fukaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

メッセージ(2016年製作の映画)

4.4

かなり好き。
ここはどういうこと?ってモヤモヤが残る部分もあるけど、流れるものではないという彼らにとっての"時"を、主人公を通して少し体感することができたのは知的好奇心をくすぐられる経験だった。

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

5.0

2人の距離がグッと縮まる中盤ぐらいまでうまく物語にのめり込めなくて心配だったけど、関係性が変化していくときの1秒1秒が長く感じる緊張感とか、エリオが無邪気に心を開いていく変化とか、男性らしく余裕のある>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

5.0

手術後のリリーの"あなたが描く私の姿に少しずつ近づく"と"I am entirely myself"と"これほどの愛に私は値しない"という言葉が全てを表していた。

アイナーに夫/男性でいてほしいと願
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.8

その人のすべてを愛し、受け入れ、支えるということはこういうことなのだなと思った。生半可ではない。
本人だけでなく周りの人もいつ終わるかわからない恐怖を抱え、悲しみ、希望を持ってはまた失望し、それを果て
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

3.5

認知症になって最期の方は私たちのこと覚えてるかどうかも定かではなかったじーじのことを思い出した。
切ないけれど人と人との繋がりや関係性が、音楽が、変化が、美しくて丁寧で良かった。

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

3.8

最後にジェームズが淡々と語るシーンがよかった。
イヴにとっては歌が世界の全てで唯一の救いなのはたしかにそうだけど、彼女のことを救世主と呼んだジェームズこそ、彼女を大きく救い背中を押したんだろうなと思っ
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.9

2人がなぜ惹かれあったのかよくわからないし細かい穴も多いので完璧ないい映画だとは言えないけど、テーマや設定が独特で好きにならざるを得ない映画だった。

障がい者を取り上げた番組を見た時とかにもし視覚が
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.0

登場人物に共感できず応援もできず人としての深みや思想のようなものを感じることもなく、行動が軽薄で(よく言えばフッ軽)全体的に味の薄い映画だった。取り柄は主人公2人のビジュアルがいいことくらい。
でもN
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

余命を宣告され、人生の最期にやりたいことリストをつくり、達成していくというストーリーは王道な感じで、ある意味安心してみることができた。
家族に囲まれているか否か、見舞いに訪れ想ってくれる人がいるか否か
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.8

経済的に恵まれた生活を送りながらも、自分が子どもを産むための道具のように扱われ、空っぽで虚しい違和感を抱えているハンターにとって、唯一生きている実感を持てるような、自分が何かを成し遂げたような快感を得>>続きを読む

顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.0

素敵な作品
作品が完成したときの人々の反応が生き生きとしていて、芸術の悦びを静かに感じさせてくれる。
2人の相性がいい。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.8

彼女の生き方が現実的ではないからこそ清々しくて憧れる。
主人公と弟が真反対のように見えてどこか似ているのがよかった。強くて弱い。
森山未來と出会ってからの2人の想い合いがとてもかわいらしかった。ただの
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

4.3

エディの演技にただただ脱帽
ジェーンが動きの鈍くなった彼の姿を見た時からずっと覚悟を決め支え続けてきたこと、それでもやはり支えきれないところがあり夫婦ではなくなったものの今も良き友人であること。スティ
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メメント(2000年製作の映画)

3.8

もう一回見た方が良さそう
巻き戻し形式の構成に慣れるまで置いていかれてしまってよくわからなかった、最後の方でうっすらと点と点がつながった感じ。
考えた人すごいな
主人公が自分の記憶を書き換えている様子
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.7

最強な2人組
あまり感情移入はできないけど全体的にサクッと見れるし軽快でよかった。
桃子もイチゴも最高にかわいいしマインドがかっこいいから心の中に2人を住まわせておきたい。
あと土屋アンナがイチゴにハ
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

5.0

美しかった。
不器用な2人が段々とお互いになくてはならない存在となり、言葉ではうまく伝えられないけどそれでも思いやり愛し合っている様子がヒリヒリと伝わってきて、暖かく、そして切なかった。
冷たく暗かっ
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

最初の方わかりにくくてついていけるか心配だったけどだんだんわかってくるから大丈夫だった。
あの場では有罪になったものの、後の人々が判事の間違いを認めてくれたり、7人(8人)の行動の意義を認めてくれたり
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.8

