こうみ大夫さんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

こうみ大夫

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岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.1

全てのもとは無・ゼロなのであるが世界はそんなものでできている。無であるはずの死者、またその死者に出会ってしまう生者は心が解放され、次第に本音を吐露する。何が違うのか?そう本当に思えてしまうが、死者と生>>続きを読む

極道の妻たち(1986年製作の映画)

4.6

かたせ梨乃がド可愛くて、どエロくて、最後は超カッコいい。極道の妻になったらただ料理ができてとか女と世間話ができてくらいじゃあきまへんってことですな。男と駆け引きをし亭主居らずとも組を守ってく、こんな女>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.9

所々(いや一貫して?)B級を匂わす作りだが、脚本はクソでもそれをなんとかするのが監督だというハリウッドにふさわしい映画、という印象。何よりキアヌリーブスがかっこいい、雨+キアヌってだけでなんかかっこい>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.4

誇張しすぎ、特に最後の空港とか(笑)アメリカの悪い部分ももっと出さないといけないと思う…

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード(2015年製作の映画)

4.0

すっきりしてるんだけど、キャラ立ちが凄いしっかりしてる。魔女帽渡すとこ、素敵。

リトル ウィッチ アカデミア(2013年製作の映画)

3.9

魔法とは信じる心。これが魔法だとあーだこーだ言う家系魔女たちがいる状態は、魔法以外の世界でも同じような言えるような…
アニメでは映画にできない世界が表現できるというが、そんなような気持ちになれた。

シン・シティ(2005年製作の映画)

4.1

劇画というよりコミック。個人的には娼婦が仕切る街が面白かった。キャデラック、フェラーリ、車の格好良さも極まってる!ルールが無い中で正義を貫く、まさにダークヒーロー永遠のテーマですわ。

沖縄やくざ戦争(1976年製作の映画)

4.3

千葉真一の死に方ネタでしかないwww
やはりヤクザものはとことんやられてからのしぶとさが面白い。中里演じる松方弘樹はまさに全盛期!という熱演だが、それと並び成田三樹夫の二枚舌役のハマりぶり、まるでアニ
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

3.8

正直ここまで長くやる必要は無い、もっとカットできるだろとは思った(笑)マーロンブランドが一向に出てこなくて笑ってしまった。キルゴアのクレイジーぶりは観てて楽しいし、川をのぼってカーツを殺すという分かり>>続きを読む

二郎は鮨の夢を見る(2011年製作の映画)

3.6

寿司職人もかっこいいが、築地含め多くの寿司に携わる人間たちのプロフェッショナルが垣間見れる。出てくるお寿司全てが美しかった。シンプルを極めるとピュアになる。

ミンボーの女(1992年製作の映画)

4.7

伊丹十三の描くヤクザは年季入ってて素晴らしい。個人的には若杉のキャラが好きだった。若き日の柳葉敏郎の鉄砲玉役もカッコ良い。普通はそんなに強くないから…、まさに弱きを助け強きをくじくだ。ホテルの弱々しい>>続きを読む

サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

女子高生の青春、ワイルドすぎる(笑)笑えて、泣けて、ハラハラする青春映画の傑作。最強のママ友って感じ。ヘッドホンかけてもらうやつは男だけどドキッとした。若干の狂気も入れてるあたり、さすが韓国映画。遺書>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.8

楽器を持ちながら観たい映画。踊りたい!ってとこと娘のギターが最高だった。何気ない日常が音楽によって違うものに見える、それが現実にも起きているというまさに音楽のもたらす奇跡。

スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.6

コカイン吸いすぎてもはや食っちゃうっていうね。レストランで金持ちどもに説教するトニーのシーンが良かった。金持ちも自殺する理由が分かった。

東京物語(1953年製作の映画)

4.0

気持ちいいイライラ。うちの父方の家もこんな感じかも。てか僕の住む寮は今でもこんなとこが少しある(笑)
どこか気遣い言葉ばかり並ぶ気持ち悪い前半と、家族たちの人間性が分かってくる後半。見事な脚本で、長尺
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.4

初4DX。なんか、手抜きで作った感いっぱいだった。脚本も作りも雑だから4DXを凄いと思わない人には普通のハリウッド映画って感じ。ただまぁ4DXの迫力とともにジュラシックパークのテーマ曲が流れる瞬間は鳥>>続きを読む

サボテン・ブラザース(1986年製作の映画)

3.8

B級のお手本とも言うべきしょうもなさ、荒い脚本。芸は身を助くというのか、3人の芸の素晴らしさが光る映画だった。最後の決闘のとこ、好き。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.6

飛行機のとこで出てきた格闘好きのハゲが意味不明かつ地味にしぶとくて笑った。礼儀知らずのドイツ人、女たらしなフランス人、怖いもの知らずのアメリカ人。キャラクター設定と国が密接で、なんか時代を感じた。

