電気羊さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

劇場(2020年製作の映画)

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さきちゃんの明るさの中に、どこか影がさしているように感じていたんですが、最後にその理由がわかって府に落ちた。
永くんを捨てきれないのは、さきちゃんも永くんと同じような想いがあったり、似た部分があったの
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スパイ in デンジャー(2019年製作の映画)

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実写化かっていうくらい、ウィル・スミスとトムホで、最高でした。笑笑
良すぎるキャスティングでしたね。
カレン・ギランもいい!

ふたりのバディ感がよかった。

最初から最後まで自分が守りたいもの(お母
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リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)

5.0

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切り取られるシーンがすべて絶妙で、そして愛おしい。
4人がそれぞれいい味を出していて、
ちゃんと存在している。

ソンちゃんが、夜の体育館でメンバーを紹介するシーンがとてもいい。
さらっと毒を吐くけど
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

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いつのまにかすぅーっとこの作品の持つ独特な雰囲気にのまれていった。
のまれた先には、なんだか言葉にできない
感情が溢れてきた。

生き辛さ。誰にも理解されない。してくれない。
どこかに"こころの拠り所
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アヒルと鴨のコインロッカー(2006年製作の映画)

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原作は未読ですが、映像ならではの見せ方に工夫が見られてよかったです。

回想シーン(椎名の頭の中)では、ドルジが河崎で隣の人がドルジとして映像化されているので
まんまとそれが正しいと思ってしまう。
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恋につきもの(2014年製作の映画)

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マイノリティの題材にした作品が多い、ふみふみこさん原作を映像化した作品。

原作の持つ、ふんわりとした不思議なイメージをもう少し残してもよかったのかなと感じた。

個人的には豆腐の家が一番すきでした。

焦がれる鼓動(2015年製作の映画)

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短いストーリーの中にも、登場人物たちの様々な想いが散りばめられていてすごくよかった。

ほっこりしました。

過ぐる日のやまねこ(2014年製作の映画)

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田舎町の綺麗な景色と共にゆったりと流れていく時間。
後半に向かうにつれ、心がざわついてくる展開にとても引き込まれました。

キャストみなさん素晴らしかったですが、
泉澤くんの若さの中にある芯の強さと繊
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はちどり(2018年製作の映画)

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14歳のウニの日常が苦しい。
学校にも家にもどこにも居場所がないように感じた。
しかもその苦しさを表に出さずにずっと胸の中に抱え込んでいるからなお苦しい。

この作品は登場する人物達をとても丁寧に、そ
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

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ルイス・マクドゥーガルくん、めちゃめちゃによかったな。
あのちょっとダークな雰囲気も好きです。

フェリシティがほんとに死にそうで(シーンを追うごとにどんどんやつれていく)わたし自身も怖かったです。
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

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21分の中に凝縮されている。
決して目を背けてはいけない。

絶対にあたりまえにしてはいけない。
違和感を感じなければ。

映画という媒体は、時として"娯楽"だけではない役割を持つと思う。
今回もまさ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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これはジョー・マーチの物語ではあるけど、そこには必ず家族、姉妹たちがいる。
姉妹無くしては語れない、4姉妹の物語。
4姉妹、みんないきいきとして素晴らしかった。
それぞれが主役級の俳優ばかりだけど、全
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

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言葉では耳を傾けてもらえないから、行動で示す。
発言することさえ、女性が意見することさえ
許されない時代。

今の"あたりまえ"なことは、決してあたりまえではなかった。こうして自らを犠牲にしてたたかっ
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

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気付いたらじわっと涙が溢れていた。

四月の永い夢(2017年製作の映画)

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永遠に観ていたい。
この作品に酔いしれていたい。
と、思うくらいとても心地よかった。

朝倉あきさん、かぐや姫でとても素敵なお声の女優さんだなという印象でしたが、映像でのお芝居も上品で素晴らしくて、一
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キングダム(2019年製作の映画)

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原作は読んでいないのですが、キャラの設定とか世界観などの観点で原作を大切に製作されているのかなという風に感じました。

ただ、やはり実写化をする上で漫画上では違和感がなかった設定や世界観も現実世界とな
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

