな役柄を見事に演じていた。勿論、サマンサモートンの可憐さも印象に残る。一切言葉を発することなく存
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.2

ワルくてアホなやつらが奮闘する物語。

コメディとしての面白さはもちろんながら、クライム・ムービーとしての楽しさと独特のオシャレさを兼ね備えている作品。


ガイリッチーのデビュー作だそうで。
特有の
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

これぞアクション映画。
疾走感にあふれ、アドレナリン全開で観た。
無印マッドマックスを観てないが、最高に面白かった。

アクション映画から恋愛とかドラマ性を取っ払って、映像の迫力や戦闘シーンの激しさに
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.0

観て良かった。主要人物みんなカッコいいし。退屈せず観きれた。
真実を報道したい、という情熱のもと動く記者たちの格好良さ。
あまり教会について理解がないので感じ取れてない部分もあるかもしれないけど。

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.0

トムハンクス、コーエン兄弟、スピルバーグ、素晴らしい人たちの共演。
もちろん、期待を1ミリも裏切らない素晴らしい映画でした。

スパイという名がついてるが、決してスパイ映画ではなく、冷戦下のロシアのス
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