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

3.7

冷静と情熱の間?とでも邦題を付けたい心理戦。指舐めるのとかアソコを打つのとか、笑どころは多々ある。カメラワークはあんまり好きじゃないが、こんなに寄るの?というくらいの広角寄りはなんか見ていて楽しくなる>>続きを読む

選挙フェス!(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

こんな男を国会に送り出してもいいんじゃないか。400人のパーティーだとしたら1人のダンサーって凄い大切ですよね。どれもなるほどという感じだった。日本という国の今のあり方をどうこう言う人はたくさんいる。>>続きを読む

標的の村(2013年製作の映画)

4.5

沖縄民謡を歌いながら基地建設に反対するところが好き。『A』『ゆきゆきて神軍』『華氏911』などと並んで必ず見るべきドキュメンタリーの一つだと思う。

戦場ぬ止み(2015年製作の映画)

3.8

『標的の村』ほどではなかったものの、相変わらず沖縄の仕方ない辛さが溢れていた。抵抗しようともどうしようもない現実、それが沖縄には蔓延している。はっきりいって主張に偏りがあるインタビューで客観性を重んじ>>続きを読む

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.8

撮影佐々木原保志ということもあり、ところどころGONINっぽさもあるがやはりたけしの映画だ。ドリーを使って関係のない1人を残しつつフレームアウトするやり方は緊張感を高める。たけしが世界を土俵にしている>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.9

本当に実話かよ?!ってくらいしぶとく逃げまわる。こういう派手な馬鹿をやる俳優でディカプリオの右に出る者はいないね、まったく。トム・ハンクスは銭形警部って感じで良いコンビだった。音楽がどこかおしゃれで合>>続きを読む

奇跡(2011年製作の映画)

3.4

こういうことができなかった辛い少年時代を思い出してしまった。なんか空気感の作り方が上手いのか、ずっと辛い、苦手。

ロマンス(2015年製作の映画)

3.0

こんなこと言わないだろ(笑)というようなご都合主義脚本だったが、内容はすっきりしていてまあ観やすい邦画という印象だった。あんまりカメラにこだわりが無いよね、まあ脚本好きな感じがしたから仕方ないのかもし>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

4.2

ブラピがすげえ脂乗ってる時期だわ、見事に演じてる。フィンチャーの映画って極端に整った家と極端に汚い家が印象的なイメージ。家にこだわりでもあるのかな?
キリスト教の七つの大罪をモチーフにしてるというが、
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.7

最高のコメディ。元祖・悔しいですとも言うべき最後の表情はたまらない。まさに低予算というべき作りで、倉庫のシーンを中心としているのでなんか舞台でも観ているかのような気分にもなる。ただまぁ倉庫に響く音楽の>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

4.0

絶妙にカッコいいミスマッチ音楽が心地良い。行動し、かつ痛みを知ることで人はヒーローになるんすね。MARVEL × 童貞の相性たるや異常。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

3.7

ホームレスのおっちゃん死ぬところでお茶吹いた。
工藤の言ってることのおかしさがヤバい。何この映像ディレクターの理不尽を象徴したようなキャラクター は(笑)とりあえず1000円渡すとこと網で捕まえるって
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GONIN サーガ(2015年製作の映画)

2.9

まあ根津甚八が出てくるってだけで良かったものの、学生映画に近い感覚の脚本で、無駄な説明が多かったイメージ。役者の演技が下手という批判もあるだろうが、どこか親役の格好良さと対比的に皆ザコ臭、小物臭が強く>>続きを読む

劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

食糞は相手の全てを知りたいとする愛情表現という話を聞いたことはあるが、食べる時にゲテモノのようにうんこを扱わないよう相手を気遣っているのが印象的だった。なぜうんこを食べるのか?優勝のため?そんなことに>>続きを読む

踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

4.5

警察組織への批判、また青島と室井の男気あふれるタッグというドラマのテーマをまんま受け継いでくれた第一弾。これが劇場版では最高だったと思う。ドラマでは最初青島が室井を後部座席に乗せて運転していたが、今回>>続きを読む

ヌードの夜(1993年製作の映画)

3.6

椎名桔平のこれに賭けたるで!って表情が凄い。ネオン灯が2人の境界線のようになりながらキスをするところが印象的だった。

マンハッタン(1979年製作の映画)

4.7

音楽、撮影、脚本、演出どれも皆素晴らしい。でも何よりもマンハッタンの実景の美しさに感動させられる。男だ女だ芸術だインテリだ不倫だ、色々と小難しいけどクズな奴らがたくさん出てくるが、最後はとてもシンプル>>続きを読む

Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.0

典型的なハリウッド映画って感じ。アンジーが仮面夫婦から愛に燃える表情へガバッと変わるのは見事。