ウェルテルさんの映画レビュー・感想・評価

ウェルテル

ウェルテル

DISTANCE/ディスタンス(2001年製作の映画)

4.6

事件数日前を描かれたであろう回想シーン、宗教にどハマりした人間を突き放したり、考え方は違うからねと半分無関心だったり、信者であることすら知らされなかったりする。そのどれもが家族や恋人として何かしら原因>>続きを読む

エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.9

いつ姿を見せるのかな、と思っていたけど、確定的な演出もないままヌルヌル現れた。こんな綺麗な女性に優しくされたことない、と言いながら泣いてしまう。駅のホームを走り回るシーンは好きなんだけど、好奇の目に晒>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

4.4

大事な猫がいないという悲しみが、ずっとバックミュージックとして流れているのです。
漂う悲壮感、、、ハードボイルドは孤独であることが必須要件なのだ!

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.3

そういや村上龍の小説でブルーベルベットが引用されてたな。若いうちに満足なセックスが出来ないとフランクのように狂ってしまうとか。
耳を拾う、という出だしはかなり印象に残るなあ。刑事と付き合いがあり、その
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

2.8

聴覚を失ってからは全て無声でいいし、嗅覚味覚の混乱に時間使うよりかは、視覚が消えた後の話が見たかった。

ON THE ROCK(2005年製作の映画)

4.3

頭では許せても心では許してないから、という台詞が妙に響いた。室井佑月を殴った男を全員で貶すシーン面白すぎて腹抱えたわ。横顔変だぞ、はただの悪口で最高。山下澄人すごいなー、キレたシーンの絶妙な言葉同士の>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

3.0

性描写長くてうんざりしてしまった。家族が欲しいと言いながら行為に及ぶことに関して、どうも葛藤が見えにくかった。

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

-

電話口でのレコードを通した会話〜
死へ追い詰められる感じが全くしないのに死んだ。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

あの人が何を考えているのか、何を言うつもりなのか、それに対し僕or私は赦しを与えるなのか、の突然の終焉。
めっちゃテクスト、執拗なくらい。
過去のその状況をそのまま受容し、赦しでも共感でもない道をゆく
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.3

当時のチャットって、出会い系みたく会う前提で話してないから、交換日記みたいなものなんだろうな。
本文から感情を読み取らせ、相手の表情やら生活やらを想像させてさ、リアルのゴタゴタも少し混ぜる。
LINE
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ゆれる(2006年製作の映画)

4.0

兄を助けようと弁護士に依頼しておきながら、自らを信じ切れなくなり兄に不利な証言をしてしまう。でもその原因は、自分が救われたいだけだろう、と嗾けた兄であり、兄はガソスタも豚箱も同じだと言う。裁判を通して>>続きを読む

ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.8

母のベストムービー2本目。
救いを与えられたら他の3人に引き継ごうというテーマ。献灯と街の明かりを掛け合わせるラストシーンは凄えなと思った。
子を失った親がこれからどう行動するかを描いて欲しいな。子の
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.6

母のベストムービー1本目。
恩が恩であると感じ切れないのは、当時他の選択肢がなかったかを考えてしまうからだろうな。母さんは助けてくれた、そんなことは分かっているのだが、どうしても受け入れられないという
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アカルイミライ(2002年製作の映画)

3.7

クラゲも東京から逃げ、息子も3人失ってしまった藤竜也にはアカルイミライはなさそうだ、、、と思ったけど何もかも全て喪失すると謎のすっきりした感じがあって、触れもできない私からするとアカルク視えてきました>>続きを読む

ALONE アローン(2016年製作の映画)

2.8

死の危機にあるのにもかかわらず、見知らぬ親父に説法されるのを想像すると苛々が止まらなかった、、、死の危機を乗り越えて一歩成長する話にしたかったのだろうけど、地雷じゃなきゃ行けない理由があまり分からない>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

4.4

祖父や父、自分が出征することを考え、その状況でどう立ち振る舞うか、誰のキャラに性格的に一番近いか、身の回りの友人や恋人はどう振る舞ってくれるのか等、戦争映画に限らないが色々と想像を巡してみることが、限>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.0

CG凄すぎて逆にチープな感じがした。戦争映画にカッコよさっていらなくない?死を恐れそれでも闘いたまに逃げ出す、所与としての暴力への捉え方に差異があるから観てて感じるものがあるのでは?