自分の得意を生かして淡々と計画を進めるアンディーがかっこよすぎる
悠々と外へ羽ばたいて行った2人のこれからが楽しみ
すっきりするし感動するし励まされるとてもいい映画だった

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

2人の友情が爽快
自分を卑下するモリーに「私の親友の悪口は許さない」って言うエミリー最高だし、パーティー前に2人でお互いを褒めまくるシーンも最高、めちゃくちゃ好き
性の話や同性愛の話をあっけらかんと話
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.6

映像が綺麗だった。
主人公もう少しちゃんとして欲しいなとか思ったけど自分の身一つで宇宙空間での事故と戦わないといけないってなったらそりゃこのぐらいパニックになるよな…宇宙ゴミ怖すぎる
ストーリーはシン
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.3

長かった…
最後の方漫画家がどんどん犯人に近づいていく様子はよかった

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

4.2

スーお母さんが素敵すぎる。
"世界には人が溢れている。子どもを産んで世界が良くなる?不運な子どもを助けた方が意義がある。"
流れが唐突だったりして少し違和感の残る部分もあるけど最後の方のシーンで全て持
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二重生活(2016年製作の映画)

3.9

好きな感じの映画だった。
珠とたくやの関係についてはもう少し描かれても良かったのではと感じたけど、たくやや教授との関係、人間性をより表すために要所要所に一瞬挟まれた「尾行」のシーンが効果的に機能してい
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.8

最初の方集中してなかったからか理解が追いついてなくて見終わった後もいまいちよくわかってない、けど全体的に深緑や黒の落ち着いた色で渋くまとまった画面の世界観はかっこよかった
あと2人が助けに行くシーン、
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コロニア(2015年製作の映画)

4.3

実話なのやばすぎる…
恋人を救うためにコロニアに単身乗り込んだ主人公と、いかれたふりをして内部の情報を探った恋人の勇敢さ、賢さ、忍耐強さ、結託が本当にすごかった
周りが全員敵で味方がウルセルと機長しか
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.7

山田くんが淡々としてて良い。
sumireさんの謎めいた美しさが存分に発揮されてる。

全員が歪な感じで進んでいく思春期の物語はどこか既視感があって唸るような驚きはなかったけど無難に好きな感じだった。
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.2

障害者/健常者、白人/黒人、富裕/貧困、老人/若者といった分断を軽々と超える2人の姿が見ていて爽快だった。
音楽もとてもいい。温かい気持ちになる。

渇き。(2013年製作の映画)

3.0

倫理観狂ってる人とか暴力ばかりで気分悪くなるからあまり好きじゃなかった。そういう狂っててはちゃめちゃな感じが好きな人には合いそう。
どうしようもなく惹きつけられてしまう小松菜奈の美しさでなんとか画面が
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パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.5

こういう終わり方初めてだったからラストは驚いたし新鮮だった。でも途中までの微妙に感情移入できない感じが残念だった。若干空回りしてる感じと変な違和感からの実は死んでました展開だったから他の人の動きとかを>>続きを読む

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.8

ちょっと難しかった、とんとん進んで行っちゃうから世界史ちゃんとやっとけばよかった〜となった。
とりまキリストの末裔を見つけてキリストが人間だったことを証明したい人達vsキリストの神性を守りたい・信じた
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

3.8

伊坂幸太郎が好きだから映画となるとどうなんだろう…と思ったけど俳優陣が実力派なだけあって一本の映画としてちゃんと成り立ってたと思う
ただ、原作だとキャラクターの外見が明確じゃないから名前をすり替えるト
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湿地(2006年製作の映画)

4.0

点がつながってあ〜なるほどとなる
アイスランドの暗くて沈んだ風景とこの話がマッチしていてよかった
最初の方の印象が薄くて巻き戻してしまった、配信で見た方が腑に落ちそう。めっちゃ新鮮な驚きは特になかった
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.2

パリにめちゃくちゃ行きたくなった。
パリの街並みや衣装や音楽が美しかった。
どの時代の人も隣の芝(輝いていた過去の時代)は青く感じるものなのかなと思ったし、それがわかってからさっさと前を向いて行動する
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ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション(2015年製作の映画)

3.6

ツッコミどころは色々あるがとりあえず綺麗に完結して良かった。ド派手な演出頼りだった感は否めないけど登場人物それぞれの思惑とか規模のデカさを考えると仕方ないのかなぁ。正直一作目が一番面白かった。3.4あ>>続きを読む