原作既読。欲望をきっかけに日常を手放した男と、機械的に人を殺めていく殺し屋、事態を俯瞰する保安官の視点からなる物語。
あまりに乾いた空気感にドライアイの心配をした。ある種天災的なものまで感じさせるシ>>続きを読む
製作陣が大まかなプロットと印象的なコマ、大体のビジュアルイメージのみ把握して低予算で拵えた感がある。主役の伊藤英明サンの「ナニヤッテンダテメー」も相まって凄くテキトーな雰囲気が拭えず…エェ…ジョジョ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
原作のファンです。
良かったところ
・原作要素をコンパクトに纏めたストーリー:ガンツ特有の、高校生、ヤンキー、イイ女が不条理バトルに放り込まれるシークエンスを短く丁寧に活写。シリーズファン以外も入>>続きを読む
ボーンを物語に巻き込む過程が少し強引じゃない?彼の心情を置き去りにしすぎじゃない?などの理由から若干設定に緩さを感じたりするものの彼の復帰後の活躍と、死闘を終え去りゆく寂しげな背中を追うカットがとても>>続きを読む
前作はそこそこに楽しめたのだけど、今回はまぁ適当に纏まっていてはみ出し要素も少なく、なーんとも退屈な出来に。正直上映開始から70分くらいは睡魔と戦っていました。
目新しさのない観ていて恥ずかしくなる>>続きを読む
同じ原作者の『そこのみにて光り輝く』もかなり好きだけど、繰り返し観たいのはこの作品の方。社会の輪から外れ、自らをも肯定できない人物らを見つめる温かい視線、「何悩んでんだよっ」と背中を叩く優しいお節介。>>続きを読む
飛行機の乗客155人を救ったパイロットの物語を、抑えた演技とドライな演出で魅せた一作。どこまでスターになっても役に定着するトム・ハンクスが今回もパーフェクト。細やかな演技で不安や緊張を表す彼の佇まいに>>続きを読む
スティーブン・スピルバーグ監督作。巨人と彼が孤児院から連れ出した女の子の物語。特に目新しい表現とか、ビジュアルとかはないのに二人の心が通っていく描写には涙が滲んだ。荒唐無稽に見え、非常に丁寧な映画だと>>続きを読む
期待以上でびっくり。上映後面白かった!これは面白い映画だ!と声を大にして言いたくなった。少し時間が経って観賞熱が下がっても、邦画の一定水準を超えてくるレベルの快作だ!と言い切れる。
個人的に一番良か>>続きを読む
あまりに一部界隈で騒がれているのでどんなものか気になって鑑賞。ドラマ版も予習として観、結果としてなかなかに盛り上がった
ストーリー説明の手際の悪さ、いいとこで長ったらしく流れ続ける回想シーンに台詞選>>続きを読む
登場人物らの行動ががっつり制限されてるので、移動シーン含めみんなお行儀良くしておりずーっとのろのろしたテンポで話が進む。真ヴィラン側もヘリ落とす以外はまともに奇襲のひとつも仕掛けて来ず退屈。映>>続きを読む
胸躍るスカッとアクションが観たいならこれがオススメ。とんでもなくラリッたアクションが連続で見られるし、さりげに今回は『ヘルボーイ』的シリアス要素もある。オチの一言で惚れこんでしまった。
しかしミーガン>>続きを読む
死者の脳から情報を得て操作する科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」でのあれこれ。劇中、なんでそんな重要な情報を共有しておかない?とか、そんなぬるいカット絶対要らない…みたいなことを考えながら2時>>続きを読む
ジャングルで多様な生物と交流しながら生きる少年の物語を生かすために作り込まれた、動物の描写へのこだわりが凄い。ぬめぬめフワフワの質感以上に大小生物らの動くスピード、仕草をアニメ的な動作と折衷した表現が>>続きを読む
『ワナオトコ』の続編。家に罠をしかけまくる変態マンは快楽殺人鬼だった!のっけから謎のクラブでの残虐描写があり、以降延々血塗れな画が続く。前作からの主人公の再登板、ショートながら安く感じさせないキャラク>>続きを読む
Blu-rayで鑑賞。人間と吸血鬼、ゾンビが共存する世界に宇宙人が攻めてきた!コメディだけど笑いのタイプで言えば「脱力系」の類。どかーん!という爆笑シーンより、どこか寒々し~い下品なやりとりを聞いて失>>続きを読む
そこまでガンダム好きでもない自分がちょっと度肝を抜かれた一本。
ヒリヒリと心臓を撫でるようなドライな暴力と、陽気さすら不気味に響くJAZZが絡んだ戦闘シーンが印象強い、ガンダム作品の中でも異様な熱量>>続きを読む
悪く感じたところが多かったというのが一番の印象。古臭いアクションのキメ画に、敵キャラ軍団が揃い踏んだ時の寒々しいショット。ディザスター的場面も食傷気味だし(クイックシルバーのシーンが楽しかったくらいで>>続きを読む
