後入れかやくさんの映画レビュー・感想・評価

後入れかやく

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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マッドマックスシリーズは後半盛り上がるのにそれまでがちょっと長いなあと思っていたのだけど、今回は初っ端からめちゃくちゃ面白かった。ディメンタスという残酷卑劣男にかわいいクマをぶら下げさせて、ユーモア、>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マックスが子どもにあんましキツくあたれないの見てると、1作目で彼が妻子を亡くしたことを思い出して胸がキュッとなる。子どもとマックスの冒険譚もっと長く見たいと思っちゃった。あと、ウォーボーイのモチーフが>>続きを読む

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「ふたりは愛し合ってるのか」と聞かれたタカとユージが、質問を茶化さず、ぶっきらぼうに振る舞って誤魔化すこともなく、「相手のためなら命を賭けられる」と言ったのがちょ〜かっこよかった。ダンディでセクシーっ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

「怒りのデスロード」ってとんでもない訳だな……良すぎる……語感もいいし、イモータン・ジョーにバカギレして映画観ながら暴れてるこっちのテンションにも合ってるし……名誉の死(無意味)をし損なったウォーボー>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 週の初めで明日も朝早いのに、面白くて一気に観てしまった。クラリスが「(レクター相手に)これはするなよ」と言われたことをどんどんしていくのでそれがまず面白いのと、ここから全ての描写に意味があるという極>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

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世界はどうなっていくのか、物語の謎はどうなるのか、そういう全貌について前章よりもワクワクさせる感じはなかったものの、個人と個人の関係を描くのが、そして恋愛を描くのが上手いなあと思った。まあでもデデデデ>>続きを読む

ユニコーン・ウォーズ(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 キュートなテディベアと凄惨な内容の組合せ、そこで描かれる「有害な男らしさ」、様々な作品へのリスペクト、オチの付け方と、言及したいところはいくらでもあるのだが、反戦映画としてのパワーがある作品だった。>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

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大家族的なコミュニティと家族を失った孤独な人間という組み合わせの魅力は褪せないよなあ……

無名(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

昔からトニーレオンの「濡れた子犬の目」にめろめろにされていたわけですが、今回もその色気は健在で、妻とのキスシーンは一瞬しかなかったけどあまりの艶に気を失いそうになった。

関心領域(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 エンドロールで「visual effects」に「One of Us」と表示されるところでゾッとさせられた。One of Usとは、視覚効果を扱うスタジオの名前らしいと後で知ったのだが、この映画を観>>続きを読む

マッドマックス(1979年製作の映画)

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フュリオサの予習のために見て結構楽しめた。暴力に容赦がない。異常復讐にバチ盛り上がる。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

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絵作りでここまで映画が面白くなるのはすごいと思った。「作家の語る「老人の語る「グスタフ・Hとの冒険譚」」」という、テレビの中の人物がテレビを見ていて、さらにその中の人物もテレビを見ているというようなふ>>続きを読む

I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 登場人物たちの心優しさが胸に沁み、みんなが一番幸せでいられる在り方を願わずにはいられない。里親の女性がルーシーのために部屋を飾り付け、本当の親のように接してあげたいと思うことも、それでもルーシーが一>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

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人間の思考って、とりとめのないところがあって、映画的にまとめつつもその脈絡のなさをできる限りそのまま映そうとする試みがあり良かった。人間の生活が悩みも喜びも流れるがゆえに(少なくとも私は)すべてに集中>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 オードリーがか~~わいい!(オードリー・ヘプバーンの作品を見るたびこう言わずにいられない。)
 ホリーは今でいうところの「パパ活女子」なわけですが、「パパ」のことは「ネズミ」と呼んで、ポールとのデー
>>続きを読む

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

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 小柄な女性が真夜中の街をとぼとぼと歩く姿に、不安にさせられる。そして、彼女や、この映画に登場する多くの労働者は、目の前の人が困っているならば、その様子を見て取って手を差し伸べる。自分たちも日々の生活>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

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気のせいか鈴木亮平から神谷明の声がするところがあってめちゃくちゃ愛を感じた。冴羽リョウがかっこよくて最高だし、昭和ロマンを令和でも魅力的に見せてくれる行き届いた作品だったと思う。鈴木さんも森田さんも忙>>続きを読む

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(2006年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

コナンってこんなドキドキハラハラデスゲームやるんだ・・・知らなかった・・・みずからに危険が及ぶことを理解しながら子どもたちの傍にいることを選ぶ阿笠博士、良いですね・・・

名探偵コナン 水平線上の陰謀(ストラテジー)(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

毛利小五郎がかっこいい話もっとみたいもっとみたい。いつもは推理は人任せな小五郎が自力で犯人を見つけた理由が「妻と似てたから」って、妻不在のラブストーリーとして完成されてません!?それでいて妻と似た女性>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

