ウサミさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

ウサミ

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アントマン(2015年製作の映画)

3.7

ポールラッドカッコいいなぁ。正義感が強くて頭が良く、ユーモアに富んでいる。

ガーディアンズのクリスプラット、アントマンのポールラッド。この2人はmcuのヒーローの中でも少し肌色が違って、人間臭く、小
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戦場にかける橋(1957年製作の映画)

3.7

誇りというものに強く焦点が当てられているように感じた映画。
ものすごい長いが、それだけに印象深いものがある。

自国の誇りをかけて作ったものを、自国のために破壊する。ラストシーンはあまりに虚しく、戦争
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8

純粋に、脚本が凄いなと思った。

タイムスリップものは割とよくある設定だが、その背後の世界観や、散りばめられた伏線の回収の仕方が独特で面白い。

ブルースウィリス、ブラッドピット、両者が真に迫る印象深
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グッドモーニング、ベトナム(1987年製作の映画)

3.5

アメリカ流ジョークばりばりなので、正直ジョークの笑いどころは掴みきれない。けど、クロンナウアのDJが戦争という狂気の場において、少しでも兵士たちの心を和らげることができる、というのは素晴らしいことだと>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

ブランド社会、物質社会への抵抗。自己の分離と破壊、そして統合。

己を磨き上げることは痛みを受け入れること
ワークアウトは自慰行為に過ぎない 自己破壊こそが男の本懐だ

この映画が持つパワフルでインパ
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

愛することの素晴らしさだけでなく、愛されることの素晴らしさを実感できる作品。

天才的な才能を持ちながら、過去のトラウマからそれを活かせないウィル。うまく自己を表現することのできない彼の姿は、どこか孤
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9

映画に常に漂う不穏感。
それらを裏付ける、アンソニーホプキンス演じるレクター博士の圧倒的な存在感が凄まじい。人を殺して食う、という猟奇的な人物像ながら、高貴で紳士的な雰囲気を持っているのが不気味で、映
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.6

リーマンショック。世界中の投資家たちを苦しめた大事件だが、それを見抜き、逆転の発想をした奴らがいた。

「華麗なる大逆転」とかいうサブタイつける必要あるのかな。映画の本質を違えてるのではと感じる。
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.7

スティーブカレルの演技が狂気的で凄まじく、恐怖を感じる程。
同時にマークラファロの演技も素晴らしい。カリスマ性があり、頼り甲斐のあるナイスガイを演じる。
2人が対比されるように描かれて、その間で揺れる
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ブラッド・ダイヤモンド(2006年製作の映画)

3.6

紛争ダイヤモンド、というものの存在を知らなかった。金儲けのために、見えないところで血が流されているという社会問題は多くの人に知られなければならないものだと感じた。

多くの金を持つ宝石業界にメスを入れ
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

実在するゾディアック事件について描かれた作品。
ゾディアック事件を追うミステリ映画だと思いきや、それを追う男たちの苦悩を描いたヒューマンドラマでもある。
残虐で恐ろしい殺人鬼の存在も、時が経てば忘れら
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.6

めまぐるしいような映画とテンポに引き込まれて、次何が起きるのかとハラハラしながら観た。常に観ている人の一歩先を歩くような展開が凄まじく、一切の退屈を感じさせない。
無理やりすぎ、とか、こじつけ的なとこ
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

4.1

愛に溢れた素敵な映画だった。

主人公のサムは発達障害者で、ホームレスの女との間に子供を作るが、その女に逃げられてしまう。
隣人のアニーに支えられながら娘ルーシーを精一杯育てるサムだが、ルーシーがサム
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.7

超人気クイズ番組に出演したスラム出身の青年が、次々と正解していく。それは彼の「運命」だった。

クイズ番組が進行しながら、それと同時に青年の背景の物語が展開していくという構成が面白い。自身が経験したこ
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.5

mcu作品の中では、どちらかというと雰囲気は暗く、強大な力を持つが故の過酷な運命みたいなものを描いている。
もちろんマークラファロのハルクも素晴らしいが、エドワードノートンのハルクもまた素晴らしい。仕
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.1

めちゃくちゃ笑いながら観た。観たあとに必ず笑顔になれる作品。
いわゆる感動モノなんだけども、2時間の中に無駄はない。過剰な演出やお涙ちょーだいが無いので、鑑賞中も、後味もスッキリ。
ちょっと深く考えて
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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.6

人が醜く殺し合い、死の恐怖に打ち震えているような戦場においても、なお自然は美しい。目が奪われるような映像がそれを強調していた。
兵士たちが戦場において抱える、人を殺すこと、殺されることへの恐怖や葛藤を
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太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.4

独特な映画だった。戦争というものを初めての角度で観た気がした。

映画の最初と最後で、クリスチャンベールの眼や顔が大きく変わるのが印象的。
過酷な世界を生き抜いた少年の眼は、たくましくも、純真さが失わ
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ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.7

