トムヤムクンさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

トムヤムクン

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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.0

ワンコ、お前ついてきてたんか!!
前作の緩さ、軽さは失われてはいないけれどだいぶ後景に退いている。ウェイターが青年の身長を測ったあとに冷蔵室の長さも測るのがいいシーンだなぁと感じた。前作である種のユー
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王と鳥(1980年製作の映画)

4.1

宮崎、高畑両氏に影響を与えたフランスアニメ映画の古典。観るとたしかに、ジブリに通じていくのがわかる。時代が時代なだけに、ナチス的なものに対しての抵抗的なものを感じる。

ピンク・フロイド/ザ・ウォール(1982年製作の映画)

4.0

これ映像がつくとまた違う良さがある。
主人公が部屋で暴れるシーンが最高。
ディストピアな雰囲気のあるアニメーションもいい。

レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ(1976年製作の映画)

4.0

まさに狂熱。メンバーそれぞれのコンセプト映像とライブシーンのミックス。ジョンジーかプラントがいいお父さんみたいな映像でジミーが月の王子様みたいな映像だった。チェロ?のスティックがボロボロになるまで狂っ>>続きを読む

映画史(1998年製作の映画)

-

1A〜2Bまで。1Aの冒頭は全く映像に置いていかれてた感があったけれど、ナチスのあたりの話から俄然引き込まれる。
イメージと映像が絶えず断片化、反復されていて、話の流れを簡単に追わせてはくれない。

欲望(1966年製作の映画)

5.0

この映画、謎の怖さですよね。ラストのあいつら、何?テニス??笑えばいいの、ビビればいいの…???ドラッグ、ロック、芸術、反戦運動… 60年代ロンドンのポップとデカダンスの入り混じった美。ヤードバーズの>>続きを読む

(1961年製作の映画)

3.5

気だるい…。マストロヤンニってボウイに似てない?

(1963年製作の映画)

4.0

下手なクリーチャーよりよほど怖い。
家から出られんくなる。

アナコンダ(1997年製作の映画)

5.0

小学生ぐらいの頃、日曜日になると新聞のテレビ欄をチェックしてテレ朝系列の日曜洋画劇場で「㊙︎美女が密林で…」みたいなワードを見つける度に昂揚感を感じながら夜9時を待っていた。そんな少年期の思い出深い作>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

30年前なのかこれ…。荒廃した近未来、超能力、肉体と機械、結構な物を観せてもらいました。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

2.0

スカヨハがセクシーでカッコいい映画です。体感時間短いジェットコースター的な感じ。

L change the WorLd(2008年製作の映画)

1.5

完全に乗っかりで作られたいわゆるテレビ映画なんですが、レニー・クラヴィッツのED曲はとっても素敵です。

ヒア アフター(2010年製作の映画)

-

中学3年生の卒業遠足で映画を観にいくことになった我が母校。観たのがこの作品だった。自分も含めてほとんどよく分からなかったものだ。もっかい観たい。

少林サッカー(2001年製作の映画)

4.0

何回観たか覚えてない。どのキャラもいい。ヴィッキー・チャオは可愛すぎる。

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.1

これもマーク忘れてた。
ダニエル・クレイグはマックィーンにそっくりです。

アンダルシアの犬(1928年製作の映画)

3.5

なんじゃこりゃー笑。
目玉切りのシーンは一瞬、スッとカミソリを横に動かして、ゼリー状の水晶体がトロリと… 手首やらロバやら、わたしもう訳がわかりません。

エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

レーニンみたいな見た目のお父さんを娘が述懐していくお話。
キリスト教的モチーフ、画面の奥へと続いていく長い道のショットなど『ミツバチのささやき』から引き続いた要素を見出せます。だのに、なんとも悲しいお
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.0

ちょっと前に見たけれど何を言えばいいのか言葉にできない、どこか諦念と希望のまざりあったような感覚を残す映画でした。親と子というのは小津さんがずっと描きたかったものなんだなぁ

チェンジリング(2008年製作の映画)

4.0

イーストウッドが女性、母親を描くのか〜と思ってみたら、結構好きだった。
警察を始め保守的な男根社会にあってなお戦い続けてついには狂人扱いされるアンジー…やはりイーストウッドのヒーロー/ヒロインはどこか
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エレファント(2003年製作の映画)

3.5

静かな映画。視点の変化を繰り返しながらそれぞれの最期の一日を描く。スペクタクル的な感覚でいると目の前に重火器ぶら下げた男がいたら逃げ惑いそうなものだけどこの映画が描くのは徹底して日常であって日常だから>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.5

わかりやすいエロティック・スリラーのようでいて、登場人物の倫理観や言動がどこかかけ離れている感じがして、本当に異様な世界を見せつけられた。なぜリンチされているときに女が車の屋根に登って踊りだすんだ… >>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.4

リンチ初鑑賞ってことで身構えましたが
めちゃくちゃ良かった…
最初は学術的、冷徹な関心から研究対象としてエレファント・マンに接していた医師が、徐々に人間としてのジョン・メリックと友情を築いていく。人間
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.7

じわじわと闇の奥に引きずり込まれていく感覚。ジャングルの奥で出会ったフランス?のブルジョワ風の人々が印象に残っている。爆撃サーフィンってなんなんだろう🏄💣

永遠と一日(1998年製作の映画)

4.0

「なにも完成していない。ただ言葉を散らかしただけ…」
現在時点での詩人の語りからフラッシュバックなしで一気に19世紀の詩人の世界へ。ゆったりとしたカメラワークの中で悠遊と時を超えてみせるテオの魔術。
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マグダレンの祈り(2002年製作の映画)

5.0

怒りがこみ上げる映画だ。金欲に溺れ性欲に耽るクソ神父、クソシスターどもが、なにを偉そうに神の名を騙ってやがるのか!間違いなく世代や性別、宗教観問わずにあらゆる人に観てほしい、いつの時代でもこういう社会>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

4.5

古典映画と敬遠するなかれ、むちゃくちゃ面白いです。親たちが室内で話し合うバックで窓越しに雪の中ではしゃぐケーン少年の姿があれほどハッキリ見えるとか、それだけで震えます。はじめは大魔王の城みたいな雰囲気>>続きを読む

ドリーマーズ(2003年製作の映画)

4.0

友人の勧めで鑑賞。鉄骨の構造物を下っていくオープニングクレジットからやられた。ロックと映画とエヴァ・グリーンが好きなもので大満足。毛沢東に対するマシューの評価はなかなか示唆に富んでいるな。革命を望むな>>続きを読む

24フレーム(2017年製作の映画)

5.0

映画そのものみたいな映画です。
どこかのタイミングで寝てもいいし、どんな物語を想像するのも、観客の自由でしょう。こんな映像を24時間流しているチャンネルがあればいい。

肉体の悪魔(1986年製作の映画)

3.0

主人公のジュリアなる女、男なら色々と妄想してしまうような美人だが、笑い方といい序盤から異常さが際立っていた。しかし目覚めたアンドレアに対してかけた言葉…なんだか哀しい…
白いベッドに赤いバスローブがコ
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4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)

4.3

素晴らしく不愉快な映画。手持ちカメラの長回しと全体の静けさ、そして無責任な大人になりきれない大人というテーマでダルデンヌ兄弟の『ある子供』を思い出す。この作品もパルムドールを取ってるあたり、カンヌはこ>>続きを読む