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キャスティング、非常に良かったです。
特にベテラン勢の、気迫というかあの深みは
あの方々にしか出せない独特の雰囲気があって最高でした。
その中で負けずにしっかりとあの場所に存在していた菅田将暉さんもよ
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

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設定が秀逸だと思ったら、まさかの実話。

どれだけ人間が外見や権力、立場などをみて
判断しているかが示されている。

主人公は軍服を見つけてからは、人前に出る際は常に軍服を身につける。まるで、本当の自
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百円の恋(2014年製作の映画)

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この作品の持つ雰囲気がとても好きでした。
熱を帯びて、私の心にじわっと響く作品でした。

だらしない一子だけど、いじめを受けている姉の子供や廃棄処分の弁当をあさりに来るおばさん、うつ病の店長など社会で
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

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クリスマス公演のギスのソロダンス。
誰が見てもタップダンスに見えるが、
そのタップ音一つ一つには、ギスの心の想い、声なき声、叫びたくても叫べない、苦しくて辛くて恐ろしくて悲しくてそして強い怒りがこもっ
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天気の子(2019年製作の映画)

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言の葉の庭で、"雨"というモチーフを上手くボーイミーツガールに繋げていた訳だけど、今作はその逆手というか、"晴れ"のモチーフでのボーイミーツガール。
新海作品の雨描写が個人的にすごく好きなのですが、雨
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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終始ピンッと、それこそピアノ線のような細いものが張り続けてるような緊張感がずっとあって、その中に美しいピアノの音色が聞こえてきた時にふっと心地よい感覚になる。
作品の中で、一番その緊張感を引っ張り続け
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新聞記者(2019年製作の映画)

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映画を観て終わりじゃだめだなと感じた。
それくらいの衝撃を見たものに与えてくる
力がある映画でした。

杉原と吉岡がふたりで話しているときの、
影からみているようなショットはすごく
不気味で怖くなった
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

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ポールの走りがラストで生かされるとは。

それぞれの登場人物に、素朴さと魅力があって親しみやすかった。なんだか、友達の話を聞いてるみたいな感覚でこの作品を見てました。不思議。

エリーとアスターのふた
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

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まさに、"Destiny(運命)"が付きまとう。

ビフはどこにいっても、マーティにつっかかると肥やしを被る運命なんですね。笑

3部作だからこそ見せられる展開や伏線、
3作品を観てやっと完結したんだ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

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前作での展開を上手く伏線にして、今作を展開していくのが最高なんですよね。
時代は変わっても、デジャヴな状況やモチーフなんかが散りばめられていて、映画を観ながら時間の流れの輪の中に紛れ込んだ気になってし
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

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全ての始まり。

最高に楽しい作品。
常にわくわくどきどきを感じさせてくれる
宝箱のような感じ。

名コンビと言っても過言ではない、マーティ&ドク。
どんな困難に巻き込まれても、その時々の発想や機転で
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ヴェノム(2018年製作の映画)

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めちゃめちゃ面白かったです。
ストーリーとか展開がすごく新しいとかではないけど、エディとヴェノムのバディ感が個人的にはすごくよかった。
映画館で予告流れるたびグロそうで怖そうだからと迷ってたけど、もっ
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

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アナキンがベーダーになる前の純粋な少年時代。

女王陛下の影武者設定とか好きだなぁ。

レースとか乗り物のギアの感じとか
すっごいわくわくする。

リーアムニーソン好きだったので、
ショック。
死体を
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アラジン(2019年製作の映画)

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アニメにはない展開や見せ方もあり、知った作品ではあったが新鮮な気持ちで楽しめた。
大好きなジャスミン。ナオミ・スコット演じるジャスミンは美しく、また賢さ、強さがありとてもよかった。

ジーニーが叶えて
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

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初っ端からタイカワイティティ節が炸裂。
そんな訳が…笑とか思って見てるのに、現実と上手く絡めてくる描写によって、だんだん本当に存在しているのではないかと思えてきてしまう。

ヴァンパイヤの日常生活を見
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スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983年製作の映画)

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スターウォーズの物語って、すごく愛に溢れてる。
今作はダースベーダー、アナキン・スカイウォーカーの物語でもあったと感じた。

タイトル「ジェダイの帰還」の"ジェダイ"は、強くなって帰ってきたルークの事
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