洒落たクライム映画っぽく、少し柔らかい感じでユーモアある展開から、話が進むにつれシリアスな雰囲気が漂い、観終わった後には深いメッセージ性を感じ取れる映画だった。

人が殺しあう場所で、人を殺すための道
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アリスのままで(2014年製作の映画)

3.6

結構心にくる映画だった。
病気を扱う映画ということで、家族愛とか希望とかを扱ったものかと思いきや、軽い言葉では形容しがたい深みのある映画だった。

アルツハイマーという病気の恐ろしさを改めて認識させら
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.4

素晴らしい前編だったので、勿論後編も鑑賞。
ロクヨンという事件の決着編である。
静かで重厚だった前編とは違い、目まぐるしく展開し、緊迫感溢れる映画となっているように感じた。
永瀬正敏の鬼気迫る演技に圧
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.7

わずか一週間で終わった昭和64年に起きた少女誘拐事件。未解決のまま終わったこの事件は「ロクヨン」と呼ばれ、時効を間近にして再びこの事件が動き出す。

1つの事件を軸に、マスコミ、被害者遺族、刑事部と警
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.4

コーエン兄弟によるリメイク。

父を殺した男を倒すため、勇敢な娘と、飲んだくれで腕利きの保安官の2人で復讐劇を始める。

保安官のコクバーンを演じるジェフブリッジスのキャラクターが魅力的だった。飲んだ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

国のために命を張った身ながら、帰ってきたその男を迎え入れたのは腐敗しきった社会とタクシードライバーというチンケな職業であった。

都会の華々しい景色を写しているのに、どこか孤独感を感じさせる。

社会
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.3

個人的には、イリュージョニストたちが全く魅力的に映らなかったので、終始退屈だった。
が、最後の展開でびっくり仰天。見事に騙された!

催眠術とか言い出したので点数は低めで。

マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.5

mcuでの重要人物ソーのメインムービー一作目。

地球とは別の宇宙に存在するヒスガルド王国の王子ソーが、あまりの傲慢っぷりから自身の父親であり王であるオーディンを怒らせ、地球に追放されるという、ここま
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

めちゃ面白い!よくあるスパイアクション映画だが、ガイリッチー監督の手にかかれば、オシャレでユーモアあふれる映画になってしまうのが凄いな〜

他の映画の名前を出すのはアレかもしれないけど、「オーシャンズ
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.8

音楽もなく、めまぐるしいような映像もない。ただこの映画には目を離せなくなるような緊迫感が漂っていた。

まるで小さな虫を殺すかのように無表情で人を惨殺する殺人鬼シガー。
初登場における狂気的な表情がイ
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ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

4.0

オープニングの「This is Halloween 」の映像だけで星4つの価値ありだと思う。独特で奇妙な世界観と、何が起きるかのワクワク感、それでいてゾクっとするような不気味さもあり、この5分弱の映像>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.3

試される観客の想像力

高校時代、母親の“起きてー!”という声と共に朝起きて、朝飯を食ってるにも関わらず、母親がなお“起きなさい!!”と言ってくる。
起きてるやん、と思っていると実はまだ夢の中でした、
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.0

どちらかというとつまらないし、大好きでもないけど、とんでもなく居心地のいいような、そんな男同士の友情の雰囲気がクセになる作品。

友達と酒でも飲みながらダラダラ流し観するのには丁度いいかも(笑)

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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.7

mcuの第1作目。
ガラクタの山から最新鋭の兵器を作れ!と言ったり、アイアンマン作成に全く気づかないお茶目な人たちが出てくるのはアレとして、シンプルに面白い。
プロトタイプのアイアンマンを始め、スター
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.2

素晴らしい映画だった。180分に及ぶ長い映画で、喜怒哀楽様々な感情を感じさせられた。
感動できるが、同時にすごく陰鬱な気持ちにもさせられる。生きること、死ぬこと。これらについて強烈なメッセージを持つ映
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.8

戦争は麻薬である。
戦場に生きる者の狂気を描いた作品。一度見たら忘れられないインパクトがあった。

ジェレミーレナー演じる主人公は、爆弾解体のプロフェッショナル。
少しでも間違えば、即体が吹き飛び死ん
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.6

静かで、切ない映画だった。それでいて登場人物ひとりひとりの強さに感動する。
どれだけ過酷な運命の下でも、何かできることはあるという言葉が印象に残る。
最後の時間が巻き戻されていく演出にグッと来た。ステ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.0

正直、1がそんなハマらなかったので期待せずに鑑賞。蓋を開けて見ればmcuでもトップクラスの面白さだった。

1にくらべガーディアンズの個性がバリバリに出てるように感じた。みんなが互いを罵り合う姿はユー
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