fukaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

プロメア(2019年製作の映画)

4.2

記録
澤野弘之〜〜〜!
勢いと色彩で乗り切ってる感じが潔くて好き
この映画を観た日が京アニの日だった

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

邦題につられて想像していた内容に期待し過ぎてしまった…原題はThe Angelなのね、めっちゃぴったりなタイトルじゃん…

とにかく彼が何を考えているのかわからないし、やばいことを息をするかの如くやら
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.9

ジョンとルパート、2人の孤独がヒリヒリと伝わってきて辛かった。

たしかに、ジョンに心から寄り添ったり彼のことを理解しようとする人は少なかったかもしれない、彼を孤独に、死に追い込んだのは無神経な周りの
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.6

重いというか歪んだ行き場のない愛、閉塞的で狂気的な愛、そしてそれに振り回される人たち…
めちゃくちゃハラハラするわけでもないけどどこか気持ち悪い感じ…
うーん集中してみれなかったから微妙な感じで終わっ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.6

結局人生は死ぬまでの暇つぶしなんだよなぁと改めて感じた、どこまでいっても人はひとりだし孤独で、でもそのままだと寂しくて惨めで空っぽで暇をやり過ごせないから、お金とか人との繋がりとか社会的地位とか映画み>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

正直最初の方は(みんな発情期かよ…)って思ったしカウボーイという設定上うまく感情移入できるか心配だったけどそのあとの展開と俳優陣の演技が良すぎて吸い込まれた。

ジャックが何度も一緒になろうって持ちか
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.7

ポスター見てほっこり涙系かと思ったら全然違かった…
制作陣や出演者の責任感、本気さがめちゃくちゃ見えた

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.9

静謐さの中から感情が伝わってくる新鮮な映画だった。
ゴーストが妻を見守る温かい映画かと思いきや、ゴーストが1人取り残され、孤独の中を彷徨う寂しい物語で虚しかった。
序盤で夫婦の様子をみたときは特に何も
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

期待値が高かったかも…なんとなく消化不良な感じ
黒人、貧困、ゲイを描くのではなくシャロンという1人の人間を丁寧に描いているのはとても良かった。
みていて辛い時もあったけど、自分のずっと変わらない部分も
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.5

あり得そうな近未来を誇張して描いているから面白いしゾッとするけど、色々と中途半端な描写が多いのが気になった。
PSYCHO-PASSみたいに個人のデータが全て中央に集められるのも怖いけど、こうやって民
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

胸糞悪い最悪全員同じ死に方をしろと思ったけど、大自然の雪の脅威に晒され、都会の私たちよりも遥かに選択できることの範囲が狭く、閉鎖的で娯楽も少なく、生きるにはあまりに厳しすぎるこの環境、歴史を鑑みると何>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.1

師匠であり父であり友であるアルフレードの愛が大きかった。見送りとラストのシーンがめちゃくちゃいい。映画が詰まってた。

彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.7

言動や演出に違和感を感じてしまって感情移入できなかった…
でも家族に焦点を当てたトランスジェンダーの映画という点では新鮮だった。今まで観た映画では家族のストーリーもあるとはいえ中心となるのは恋人だった
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

5.0

カフェでフレッドが怒るシーン、泣いてしまった。愛する人のために怒れるなんて素敵だ。2人ともキュートで本当にかっこいい。

性別とか見た目とか社会的な価値観を超えて愛したい人をただ愛すればいいのに、その
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.9

キーンのしたことは最低だけど、彼の喋りのうまさや人を惹きつける力がなければ彼女の絵がここまで世の中に知られることもなかったのかもなぁ

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.8

なんか歯がゆい気分、観るタイミングは今じゃなかったかもしれない。

小作人の共同体が解体され都市に投げ出されホームレスのような生活を送っている姿、働かない者には人権がない都市の生活、欲にまみれた人間、
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架空OL日記(2020年製作の映画)

3.0

うーんわかるけどそんなに共感できなかった。人の悪口があまり好きじゃない
シュールな笑いはよかった

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.4

あらすじはまあまあだけどとにかく映像が美しい。詩的。
詩や小説が目の前で生き生きと輝いているようで、余すことなく圧巻の描写だった(特に光、目の前に本当に光が瞬いているかのようだった)。でもだからこそ物
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.7

恋愛に至るまでの心情描写にいまいち説得力がないというか共感できない感じがあった。あとこれはどうしようもないけど少し生理的に苦手かも…

世界観がディズニーのアトラクションのようでファンタジーとしては王
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.6

少年兵たちや軍曹の心情描写が痛切でみていて辛かった。
まだ幼い彼らが死と隣り合わせの恐怖の中で、ただドイツ人だからというだけで他人の罪を背負わされて、劣悪な環境の中で、毎日任務に取り組まなければいけな
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ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.6

たくさんの人の命を奪い踏みにじり、その上私たちの歴史や文化、美術まで奪い自分のものにしようとする(挙げ句の果てには自分が死んだら全部破壊しろとまで言う)おぞましさと傲慢さに腹が立つ。

当時は上層部か
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ターシャ・テューダー 静かな水の物語(2017年製作の映画)

4.2

今の生活を天国のようだと言っていたのが印象的だった。自分の納得のいく道を選択し続け、幸福を感じながら自分の人生を歩んできた彼女の言葉には重みがある。
まるで絵本を眺めているかのような美しさと穏やかさ、
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

ミステリーの要素もありハラハラするし、コミカルでテンポも良くて愉快だし、感動する人間模様も散りばめられているし、盛りだくさん。
小学校の図書館にある児童書を読んだときのワクワク感や少し浮世離れしたファ
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.8

ニコラの魔性の男感が溢れていて、恋敵となった2人が嫉妬し葛藤しマウントを取り合い翻弄される姿が生々しくて魅力的だった。ものすごく共感したり刺さったりはしないんだけど、センスがよくて独特な映像とテンポが>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.6

どんなこともすべて音楽に昇華できるの素敵だな。周りにどう思われるか気にしない、後先考えない、思い立ったらすぐやる、足がもつれて躓くぐらいに全力で走っている姿が爽快だった。
ファッションもバンドの音楽も
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.5

「今日僕が死んだら?」
「明日私も死ぬわ」

思春期と更年期がぶつかってる感じでお互いずっとイライラして怒鳴ってるからみていてしんどい部分もある。けどお互いに愛しているのに不器用で伝わらなくて、衝突し
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ある少年の告白(2018年製作の映画)

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"矯正"ってなんて思いやりのなく傲慢なことなんだろうと思った。同性愛に間違いだとか悪だというレッテルを貼ることで(宗教の教えもあるから難しい問題だけど)不当に儲けている人たちがいるのも怖すぎる。しかも>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.9

テンポが良くて軽快ながらも友情、恋愛、家族愛、進学の悩みなどが等身大で盛り込まれていて密度が濃く感じた。
特にクリスティンと母の関係については共感できるポイントがうまく抑えられて描写されていて、どちら
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.4

かなり好き。
ここはどういうこと?ってモヤモヤが残る部分もあるけど、流れるものではないという彼らにとっての"時"を、主人公を通して少し体感することができたのは知的好奇心をくすぐられる経験だった。

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

2人の距離がグッと縮まる中盤ぐらいまでうまく物語にのめり込めなくて心配だったけど、関係性が変化していくときの1秒1秒が長く感じる緊張感とか、エリオが無邪気に心を開いていく変化とか、男性らしく余裕のある>>続きを読む