8ビットゲームのドットエイリアンが地球を襲う!という、予告の内容から一歩もぶれない106分。地球をゲームルールに則って破壊していく様はなかなか見応えがあり、ラストの「これこれ!」なバトルも楽しい。ただ>>続きを読む
旅行中の聾唖の女性が監禁され、レイプされた挙句に殺されてしまう悲劇に憑依系のホラーが融合。鬼畜男共に容赦ないリベンジが開始される!ハードゴア極まったスラッシャーが体感できる。お話の方はと言えば被害女性>>続きを読む
上司の支援を得ながら、手段を選ばず悪を絶やさんとする警官の姿に惚れ惚れ。主演のキアヌ・リーブスの動・静の演技が巧みで見入ってしまう。そしてその役に滲み出る、キアヌのどこか優しげな雰囲気が作品に大きく響>>続きを読む
古代エジプトを舞台に、コソ泥と堕とされた神が駆ける冒険譚。全体から受ける印象は軽いし、他の創作物で観たことあるようなクリーチャー・兵器デザインも多い。ただ、これらが100%つまんないかと言えば別問題。>>続きを読む
汚職警官もの、と言い切るとネタバレになる内容。
ラストのケリのつけ方によってはオールタイムベスト入りもあり得るかも!と興奮して観てたけどそういう外連味、爽快感からは意図的に外しており、そこは少し残念>>続きを読む
みんな大好きイーライ・ロスの拷問映画はもう一本あったのか――――ッッ!!!な感じで観るとやや肩透かしを喰うかもしれない。が十分に面白い一本。R18。
海外旅行中の若者ら(男三人組)が綺麗なお姉さんら>>続きを読む
まだ上映が続いていたので劇場にて鑑賞。
鑑賞後の「とんでもないものを観てしまったのでは…?」感は今年ベスト級。ただ、目にし感銘を受けたそれもタイトル通りの偽造かもしれず、本来の監督の思惑は全く違うと>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
※Yahoo!映画に投稿した自分のレビューとほぼ同じ内容です。
シリーズにおけるゴジラの「災害的」な部分をクローズアップ、ディフォルメし、幾度となく戦災・震災を乗り越えてきた日本という国に立たせた庵>>続きを読む
宇宙探査の物語。少しずつ提示されていた点が線になり、物語の全容を見せてくるところで号泣。劇場で観た時には「Stay!!」のシーンで頭が痛くなるほど泣いた。
人類の居住が不可能となりつつある近未来の地>>続きを読む
ミュージックビデオで名を馳せたジョセフ・カーン監督(AKB48のMVも手掛けた)の映画作品。大体全編バイクレース、ビールとビキニのお姉さんで構成されており、海外のMVらしい引っ張り要素がてんこ盛り。>>続きを読む
話としてはそこそこに下らなくまとまるような物語を、カット一切なし(にみえる)映像と、情報を微妙に曇らせる不確定的な要素で味付けした一本。結果として妙にクールでテンポの良いコメディとして完成しており、た>>続きを読む
全くもって怖くない。
ホラーのタイプとして、妙に生あったかい家庭ドラマ、夫婦愛なんてのが押し出されているとげんなりしてくるけど本作はその傾向が強かった。なかなか素直に怖がろうと思ってもギターを手にし>>続きを読む
北欧から来た至高の吸血鬼映画。いじめられっ子の少年が出会った奇妙な少年との交流を描く。ストックホルムの寒冷な大地での初恋、現実を受け入れる際に見せる少年・少女の表情に何とも言えない痛みが胸を走る。>>続きを読む
『π』『レクイエム・フォー・ドリーム』『ブラック・スワン』のダーレン・アロレフスキー監督の感動作。
当初アロレフスキーはプロレスバカムービーである本作と、『ブラック・スワン』の両方の物語を内包した一>>続きを読む
紛争の経験から正常な精神を保てなくなった母親と、彼女の子らの物語。
静謐と凄惨を湛えながら、ヴィルヌーブ監督の才気と性への畏敬の念に強く共振させられる一本。観る者の感情・倫理や正義観>>続きを読む
ティム・バートン監督の『アリス・イン・ワンダーランド』よりもきっかり整理が行き届いたキャラクター各々の性質&能力、手堅く見せるスペクタクルシーンに少し驚いた。どこか設定からフワフワした印象だっ>>続きを読む
面白すぎて劇場で二回観た。原作でエロゴアギャグをぶちかますキャラクター、実写映画で再現するなら?という難題をアイディアと主演・ライアンレイノルズの力技で押し切った快作(X-MENネタ、低予算イ>>続きを読む
うーん、好きな感じの作品ではあるけどこれが面白い映画だったかと言われれば少し返答に窮するところ。
真剣に音楽、ドラマパートやろうとしてると途端にキャラクターらがおどけ始め観客を笑わせ>>続きを読む