レザーフェイスさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃお見事。分断を見事に表している。
振り返ることのない2人は今も続いている現状である。

落葉(1966年製作の映画)

3.9

男になって行く青年。
どこか覚えのある成長の痛み。20代で見たい作品。
偶然性を軽く収めるところが見事。軽やか。
フィクションを結ぶドキュメンタリー。

四月(1962年製作の映画)

3.7

音と身体。
省略される時間。ダイナミズムに溢れる。

ドミノ(2023年製作の映画)

3.7

ちょうど良い感じ。ちょうどいい裏切られ方。
ノーランみたいな鼻に付くことなく、どストレートなロドリゲス。

烈火青春 4Kレストア版ディレクターズカット(1982年製作の映画)

3.8

これまで見てきた映画の中でも謎展開としてトップクラス。
B以下の映画にもなり得そうだが、モンタージュが面白いのとショットの力が強い。
ゴダール影響が強い気がする。

ガザ攻撃 2014年夏(2015年製作の映画)

-

複雑な問題と終わることのない戦争。
抵抗することの権利

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.6

緩急がめちゃくちゃ上手い。
B級の鑑と言って良い要素のバランスの良さ

ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション(2003年製作の映画)

3.8

小ネタがすごい面白すぎるのに、美術館のシーンでハイカルチャーぶち込んでくる感じ面白い。

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.7

良い12チャン昼のロードショーを観た感じ。
成長物語と克服する物語の交差点がすごく良い。
3人を救えずとも1人を救える勇気。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.7

救いがテーマ。
予算のシュリンクは致し方ないが、シチリアという魅力的なロケーション。
ダコダファニングのナチュラルさが凄い。
ラストのカチコミは気持ちいい

あなたは、あたしといて幸せですか?(2016年製作の映画)

-

道路そのものに呼応する演劇。
あなたは、あたしといて幸せですか?

地に堕ちた愛(1984年製作の映画)

4.0

177分版を鑑賞。
永遠を感じさせる映画。文字で示される時間の経過。
見事なカメラワークとショット。
この場所しかないと思わせるロケーション
愛の悲劇でありながら、突然飲み込まれって行ってラストには全
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ショッカー(1989年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

全てが詰め込まれてる素晴らしい作品。
王道と謎メタ展開が全く飽きない。
最後は映画の中で、さらにメディアになる主人公とピンカー。父と息子の物語というのも中々な設定。

白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.6

テンポが乗れないところが多く、90分でも長く感じてしまった。
作り込みは凄く良いところもある。ノンシャランな作風も嫌いではない。
何か掴みきれない感じがする。それも意図とも言えるがアナクロニズム過ぎる
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

4.0

ジョンウィリアムズだけど、武満風!!!
アルトマンが上手く同時代的なものをトレースしつつオリジナルさに溢れてる。
反射する自分のイメージを捉えきれない。
不満と渇望のせめぎ合い。
催眠のように揺れ鳴る
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

豪華なキャストとリッチな画はさすが。
ちょっとあざとくありゃーしませんか。

極道の妻(おんな)たち 情炎(2005年製作の映画)

3.8

黒澤満×仙頭が完全にムード作ってる。
撮影と殺陣が素晴らしい。

雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

3.9

イギリススリラーを想起させる謎映画。
この後、マッシュ撮るアルトマン。全く掴みどころがない。
ひたすら静かに狂気を増していく、完璧なイギリス系の道徳的な女が色欲に抗えなくなっていく。
働くこともない、
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スキンレスナイト ―デジタルレストア版―(1991年製作の映画)

4.0

都内は新宿しかやってないけど新宿で見る映画。
素晴らしい!どこか保坂和志の小説を想起する。
塀の上での使われ方が凄過ぎる。
69年には間に合わず。どこか浮ついた世の中に納得がいかないが、そこにも抗えな
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極道の妻(おんな)たち 死んで貰います(1999年製作の映画)

3.7

高島版の中で、頗るホンが良い。
脇も素晴らしい。斉藤慶子さんが圧倒的なハマり役。
キャスティングが抜群に良い作品。
川のファイト、大文字焼きとロケも気合いが入ってる。

戦慄の絆(1988年製作の映画)

3.6

ツインの習作。
体内への興味と機械との接合のエロス。クローネンバーグ魂。
セックスを介して崩れていくバランス

極道の妻(おんな)たち 地獄の道づれ(2001年製作の映画)

3.6

とよた真帆さんがめちゃくちゃ魅力的。
草刈さんの犬死にが虚しい。
落とし前つける高島礼子、板についた4作目。

キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る(2023年製作の映画)

-

天災から辿る日本のシャシンの歴史。
伝えるという熱量。
この後に国葬の日を観だんだが、そっちは本当にガッカリしてしまう。

国葬の日(2023年製作の映画)

-

ロフトのトークショーの映像のがよっぽど面白かった。
国葬の日に何が行われてるかというのをマスにした時点で、全てがボヤけてしまう気がする。
ドキュメンタリー過ぎる典型

燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

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スマホがあれば、真実を写せる。
世の中に対して正義を問う勇敢な女性たち

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.5

悪魔のいけにえも想起させる。
気の利いたストーリーにおけるツィステッドもある。
今後も期待。

バトルランナー(1987年製作の映画)

3.7

確実に日本漫画に影響を与えてる!!
意外と見てなかったシュワ映画。
ポストトゥルースの予感。
最初のアイルビーバック

君といつまでも(1995年製作の映画)

3.6

撮影監督が、黒の天使!!の加藤さん。
緩いがでも90年代の魔物を見たような。
この空気感と屋上のショットがズルい。
トモロヲさんらしいトモロヲ