あささんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

3.3

アキ・カウリスマキって兄弟も監督やってたんだと思い、なんとなく見てみた。

フィンランドの死すら感じる大自然が心地いいけど、驚きはない。そもそも普段映画に驚きとか感動やドラマを求めすぎているとは思った
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

さぞ良いのだろうと思って見に行ったのに良かった。

施設である人が揶揄われる場面で、三上に笑うな笑うなと唱えてしまう。笑わなければこの人は社会で生きていけないのに。社会の大半がそういう同調圧力とか、上
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ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

3.5

轢き殺された猿は笑っちまった……捲し立てる高畑充希さすがにすげえ。ラストで地震が巻き起こりましたが故、最後のオチが分からずじまいでモヤモヤしてるので、悔しいけどまた見返すでしょう。

これが福田雄一の
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ローラ(1961年製作の映画)

3.9

1時間30分以上あるように感じた。退屈な感覚ではなく。洗練されているってこういうことかって。美。修行を積んでいたとはいえ、これが処女作…。

ジャック・ドゥミ作品は『ロシュフォール』『シェルブール』し
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

-

自分がとてつもなく幼稚に思えた。何でだろう。5周くらい回って最近フェミニズムが分からなくなってきた。エル・ファニングをどこで見てもエル・ファニングだと思って見てしまう自分の感覚も嫌い。

と思ってた前
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.5

ケイシー・アフレックのモゴモゴした喋り嫌いになれん。わたしたちはどうしてルパン3世的な男を嫌いになれないのか。

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

3.3

オススメされたけどハマらんな〜。山内マリコさんの短編読んで良いなあ〜と思ってたけど、映像化されるとなんともクサイ。監督の色でもあるんだろうけど。俳優豪華だけどインディーズっぽい(インディーズへの悪口で>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

4.0

映画館で見れてよかった。家で見たら間違いなく目を逸らして訳わかんなくなる。しかしどのシーンも噂通りお洒落〜であった。ボウリング場で踊るレイラがあまりにも良い。

正直、抑え込み引き摺り込み恐喝する人間
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

時代の変遷とともに映像の質感、画角が変化していくの見てて楽しかった。ぶち込まれる視点ショットも。

綾野剛が初っ端から最後まで非常に良い役であった。これから公開する『素晴らしき世界』の前にこれを見ると
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ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

3.4

あれ〜なんか刺さらないな〜?と思って見てたら終わってた。たぶん片時も目を離してはいけないコンテンツをぼーっと見てしまった。閉じ込めてくれよ私を映画館に。時が来たらちゃんと向き合い直す。

9世紀っても
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.8

ウルフウォーカーから3部作に興味持っちゃうよね。セルキーの神話聞いたことなかったな。アイルランド色が強いのかと思って来たら、こっちはスコットランドやアイスランドでもある伝承なんだね。
あまりにも衝撃的
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

5.0

この映画と恋に落ちた。3部作の最後らしいのでこれまでのも絶対にみる…。

イングランドとアイルランド。人間と狼。大人と子ども。護国卿と平民。全部繋がってる。ひとときも目を離せない。子どもが主人公だと大
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.6

前半、雑巾を絞るように心臓をぎゅっとされた心地で劇場を出たくて仕方なくて。後半頭を掻きむしりながら劇場を出たくて仕方なくて。苦しい〜と思いながらも、最後にはあ〜良いもん見たなと思った。

発展しなけれ
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37セカンズ(2019年製作の映画)

3.7

2020年に見れなかった映画。最後の最後に大東駿介に気づく。
初長編でこれだけ注目を集めるのすごいよなと思いつつ、良さも分かるけど自分のなかでの衝撃はそこそこ。(自分の感性がほんとうに心配になってきた
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

普通に良かった。中身が大事、でも見た目も結局その人を構成するデカすぎる要素。ロマンチックだけどリアル。
そこ?って感じではあるけど、チェコの街並みを見てなんか涙出ちゃった。論点違うだろとは思うけど、映
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ブレグジット EU離脱(2019年製作の映画)

3.8

ずっと見たかったの、ようやく見たけど3年も前の作品になってた…そして投票は6年も前!時の流れが…。

Dominic Cummingsを調べたらNo10を20年の11月頃に離れていたのね。
"take
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8 Mile(2002年製作の映画)

3.9

ラップ普段聴かないし、そこまで楽しめないのかな〜と思いながら観たら中盤から後半にかけてどんどん引き込まれた。まじで良い音響で見たかった無理。

怒りのパワーを音楽に昇華して、語彙力もキレも求められるし
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

3.9

ヤダ〜面白かった!"Stranger Things"でイレブンを演じるミリー・ボビー・ブラウン主演。シャーロックの妹 エノーラ・ホームズの物語。
BBC版でも妹ユーラスが出てくるし、ホームズ家にほんと
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

4.0

映画館に行かなかったことを後悔する映画がまたひとつ…。よかったなあ……。萩上監督って『かもめ食堂』撮った人なんだ…!