岸辺の旅(2015年製作の映画)

4.4

0と1ではっきり区分けできないのが世界でしょう?呼び出す装置としての餅、終わりを意味する焼却。蒼井優の、わかりました、の発話凄すぎでは?
音楽が壮大過ぎて少し違和感。

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.2

精神医学って催眠とやっていることは変わらないのでは?オカルティズムは弾圧されてきたが、精神医学が成立するのって何で?ポルポト、ヒトラーがやってたことってこれと通じるもので、憎悪を引き出すトリガーって、>>続きを読む

(2019年製作の映画)

2.8

説明が多い、、、台詞で分かりやすく感情とか状況を説明しようとしないで、、、

水の女(2002年製作の映画)

3.6

水の女と火の男、を表現したいが故に銭湯を舞台にしたのね。ずっとどこかしら、蒼い。
冒頭の逆さの描写、少し滲んでいるのは涙なんじゃないかと予想。
火は自己を燃やすのか、それとも他者を燃やすためにあるのか
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.0

なんか解説読んでも面白さが分からんかったなあ。

カティンの森(2007年製作の映画)

-

恥ずかしながらカチンの森事件を知らなかったので、勉強させてもらいました。
どこまで脚色あるか分からないけど、教授とか役職のある人間ーーいわゆる国を立て直せる人間ーーから抹殺していく感じは、クメールルー
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

愛してない。ひとかけらも。
永遠の別れのつもりで旅行に行ったのかも、と思いながら見ると、結局は終わりへと向かう話だったんだろうなと。
別の家族に入り込み母親がわりになるが、いざ自分よりも母親らしい女が
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.4

春樹作品に出てくる”僕”って自然と自分に置き換えてしまいながら読んでしまうので、映画にすると何となく違和感が、、、
ただ、雰囲気自体は暗い作品だけど、そうは見えない映像が春樹らしいというか。
洋服の変
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.2

なんやかんやで初鑑賞。
お前ちゃんとオナってきたのかよ、みたいに平気で下ネタ言えちゃう時代でした。
アホくせえと思いながらも楽しんで観てた気がする。

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.4

俺だったら抱えきれないかな、と思いながら観た。こういう場合の解決策って、社会のシステムを変える以外にまだ見つかってないよね?正直、ラストシーンの解放感で救われない部分が多過ぎた。

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.0

なんだろう。海ちゃんがライブで狭山市の住民を突き放すような台詞を言ってしまった時点で、それは狭山市を含む閉鎖的な町に住む少女の悲嘆、として完結してしまい、若者全体という意味合いを示せなくなるのでは?と>>続きを読む

共喰い(2013年製作の映画)

4.1

割と原作至上主義なところがあるのですが、遜色ない出来でびっくり。比喩もしっかり具体化して残されているという。
俺も若えもんといっぺん、、、の台詞に込められた、全く恥じらいがない感じが好きですね。
ひた
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よこがお(2019年製作の映画)

3.8

もし最後、車で轢き殺していたら観客はスッキリするだろうな。結局思い止まってしまう情の部分がリアル。みんなハムレットの世界観で生きてないんだよ。
洗車のシーンが好き。

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.2

静かにキレる浅野〜これが見たかった〜そこだけ録画した〜最高〜
内に秘めた感情の発露の仕方がfocusと違いますねえ、オアシスみたいなシーンあった。

はちどり(2018年製作の映画)

3.6

世界のしくみ、皆が何を考えているか分からない時、ひとまず自分に回帰する。指を動かしてみたり、友達や彼氏を想像する。金日成が無くなったり橋が落ちたり、社会の揺動が個人に及ぼす。妹を殴る兄貴がなぜあそこで>>続きを読む

wkw/tk/1996@/7’55”hk.net(1996年製作の映画)

-

8分と短尺ながら、突然のスローモーションとかウォンカーワイ感あり。つまらないからこそ本気でつまらないを追求しなきゃいけない、らしい。

インビジブル・ウェーブ(2006年製作の映画)

4.4

ずっと灰色で陰鬱な雰囲気。海を見つめるとただ見つめ返す、のではなく、海でさえも偏見をもって見てくる。invisible wavesが常に心の中を支配し、罪悪感が消えることはない。
殺す、殺さないの選択
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