後入れかやくさんの映画レビュー・感想・評価

後入れかやく

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ポライト・ソサエティ(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「子宮を利用する」という直接的な比喩をもって家父長制を表現し、それに抗う女性たちの連帯を描いた傑作だった。結婚式で花嫁を連れ去るお決まりが、姉を愛するカンフー少女によって斬新な場面に生まれ変わっていて>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

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画面づくりがとにかく良い。雨、タバコの煙、街にあふれるあらゆるものが、ただ美しさのためだけに存在しているように思えた。トニー・レオンほど雨に濡れるのが似合う俳優はいないよ……

ソウ2(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

個々の仕掛けは面白い。でも、首の後ろにある番号をどうつなげるかとか全体的な謎解き要素が弱いような気がした。いや、実際は録画でした〜とか1作目に負けないぐらいの諸々のオチもあり面白いっちゃ面白いんだけど>>続きを読む

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

世界が破滅に向かう中で愛する家族が待つおうちに帰ることや、その家族が自分のことを待っていてくれること、理想の終末という感じがして穏やかな気持ちになった。道すがらガールフレンドとイチャイチャしてるのも可>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

悲恋ものだからもっと暗い感じで進むと思ってたけど、わちゃわちゃしてて面白かった。曲も素敵だし・・・アニメとかアトラクションみたいなところもあって、クリスチャンが作家として、自分にとっての美しい思い出を>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

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ブシェミ大好きだから出てくると嬉しくなってしまう。唯一無二だ。自分勝手な人物が多すぎて、署長とその夫の、フラットな優しさと余裕にホッとする。

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高。ずっとポジティブで、画面の中の人たちをみんな愛せる素晴らしい映画。S先生が子どもたちを褒めまくって、子どもたちがうれしそうな顔をして、それだけで幸せになってしまう。最初は成績を気にしていた「優等>>続きを読む

恋のミニスカ ウエポン(2004年製作の映画)

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スパイ映画としてはしょうもないにも程があるけど、ロマコメとしてはティーンの恋愛をティーンの背丈でちゃんと描いてて、かわいくて良い。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 年上と遊んで仲間外れにされているわけではないのに生じる疎外感とか、プールに飛び込んで鼻がつーんとなる感じの懐かしさをおぼえる。そして、常に漂う死の気配がノスタルジーと絡まりついて、どうにも苦しく、時>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 アンナチュラルとMIU404と同じ世界線ということで、スペシャルドラマ的なものが来るかと思ったら、すごく映画的な余白のある作品で、抜群に面白かった。

 支配する側の人間は、(爆破の可能性も知ってい
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

母親がケーキ捨てる瞬間の緊張感とか切り取ると面白いところはあるんだけど、演出家のしつこいセクハラに比較すると、母親関連の描写が(触れたわりに)かなり中途半端であるように感じた。全体的なバラつきがあるか>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

会見のシーン、アナの「永遠に」でウィリアムのプロポーズ成功に気づいた記者たちが一斉に彼にカメラを向けるシーンが超良い。ていうか、そもそもヒュー・グラントがメロすぎる。映画雑誌記者のフリして(せざるを得>>続きを読む

それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン(2024年製作の映画)

5.0

 アンパンマン、大人になってから見るとマジで優しいことに気づかされて、それだけで涙が出てくる。世界中のこどもたちが当たり前に楽しく生きられるようになってほしい。改めて世界平和を願わずにいられない。
 
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ラスト サムライ(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

全体的によくわからなくはあったが、勝元と同じ生き方をするわけではないけど彼の生き方を尊重して自分も添おうとする主人公の距離感が良かった。ちょこちょこ気になるところはある(謎の鳥居とかあり得ない植生とか>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

25セントを稼いでハンバーガーを食べるくだり、ハリーポッター賢者の石のお買い物シーン的なワクワク感がある。こういうシーンにいつまでもワクワクできる大人でありたい。心優しいビクターが弱き者たる労働者たち>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ラスト、クリスチャンが燃やされるときに一緒に燃やされたホルガの男性が、痛み止めも投与されて(効くかは知らない)直前まで落ち着いてそうだったのに、自分に火が燃え移るのを見て叫んでいたのが一番怖かった。カ>>続きを読む

マミー(2024年製作の映画)

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勝手な憶測や偏見が誰かの幸せを簡単に破壊するということに、人はどれだけ無自覚でいられるんだろうか。マスコミやその後の捜査や裁判に直接関わった人間が悪いだけ、なんてとても思えない。事件当時私は生まれても>>続きを読む

劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 この作品がこの章のみをもって「女性たちの苦しみと救済」を描き切れていたかというと、まだそうとは言えないと思う。2章では、彼女たちが大切なもの(物や友人など自分の外側にあるもの)を捨てて飛び込んだ大奥>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

暗い過去に対する同情と、(たとえそれがきっかけだったとして)後年の卑怯な行いに対する非難は両立する。自分と似たトラウマを持つ妻や、自分がやろうとしていることをおそらく理解しているだろうに近づいてくるク>>続きを読む

テッド 2(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作と同じくらいお下劣だけど、前作より内容に深みがあり面白い。権利というものは常に「正しい」人間のためにあるものではない、という基本的な考えが作品全体に一貫している。

テッド(2012年製作の映画)

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アヒルにボコボコにされたテッドにボコボコにされるなら、ジョンはアヒルより弱いのかな?(笑)ロリーはジョンの何がいいんだろう?と思いつつ、でもやっぱりなんとなく、ジョンの良さがわかってしまうような気がす>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

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小学生藤野のやる気スイッチON/OFFがよすぎる。自分より上手い奴がいて急に燃えたり急に冷めたり、自分より上手い奴がまた火をつけてくれたり。藤野の人生だってはじまりから京本に動かされてきて、藤野も京本>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

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コリンファースってこんなにアクションできたんだ……かっこよ〜〜〜!

ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(赤ちゃんの)おでこにキスしてと言われてブリジットのおでこにチューしちゃうマークとか、知的な職業の人間が利用するとはとても思えない変なマッチングサイトでブリジットとの相性診断しちゃうマークとか、かわい>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

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そもそも、30超えてもああいう関係でいられる友人がいるってのは、何よりも尊いことなんじゃないか?マークのダサかわセーターも醜い取っ組み合いも、みたかったものをちゃんと見せてくれる過不足のなさがいい。コ>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

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こういう感じのちょっとセクシーなロマコメが好き過ぎる。コリン・ファースにメロメロ。

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

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ジジイのアレが(何回も)突然出てきてギョッとするんだけど、モザイク越しでもこんなに気持ち悪いのに子ども相手にこんなことできるのホンマにゾッとする。あと、時々チェコの刑法が引用されるところ、日本ももっと>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

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「公民権剥奪の秩序」!?みたいな耳を疑うパワーワードが次々にあらわれる。本当に「人間」の話をしているのか?

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

田坂さん「イヤ」すぎて好き。あの間の取り方、しゃべるスピード、ノリも「イヤ」を体現してて完璧だと思う。中盤あたりまで「敵が前作より弱くないか?大丈夫か?」と思っていたけど、気づいたらあの兄弟に感情移入>>続きを読む

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

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音楽が流れるタイミングが毎回最高。あのラスト30分の高揚を超える映画にはしばらく出会えないかもしれない。

(1963年製作の映画)

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なんでこんなことになってるかわからん……みたいなのが一番怖い。日常に溶け込んでいて今までは何とも思ってなかったものが急に目につき始めて、ゾワゾワする。

マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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マッドマックスシリーズは後半盛り上がるのにそれまでがちょっと長いなあと思っていたのだけど、今回は初っ端からめちゃくちゃ面白かった。ディメンタスという残酷卑劣男にかわいいクマをぶら下げさせて、ユーモア、>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マックスが子どもにあんましキツくあたれないの見てると、1作目で彼が妻子を亡くしたことを思い出して胸がキュッとなる。子どもとマックスの冒険譚もっと長く見たいと思っちゃった。あと、ウォーボーイのモチーフが>>続きを読む

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ふたりは愛し合ってるのか」と聞かれたタカとユージが、質問を茶化さず、ぶっきらぼうに振る舞って誤魔化すこともなく、「相手のためなら命を賭けられる」と言ったのがちょ〜かっこよかった。ダンディでセクシーっ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「怒りのデスロード」ってとんでもない訳だな……良すぎる……語感もいいし、イモータン・ジョーにバカギレして映画観ながら暴れてるこっちのテンションにも合ってるし……名誉の死(無意味)をし損なったウォーボー>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 週の初めで明日も朝早いのに、面白くて一気に観てしまった。クラリスが「(レクター相手に)これはするなよ」と言われたことをどんどんしていくのでそれがまず面白いのと、ここから全ての描写に意味があるという極>>続きを読む