こうみ大夫さんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

こうみ大夫

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嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

親子愛を利用して復讐をするってとこまでは途中で読めたんだが、最後に母親がガンドに同情しちゃうってあたりが読めない展開だった。ガンドはどこまで知っていたのだろうか。最後に三人は並んで寝そべり、まるで三人>>続きを読む

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.0

殺し方、殺す前、光の具合、どれもセンスが良かった。画が持つとはまさにこういうセンスある表現のことを言うのだろう。
普通なタイ人警察がとても強い。冷静に、ゆっくりと、けど実はものすごいスピードで展開する
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.4

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欲しいのは愛よりも敬意を払ってもらうこと。単純な愛に落ち着かずインドの伝統を残した描き方に好感が持てた。
最後にフランス人を、お互いに通じている英語では「Thank You」のみで振るのは見事。
イン
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

決してOSと人間の愛を、OSだからという点に拘らず描いたところが良い。常に存在するのは二者間の“愛”の問題であり、OSだろうと人間だろうとそれは変わらない。サマンサと別れるきっかけは
彼女が付き合って
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

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マスタービルダーは、かつての啓蒙主義者やインテリゲンツィアのような気風がある。自由な発想を好むがマニュアル通りに働く一般的な人々を軽んじている。ひたすらザ・スペシャルことメシアを待つ姿は何とも皮肉だ。>>続きを読む

トランスフォーマー(2007年製作の映画)

3.9

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キューブは核の比喩?
へたれ主人公の成長が気持ちよかった、特にお前も兵士だと言われるあたり
犠牲なくして勝利なし、アメリカ人の理想がダイレクトに表現されてる。国防長官がライフルぶっ放すとことか特に。
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ベイマックス(2014年製作の映画)

4.7

溢れる日本へのオマージュ、そして“作り手”全ての夢を叶えるような世界観。未来的な建築・理論の中に、伝統的な建築・理論を残すそのバランスが天才的。
宮崎駿が自然を世界化するのであれば、ジョン・ラセターは
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.8

弱いから弱さを受け入れられる。そして人は皆弱い。弱さを共有できるような場所をいつも求めてると思う。自分が寮での共同生活や毎週の教会をやめないのは、そういう弱さを持った人間だからなのかもしれない、と思っ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

5.0

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世の中で一番信用してはいけないのは女とマスコミ。けど一番敵にしてはいけないのも女とマスコミ。
この映画は男が作った映画だ。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.0

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ショーンコネリーが良い奴過ぎて死ぬ瞬間が悔しすぎる。
最後の「一杯やるよ」が良い。
デニーロはキャラがはまってる。ケヴィンコスナーも含め、堂々とグロテスクなことをやってのけるから、狂気を感じる…

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

広能には是非とも山守を討って欲しかった…
北大路欣也の演技の素晴らしさが今回も光っていた。そして市岡は笑えるほど強すぎる…

フューリー(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

マシーン!が印象的
基本的に狭い画角のレンズを使って撮影し、戦車という感じを表現するあたりはとても良い。最後の引きの絵が印象的に映える。
ドイツ女のところがいらなかった。ピアノ弾いて愛のあるセックスだ
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マルサの女(1987年製作の映画)

4.2

元祖・ダメよ〜ダメダメ!
やる側もやられる側もプロ。津川雅彦は昔からキレキャラ。

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「間尺に合わん仕事したのぉ…」とつぶやくほど働いた広能・武田が「ヤクザでええめみられるんは親分だけ」とほざかれる。だがそれにキレながらも堪える広能の台詞が素晴らしい。
「もうわしらの時代は終いでえ。こ
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紙の月(2014年製作の映画)

2.5

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キリスト教が労働を否定しているかのごとき言い草。ただ仕事をたいした意欲を持たずに始めてしまった馬鹿女が招いた阿呆話だろうが。小林聡美が相席になったときに言ってるように、「なんであなたこの仕事に就いたの>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.4

ようやく仁義なき戦いというタイトルの意味がはっきりしてきた。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

5.0

千葉真一と梶芽衣子の怪演、日本のデニーロ北大路欣也。

10人の泥棒たち(2012年製作の映画)

4.7

オーシャンズのパクリと言われようと何だろうと、僕はこの映画が好き。アジアらしくてとても良い。

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.9

クロフォード主任捜査官が一番怪しくて一番怖い

NO(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ビンテージカメラで撮られるどこか懐かしい映像がとても気に入った。左翼の語る言葉の厚みの無さがとても印象的。理性を超えて感情が全てを動かす、それを証明してるかのような映画。一番最後の、新しいドラマの俳優>>続きを読む

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

非常に前向きな映画だと思った。色々境遇は最悪だけどそこには光がある、真っ暗なわけじゃない。このことが凄く前向きだと思うし、最後の朝日のようにこの映画の終わりはとてもすっきりしている。カレーからSEXま>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

5.0

撮り方を始め全てにおいて、この時代に対するイーストウッドの敬意が溢れている。ジャージーボーイズ、このタイトルが全てでは無いだろうか。どこまで大人になろうとも戻りたいと思う故郷、それこそがこの映画の一本>>続きを読む

レオン(1994年製作の映画)

3.8

テンポ最高、換気扇のところでの会話がステキ、レオン強すぎ

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.0

殺すという行為のもとには正義も良心も復讐という建前も全て無だ。気持ち良く描けている。