aikonさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.5

なんて素敵な映画なんだろう。
好きすぎて、胸が苦しい❗
エンドロールで温かさや優しさが、心に心地よく染み渡るような作品。
余韻に浸るどころか溺れてます🌊

出会いから別れ、そしてその先を描いた10年愛
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.0

全編にわたり流れるゆったりとした空気の中、息を飲むような美しい絵画のような世界と、澄み切った透明感と官能的な空気。

作品のゆったりとした流れに反して、あっという間に感じるほどに作品に吸い込まれた。
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.2

これは、スゴい!フランソワ・オゾン監督の意地と熱意を感じ圧倒される作品。
性的暴力が与える傷の深さと、その後の人生に与える影響の大きさ、そして、何より沈黙せざるを得ない空気にさせる社会の罪の
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ただ君だけ(2011年製作の映画)

4.1

オリジナル版があるのなら、やっぱ先に観たいと思い鑑賞。

思ってた以上に良かった。
鑑賞前は、結構泣かせにかかってくるんだろ?とか思ってたんだけど、かなりシンプルで静かなトーンの作品。だからとても質の
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.8

もう、これ。
叫びたいほど好き。

台湾の青春映画は、自然光の使い方上手すぎる!
思春期あるあるな、恋の始まりの瑞々しさを、キラキラと光る水面が効果的に作用し、眩しくて、キラキラして、清々しいほどの透
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.7

前作でのコリアンゾンビの驚愕の速さというインパクト×中身のあるストーリー×ライジング・スター:マ・ドンソクも不在ですので、別物として。

MAD MAXと、ランボーと、グラディエーターと…色々ハリウッ
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.3

同じ世界で、爆弾が降り注ぎ、爆撃の被害に遭った罪のない子供達が運び込まれる毎日が現実としてあるということ。

「こんなに酷い政権を、何故世界は誰も止めてくれないの?」ってセリフが胸に刺さる。

子供が
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.8

三谷幸喜作品、久しぶりに面白かった!
最近は、どこか豪華俳優陣で固めてるだけで残念さの方が大きかったんだけど、本作はシンプルに面白かった。
どこかハートウォーミングであり、
かつ皮肉もあり、
で、三谷
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

テンポが早い上に法廷劇だからセリフが溢れる続けるので、冒頭からそのテンポに乗るのに集中。
気づけば入り込み、あっという間の2時間10分。

いいタイミングでサシャ・バロン・コーエンのセンスある野次が入
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フェアウェル(2019年製作の映画)

3.9

A24らしくクセのある、家族愛を描いた作品。
心震え、泣ける感動作と思うと肩透かしを食らうかも。…という点でも、やはりA24らしい。

思わず笑みの溢れるラストに、思わず声をあげそうになったけど、観て
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FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.7

チャン・ヒョク×マ・ドンソク×ユ・ヘジン
個人的に大好き過ぎるキャスティング。

いつもなんだかんだチャン・ヒョク助けてくれるはずのマ・ドンソクなのに…😢
そして、絶対裏切らないユ・ヘジンが同僚ってだ
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.9

日本のドラマ「Pure Soul」が原作の韓国リメイク映画で、公開当時“泣ける感動作”と話題になりましたね。

“泣ける”と謳う作品に抵抗があって、公開当時は観には行かなかったという謎の意地😆

精神
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

苦手なノーラン監督作。
スクリーンを通して、どこか作家主義的で【映画とは】という強すぎるこだわりと気難しさを感じてしまうから。(あと、何かノーラン作品面白いともわなきゃいけないような空気がツラい…)
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

「行き止まりの世界に生まれて」を観たあと、ハシゴしてみた本作。
意図せずスケボー続き🛹

まさにmid90'sに青春真っ只中だった私としては、懐かしさと、共感。そして、ほのかに抱いたアメリカへの憧れを
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.0

邦題に惹かれて、観たいと思った作品。

映画が語る世界は、この題名に全て込められている。とてもいい邦題だと思う。

またメインビジュアル通り、街をピンクに染める陽が射し込み、映し出す場面の綺麗さに反し
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.9

ストーリーはとてもシンプル。

全体的に湿って、生ゴミ臭そうな、開発も忘れられたような鵞鳥湖のある街。
そんな街を照らす安っぽいネオンが妙にオシャレ。
ネオンに照らされた影を使った演出、
衝撃的な数々
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.0

観よう…観ようと思いながら先延ばし。

とても良かった!