5.0

親子といえども人と人が相対する以上、分かち合えない孤独というものは存在する。相手が抱える孤独の奥底にあるものを完全に理解し、それを消しさってしまうことはできないけれど、孤独に苦しむ相手を抱きしめてあげ>>続きを読む

ロープ(1948年製作の映画)

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ウィルソンさんの動きとかブラントンの際どい言葉選びとか細かいところでハラハラさせてきて面白かった。殺人を犯してバレそうになることを楽しんだり、気まずい男女(元恋人)をからかったり、周囲とは異なり自分は>>続きを読む

名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)(1998年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

小五郎有能エピ挟まるの喜ぶしかない。狙い通り足を打った意図を言えない小五郎も不器用で魅力的だ。ミステリー要素も、予想がつくとはいえ結構楽しめるし良作だと思う。ただ、警視庁でも1、2を争うほどの銃の腕だ>>続きを読む

成功したオタク(2021年製作の映画)

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 彼女たちのおもしろ行動(ヨーグルトマッコリのくだりばりおもろい)やキレキレのオタク語彙に笑ってしまうのと同時に、彼女たちも元々は推し活を純粋に楽しめる愉快なオタクだったんだろうなあと思って悲しくなっ>>続きを読む

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 登場人物が多いのに説明があまりない不親切OPだったので予習は必須。むしろ今までが優しすぎたんや・・・
 そろそろ平次に告白させてあげてほしいけど、あの2人には函館山みたいな映えスポットよりも日常のな
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名探偵コナン 業火の向日葵(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

芦屋のお嬢様とその思い人の話はもうちょい掘れば面白くなったのでは・・・?ほかにいいところが思いつかない・・・火にのまれる美術館で『世紀末の魔術師』を思い出したものの、作品としてのレベルは到底及ばない。>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 言葉だけに頼らない映像表現により状況がわかりやすく描かれる一方で、登場人物の行動や心情に解釈する余地を持たせることにより決して野暮にはならない、すごくバランスの良いお手本のような作品だった。

 特
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名探偵コナン 世紀末の魔術師(1999年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ロマノフ王朝のお宝をめぐる物語が横須賀の城で語られるという規模感と構成が、ロマンがあって面白いと思った。ラストもすごく良かったけど、新一は、はやく元に戻って蘭を安心させてやってくれ~(泣)

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

門出と渡良瀬のやりとりで、自分の倫理から「ちょっと!まずいんじゃないの!?」って声がしたんだけど、イソベやんが「技術と倫理の乖離」と言ってたのを聞いて、そうだよな、意図的だよなと思って安心した(笑)た>>続きを読む

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゲストキャラが魅力的で、5年前の真相はすごく味がする(だからこそ皐月まわりのことにもう少し尺を割いてほしかったとも思うけど)。コナンにはやっぱり倉木麻衣が一番かも・・・

名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)(2003年製作の映画)

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恋愛要素もミステリーも楽しめる良作で、主題歌の素晴らしさが作品のレベルをもう一段押し上げているように思う。最近は関西以外出身の役者も関西弁が上手い(聞く機会が多いから?)ので、この作品はその途上で生ま>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 「サラを追放しサラの立場を手に入れたアビゲイルも、アンとサラの間に培われた関係を得ることはできなかった」という単純で美しい構図では捉えきれない、サラのアンに対する支配やアンの頻繁な心変わりなど一貫し>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 傑作だと思う。科学者としてのオッペンハイマーの姿が、彼の一つ一つの言葉や態度、彼を取り巻く仲間や(恋愛関係を持つという意味での)女性との関わりから肉付けされて見えてくる。
 ただ、アインシュタインと
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星の子(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 たまたま合宿に参加しただけのおじさんが「ここで行方不明になった人がいるってネットで見た」ってのは、これ聞いた時点ではさすがにそんなことは・・・と思うんだけど、ちーちゃんのお母さんが消されたんじゃない>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

 黒人の悲劇や今もなお無くならない人種差別が「白人が罪悪感をもつための物語」として消費されることを的確に鋭く風刺しつつ、決して「これだからポリコレは・・・」みたいな陳腐な批判にはならない品がある(汚い>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

終盤爆発するまでのタメが長く、胸が痛くなるシーンもあったけど、それだけにラスト30分がすごく良かった。映画の中での生活が長くなりしんちゃんの落ち着いた語りが挟まるところは、じんわりと怖かった。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

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アナがかわいくてかわいくて、まっくろなひとみに吸い込まれそうだった。スペイン内戦が背景にあるというのは頭にあるから、ここはこういうことかな・・・?となんとなく勘をはたらかせながら観ていたんだけど、難解>>続きを読む