いじめっ子たちがそのまま大人になって、カイくんのお母さんや病院の看護婦さんみたい
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夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者(2021年製作の映画)

4.0

ふらりと見に行った。劇場版をはじめてみにいったけど、やっぱり良いなあ。
どうしてこんなに美しい物語を毎話紡げるのかと考えたら自然と涙が出てた。大好きな作品。

永い言い訳(2016年製作の映画)

-

『すばらしき世界』を見る前に西川美和監督作品を見たくて。

真平くんがお父さんに放った冷たいことばも、トラックを運転するお父さんの気持ちもどちらも汲み取れてしまうから映画ってずるい。どちらの気持ちもわ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.7

綺麗だったな〜。各所の目線が良い。全体的にクオリティが高かった。『真夜中の〜』見てから地味に気になっていた行定監督。

コトンと灰皿を置いて、窓から差し込む陽の光にあたる恭一を見たらもう、どうしてこう
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.8

原作も邦画も未読未視聴。流石に泣いてしまいました。アニメーション、本当に綺麗だった。ジョゼの描く絵がもう好き。いい女自覚のある舞ちゃんがわざとああいう態度を取るのがどうしても腹立ってはしまうけど。

キャッツ(2019年製作の映画)

3.8

酷評の嵐だったけど、そんなに悪くなかったのでは…と思いました。ただお家で見てしまったがゆえダレた。
がっつりミュージカル映画だったから、ミュージカルの良さはかなり出てる印象だったけど、元見たことないか
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銀魂 THE FINAL(2021年製作の映画)

3.8

銀魂が終わってしまった…という喪失感がすごくて。前作までの劇場版は8回とか見に行ってたけど、これは今までみたいに何度も行きたくても何とも。

ここまでの難し〜いあらすじを序盤でわかりやすくしてくれてる
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.9

「服装倒錯者」ドラァグではなく「ドラッグクイーン」。今だとあんまり好ましくない表現が見えて逆に新鮮。

キウェテル・イジョフォーの見事なパフォーマンスを見るだけでも価値がある。最高〜。超有名なミュージ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

-

初アキ・カウリスマキだったのに、ながら見しすぎて、ほぼ脳に入ってこなかった。こういうとき映画館とか、そういう何かしらの空間に金払いたくなる。

ほんとにセリフも表情も最低限。感情移入よりdetachm
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

同じ部屋で後ろからぎゅっと抱きしめられて、「ちがうから」って出てしまう。逃げたい。
『勝手にふるえてろ』の方が拗らせてたけど、こっちの方が見てて堪えた。キツ〜。

のんと橋本愛を見るとエモくてそれだけ
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

ま〜評価たかいなと思ってはいましたけども。これは私の映画か?て思うほど大共感でしかなかった。

「好きとか嫌いより、自然なことが大事かなあって」わかる、わかるよ。でもコンバース履きしめてガンダするのク
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ショーン・メンデス ありのままの魅力(2020年製作の映画)

3.3

実はあんまり聴いてこなかったショーン・メンデス。こんなに心から歌が好きで、仕事が好きなひとって見てて眩しい。
喉を潰してツアーがキャンセルになった話、自分がそのチケットを握りしめていたら会えない/見れ
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.8

声出して笑っちゃった。これが2020年の見納めになるのか(涙)タイトルだけは聞いたことがあったけど、こんなお話だったのね。

クリス・コロンバスって結構安心して見れるというかなんというか。今見ると女装
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

スキャンダラスなイメージがまとわりついてて見る気があまり起きなかったのだけど、作品としては結構好き。着飾った感じはあれど。『ミッドナイト・イン・パリ』しかり、この人雨好きだな。

舞台がスマホ社会なの
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エサ(2015年製作の映画)

3.7

時々見かけていたこのイメージ画像。たった4分で衝撃作とは、と思ってたけどこりゃ何とも…。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

-

普通に面白かった。コンタクトのアイシティは40周年らしいのであの看板はミスじゃないのか否か。80年代にキャッキャするクリスパインがいい感じに中身おじいちゃんに見えて可愛かった。

アリアナ・グランデ excuse me, i love you(2020年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリーじゃなくてツアーDVDって感じ。(DVDじゃないけど)海外のライブ映像ってなかなかお目にかからないから楽しかった。ダンサーさんが全身セクシー。彼女のライブ行ったことなかったけど、画面越>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.4

"Hey. Good luck, son."
GOOD WILL HUNTING ってタイトル、そのまま"優しさを探している"ニュアンスで捉えてたけど、なるほど見たあとではまた二重に面白い。

ここ最
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