同じ神を信じていながらも、昔ながらの考えを持つ保守派な司教と、時代に沿った解釈をもつ柔軟でユーモアのある司教の、議論をしながら、お互いを赦し
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.8

戦車アクションとは、なかなかの新感覚。

小回りが利かない、素早く動かないという点がかえってもどかしさ「あー!もう早く!」っていうドキドキに変えられて楽しめた。

これもやはり劇場で観たかったなぁ〜。
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.0

長いこと気になっていた、やらなくちゃいけないけどちょっと気が重い宿題をやり終えた。
そんな気分。

今日観るまでに…3年覚悟決まらなかった(笑)

この作品は、いつでも一時停止できる環境で観ちゃダメな
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.9

どちらかというと、パク・ソジュン目当てでムビチケ買ってたので、内容はあまり期待せず鑑賞。

あれ?
これ、面白かったんだけどっ‼️‼️
テンポも良く、演出も良かった。

程よい緊張感も途切れることなく
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.2

ラッキーなことに観る機会に恵まれ、ひと足早く鑑賞✨すごく観たかった作品。

全世代、性別に関係なく見て欲しい。
これは、みんなの物語。

今、まさに【キム・ジヨン】な女性、
キム・ジヨンの親世代、
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

3.7

THEスターなイ・ビョンホン。
ギラギラ感なく、哀愁を纏いとても抑えた演技が良かった!

何がスゴいってジンテ演じるパク・ジョンミンが吹き替えなしで弾くピアノ演奏の凄さ。
ラスト演奏は圧巻でした。
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.0

いきなり「うぉ〜韓国ノワール」って始まり。
即引き込まれた。

ジャンソンが選んだ道は、
警察も暴力団も違いがないと感じたのだろう。

もう、ファン・ジョンミン演じるチョン・チョンのちょっと抜けてると
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彼が愛したケーキ職人(2017年製作の映画)

4.0

【見逃した映画鑑賞】
とても好きなトーンの作品だった。

甘いお菓子で惹かれ合うって、なんて素敵なんだろう〜🍪🎂って思った。

失った彼の面影を追うようにエルサレムへ行ったトーマスと、愛する夫の裏切り
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モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険(2017年製作の映画)

3.8

子供の頃から大好きだった絵本🐵
子供ながらに絵のタッチがとても好きで、20年以上前にプレゼントされた全ての話が収められた本は、今でも大切にしてあります。

作者夫婦2人の大変な混乱の中を、まるで絵本の
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.4

X-Men(みたいに)に5分だけなれるカプセルを、飲んだら何になれるかなー?
って内容だけど、発揮されるパワー特段新しさもなく。

ハラハラドキドキもせず、ガタイのいいジェイミー・フォックスがカプセル
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.9

第一章のテンポに比べると、ちょっと中弛みな部分はありつつも、エンタメ色強めな第一章とは変わり、ドラマ部分が押し出され、カンニム・ヘウォンメク・ドクチュン3人の過去と関係性をメインに、何が地獄なのか、許>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

半沢直樹、ルースヴェルト・ゲーム、下町ロケット、陸王…お馴染みのキャスト総出演で、どのドラマ見てんだ?状態。

昨夜の半沢直樹での香川照之熱から冷めることなく見たので、何言っても面白い🤣

普通にTB
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8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

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のんがとにかく可愛いのと、設定がとても合っていた!のんのお陰で退屈ではなくなる😆
また8日目以降からの方が展開に変化があり楽しめる。途中ちょいちょい「⁉️」ってなるシーンもありますが。実験的な作品です
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.1

【見逃した映画鑑賞】
やっと…やっとやぁーっと観られた✨
何故かタイミング合わない意中の作品の1つでした。

死生観をファンタジー要素も盛り込みつつ描いた、楽しく観られる作品。こういった死生観やファン
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暗数殺人(2018年製作の映画)

3.7

キム・ユンソクは、いつも憎たらしい犯人に翻弄されつつも這うような捜査をして追い詰めてて大変だなぁ〜😆

実際の事件を元にした物語ですが、本作はその類の韓国映画にしては闇のような暗さはなく、また目を覆い
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.7

【見逃した映画鑑賞】

これは、究極の愛…


・・・なのかなぁ?
女としての最大の愛の証に、旦那さんに最高傑作を遺してあげたいというのもあるんだろうけども…嫁の顔、名前のついたラブドール他のよく分か
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レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

3.8

北と南で分断された1つの国の悲しい現実を笑いを織り交ぜたコメディ超なドラマ。

ごく普通に喧嘩、罵倒し合う不仲そうな南側家族と、絵に書いたように仲が良い演技をしている北側の偽家族。
いつも通りの喧嘩中
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.9

【見逃した映画鑑賞】
PC画面でのウィンドウの使い方、見せ方が上手い。カットやカメラワークではなく、デスクトップ上でのウィンドウの切り替えで心理描写、テンポ、スピード感が巧みに演出されていて、ラストま
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.6

クリスチャン・スレーターが出演してるのでっ✨

すごく印象に残ったのは『人は声をもって生まれた。その声を上げるのも、黙っておくのも自分の意思。だから、自分は声を上げる!』というシーン。日本は残念ながら
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