心に傷を負った者達のふれあいと成長を描く。
一見、保護施設入所の子供達の事や新入りネイトの話のように思えるが、徐々にケアマネージャーのグレイスに的が絞られて行き新入所ジェイデンに同化していく流れが意外でありながら感情移入した。
特にジェイデンが語る童話の部分は心の闇が垣間見えてゾッとしたのは私だけか？
人間は持ちつ持たれつ、ケアをしている側もケアされていたりする。私達の日常も同様で、常に世の中の道理は互いに影響し支え合うものだと言っているように感じた。
ケアをしながらもがき苦しむグレイスを熱演したブリー・ラーソンが素晴らしい。
ケイトリン・デヴァーのひねくれ娘も上手かった。
心の傷は消えなくとも優しく癒される暖かさが余韻となる佳作。
良かった。
監督 デスティン・ダニエル・クレットン
キャスト
ブリー・ラーソン
ジョン・ギャラガー・Jr.
ケイトリン・デヴァー
ラミ・マレック
ラキース・スタンフィールド
ケヴィン・エルナンデス
アレックス・キャロウェイ
フランツ・ターナー
ステファニー・ベアトリス
ディアナ・マリア・リバ
